★★NATO総合スレッド★★

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1名無しさん@お腹いっぱい。
ラトビアで行われていた首脳会議が閉幕したので、これを機会に
NATOについて語ろう。
加盟国同士の軋轢、東方拡大、ロシア・CISとの関係、
アフガニスタンでの苦闘、域外国のとのパートナーシップ模索など。

2名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/03(日) 03:36:21 ID:W5jGyou1
これはなりふり構わず員数合わせしたいってことなの?

旧ユーゴ3国PFP加盟へ NATOが方針転換
http://www.usfl.com/Daily/News/06/11/1129_012.asp?id=51603

 ラトビアで29日閉幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議はセルビア、モン
テネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナの旧ユーゴスラビア3カ国の「平和のための
パートナーシップ」(PFP)加盟を認めることを決めた。PFP加盟は将来のNATO
加盟の第一歩とみなされている。また、NATO加盟候補国のクロアチア、マケドニ
ア、アルバニアの正式加盟が2008年の次期首脳会議の際にも認められる見通しと
なった。

 NATOは従来、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の大物戦犯ムラディッチ被告らの
旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷への引き渡しにセルビアとボスニアが十分協力して
いないとしてPFP加盟を拒否してきた。しかし今回、両国との協力拡大により民主
化を促す方針に転換。その見返りとして同戦犯法廷への全面的協力をあらためて求
めた。

 ロイター通信によると、同戦犯法廷報道官はNATOの方針転換を遺憾とするデル
ポンテ主任検察官のコメントを発表した。(共同)
3名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/04(月) 17:58:59 ID:2y4TmzqO
大国首脳「死に体」反映 意思決定力が減退
http://www.usfl.com/Daily/News/06/11/1129_013.asp?id=51604

 29日に閉幕した北大西洋条約機構(NATO)首脳会議は、日本など「連絡調整対
象国」との域外協力に道を開いたが、焦点のアフガニスタン南部の治安回復に向け
た具体策を打ち出せないなど、成果が乏しかった。これは米国、英国、フランスの
大国首脳のレームダック(死に体)化で、機構としての意思決定力が著しく減退し
ていることを反映したものだ。

 とりわけ、ブッシュ米大統領は「NATOの軍事力を世界に拡大する」(米政府高
官)ことを目的に「グローバル・パートナーシップ計画」を提唱したものの、限定
的な協力関係にとどめた「連絡調整対象国」との形で事実上、骨抜きにされ、国際
舞台での権威の低下を露呈した。

 ブッシュ大統領は、先の中間選挙で与党共和党が敗北し、政権の根幹であるイラ
ク政策への不信任を突き付けられ、求心力が一気に低下。ブレア英首相もイラク戦
争参戦による人気低迷で来年9月までの辞任を表明。フランスのシラク大統領も昨
年5月の国民投票で欧州憲法批准が否決され、支持率が低落している。

 こうした国内事情に加え、「グローバル・パートナーシップ計画」に対しては域
外協力の拡大に慎重なシラク大統領が異を唱えるなど、大国首脳の思惑も衝突。各
首脳が主導権を獲得できず「テロとの戦い」に対応したNATO再編の青写真は明確
に描けなかった。(共同)

4名無しさん@お腹いっぱい。
228 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2006/12/05(火) 19:29:23 ID:so+pzz0T
ttp://www.aei.org/publications/pubID.25232,filter.all/pub_detail.asp
AEI:アジアへのNATO、韓国の支援のためにも、反米風潮にも関わらず


アジアのアメリカへの友好国とアメリカの間には、二国間協定による
安全保証体制があり、それがアジアの民主主義諸国の安全保証
メカニズムの基礎になっている。しかし、これは欧州のNATOのような
地域の多国籍安全保証メカニズムに移行すべきである。

アジア地域のひとつの問題は経済成長に伴って中国が軍事力を
急速に拡大しており、これが軍事的なアンバランスを起こしかねない。
中国はアジア地域でアメリカの影響力を排除し、中国のリーダーシップ
を確立しようとしている。

また日本が平和憲法を改正し普通の国へのコースを進み、国際貢献
を高めようとしていることに警戒感を持つ韓国や中国に対して、地域の
多国籍安全保証のメカニズムは日本の脅威を中和化するものになり得る。

従来、アジアのNATOといった構想には「欧州とアジアは同じではなく、
同質性の高い欧州に比べてアジアは国ごとの違いなどが大きく多様性が
大きいのでNATOのようなメカニズムに合致しない」と言う議論がある。
欧州より多様性が多きいのは事実であるが、民主主義国を共通の価値観
とアメリカとのパートナーシップによる安全保証を基礎にする点では
共通基盤を作りえる。

ひとつの問題点は最近反米運動の著しい韓国である。しかし現在の
韓国は1980年代の西ドイツの状況に類似する。当時の西ドイツはNATO
の配備する対ソビエトのミサイルをめぐって激しい反米運動があった。
東西ドイツの分裂も現在の南北朝鮮に似ている。
NATOはそうした西ドイツの安全保障と統一に貢献してきた。