902 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/21 21:17 ID:Fch+/6jH
めっきり書き込みが減ったのはなぜ?
903 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/22 05:05 ID:ciDA/M5O
904 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/23 04:10 ID:2qRgUwv7
レスなしスレ。
>>902 最近、露出が減ったからじゃない?
まぁ、この人がテレビに出ないときの方が世の中平和なのかも知れないけど。
906 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/07/27 12:48 ID:Wzft6NSZ
本日アクセスクルワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
>>908 TBS社員の方ですか?
ご苦労様です。
>>892 これ本当に坂本先生の発言なんですか?
しかし、私にはまっとうな意見と思えます。たしかに、家族会は特定の政治勢力に利用されている面はあるし、そもそも「救う会」の佐藤何某さんは北への帰国運動を熱心にやっていらした人でしょう。
横田さんの発言も、気持ちは分かるが、フライングじゃないでしょうか。朝鮮半島と日本の歴史を考えたら、北の人々の気持ちも分かるし、そのようなバックグラウンドの中で金正日の軍事冒険路線が生まれてくる素地があるんじゃないかな。
このような東アジアの関係自体をどうにかしなきゃいけないんだと思います。
>>910 本当ですよ。かつて総連のサイトに掲載されているのをこの目で見ました。
しかし
>>910さんのレスは随分とまぁ、何と形容していいのか分かりませんが、北の立場に同情的ですね。
具体的に反論する気はないですが、いわゆる進歩的な考えの持ち主が特定の「弱者」に同情を寄せすぎるあまり、
目の前に存在する別の弱者の痛みに気付くことができない、あるいは彼らに責すら負わせてしまう姿を見ると、
ある種やるせないと同時に白けてしまいますね。このようなダブルスタンダードがまかり通る程度でしかなかったのかと。
912 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/02 10:31 ID:zUnnC4kX
藤原氏はこういう隙のあるインタビューってあんまり無いね。
913 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/02 11:39 ID:Abzc1wK8
日本だけだろうね、こんなに他国に配慮する輩が跋扈してる国は
「人道」一本で考えるならダブスタでもないと思うがな。
人道的観点からすれば北朝鮮の子どもたちも拉致被害者も救われるべき存在。
10人の拉致被害者が帰還しないために、
1万人の子供たちが餓死することが正義といえるかどうか。
自国民を養うのは各主権国家の責任、といっていれば済む時代でもなかろう
あのインタビューのみなら、「」つきとはいえ拉致疑惑そのものは否定していないし
彼が怒っているのは厳密には「食糧支援するなと申し入れた」のポイントだけ。
互いに痛いんだからどちらかの解決のために片方を犠牲にするようなのは駄目だ、と言っているにすぎないだろ?
そう言う意味で914のいうように坂本先生は筋は通っている。人道という一本では。
まぁもっとも911氏は892ではなくて910氏の態度を「ダブスタ」と言っているのだとは思うが。
さらには、892の「国際政治学者として評価を留保」というのも疑問だ。
むしろ「人情(≠人道)としてあそこまで言うのはちょっと・・・」という批判のほうが的を射ていると思う
疑惑ではない、完全に国家的犯罪と解った今でさえ政府は北朝鮮を追いつめないように行動しているのに(いくら家族会が経済制裁を求めても現実にやる気は無さそう)
ましてあの状況(黒にちかいとはいえ世間的には「疑惑」だった頃)に一個人の陳情で国策が左右されるほうがよほど政策論としてはあり得ない。
あの状況で「当然だ、どんどん北朝鮮には強硬に当たるべきだ」と唱えるほうが「国際政治学者」として信頼できるのか?
私は信頼できない。
インタビューじゃなくて手紙か
>>913 私の主観ではヨーロッパ人はよりそうだと思いましたが。
まぁこういう明確に数量化できないことを互いの主観で持ち出すのは不毛だからやめましょうや
主観ついでにもうちょっと捕捉すると
私の主観、というとき想定しているのはヨーロッパの高等教育をうけた人のこと
あちらはウェストファリア以後の国際政治の感覚、というのを伝統的に体得しているような気がする。
自国の利益をしっかり確保しつつ、しかしそれをスマートに他国や国際システムへの配慮で包んで出してくるところ。そのバランス感覚。
400年の先行は流石だと思った。教育レベルでしっかり現れている。
シラクだって日本では右派政権と思われているけど、その本人はまさにそういうエナで教育されたエリート。イラク騒ぎのときもよく
坂本-藤原ラインはどう「評価を留保」しようがこのラインの正統な後継者だと思う。
藤原先生はやや坂本先生は理想(この場合まさに「人道」ではないでしょうか)に引きずられてしまって、子供のように喜んだりまた突然現実に返ってシビアな分析をしたりと「引き裂かれていた」という評価をしていたけどね。
その点、アメリカ人の民主主義普遍主義=藤原先生のいうところの民主主義の(ローマ)帝国(イラク戦争でそれをむき出しにしましたよね)
や、日本の右派論壇に見られるような剥き出しの「国益」論、およびおそらく913氏が想定している左派の非常にナイーブな「他国への配慮」は非常に露骨で稚拙に感じてしまう。
そう言う意味での「他国への配慮」は私はヨーロッパではより「跋扈」していると感じましたが。
坂本義和スレ建てた方が良いかもね。
あと藤原先生もメディアでは北朝鮮に関して
あまり突っ込んだ意見を言ってないですよね?
