716 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/25(木) 23:33:23 ID:YQCn0RrQ
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 22:38:24 ID:e8Eb/u7F
レバノン駐在国連代表のグルジア転任、「イスラーム主義過激派」の脅迫が原因か 2008年09月19日付 Al-Nahar紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/080919nahar_sm.mht ベルギー紙『ル・ソワ』が昨日報じたところによると、潘基文国連事務総長は、
ベイルートの国連調整事務官をグルジア共和国の首都トリビシに転任させる決定を
下していた。「イスラーム原理主義過激派による」度重なる脅迫が原因だという。
同紙によると、ベルギーのヨハン・ヴェルベッケ前国連常駐代表は8月4日、
トリビシにおける事務総長特別代表に任命された。トリビシではヴェルベッケ代表
任命の4日後、分離独立を主張するアブハジア共和国と南オセチアが火種となり、
ロシアとグルジアの間で全面戦争とも言うべき流血の紛争が勃発している。
ベルギー外務省は4月12日に声明を発表し、誇らしげな口調で、ヴェルベッケ
大使が「国連事務次長待遇で」レバノン特別調整官に選ばれたと伝えていた。
ベルギーのカレル・デ=グフト外相は、ヴェルベッケ氏の任命を歓迎した。
同氏は国連エイズ合同計画(UNAIDS)のピーター・ビオット事務局長や旧ユーゴ
スラビア国際戦犯法廷のセルジュ・ブランメルツ検察官と同様に、国連で重要な
ポストにつくベルギー国民の1人である。
『ル・ソワ』紙によるとヴェルベッケ氏は、実際にはレバノンでの任務を遂行する
ことができなかった。ヴェルベッケ氏は、ミシェル・スレイマーン中将がレバノン新
大統領に選出された数日後、ギア・ペダーソン前レバノン駐在国連代表の後任
として6月4日にベイルートに到着した。国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の拡大に
つながった国連安保理決議第1701号の履行監視を委任されていた。
7月24日、ニューヨークの国連本部である記者がミシェル・モンタス国連総長
報道官に対して、ヴェルベッケ氏がベイルートでの公的な活動に姿を見せていない
ことについて質問したところ、報道官は「ヴェルベッケ氏は個人的な家庭の事情で
ベイルートから帰国せざるを得なくなった」としつつ、レバノン駐在国連特別調整官
にはなお在任中であると述べた。
718 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/27(土) 22:39:29 ID:e8Eb/u7F
8月1日、すなわちグルジアでの新しい職務への任命が発表される数日前には、
国連報道官はヴェルベッケ大使の転任は「個人的な理由」によるものだと強調
していた。しかしヴェルベッケ氏がベイルートで脅迫に遭っていたのではないか
という記者らの質問に対して、モンタス報道官は、
「私は詳しいことは知らない。事務総長はヴェルベッケ氏をグルジアでの職務に
任命することを選んだ。何故ならそれが、現在の難局にあってグルジアでの
国連派遣団の活動の継続を確かなものにするための良い手段だと考えている
からだ。国連では安全上の問題についてはコメントしない。これが我々の一般的
なポリシーだ。したがって、情報については、肯定も否定もできない」と述べた。
ベイルートでは、国連レバノン駐在事務所のパスカル・キッスィース報道官が
「ヴェルベッケ大使は実際に、今夏初頭に家庭の事情でベイルートを出発し、
グルジアでの難局にあたって同国駐在の特別代表に任命された」と発表した。
しかし『ル・ソワ』紙が国連の「消息筋」の話として伝えたところでは、ヴェル
ベッケ氏は「イスラーム原理主義過激派」から本人に対する度重なる脅迫を
受けていたという。同筋によると、脅迫の原因としてはヴェルベッケ氏が国連
常駐代表を務めていた際に、国連安保理においてイランやアル=カーイダ、
ターリバーン運動、および両組織と関係のある個人に対する制裁を検討した
委員会の委員長を務めたことと関係があるという。
ヴェルベッケ氏は現在ニューヨークに滞在中で、今月末にはジャン・アル
ノルト前特使の任期が終了した後に正式にトビリシに移転する予定である。
719 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 21:52:46 ID:HBMu8pO9
<シリア>レバノンと関係正常化 40年代の独立以来初めて
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081016-00000026-mai-int 【カイロ高橋宗男】シリアのムアレム外相とレバノンのサルーフ外相は15日、シリアの首都ダマスカスで、
両国の正式な外交関係樹立を宣言する共同声明に調印した。レバノンが1943年、シリアが46年にフランスの
委任統治から独立して以降、両国の関係が初めて正常化される。AFP通信が伝えた。
関係正常化に伴い、両国は独立以降初めて相互に大使館を設置する。声明では大使館開設の時期に触れていない
ものの、ムアレム外相は共同記者会見で「年内に設置する」と述べた。
シリアとレバノンは歴史的に「大シリア」と呼ばれる地域にあり、シリア側にはレバノンを自国の一部と見なす
考えが強かった。シリアは76年のレバノン内戦介入後、05年4月のレバノン駐留シリア軍の完全撤退まで
レバノンを実効支配していた。
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720 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/18(土) 00:42:46 ID:s9Ss5RxU
シリア大統領の「威嚇」発言を受けレバノンが緊急対策室を設置 2008年10月02日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/qudsarabi/081002qudsarabi_hu.mht イード・アル=フィトル[※断食月明けの祭日]にも関わらず、多くのレバノン人は
シリアのバッシャール・アル=アサド大統領の「レバノン北部は過激派の基地に
なっており、シリアに危険を及ぼしている」との発言のフォローアップに追われている。
レバノン議会の多数派勢力は、アサド大統領の発言は「シリア軍による介入、
またはイラク北部でのクルドに対するトルコ軍の作戦に類似した限定的な作戦の
実行の可能性を示唆する威嚇を込めたものだ」との見方を示している。
「ムスタクバル・ブロック」代表サアド・アル=ハリーリー議員が「レバノン北部に
対するアサド大統領の威嚇」を拒否し、フランスの友好勢力に警戒を呼びかける
なか、3月14日勢力の代表団がこの問題の協議のため現在パリを訪問している
ことが明らかになった。
シリアは、2005年にレバノンのラフィーク・アル=ハリーリー元首相が暗殺される
まで、レバノンの治安維持と政治に関して完全に権力を掌握していたが、ハリーリー
元首相が暗殺されると、国際的な圧力が一気に高まり、シリアはレバノン国内に
29年間駐留していた部隊の撤退を余儀なくされた。
シリア政府は最近、レバノン北部で徐々に勢力を強めるイスラーム過激派勢力
の存在に警告を発している。また、ダマスカスで土曜日に発生した自爆攻撃で
使用された車両は隣接するアラブ国家からシリア国境を越えて搬入されたと
述べている。シリアはその国名については明らかにしていない。シリアはレバノン
に加えて、イラクおよびヨルダンと国境を共有している。
シリアは先週、レバノン北部国境地帯に兵士数百人を派遣した。シリア当局は
「密輸対策だ」と述べているが、レバノン国内のシリアに敵対する勢力は、シリア
当局がレバノン北部における治安の悪化を介入の口実に利用するかも知れない
との見方を示している。 (後略)
721 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:12:39 ID:F0vlmT54
ジュンブラートがエジプトを訪問、レバノンの諸問題について発言 2008年10月21日付 Al-Ahram紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/081021ahram_dh.mht レバノンの社会主義進歩党党首ワリード・ジュンブラート氏は、レバノンの主権・
独立・安定、そしてレバノン各派間の団結強化のために、ホスニー・ムバーラク
大統領指揮下のエジプトが常々果たしてきた役割を賞賛した。
ジュンブラート氏は、「私は会談の中で、アズハル総長とエジプトのムフティー
がベイルートのムハンマド・アル=アミーンモスク落成式のためにレバノンを訪問
したこと、またその際ムフティーがシーア派指導者ムハンマド・フセイン・ファドル
ッラー氏の自宅を訪問し、イスラエルや一部の西洋諸国が仕掛けた分断や分裂
を退けて、イスラームの団結を促進する必要性について会談する機会を持った
