原油価格高騰中 年内1バレル$100? 第2ラウンド

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312名無しさん@お腹いっぱい。
NY原油相場見通し:06年は最高値更新も−景気拡大やファンドで
1月2日(ブルームバーグ):06年の原油相場は、高値を維持しそうだ。景気拡大に加え、中・印などアジア地域での需要増加が拍車をかける。
さらに、米精製施設の大規模建設が見込めずガソリンの供給不足が続くことも要因。東京市場関係者の間では75$を突破するとの予想もある。

需給がタイトな状況続く
06年の需要は増加する。12月のIEA見通しによると、06年は前年比2.2%増の8518万バレル(日量)。米・中、中東を中心に需要が伸びる一方、供給は同2.5%増の8630万。内訳は、OPECが2960万と微増。
ただ、コスモ石油石野原油外航部長は「OPECの生産余力が250万しかなく、価格への影響は大きい」と指摘。
また、非OPECは同2.6%増の5160万と増えるものの、これだけでは世界需要の伸びを賄えない状況にあると語る。
エース交易の野崎は「リビアなど新規開発油田があるが、本格生産は08年-10年ごろ。今後2、3年は需給タイトな状況は変わらない」と述べた。

OPECは減産へ−原油は55−60$の見込み
ハーベストフューチャーズ梨本は「OPECは06年1月の臨時総会で、減産に踏み切りそうだ」。野崎氏も「第2四半期に向けて、減産に踏み切る可能性が高い」と述べた上で、「OPECはWTIで50$台を維持したいのではないか」と予想する。
日本エネルギー経済研究所小山堅・研究理事は06 年の年平均は55−60$前後になると見込む。需要増が見込まれるものの、生産増加が見込まれる。この結果、需給バランスは緩和の方向に向かう。 ただ、高値になる可能性もある。
需要が増加する一方で、主要産油国の供給不安が発生した場合、65−70$前後になると予測。この場合、「天井感がなくなる」ので上値の判断は難しい。
また、岡藤ビジネスサービス郷右企画調査課長は「ファンド資金が流入することも高値につながる」と指摘。
野崎氏は「米製油能力は大幅に改善し難いことも加わり、原油相場は夏場に75$まで上昇する」とし、史上最高値を更新すると見込む。 浅野 文重 2006/01/02 08:58 JST