「この地域各国による協議が、この危機を打開するおそらく唯一の
選択だからです。これは話せばわかるってことじゃない。むしろ前
提は、北朝鮮が米軍の核抑止力で抑えられ、攻撃したら反撃うける
ことが明確な状況があることです。抑止が第一。その次に、地域各
国が北朝鮮政策で基本的一致を見た。北朝鮮とすればアメリカがダ
メなら韓国、韓国もダメなら日本と、有利な条件を求めて取引の相
手を変えてきたわけですが、地域協力によってこの余地を潰してお
く。そして最後が外交と交渉です。第一条件と第二条件によって北
朝鮮のとることのできるオプションを狭めた上で、しかし交渉によ
る解決の可能性はつくるわけです。」『「正しい戦争」は本当にあ
るのか』302−303ページ
>>914>>915 坂本氏が言ったことの問題点は横田さんの手紙に全て列挙されていると思うけど、一応。
人道一本で言うなら、そもそも拉致被害者は過去の清算とは無関係に無条件で返されるべき存在でしょう。
それを被害者家族に果たすべき責任があるかのような言動をとっていたらダブスタと言われても仕方がない。
一方は無条件で救うべきだと言っときながらもう一方には条件を突きつけているのだから。
それに、餓死の問題も拉致問題も北朝鮮という国家の政策上の選択の結果として生じている。
責任を問うのであれば本来ならこちらを責めるべきでしょう。被害者家族を責めるのは筋違いもいいところ。
それともあれですか、
>>910の言うように国際環境が悪いのであって北朝鮮には責任はないとでも?
>892の「国際政治学者として評価を留保」というのも疑問だ。
これも変な話ですよね。
国際政治学者であれば人としての良心を疑われるような発言をしていいのでしょうか?
横田さんが
>貴殿のように「高名な方」なら、それでも「食糧支援が先」と言えるのでしょうか。
と言っているように、どこか高みに立った姿勢は拭いきれないと思うんだけど。
「怒りを覚えた」って、一体どういう資格があってこのような言葉が出てくるのです?
学者として全体図を見渡せる立場にあるから、上から「怒りを覚える」のですか?
仮にも人道を高く掲げる人が、弱者に鞭打つような言動をしていて、ご自分で矛盾を感じないのでしょうか。
はっきり言って、国際政治学者以前の問題で人として信頼できない。
>>910もまた変なことを言っていて、
>家族会は特定の政治勢力に利用されている面はある
と言うのであれば「北朝鮮に利用されている面のある」識者や団体は幾らでもあると思うんだけど。
共産国家が民主国家の世論へ浸透を図るのはそれこそソ連時代からの伝統だしね。
でもこれを言い始めたら切りがないし、際限のないレッテル張りの泥沼になってしまう。
話は変わるけど、
>>917って要するに古典的リアリストのことでしょ。
日本で古典的リアリストってそんなに存在するのかな?せいぜい故・高坂正尭さんくらいじゃない?