ことに対し、喜びと感謝の意を表明した」と述べた。
シャバア農場の帰属問題を国連の調停に委ね、UNIFIL〔国連レバノン暫定軍〕
の監理下に置くというエジプト提案に関する質問には、「シャバア農場を国際調
停下に置くという案は、2006年夏のイスラエルによるレバノン攻撃の後、エジプト
とレバノンが共同で出したものだ。シリアもシャバア農場はレバノン領だと口では
言っているが、シリア政府がこの件をレバノン政府と確認し、公式文書にして国連
に伝えることで、ようやく同農場のレバノンへの帰属が確定する。シャバア農場に
レバノンの主権をどう確立するか、国際部隊を通じてなのか、それともこれら占領
地からのイスラエルの撤退を通してなのかは、その後にやってくる問題だ」と答えた。
また、レバノン・シリア国境の策定問題に生じた進展についてジュンブラート氏は、
「国境策定にはまだ時間が必要だ」と語り、レバノン大統領選出問題やレバノン・
シリアの外交関係、ハリーリー元首相暗殺事件の国際特別法廷といった、レバノン
の国内合意を得ている他の問題については徐々に解決への道を歩み始めている、
と述べた。 (後略)
722 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 23:21:46 ID:zzGx1AOM
723 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 21:07:38 ID:UESKoe9W
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/04(火) 20:28:39 ID:S/+JH1oi
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:11:08 ID:1bVkFC9k
レバノン武装組織の11人を逮捕と、シリアでの車爆弾自爆テロ
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200811070021.html ダマスカス――シリアの首都ダマスカス郊外の路上で今年9月27日起きた自動車爆弾テロで、
同国国営テレビは6日、犯行を自供したとするレバノン北部に拠点がある武装組織
ファタハ・イスラムの構成員11人の映像を放映した。AP通信が報じた。
男10人、女1人で、逮捕の経緯や時期は不明。同組織はパレスチナ人難民キャンプ内で
誕生したもので、昨年には掃討作戦のレバノン軍と武装衝突し、その存在が注目を集めた。
捕まった女性は、逃亡中のファタハ・イスラム指導者の娘としている。
約200キロの爆薬が用いられた同事件では17人が死亡し、14人が負傷。シリアでは
異例の規模のテロ事件となっていた。
11人の自供によると、自爆の爆弾テロはサウジアラビア人が実行。シリアの混乱を狙い、
治安当局関連施設のほか、イタリアと英国の外交官を標的にしたという。また、暗殺された
レバノンのハリリ元首相の息子が率いる反シリア、親欧米系の活動団体とのつながりも
認めたとしている。
息子はこれを否定し、ファタハ・イスラムはシリアの情報機関が発足させ、レバノンの
不安定化を狙っていると主張した。
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/10(月) 22:12:46 ID:mdei2p01
まったりレバノンワインでも飲みましょうよ
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/13(木) 22:32:51 ID:2j5ohagv
レバノン北部テロネットワークがジュマイエル議員暗殺に関与の可能性 2008年11月04日付 Al-Nahar紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/081104nahar_nk.mht 昨日情報筋が本紙に明かしたところによると、北部とトリポリの国軍拠点
爆破事件で逮捕されたテロネットワークのメンバーに対して現在行われて
いる取調べにおいて、顕著な進展があったという。
同筋は、このネットワークがピエール・アル=ジュマイエル代議士暗殺や
一連の爆破事件、ベイルートの国内治安部隊本部およびアシュラフィーヤ
地区のバルバル・アル=ハーズィン兵舎の爆破計画や、ジャン・カフワジー
国軍司令官暗殺未遂に関わっている可能性が高いと示唆した。
また同筋は、「このネットワークのトップや側近に対する取調べは今なお
鋭意続行中であり、この側近はこれらのテロ行為の多くにおいて中心的な
役割を果たしているようだ」と述べた。
728 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 19:36:15 ID:fJJA7B/D
1990年代後半からレバノンを始めとし、アラブ全域で有名になった、
女性歌手にスザンヌ・タミーム(30歳)がいた。彼女は持ち前の美貌と
セクシーさで、世の男性たちを引き付けて離さなかった。
彼女自身も激しい性格であったのか、過去に2人の男性と結婚している。
そして3人目の男性との結婚が、大きな危険を彼女にもたらすこととなった。
エジプトの大富豪であるヘシャーム・タラアト・ムスタファ氏(49歳)が、
彼女に強く惹きつけられていたのだ。彼はタミームとの結婚を希望し、
彼女に5000万ドルのマハル(イスラム式結納金)を支払うことを、
申し出ていたということだ。
しかし、彼女はムスタファ氏との特別な関係を、3年間持続していたが、
彼の結婚申し込みには応じなかった。そしてその後、ムスタファ氏は彼の
ビルの安全責任者である警察OBの、モフセン・スッカリを刺客として、
タミームの住むドバイへと送った。美貌の歌手タミームが、のどを鋭利な
ナイフで切り裂かれ、死体で発見されたのは間もなくのことだった。
話がこれだけなら、大富豪の横恋慕と美貌歌手の色恋の揚句の、
刃傷沙汰ということで終わるのだが、この話には沢山の尾ひれが付いて
いるようだ。そもそも、この委託殺人の首謀者ムスタファ氏は、エジプトの
諮問会議メンバー(上院議員)であり、七十億ドルの資産を持つタラアト・
ムスタファグループのCEOである大富豪であり、エジプト経済界の重鎮
だったのだ。当然のことながらこの事件を調べていく上では、彼の交友
関係が洗われることになる。そこにはエジプトの政界若手ナンバー・ワンの、
ムバーラク大統領の二男ガマールの名前も、浮かんできたのだ。ムスタ
ファ氏はガマール氏との関係が、きわめて強いことを、口にしていたようだ。
729 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 19:37:02 ID:fJJA7B/D
こうした事情もあってか、ムスタファ氏の公判は、取材制限がなされる
ことになり、法廷へのテレビ・カメラ、携帯電話、カメラ、テープ・レコーダー
などの持ち込みは一切が禁止されることになった。この政府の対応に対し、
マスコミ界からは強い反発が生まれているが、どうにもならないのではないか。
最近、ムバーラク大統領の二男、ガマール氏の評判はあまり芳しくない。
与党国民民主党の要職に就任したことにより、彼の無能力ぶりが知れ渡り、
彼を大統領後継者に推す人が、いなくなったということのようだ。
今回のスキャンダルと殺人事件に、ガマール氏がどのような形で関係して
いたのかが、正確に伝えられることはあるまいが、この事件の取り調べの
段階で、彼の名が挙がっただけでも、相当の痛手なのではないか。ましてや
「彼とタミームとの特殊な関係」などという話が、噂でも流れようものなら、
ガマール氏の将来は、ムスタファ氏よりも、悲劇的になるかもしれない。
730 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/26(水) 20:53:57 ID:MwENy8nJ
イスラエルのエフド・バラク国防相が、レバノンのヘズブラの兵器装備が、
前のレバノン戦争時の3倍に膨れ上がっていることを警告した。
エフド・バラク国防相の説明によれば、2006年7月12日に始まった
ヘズブラとの戦争時には、ヘズブラ側にはイスラエルの北部都市を攻撃
できるだけの短距離ミサイルしかなかったということだ。しかし、現在では
ヘズブラは、200キロの射程距離を持つ中距離ミサイルを、42000基も
保有しており、このミサイルだと、イスラエルの南部の都市アシュケロンや
ベールシェバに加え、原発のあるデモナまでもが攻撃可能だということだ。
加えて、現在ではヘズブラがレバノン国内政治で重要な地位を占めるに
至っており、ヘズブラはレバノンの何処にでもイスラエルを攻撃するための
基地を設けることができる状況にあるということだ。加えて、ガザのハマース
やジハードといった組織は、イスラエルに対する攻撃をするための最新兵器
を入手しており、これまで以上の効果的な攻撃が可能になっている。
イスラエルはガザのハマース政府との間に停戦条約を結んでおり(2008年
6月19日以来)、現在の段階では本格的な攻撃を受けてはいないが、それでも
2か月に500発の、カッサーム・ロケットや臼砲の攻撃を受けているということだ。
