原油価格高騰中 年内1バレル$100? 第2ラウンド

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327名無しさん@お腹いっぱい。
産油国イラク、石油危機 値上げで暴動、石油相は辞任へ
2006年01月04日01時07分

 石油省によると、昨年12月の石油輸出量は日量110万バレルで、120万だった11月を下回り、03年のイラク戦争後で最低に近いレベルとなった。イラクは旧フセイン政権時代の経済制裁下でも日量180〜250万を輸出していた。
 輸出が落ち込む背景には、石油生産の復旧を阻止して社会の混乱と政府からの市民の離反を狙う武装勢力の攻撃がある。石油施設やパイプラインへの攻撃は各地で相次ぎ、中部バイジにあるイラク最大規模の製油施設は先月「治安上の懸念」で操業を停止した。
 行政効率の悪さも問題。バスラでは、悪天候と港湾設備の整備不良が原因で積み出し作業が大幅に遅れる状況が続いている。
 生産が落ち込む一方で、イラク戦争後に輸入自由化のため自家用車が増加。頻繁な停電に対応するため個々の家庭で発電機を使うようにもなり、イラクではガソリン需要が急増。ガソリンスタンドの前には連日長い列ができている。
 移行政府は12月19日、石油製品を値上げした。IMFの約800億円の融資を受ける代わり、石油製品への補助金の削減など政府の赤字縮小を求められたためだ。このあおりで、バグダッドではガソリンの値段が4倍の1リットル250ディナール(約20円)に跳ね上がった。
 キルクークでは今月1日、値上げ反対のデモが暴動となり、2人が死亡。急激な値上げに反対していた石油相は2日、辞任を表明した。
 バグダッドの30代の運転手は「仕事を一日休んで並ばないとガソリンが手に入らない。」と話した。
328名無しさん@お腹いっぱい。:2006/01/04(水) 06:27:09 ID:6Lsh+usg
ロシア天然ガス、欧州での供給量は回復へ
2006年01月03日23時57分
ガスプロムが2日夜にガスを増量した結果、欧州での供給量は回復に向かった。ウクライナは3日、交渉団をモスクワに送ったが、両国の対立は続いている。
 またウクライナのユーシェンコ大統領は3日、やはりロシアにガスの供給を止められたモルドバのウォロニン大統領とともにEUに対し、ロシアとの価格交渉で影響力行使を求める書簡を送った。
ハンガリーやオーストリアのガス供給量は2日夜、通常値まで回復。独でも3日朝、平常に戻った。EU議長国オーストリアのプラスニク外相は3日、EU全体として供給が回復したことを確認した。
「供給が信頼できなければ、今後ロシアからの購入量を増やすことはできない」(ドイツのグロス経済・技術相)など消費国からの批判を受け、ロシア側が欧州との関係悪化を避ける判断をしたと見られる。
 しかし、ガスプロムは3日の記者会見で、ウクライナが1、2の両日、それぞれ1億立方メートル以上のガスを不法に抜き取ったと指摘した。 ウクライナ国営「ナフトガス」の広報担当者は「事実ではない。ウソだ」と反発。
ユーシェンコ大統領は2日、「ウクライナの立場の正当性を証明するためあらゆる手段に訴える用意がある」と述べ、国際調停機関への提訴も辞さない姿勢を示した。