最近になって、ようやく気がつきました。
日本が更なるヴァージョンアップを迎えるためには、ロシアと親密になる必要がある、と。
なぜ北方領土問題も解決してないのに、旧社会主義国のロシアと手を組むのか?
と不思議に思われるかもしれません。
まあ、聞いてください。
意外と気がついてない人が多いのですが、日本とロシアは距離が近いです。
例えば、稚内からサハリン島までは、海を隔てて50キロくらいです。
朝鮮半島よりも、もっと近いのです。
そして、ロシア極東の都市ウラジオストックも、新潟から飛行機で1時間半と、
国内移動並の距離の短さです。日帰りも可能な距離の近さです。
驚きましたか?
そうです。日本にとって一番身近な隣国は、実はロシアなのです。
そこで、日本にとってロシアと組むとどんなメリットがあるか?なのですが、
日本とロシアが組めば、お互いに足りないものを補足し合えるだろう、ということです。
現在、日本とロシアの関係は冷め切っています。
日本はアジアやアメリカを向き、ロシアはヨーロッパを向いています。
日露関係は、今より経済面や政治面での結び付きを強化するだけでなく、
もっともっとお互いに深くて強い関係を築くべきだ、と考えます。
つまり日露両国は、兄弟のような切っても切れない関係になるべきだと思うのです。
残念ながら、北方領土は絶対に返ってきません。何年かかっても返還されません。
でも、この領土問題を一旦頭から切り離してください。
考えてみてください。あなたは本当にロシアが嫌いですか?
ロシアとロシア人が嫌いですか?
そんなことないでしょう?
先日来日した、テニスプレーヤーのマリア・シャラポアなどは大歓迎されていましたね?
タトゥーは単なる恥さらしでしたが、これは例外。(彼女たちはロシアでも嫌われてるから)
そして、日本人はロシア文化も大いに好んでいます。
バレエ、演劇、サーカス、クラシック、文学などは、日本でもお馴染み。
つまり、日本人は過去のいきさつや領土問題を棚上げすると、ロシアが好きである、
あるいは、別に特に嫌いではないよ、ということになります。
少なくとも、韓国や北朝鮮、中国といった国よりも、日本人はロシアが好きだと思います。
ロシア人にとってもまた、実は日本は憧れの国なのです。
驚きましたか?
ロシア人にとって、一番イメージの良い外国は「日本」なのです。意外なことに。
今やロシアでは、日本の料理、映画、文学、アニメ、伝統文化、工業製品、車、などが
非常に好まれて、受け入れられています。
彼らにとって、日本は文化的に憧れの地であり、日本を訪れることが夢であるのです。
つまり、日本とロシアはお互いに相思相愛の関係になれる可能性が十分にあります。
日米関係のように、片思いの一方通行ではなく、
日韓・日中のような、いびつな関係でなく、
日本とロシアは、対等な関係を築ける国同士なのです。
しかも、ロシアは日本にとって、距離的に一番近い国です。
ではなぜ日本とロシアの関係は、あまり良くならなのでしょうか?
よくよく考えてみると、日本人はロシア文化が結構好きなわけです。
日本の男性はロシアの女性が好きで、やはりロシアの男性も
男に尽くしてくれる日本女性は好きなワケです。日本人はロシアとロシア人が好きで、
そして、ロシア人も日本と日本人が好きなワケです。
両国が仲良くなるのは自然だと思いますが、なぜかお互いの関係はギクシャクしたままです。
シベリアに眠る、手付かずの膨大な資源。広大な土地。
外国の投資を必要としているロシア経済。
日本の工業製品や伝統文化をリスペクトするロシア人。
本音では中国に工場・技術移転したくない、投資するのが不安な日本の企業。
シベリアから天然資源を引き込みたい日本。
ロシア文化に敬意を払い、実はロシア人女性に憧れを抱いてる日本。
日本に足りないものはロシアにあり、ロシアに足りないものは日本にある。
そして、両国はお互いの文化に敬意を払っていて、尊敬し合える仲。
それが日本とロシア。
ではなぜ日本とロシアは仲良くなれないのか?