エフド・バラク国防相は、だからと言ってハマースの拠点であるガザや、
ヘズブラの拠点であるレバノン南部地域に対する先制攻撃をすべきだとは
主張していないが、応分の準備は既にしているということではないか。
イスラム問題の最終的解決には欧米の反イスラム感情を爆発させる必要がある。9.11のアメリカも
スペインやイギリスのテロ後の欧州もイスラム不信が強まった。中東では心強い殺戮の下手人候補イス
ラエルがナチスの虐殺を転嫁しそうだ。日本もテロは間近だろうしインドやタイも反イスラム化した。
ムハンマド風刺漫画事件もイスラム不信を増幅した。しかしアメリカは民主化が旗印のため、イラクも
殲滅でなく偶然の虐殺しかない。まだ世界は偽善的な人道主義が覆っている。だがイスラム教は文明を
滅ぼす人類世界の癌である。痛みを伴うが勇気を出して切除するしかない。それはイスラム教徒の殺戮
だけでなく邪教の中心メッカの破壊が必要になる。野蛮で遅れたイスラム地域は世界経済において21
世紀の主役の中国やインドのような重要性はない。民族の能力ではなくたまたま石油やガスが湧いて世
界の癌が潤ったが受益者が彼らである必要はない。イスラム移民はテロや暴動や犯罪の温床で、かつて
のユダヤ人のような重要な社会的文化的役割もない。放置すると不気味に増殖転移して文明は滅びる。
癌細胞が少しでも生き残るとやがて再発する。大手術は1回で終らせなければならない。イスラム教徒
を地球から一掃すれば各国は安定し国際紛争も激減し広大な土地が人口過剰国から移民先になる。癌を
根治する決戦には世界を覆う深刻な経済的社会的危機の発生が重要である。アメリカ金融危機の発生は
絶大な意義を持つ。第2の世界恐慌で先進国も偽善の仮面が剥がれ落ちる。かつてのドイツの様に絶望
した大衆の憎悪をデマゴーグが潜在的に敵意を持つ相手に向わせる。今回は間違いなく鼻つまみ者にし
て少数者のイスラム教徒になる。イスラム教徒12億人の絶滅は世界平和のためである。女子供も見逃
してはならない。殺戮に情け容赦はない。核戦争でイスラム国を滅ぼし、邪神アッラーの巣カーバ神殿
まで破壊し尽くし、イスラム移民をガス室へ送り、個人も武器を手に取って敵を殺し、ついに治療を終
える。日本の優秀な科学技術も、手術機器や放射線療法や抗癌剤や免疫療法として役立つことを望む。
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/10(水) 20:10:33 ID:IZrVwFGF
レバノンに「笑いの伝道師」ピエロ登場
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081210-00000542-reu-int 12月9日、レバノンに「笑いの伝道師」ピエロ登場(2008年 ロイター/Mohamed Azakir)
[ベイルート 9日 ロイター] レバノンの首都ベイルートで9日、ピエロたちが通りをパレードした。
これは、ピエロの格好で笑いと愛と平和を広げようというキャンペーンの一環で、色鮮やかなピエロの衣装や
メイクをした海外からの参加者を含めた活動家らが通りを埋めた。
現地では、地元警察官と記念撮影をするピエロや、赤いピエロの鼻を付けたイスラム教の伝統衣装を着た女性の
姿も見られた。
733 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/25(木) 13:19:55 ID:kjExBkiV
734 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/08(木) 20:58:16 ID:p+8UuHjh
735 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/09(金) 01:59:40 ID:+dz8+/1N
レバノン政府がパレスチナ情勢に巻き込まれることを警戒 2009年01月03日付 Al-Nahar紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/090103nahar_um.mht レバノン国内の情勢は依然として、中東地域や世界と同様にパレスチナ情勢
と結びついている。閣僚筋が本紙に語ったところでは、レバノン政府の立場は
「外交面、人道面、国民感情においてはガザとの全面的な連帯を示しつつも、
レバノンが現状を超える事態に追い込まれたり、巻き込まれたりすることが
ないよう注意を払う」という原則によって制御されている。
昨日フアード・アル=セニョーラ首相は、国連安保理の常任・非常任理事国
の大使を呼び出し、「イスラエルのガザ地区攻撃を非難するよう」に要請し、
「攻撃を即時停止させる必要がある」と訴えた。また、「ガザでの人道的悲劇を
早急に終結させること」を目的としてアラブ諸国外相が委任した使節団への
協力を促した。セニョーラ首相は談話の中で、「レバノンの一致団結した姿勢」
が重要であり、また、「イスラエルは狡猾な敵であり、レバノンを陥れようと
常に狙っているから、あり得る限りのいかなる方法が用いられても引きずり
込まれないよう」距離を保つよう注意することが重要である、と強調した。
バアブダー宮殿[大統領府]では来週火曜日にニコラ・サルコジ仏大統領
を迎える準備が続いている。仏大統領の訪問は数時間の日程で、仏政府
高官らが随行する予定である。訪問の際にはミシェル・スレイマーン大統領
との二者会談や関係者を加えての会談など諸々の公式会談が行われ、
その後サルコジ大統領は国連レバノン暫定軍(UNIFIL)で活動するフランス
の部隊を訪問し新年の挨拶を行う。
観測筋は仏大統領の訪問の重要性を指摘している。サルコジ大統領の
レバノン訪問は半年間で二度目であり、初回はスレイマーン大統領の就任
直後であったことから、「仏大統領はレバノン情勢について、ドーハ合意の後、
特にフランスの後援とカタールの協力で行われたレバノン・シリア首脳会談
以降に実施された成果について、特にレバノンとシリアの外交関係樹立の
面で異例の関心を持っているようだ」と述べた。
736 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/09(金) 02:02:13 ID:+dz8+/1N
本紙パリ特派員サミール・トゥワイニーによれば、サルコジ大統領は昨日、
エリゼ宮に「ムスタクバル・ブロック」代表サアド・アル=ハリーリー議員を
迎え、1時間にわたって会談を行った。退出する際ハリーリー議員は、
来週月曜日から中東歴訪を行う仏大統領が「パレスチナの人々に対して
行われている戦争と虐殺を止める方法を検討するだろう」とコメントした。
また、ハリーリー議員は質問に答える形で、「(…)レバノンおよび中東
地域の情勢が危険な状態であることはレバノンの全勢力の政治家が認識
している。我々は何らかの事態が起きてしまうことを恐れている。しかし、
地域情勢が危険だからこそ誰にも単独の決定は許されない、と全ての
政党が認識していることも我々にはわかっている」と述べた。
さる外交筋の説明によれば、仏政府はハリーリー議員を迎えることにより
「フランスがいまなお中東地域における同盟関係を保っていることを強調した
かったのだ」という。ベイルートでは多数派勢力の有力筋が、「サルコジ
大統領はハリーリー議員を迎えることにより、仏政府がハリーリー議員の父
である故ラフィーク・アル=ハリーリー首相と結んでいた特別な関係が
続いていることを表明したかったのだ」と言及した。サルコジ大統領とハリー
リー議員の前回の会談は、昨年の1月8日であった。
マロン派の聖ナスルッラー・ブトゥルス・スファイル総大司教は、今年中に
パリを訪問するよう仏大統領から招待を受けた。この招待を昨日ビキルキー
[※マロン派総大司教座]に届けたアンドレ・バロン仏大使は、訪問の日取り
は総大司教に一任されていると述べた。
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/10(土) 10:08:21 ID:9un3ViF+
>701
ワインとマリファナだろ
738 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/13(火) 01:16:42 ID:lzn//aeP
レバノンのムフティー、エジプトを非難したヒズブッラー書記長を批判
2009年01月09日付 Al-Ahram紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/090109ahram_fk.mht%E2%80%8F 山岳レバノン県のムフティー、ムハンマド・アリー・ジョーズー師は、
ヒズブッラーのナスルッラー書記長によるエジプト非難は、イランの非常に
危険で意図が疑わしいキャンペーンであると強調し、「ナスルッラーの発言
にはアラブ人民とイラン人民との間の火種となるような、セクト主義と
リージョナリズムの側面が含まれている」と述べた。
また山岳レバノン県のムフティーは、「私たちは自身に問いかけるべきだ。
パレスチナ問題にエジプトが何をもたらしてくれたのか、それに対してイラン
がしたことは何なのか?明らかなのはエジプトがパレスチナ解放のために
