−−日本は中国からの挑発や侮辱にどう対応すべきだと思うか
「最悪の選択、つまり絶対にすべきでないのは、
中国のいいなりになることだ。自国の国益を害する
不当な要求には不快感を表明し、積極果敢に対応すべきだ。
中国の不当な要求を一度、許容すれば、中国は勢いづいて
必ずまた日本を小突き回すことになる。中国に毅然(きぜん)
と対するには日本の防衛体制を強化しておく必要もある。
そのためには米国との同盟を堅固にしておかねばならないだろう」
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【ジョン・タシック氏】ジョージタウン大学卒業後、
1971年から米国務省の外交官となり、中国を専門として中国、
台湾、香港に通算約15年駐在、92年に国務省情報調査局
中国分析部長、2001年にヘリテージ財団に入り、
中国分析専門の研究員となる。