日本とロシアが手を組んで困る国は、どこだろう?
日本の投資と開発援助(ODA)のほとんどがロシアに集中たら?
シベリアの資源が距離的に近い日本に流れ込んだら?
日本人の関心がロシアへばかり向けられたら?
旧社会主義国全体に圧力をかけることが可能な、ロシアと日本が仲良くなったら?
日本とロシア人の混血が増えて、日本人の顔が白人に近くなったら?
中国も韓国もアメリカも北朝鮮でさえも、そんな事態は絶対に望んでないのです。
日本とロシアが親密な関係になるなど、周辺国にとっては脅威以外ではありません。
日本で、北方領土!北方領土!と叫んでいる団体は一体誰なのか?
なぜ竹島奪還は叫ばないのか?
なぜアメリカは、日本がロシアから資源を引こうとすると割って入って圧力をかけるのか?
北朝鮮は、ロシアという後ろ盾が日本側に回ったらどうなるのか?
中国へ向いている企業投資やODAが、ロシアへ回ったらどうなるのか?
日本の真の友人になれるのは、実はロシアである、ということに気がついたでしょうか?
実際にロシアへ旅行へ行くと、素朴でおとなしい人が多いことに驚く。
政治的体制上の理由で、日本人はロシアへのイメージが極端に悪いのだと思う。
テレビなどのマスメディアの情報から形成される、ロシアのイメージは最悪だ。
今年日本へ伝えられたロシアのニュースのほとんどがテロ事件絡み。
それ以外の、ロシアで起こった社会的な問題や文化的な報道など一切ない。
これでは日本人の、ロシアに対するイメージが悪くなるばかりじゃないですか?
日本のマスコミが、ある民族によりある程度左右されている、という事実も、
あながち日本におけるロシアのマイナスイメージ形成に影響しているかも知れない。
日本人が本当に知りたいのは、もっと、ロシアの素の面だと思う。
一般のロシア人は、今どんな暮らしをして、何を食べて、どういう服を着て、
どんな音楽が流行している、とか、そんな素顔のロシアの報道など、一切ない。
ロシア人が日本が好きだ、ということさえ、日本人は知らない。知らされていない。
なにひとつ、日本で普通のロシアを伝える報道が無い。
あるのは韓国ドラマブームや北朝鮮情勢、中国擁護、アメリカ文化のみ。
これでは日本人の目がロシアに向くハズもない。
前置きが長くなったところで、すべての問題が解決する夢のプランを聞いてください。
日本の、現在の国際的閉塞的な立場状況から、なんとか脱するには、
僕が考えたプランどうりに、日本は歩むしか道は無い。
まず、日本とロシアは手を組む。
なにがなんでも、周辺国が邪魔をしても、日本とロシアは手を組む。これは絶対。
と、言ったところでロシアがどう出るかわからんから、とりあえず日本の義務教育で
ロシア語を必須科目にする。
つまり、ロシアからロシア語の先生を大量に「輸入」する。
ちなみに、その際の労働ビザを出す条件は「日本語が話せること」。
まず、日本はロシアに援助して、ロシア各地の大学に日本語学科を設ける。
日本語の専門学校を造っても良い。とにかく日本語を話せる人材を育てる。
そして、日本語が一定以上できるロシア人は、日本でロシア語の教師をしてもらう。
失業率の高いロシア。若者はこぞって日本語を学び始めるに違いない。
つまり、ロシアで日本語を勉強する人間が増え、日本でロシア語を学ぶ人間が
増えるシステムだ。
日本へやって来たロシア語の先生は、その多くが若い人たち。
何人かのロシア人は、日本人と結婚して、日本に定住するだろう。
これが、日本にロシア人の受入態勢を作る第一歩。