四度も戦争を行ったことだ。イランがシオニストの敵に対して戦争を行った
ことがあっただろうか?」と続けた。またエジプト史とイラン史の大きな違いに
ついて指摘しながら、「何の為にエジプトの国内問題に介入したり、それを
攻撃したり、反エジプト感情を煽ったりするのだろうか?」と問いかけた。
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 20:57:21 ID:rCHi4lXZ
レバノンからイスラエルにロケット弾、1週間で2度目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090114-00000015-cnn-int ガザ(CNN) パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエルの北部に14日、レバノンからロケット弾3発が
着弾した。レバノンからイスラエルへのロケット弾着弾は、8日に続いてこの1週間で2度目となる。
イスラエルの警察によると、ロケット弾は同国北部キリヤトシュモナの近郊に着弾した。けが人などの報告は
入っていないという。
レバノン軍は、イスラエルとの国境に近い南部のハスバヤからロケット弾2発が発射され、イスラエル軍も報復として
ロケット弾で応戦したと述べた。
今回の攻撃では犯行声明は出ていないが、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは2006年、イスラエルとの
戦闘でロケット弾を発射していた。レバノン南部はヒズボラがイスラエルとの停戦後も勢力を保ち、パレスチナの
勢力多数も拠点としている。
レバノン政府は今回の攻撃を非難し、軍に調査を指示した。
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・イスラエルの対イラン攻撃、米が支援拒否と 米紙報道
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 21:54:43 ID:tp4ArBfl
レバノン南部からのロケット弾発射について国軍とUNIFILが調査
2009年01月11日付 Al-Nahar紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/nahar/090111nahar_smori.mht ガザ戦争がレバノンに影響を及ぼす中で、安全保障問題は否応なしに
主要な課題として関心を集めており、連日新たな展開を見せている。
本紙の得た情報によると、レバノン治安部隊および国連レバノン暫定軍
(UNIFIL)の部隊はこの48時間、ナークーラからミルワヒーンに到る諸町村、
その間のハット・ドゥハイラからヤーリーンに到る渓谷地域での現場監視
活動の規模を拡大した。これらの地域にカチューシャ・ロケット弾[発射装置]
が複数設置されているとの情報がレバノン治安部隊および国際部隊に
伝えられたため、それらの捜索が実施されたのである。
一部の消息筋は、これらのロケット弾設置に「ファタハ・イスラームに
近いイスラム主義組織」が関与している可能性もあるとの見方を示しており、
その組織がカチューシャ・ロケット弾発射に関わっていると見ている。
この件に関して本紙が政府関係者に見解を求めたところ、「この件に
ついては公式の報告はないし、何ら情報は得られていない」と述べると
ともに、国際部隊の司令部から「ロケット弾を発射した勢力は高度な専門
技術を有している」との報告を受けたことを明らかにした。
また、レバノン治安当局関係者はインターネットのサイト「ナウ・レバノン」
に対して、イスラエルのメディアが昨日報じた「カチューシャ・ロケット弾の
発射に関与したハマース傘下の7人グループをレバノン国軍が拘束した」
との情報を否定し、「このニュースは事実無根であり、敵国イスラエルの
軍事メディアが広めている噂に過ぎない」と述べた。また同関係者は、
「国軍はロケット弾を発射した者を突き止めて訴追すべく、調査を続行中だ」
と述べるとともに、「レバノン国軍およびその他の治安機関は、国内平和と
安全を維持し、それらを乱すことを許さない決意である」と強調した。
741 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/14(水) 21:56:09 ID:tp4ArBfl
ナバティーヤではヒズブッラーがイマーム・フセインの殉教を悼む行進
を組織し、行進はガザとの連帯を表明するデモと化した。「抵抗への忠誠」
ブロック代表であるムハンマド・ラアド議員は演説の中で「我々はあらゆる
大義のために勝利を獲得する準備ができており、いかなる愚行に対しても
立ち向かう用意がある」と述べ、レバノン南部から数日前に正体不明の
ロケット弾が発射された事件について、「我々は平静を保ち、我々自身が
納得せず自ら決定するのでない事柄に巻き込まれないために、十分な
叡知と冷静沈着さを有している。また我々は、いかなる口実をもっても
標的とされることを許さない」と言明した。
また、「我々はイスラエルやその背後にある勢力の動きを逐一監視して
おり、我々の準備態勢が、敵の想像や思い込みや、2006年7月に思い知
ったものをさらに上回る万全な態勢であることを証明するだろう」と述べた。
マルワーン・ハマーダ議員は昨日、ラジオでの談話において、ロケット
弾の発射に対して政府が立場を明らかにすることが「必要だ」と述べ、
「パレスチナ難民キャンプ外に存在し、シリアの命令によって活動する
所謂パレスチナ勢力の基地について、再度調査する」ことを求めた。
またミシェル・スレイマーン大統領に対して、「ヒズブッラーを含む
全てのレバノン人の名において国防戦略問題に決着をつけ、レバノンは
ロケット弾発射台ではないということを確認すべきだ」と呼びかけ、
「国軍と国家の決定こそがレバノン防衛の牽引車であり、抵抗運動は
防衛のための戦略的予備軍である」との見解を示した。
暫定軍って自衛のための攻撃どころか、反撃も出来ないんだろ、
死人でたらどうするんだろか。
743 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 05:23:24 ID:8wBTYT+f
マロン派て今どれくらいいるんだろ?今やレバノンはイスラム教徒の国になってしまったから、マロン派は独立しようとかは思わないのかな?
744 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/16(金) 21:23:41 ID:6CaOTEZx
いつになったら世界の警察である
アメリカはイスラエルに制裁を加えるのか?
大量殺戮兵器を擁して隣国を蹂躙するイスラエル鉄拳を
加るえのがアメリカの役割のはず。
あぁ〜ビバノンのん
レバレバノンノンレバのんのぉ〜ん♪
746 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 20:15:01 ID:0zg4jUmS
レバノン国民対話第4ラウンド、親シリア派パレスチナ勢力の武装解除の必要性で一致
2009年01月27日付 Al-Ahram紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/090127ahram_dh.mht 先のイスラエルによるガザ攻撃の際、レバノン南部からイスラエル北部へ
ロケット弾が発射された事態を受け、難民キャンプ外でのパレスチナ人の
武装問題が議題のトップを占めると予想される中、昨日、レバノン共和国
大統領公邸においてミシェル・スライマーン・レバノン大統領の主催による
国民対話会合の第4ラウンドが始まった。
レバノンの情報筋は、「このラウンドでは国防戦略を中心に議論が行われ、
対話会合に参加している各グループが軍事・政治専門家委員会に送る
代表者の指名が行われることになる」と述べた。レバノン大統領の主催で
開かれたこの会合には、国会の様々な政治ブロックを代表する14人の
リーダーたちが出席している。
国会多数派のリーダー達の多くは、「難民キャンプ外でのパレスチナ人
の武装問題を検討することが最優先」だと強調しており、会合の出席者達
自身、親シリアの二つの党派、パレスチナ解放人民戦線総司令部派(PFLP
-GP)とファタハ・アル=インティファーダの両勢力の武装を解除する必要性
で一致している。
一方、観測筋は国防戦略という、そのために対話会合が再開された
メインテーマに関する進展は見込めないと予想しており、6月に予定され
ている次の国会選挙の後まで、次回のラウンドが延期される可能性もある。
その頃、レバノン国内治安部隊は、レバノン北部トリポリ市のクッバ刑務所
で発生した反乱を鎮圧し、反乱勢力は2日前から拘束していた治安要員2人
を解放した。
747 :
sage:2009/01/30(金) 01:35:43 ID:F2sajnpM
sage
748 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/17(火) 19:46:07 ID:QIaE5VN6
パレスチナ人はシリアにいるんじゃないの?
レバノンからロケット弾、イスラエルも砲撃
(23:10)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20090221AS2M2102D21022009.html レバノンからイスラエル北部に向けて21日、ロケット弾が撃ち込まれ、3人が軽傷を負ったほか家屋が損壊した。イスラエル軍もレバノン南部の発射拠点に向けて少なくとも6発の砲撃を加えた。
ただ衝突は限定的で、本格的な戦闘に発展する可能性は低いとみられる。
レバノンからのロケット弾攻撃はガザ紛争中の1月以来。実行組織は不明で、レバノン南部で影響力の強いイスラム教シーア派組織ヒズボラは関与を否定した。
ロイター通信などによると、発射されたロケット弾は3発前後とみられる。1発はイスラエル領へ届かず、レバノン南部で平和維持にあたる国連レバノン暫定軍(UNIFIL)本部に近い地区に着弾した。
750 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/26(木) 19:02:55 ID:7IrXfNQJ
ハリーリー議員、レバノン国軍への支援策などについてエジプト大統領と会談
2009年02月18日付 Al-Ahram紙
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/090218ahram_tk.mht エジプトがレバノンの維持と国土保全 のための取り組みに対する支援を続ける中、
ホスニー・ムバーラク大統領は昨日、レバノン国会多数派グループのリーダーである
サアド・ハリーリー議員を大統領府に迎えた。会談では現在のアラブ情勢や、サウジ
アラビアのアブドゥッラー・ブン・アブドゥルアズィーズ国王によるアラブ諸国の統一
行動に向けたイニシアティブ、それと平行してレバノン情勢、レバノン国家とレバノン
国軍に対する支援策が話し合われた。
サアド・ハリーリー議員は会談後、ムバーラム大統領はレバノン支援を継続的に
行うと明確に語ったことを明らかにした上で、「現在エジプトを訪問中のレバノン
国防相が、レバノンの国土防衛と他国の内政干渉防止のための、現在と将来に
わたるエジプトからレバノン国軍への支援策について話し合う予定だ」と指摘した。
またハリーリー議員は、アメリカとシリア、イランの間で取引が行われることで、
故ラフィーク・アル=ハリーリー元首相や、凶弾に倒れたその他のレバノン人たちの
暗殺犯を裁く国際法廷が黙殺されることになるのではとの質問に答えて、「法廷は
すでに立ち上げられており、来月初めには作業を始めるだろう。種々の取引に関
する話は希望的観測に過ぎない。罪を犯した者は、罰せられるだろう」と明言した。
ハリーリー議員はレバノンのアラブ国家としての性格を強調し、アラブ諸国、
特にエジプトやサウジアラビア、ヨルダン側からの同国に対する支援に触れつつ、
「アラブ連盟が非アラブ諸国の干渉を受けることなく、様々なアラブの問題に
取り組むことが私の願いである。私はレバノンに民主主義を定着させ、宗派主義
を払拭するよう努める」と語った。また、「パレスチナ問題の解決にエジプト以上に
役割を果たすことが出来る国はない。パレスチナ問題はエジプトの指導部、国民、
軍隊の心の中に深く根ざしている問題だからだ」とも述べた。
751 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 00:22:27 ID:zKCn/eGU
レバノン国民対話会議第5回会合で各勢力が選挙中の治安維持を約束
2009年03月03日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090313_171152.pdf バアブダ宮殿で昨日開催された国民対話会議の第5回会合に参加した各勢力の
指導者は、ズィヤード・バールード内相の提案した、諸政治勢力が国内平和を誓約
する共同宣言の内容について合意した。これはタイミングと状況の面で特に重要で
あった。選挙戦の開始を目前にして、「国内の平和」は国防戦略を含む全ての事柄
を上回る最優先事項とされているようだ。
この提案はミシェル・スレイマーン大統領が出席者らに示したものであり、バー
ルード内相は提案にあたって施政方針声明の第14および15項、選挙法第68項、
そしてドーハ合意の閉会宣言に依拠している。出席者らはこれらの条項の殆どを
受け入れた。彼らが選挙の安全に対して政界および治安当局が責任を負っている
ことを自明の前提と考えているのは明らかであった。
国民対話会議第5回会合の閉会声明には5点から成る特別の項目が含まれており、
その中で会議参加者らは「最高レベルの国内の安定をもって6月7日の選挙を実施
するに適した政治ならびに治安上の環境を確保するため当局および当該機関と
協力すること、マスメディアを含めたあらゆる手段による暴力を一切行使しないこと、
選挙戦における対立勢力への批判を礼節と議論のルールの範囲内に収めること、
法の定めに違反する者への一切の保護を撤廃すること、憲法評議会の成立を急ぐ
こと、これらの条項を全ての党員および支持者に周知徹底すること」を約束している。
シャルム・アル=シェイク国際会議にあたってセニョーラ首相は、ファウズィー・
サッルーフ外相やナスィーブ・ラッフード国務相ら閣僚代表団とともにアラブおよび
米欧諸国の政府高官らと会談を行ったが、その数の多さは際立っていた。会談や
会合の数は20に達し、そのうち主なものはフスニー・ムバーラク・エジプト大統領、
潘基文・国連事務総長、そしてアメリカ合衆国、イギリス、フランス、イタリア各国
の外相との会談であった。
752 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/22(日) 00:34:15 ID:zKCn/eGU
レバノン代表団の情報筋は本紙に対し、これらの会談の重要性は、
「政府が完全な透明性と独立性をもって成功に導くべく努めている選挙を控えて、
代表団がこの大規模な国際会議においてレバノンへ注目を寄せ、レバノンが物質的、
外交的、政治的なアラブおよび国際社会からの支援を必要としていることを確認する
チャンスをつかんだことである」と強調した。
同情報筋は、「セニョーラ首相はヒラリー・クリントン米国務長官との会談の中で、
レバノン議会選挙の重要性を強調し、政府が可能な限りの透明性をもってこの選挙
を実行する決意を訴えるとともに、レバノンに関する国際法廷は正義を保証するもの
であるとの考えに立ち、レバノンは国連安保理決議第1701号をあくまで遵守する立場
であることを強調した」と明らかにした。
また同筋は、クリントン国務長官が「安全で独立したレバノンはアメリカが約束した
事柄であり、レバノン問題が交渉の対象とされることはないということに、安心して
いただきたい。小規模の交渉であれ大規模の交渉であれ、レバノンが俎上に載せら
れることはない」と述べ、米国はレバノンの独立と安定を支持するとの立場を強調した。
またサヌアでは昨日、イエメン政府高官が「セニョーラ首相は次の土曜日に
イエメンを公式訪問し、イエメンのアリー・ハッジュール首相とともにイエメン・レバノン
高等閣僚委員会の会合の議長を務める予定である」と明らかにした。
753 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/17(金) 23:34:04 ID:LG11Spbr
レバノンの東部にあるベカー高原で、レバノン軍の軍人がテロ攻撃に遭い、
死傷者を出したというニュースが流れた。
記事を読んで分かったことは、ベカー高原のシーア派地区で麻薬の栽培をして
いる農家を取り締まっていたことが、そもそもの原因であったようだ。この地域では、
1975年から1990年に起こった内戦時に、ハシシやアヘンの栽培が大っぴらに
行われていた。そして内戦が終結し、国内情勢が安定化するにしたがって、政府の
取り締まりが厳しくなり、麻薬の栽培は小規模化していたようだ。
今回、レバノン軍に対してテロ攻撃が行われたのは、軍による麻薬の取引を監視
する動きが強化されていたことが原因だった。地域の部族は軍の動きに反発して、
攻撃を加えたということのようだ。これらの部族は、シーア派でありヘズブラの
影響力が強いだけに、今後のヘズブラの行動に関心が持たれる。スンニー派に
比べシーア派の一部は、ハシシについては、あまり厳しく禁じていない側面がある。
エジプトのシナイ半島で、ヘズブラがガザへの武器密輸に際し、現金とハシシを
始めとする麻薬を、協力者に提供しているという情報も流れている。それだけに、
ヘズブラと麻薬との関連は疑わざるをえまい。ベカー高原の農家にしてみれば、
換金作物の栽培では生活が成り立たず、麻薬の栽培に手を染めているということ
であろう。ヘズブラはそのような農家の麻薬栽培を、黙認していたものと思われる。
1970年代のレバノン内紛が始まって間もないころ、知り合いのレバノン人
コマンドに「怖くないか?」と尋ねたところ、「ハシシを吸っているから怖くない」と
答えていたことが、いまだに記憶に残っている。テロ、ゲリラ作戦を起こすとき、
麻薬は部分的に必要悪になっているのかもしれない。
シナイ半島におけるヘズブラの動きを警戒するエジプト政府が、レバノン政府に
対して、ヘズブラに対する強硬策を奨励する動きが起こらないとも限らないだけに、
今回のテロ攻撃は危険な要素を含んでいるのではないか。
754 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/30(木) 10:59:03 ID:r8+S6U5V
<レバノン>拘束中の元治安機関幹部4人釈放 元首相暗殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090430-00000007-mai-int 【カイロ和田浩明】レバノン当局は29日、ラフィク・ハリリ元首相暗殺事件(05年2月)に関連し拘束中だった
シリア寄りの元治安機関幹部4人の釈放を始めた。ロイター通信などが報じた。同事件を裁く「レバノン特別法廷」
(オランダ・ハーグ)が同日下した決定に基づく措置。担当検察官は「証拠不十分で起訴は不可能」と申し立てていた
という。
4人は容疑が発表されないまま4年近く拘束されていた。同事件では、国連の独立調査委員会が05年10月の報告書で
シリア治安機関の関与を指摘したが、シリアは否定。特別法廷は今年3月に開設されたばかりだった。今回の措置で
拘束中の容疑者はいなくなった。
レバノンでは6月7日に総選挙が予定されており、今回の釈放は反シリア派への打撃になると見られる。
755 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 22:22:35 ID:Jx8Nl642
レバノン、シリアとサウジの争いの中心に 2008年05月13日付 E'temad-e Melli紙
http://www.roozna.com/Images/Pdf/14_24_2_1387.Pdf 今日の中東情勢の中で、何よりも際立っているのは紛争と政治対立である。
これらの問題を解決するため、その対策を考える会合や会議が度々開催されている。
日曜日(5月11日)にレバノン情勢を検討するためにカイロに集まったアラブ諸国の
外相らによる会議も、こうした会合の一例であるが、しかしまたしてもアラブ諸国は
懸案事項について協調姿勢を取ることができなかった。むしろカイロで開かれた
今回の緊急会議は、レバノンで起きている出来事についてこれまで積極姿勢を
見せてこなかったサウジアラビア当局が、アラブ世界で今最も人気の高い人物
でもある抵抗運動(=ヒズブッラー)の指導者を直接的に侮辱することで、自らの
失敗を少しでも挽回しようと試みる場となった。
長く外務大臣のポストに留まっているサウジアラビアのサウード・アル=ファイサル
外相は、日曜日の会議において、昨今のレバノン情勢におけるレバノン・ヒズブッラー
の役割を非難する一方、シニオラ政権が送り込んだ使節の提案を〔レバノン問題の〕
解決策として承認するよう働きかけを行ったが、アラブ連盟のシリア代表はこれに
強く反発、サウジアラビア外相のこの対応に激しく抗議した。
シリア・サウジ双方の文字通りの「口論」が激化した背景には、過去数ヶ月間に
わたる、地域におけるサウジアラビアの危険な計画の数々が衆目に明らかにされた
ことがある。シリア大統領の暗殺テロ計画――その実行者らは逮捕され、ファイサル
が釈放の努力をしたものの何の成果もなかった――に始まり、ダマスカスにおける
ヒズブッラー指揮官ハーッジ・イマード・ムグニーヤ暗殺テロへの関与、イラクへの
テロリスト派遣と同国人民に対する敵対行為、〔レバノンの反シリア勢力である〕
3月14日勢力への武器供与、イラクにいる偽善者集団〔※イラン・イスラーム共和国
体制を敵視する反政府勢力モジャーヘディーネ・ハルグ(MKO)のこと〕への支援、
756 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/05(火) 22:33:37 ID:Jx8Nl642
ガザ地区住民包囲におけるシオニスト体制との共同歩調、ならびに同住民殺害への
関与、33日戦争〔2006年7月に勃発したレバノンにおけるヒズブッラーイスラエル間の
戦争〕でのシオニスト体制との同調姿勢、そしてシオニスト体制へのレバノン・イスラ
ーム抵抗運動殲滅要請など、これらの企みはいずれもリヤドで計画されたものであり、
この体制の王族らが所有する膨れあがったサウジ・リヤルとドルを使って、アメリカと
イスラエルの思惑を実行に移すために、地域 レベルで画策されたものなのである。
レバノンの新聞アル・アフバール紙によると、日曜日、カイロでの公式会議開会前に、
エジプトとサウジアラビアは〔会議の〕議事案を提示し、その行動を理由にヒズブッラー
を厳しく非難するとともに、《アラブ軍》のレバノン派遣案の検討を要請した。しかしこの
案は、カタールとオマーン、及びアラブ連盟のシリア代表からの激しい反対にあった。
また本会議でもアラブ連盟のアムル・ムーサー事務総長が議場に入る前、サウジ
アラビアのサウード・アル=ファイサル外相は演説の中で、レバノンで狂気の戦争を
始めたとしてヒズブッラーを告発し、続けて、ヒズブッラーのサイイド・ハサン・ナスル
ッラー書記長についてシオニスト体制のアリエル・シャロン元首相を引き合いに出して、
「ナスルッラーは、シャロンと同じく、ベイルートを占拠しようとしている」と非難した。
ファイサル外相は続けて、「レバノンの合法政府は真の戦争の危険に晒されており、
アラブ世界はイランが紛争を操り、ヒズブッラーがイスラーム法学者による統治を
打ち立てようとしているのを、手をこまねいて見ているわけにはいかない」と語り、
さらに次のように続けた。「我々は全力でこの紛争の停止に努力し、レバノン派遣へ
向けて一刻も早くアラブ軍を組織し、それによって合法政府を支援しなければならない」。
また外相は「我々が今しなければならないのは、ヒズブッラーとイランを明確に
批判する声明を出すことだ。そして次に、〔レバノンの〕武装勢力に対し街から撤退
するよう警告しなければならない。またその後には、シニオラ政権の忍耐をねぎらい、
我々の同政権に対する支援を確約しなければならない」と付け加えた。
(後略)
757 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/03(水) 21:53:08 ID:CdwTKdQN
レバノン反対派勢力、「大統領が選挙に介入」と非難 2009年05月19日付 Al-Nahar紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090531_175428.pdf ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は昨夜のナクバ[※1948年のイス
ラエル建国に伴うパレスチナ人の追放・離散] 61周年記念の演説で、5月31日から
6月4日の間に行われる予定のイスラエル軍の演習に焦点を当てた。金曜夜の演説の
反響が未だ完全には収束しない中、ナスルッラー書記長は国内問題への言及は避けた。
しかし、政治や選挙をめぐる新たな話題として浮上したのは、大統領府が選挙戦に
巻き込まれたことである。このところ反対派勢力の指導者や政治家らが大統領府への
批判を展開しているが、これに対して大統領府側は公式な反応を避けている。
一昨日にはスライマーン・フランジーヤ元内相が「ミシェル・スライマーン大統領
は選挙に介入している」と非難した。非難に対してバアブダー宮殿[大統領府]は
沈黙しているが、「中央通信社」は政界消息筋の話として、「大統領は誰にも誰か
への連絡を指示してなどいない。これまでに行われた、あるいは今後行われるで
あろう連絡は、当事者の個人的なイニシアティブによるものであり、大統領の公式な
指示によるものではない」と伝えた。また同筋は、「大統領は自らの事を取り上げた
諸声明に不快感を覚えており、それらは議会選挙の後にまで緊張状態を引き延ばす
ため、レバノンを2つの枢軸の虜にし、両者の衝突が続くようにしようとする試み
だと考えている」と付け加えた。
大統領に対する非難の声の中で、マンスール・ガーニム・アル=ブーン元議員は
昨日、キリスト教マロン派の聖ナスルッラー・ブトゥルス・スファイル総大司教が
「大統領を全面的に支持する」と述べ「毎年大統領を変えなければならないのか?」
との問いを発したと伝えた。(後略)
758 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/11(木) 01:22:33 ID:67R6iEPM
コラム:レバノン国会議員選挙結果について 2009年06月08日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090609_105400.pdf 2000年選挙でラフィーク・ハリーリーは、支持者たちに、「(候補者名を)消すのではなく、
そのリストを落とせ」※と呼び掛けた。2009年選挙において、そのスローガンはレバノンの
状態を示す特徴となった。6月8日月曜の朝、選挙結果と共にレバノン国民は、それが
国の政治には何ら変化をもたらさなかったことを知った。まるで選挙など行われなかった
かのように。数々の危機と戦争、政治演説に満ちた過去の4年間がなかったかのように。
レバノン選挙史上でも熾烈を極めた競争の後で、何も変わらないとすれば、選挙という
ものをどのように理解すべきか。
選挙結果を推移する世論の指標として読むことができればよいのだが、ここでは、
世論という言葉に問題がある。それは、各個人が市民としての感覚を有するという前提
に立った概念である。もしこの市民がある宗派に属していたとすれば、そこでは世論
という概念が意味をもたなくなる。各宗派は、特定の閉鎖的な立場を形成し、他派と
連立する時をのぞいて変化を嫌う。
キリスト教各派の政治演説においては、種々の分裂状況が認められた。ミシェル・
アウン主導の国民自由潮流とレバノン戦線、レバノン軍団とカターイブという二大政党が
主力となった二つの陣営は、ほとんど同じ宗派主義に満ちた言葉を用いていた。しかし、
ヒズブッラーと連帯するアウンの演説に見られた分裂には、かつてアウンが得ていた
一般からの支持が後退したことが示されていた。結果として、純然たるキリスト教地区、
バトルーンとクーラの二選挙区で彼らは敗退することとなる。しかしこれは、選挙結果
には影響しなかった。依然として古顔が残っている。では、なぜ選挙などするのだろうか。
759 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/11(木) 01:23:15 ID:67R6iEPM
シーア派の南レバノン、スンニー派の北部、ドルーズの山岳地帯、スンニーのベイ
ルート、ほとんどの選挙区で、現実には選挙など行われなかったに等しい。それは
選挙というより国民投票であった。選挙戦はキリスト教地区でのみ発生した。そこでも、
わずかの例外をのぞいて、シーア派並びにスンニー派が決定票となった。ジュバイル、
バアブダではシーア派が、ザハレではスンニー派が形勢を決した。メトゥンではアルメ
ニア票であった。ターシュナーク(アルメニア政党)による層の厚い投票にもかかわらず
同党自体は勝利しなかった。ベイルートとザハレで3名の候補者を落とし、結果として
3議席を守ったにすぎない。
2005年と同じ状態で選挙は終結した。(選挙区割りを決定するのに、)ガージー・
カナアーン法と呼ばれた2000年の法律から1960年の法律に戻してみたところで、
何も変わらない。宗派的配列だけが形勢を決める。レバノンは2005年選挙後の
政治シーンへ戻った。欧米のアナリストは、これをヒズブッラーの武装に関する
国民投票としてその政治的意義に注目するが、3月8日勢力(アウン、ヒズブッラーを
主軸とする反体制派)の敗北は政治的選択としてではなく、宗派的選択の結果生じた
という事を彼らは見逃している。
政治的と宗派的、その二つの間のギャップは遠大である。なぜなら、宗派は政策
など持たない。権力内でいかにして有利な場を得るかという事のみに専心する。
アウン派は、イスラム抵抗勢力並びにシリア支持という点で、キリスト教世論を
根本的に変えることに成功したかのように見えた。しかし、キャンペーンスローガンが
たちまちこの印象を薄れさせた。レバノン軍団派と同じくアウン派も、宗派的スローガン
にどっぷり浸っているからだ。権力内でマロン派を有利にするためとの口実で、
彼らは政治的選択を行う。外部からはきわめて政治的な問題に見える事が、
実はレバノン国内では、癒しがたい宗派病となって顕現する。
760 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/11(木) 01:27:30 ID:67R6iEPM
選挙がレバノン国内の政治バランスを変えるだろうとみなした人々もいるが、
宗派的現実がそれをきっぱりと拒否したのだ。選挙準備期間とは各宗派が自陣の
守備を固めるためのものであり、選挙は武力を伴わない内戦である。内戦において
理性は機能せず、本能のみが政治シーンを支配する。このため選挙は行われ、
しかもまるで行われなかったかのように見える。レバノンの人々は、いくらかの名前が
入れ替わったのに気づく。しかし、最終結果は変わらない。
これを見て、レバノンでは宗派間の合意が絶対であると言う人もいるだろう。そして
それは事実かもしれない。しかし、この「合意」見解を示す人々が無視しているのは、
この国内的合意が、(近隣諸国間の)地域的バランスにより制御されているという事だ。
このバランスが揺らぐと、「合意」は風前のともし火となる。
宗派から国は生まれない。これがレバノン選挙の最終結果だ。レバノンで提起される
政治的選択に対する理性的な分析は、全てここから始められるべきだ。しかし、宗派
主義の撤廃、そしてアラブ式世俗主義へと至るためには、このアラブ的発想自体を
根本から変える事、政治構造の抜本的変革、市民法の改革等々の恐ろしい作業が
必須であり、そのためには政治思想の一大ワークショップを開催しなくてはならない
だろう。かくしてレバノンは、「これまで通り」なのである。
※宗派による議席数が定められているレバノン国会選挙では、各選挙区で宗派間が
連携し、一定の候補者の組合せ(リスト)を提示する。ひとつの宗派の内部で各種の
派閥があるため、このリストは複数となり、投票者は、その中から支持する組合せを
選択してそのまま、あるいはその中で支持しない候補者名があればそれを消して、
投票箱に入れる。
761 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 21:12:23 ID:qpe8xRFU
ヒズブッラーが敗北を認める、エジプトは選挙結果を歓迎 2009年06月09日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090615_115625.pdf ヒズブッラー率いる反対派連合は、レバノン国会議員選挙で大敗北を喫した
と認めた。イランからは大量の物的支援を受け、シリアは国境沿いの各選挙区で
投票する帰化レバノン人を数十台のバスでレバノンに入国させたにもかかわらず、
勝利することができなかった
〔訳注:1994年に数十万人のシリア人がレバノンに帰化したが、過去の選挙でも
シリアはシリア国内で暮らす帰化レバノン人をバスでレバノンに送り込んで投票
させるなど、彼らを通じて自国に有利な候補への投票を梃入れしてきたとされる〕。
レバノンのズィヤード・バールード内相は、ムスタクバル潮流率いる多数派の
連合が、ヒズブッラー率いる反対派の連合の57議席に対して71議席を獲得した
と公式に発表した。なお、マトン選挙区での結果発表には遅れが出ている。
エジプトのホスニー・ムバーラク大統領は昨日、多数派のリーダーである
サアド・アル=ハリーリー氏と、フワード・アル=セニョーラ首相の両氏に電話で
連絡を取り、レバノン選挙結果に対する祝意を伝えた。両氏との電話会談で
ムバーラク大統領は、「レバノンの民意とその選択を反映した選挙結果をエジ
プトは歓迎している」と述べつつ、レバノンの安定を助け、長年の分極状態を乗り
越える為の国民合意へと繋がる、国民対話会議の継続への期待を表明した。
ベイルートや他の多くの都市では、多数派勢力の支持者達による熱狂的な
祝賀が繰り広げられ、空に空砲が放たれた。他方、ヒズブッラーと連携した
自由国民潮流を率いるミシェル・アウン中将は選挙の行われた方法を激しく
非難しつつ、選挙結果への失望を表明した。
762 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/15(月) 21:14:09 ID:qpe8xRFU
支持者たちに囲まれて演説を行ったサアド・アル=ハリーリー党首は、
「レバノン国民は自由と自立した国家という計画を手放さないと証明したのだ」
と語り、「誇らしい選挙結果であり、レバノンこそ最大の勝利者だ」として、
全国民に手を差し伸べ、レバノンのために真剣に尽くすことを約束した。
またハリーリー党首は支持者に、「民主的な今日という日を汚そうと、治安
を乱すような扇動には乗らないように」と求めた。ズィヤード・バールード内相も、
選挙が行われた民主的な雰囲気を賞賛し、数日中に新内閣の組閣に関する
調整がなされるだろうと明らかにした。そして本紙との電話会見で、「レバノン
では敗者といえども内閣への参加権は失わない。協調と何者も排除されない
というのが全体の方向性だ」と発言し、組閣の調整はミシェル・スレイマーン
大統領の権限であると説明した。
なお、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は選挙結果の受け入れ
を表明している。また米国のオバマ大統領は祝辞の中で、主権ある独立国家
としてのレバノンへの支援の継続を約束して、「レバノン国民は民主主義を
堅持しようとする力を全世界に証明したのだ」と述べた。
EUのハビエル・ソラナ共通外交・安全保障政策上級代表は、選挙を歓迎し、
「レバノンは近年、難しい時期に直面した。しかし、レバノンには平和と安定を
実現しようとする欲求があるといことを示す重大なサインが見える」と話した。
763 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/10(金) 17:55:33 ID:mg8RxS4I
コラム:レバノン・イスラエル間の危機 2009年07月10日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090710_100219.pdf レバノンは数々の危機に直面している。そのいくつかは、宗派ごとの割り当てを
もたらすその政治制度に由来し、またあるものは何らかの利害関係を持つアラブ
並びにその他の諸外国が介入してくることにより発生する。現在の組閣にまつわる
危機はこの典型である。レバノン国内そしてアラブ諸国のいくつかの方面は目を
背けようとするが、現在レバノンが直面する最大の危機は、恐らくイスラエルだろう。
レバノンの治安、安定に対する恒常的危機を形成しているイスラエルだが、
現在組閣中の新内閣にヒズブッラーが入るなら、レバノン全土を爆撃すると脅した
ネタニヤフの声明により、このところその危険性が尖鋭化してきている。レバノン
内政に対するイスラエルのあからさまな干渉は、このような恫喝もしくは抵抗諸派
の動向監視のためのスパイネットワークを張り巡らすことを通じて行われる。
しかしこのイスラエルの干渉は、シリアによるレバノンへの介入程注目されない。
後者に対しては、レバノン政党の多くが時には誇張して批判するのだが。
南部で敵国イスラエルのために活動していたスパイネットワークが摘発され、
その住民ならびにレバノン軍将校の数名がイスラエルへ逃亡したというニュース
から1週間も経っていない。先週の木曜には、治安部隊中佐が南部国境へ逃亡
したが、これが国外逃亡した三人目の将校である。彼らは、自国並びにイスラ
エル占領から国土を解放した抵抗勢力に対する敵対的ブランに奉仕するために
リクルートされ、その挙句それを計画したイスラエルにかくまわれる。一方で抵抗
勢力は、先の攻勢にも英雄的に持ち堪え、敵イスラエルを大敗させた。
764 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/10(金) 17:56:46 ID:mg8RxS4I
折に触れてその細胞が摘発されるスパイネットワークに、レバノン国民や
その軍将校をリクルートしようとするイスラエルは、2006年7月の敗北を雪ぐ為、
再びレバノンを攻撃しようと意図している。
もし、イスラエルがイランの核プログラムを破壊しようとして空爆を行えば、
レバノンはその最前線に位置することになる。そうなれば、ハイファ、アカー、
サファド、そしてガリラヤのイスラエル入植地や町に4千発のロケット弾を
発射した経歴をもつレバノン抵抗勢力は、その倍のロケット弾を発射する
だろう。抵抗勢力の長、ナスラッラー氏は、イスラエルが少しでもレバノンへ
侵攻しようとすれば大反撃を受ける、イスラエル側では未知の兵器が使用
されるだろうと述べている。
レバノン治安軍は、スパイネットワークとそれに連座した者の摘発に成果を
あげている。逮捕者は法廷へ送られ、自国への裏切り、敵との取引等の罪状に
ふさわしい処罰を受ける。もしくは、関係者がイスラエルの主人の元へ逃亡する
ことになっても、摘発によりそのネットワークは解体される。
幾多の危機、政治闘争、諸外国の介入、それらにもかかわらずレバノン
治安機関は有能である。国がこのように困難な状況にある中で職務を遂行
することにより、愛国精神を発揮していると言える。
765 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
レバノン南部を狙うイスラエルの諜報ネットワーク、レバノン軍士官がイスラエルに逃亡
2009年07月09日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/pdf/pdfNews20090714_103939.pdf レバノン軍士官のイスラエルへの逃亡は、レバノン国内のイスラエル諜報ネットワーク
の存在に再び光を当てた。議会選があったために注目が薄れ、治安機関も選挙の安全
対策と、その後のベイルートなどでの緊張状態に忙殺されて、調査は滞っていた。
イスラエルとの協力関係の捜査が進んでいるレバノン軍からの逃亡者は、この士官で
3人目となる。加えてもう一人、公安当局を退職した士官も逃亡している。
この脱走した士官はここ一週間、イスラエルの諜報機関と繋がりがあることに対する
容疑で拘束されることを恐れ、身を隠していた。この士官の階級は少佐で、7月1日に
郷里である南部のクレイヤ村を出る際、バアブダーにある自宅に行ってそこに泊まるが、
翌日午後には帰るだろうと母親に告げていた。しかし約束の時間になっても戻らず、
連絡がとれなくなった。
このことが軍情報部に伝わった後、この士官が彼の軍支給の携帯電話を家の中に
置いていったことが明らかになった。また彼のBMWは、住んでいた建物の前に駐車
されたままだった。暴力や家捜しの痕跡がまったく見られないことから捜査員は、
この男性が自宅から誘拐された可能性を排除するに至った。自宅の正面玄関が
普通に施錠されていたのも特に有力な証拠であった。その日以来、家族に彼の
居場所についての情報を提供できる者はいなくなった。
この失踪した少佐は、レバノン南部で活動する国連レバノン暫定駐留軍に参加して
いるスペイン軍との連絡委員会で任務についていたが、大尉時代におよそ6ヶ月の
長期休暇を得て、ボリビアに旅行した。軍務を辞める意向だったが、帰国後に復職し、
失踪時まで勤務を続けていたという。また彼は未婚であるにもかかわらず、2000年の
解放まで祝祭日などに南部にある故郷を頻繁に訪れていた。さらに彼は1986年に
軍事学校を卒業しているが、同期にはイスラエル諜報機関に協力した罪で軍事裁判
にかけられたマンスール・ディヤーブ中佐とシャヒード・トゥーミーヤがいた。