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 02:17 ID:2bxqMggr
坂本義和は、日本は、自国の軍隊をもたず、確か非同盟諸国の軍を駐留させろと
いった馬鹿。場かも休み休みいえ。
924 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 02:25 ID:2bxqMggr
北から亡命したNo2のファンジャンヨプの回顧録を読んでたもれ。
「坂本義和先生は、疑うことをしらない清らかな人でした。」
要は、世間知らずだねーホント!という意味。
ファンが、心が痛むといったのは、こいつ↑と韓国から、招かれてきた
学生ら(教授ではない人たち)に、北について嘘ばかり伝えたことだそうだ。
国際政治学が、疑うことを知らないでできるものであろうか。
いつのまにやら、坂本氏スレになっていますね…。
それにしても、「北朝鮮政府」との交渉事に「強制連行」を持ち出すような人を「学者」
として評価していいものか…。
別に戦前を美化するつもりはありませんが、俗に強制連行と言われる「戦時徴用」が
朝鮮半島に適用されたのは終戦末期の半年あまりに過ぎないし、対象者もほとんど
朝鮮半島南部。
戦後、日本に残った人を除けば、朝鮮半島に戻った人達は日本本土と同じくアメリカ
の管理下にあった朝鮮半島南部に帰った訳ですから、そもそも北朝鮮には強制連行で連れて
行かれた人もほとんどいなければ、その後戻った被害者もいないはずです、原則的には。
感情論を排して言えば、北朝鮮にはそもそも強制連行問題の当事者ではないと思うんですが。
敢えて例外的な存在を考えれば、'60年代の帰国事業で帰った在日の人達か、朝鮮戦争
の混乱の中で、南から北の支配下に迷い込んでしまった人達ってことになるんでしょうけど、
帰国事業や朝鮮戦争について語り始めたら、北朝鮮政府はむしろ加害者になってしまいます。
北と日本の関係を語る際に、強制連行を持ち出す人は他にもいますけど、一体何を根拠に
北朝鮮と強制連行の被害者を結び付けているんでしょうか。
926 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 02:29 ID:2bxqMggr
生姜先生にばかり注目されているが、藤原帰一(東大教授)の師事した
坂本義一(東大名誉教授・国際政治)も、2ちゃんねらの格好のネタに
なったであろうシトである。
@日本の軍隊を廃止して、非同盟諸国からなる、国連軍に、日本を守らせる
とマジ顔でいった。
A北朝鮮に米を送らないなんて許せない、横田夫妻を激怒させた。
B何十年か前、金美齢の旦那(東大院・理系)との雑誌世界での対談にて
「国民党の連中は、台湾人にめちゃくちゃなことをやる」という訴えに
「共産党がくれば、そうはならない。」と一蹴。旦那はアゼンボーゼン。
このことは、日本の知識人の奇形ぶりを示すものとして、金美齢氏は、
何度も引用している。『日本よ、台湾よ』(夫婦の回想録)
927 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 02:32 ID:2bxqMggr
一二年か前に、日本が全面講和をしていたら、こんなによいことが
あったみたいなありえないヨタを朝日に長文のっけていたぞ。「世界」
のサカモト
928 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 02:37 ID:2bxqMggr
藤原帰一が編集した岩波新書 9.11テロ後にでたやつで、
『世界』のサカモトいわく(趣旨)
「アメリカは、誤爆で死んだアフガンの人たちに、賠償すべきだ。警察が
誤射したら、賠償する。今回の行動が警察活動というなら、賠償すべきだ。」
と発言。相手の主張を認めて論破したつもりだが、アフガン戦争が
警察活動ならば、アメリカはアフガンからその分徴税する権利があること
になるのだが・・、それをサカモトは認めるのだろうか。思いつきで言ってる
のがバレバレ。
現実問題として食料支援や過去の清算について何も妥協せず、
強硬路線一本槍で拉致問題って解決するか?
ここで坂本や藤原を叩いている連中って
言葉尻をとらえて悪意に解釈してるだけに見える。「救う会」も含めてな。
自分の正義感を満たすために噛み付く相手が欲しいだけなんじゃないかと
>>915 >あの状況で「当然だ、どんどん北朝鮮には強硬に当たるべきだ」
と唱えるほうが「国際政治学者」として信頼できるのか?私は信頼できない。
どーういー。
>警察活動ならば、アメリカはアフガンからその分徴税する権利があること
>になるのだが・・、それをサカモトは認めるのだろうか。思いつきで言ってる
>のがバレバレ。
国民に国家補償請求権を認めるのと、国家に徴税権を認めるのは同義ではない
そりゃ理屈としては国家存立の経済基盤として徴税権は不可欠とはいえるが
現実にはアメリカほど金をもってる国も無いわけで。
世界主義をとる憲法の下では、徴税権の及ばない人々に対して
国家が何らかの経済的給付を与えることは十分ありうることだよ
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 13:10 ID:uCuYMUST
いままで融和一辺倒できたから世論の反発があったんだろ。
それに正義感を振りかざしてんのは坂本のほうだろう。
坂本義一が北朝鮮の代弁者になるのは良くて、家族会が駄目なんて変な話だ。
>坂本義一
何か混ざってるぞおいw
あと坂本氏と藤原氏を同一視するのはどうかと思う。
しかし自分としても
>>921-からの流れに同意。
総連なんてど真ん中ストライクな連中のインタビューに答えておきながら
>家族会は特定の政治勢力に利用されている面はある
なんて言っちゃうこの人の神経を疑いたくなるよ。
ああ、坂本義和ね。変換ミスですた。
それと俺も坂本と藤原さんは同一視してないよ。
>>929 本文を読んでもらえば分かるけど、藤原さんのことは一言も言及してないが。
誰も強硬論一本で行けとも言っていない。
そもそも拉致問題解決と過去の清算は全く無関係だろ。
国交正常化には絡んでくるだろうが、少なくても被害者の調査・返還とは関係がない。
>自分の正義感を満たすために
これも訳分からんな。
>>931の言う通り、坂本氏の方こそ妙な正義感があるからこそ現に苦しんでいる被害者家族に対して
「怒りを覚える」なんていう傲慢極まりない台詞が出てくるんでしょ。人格を疑うよ。
で、坂本擁護論者は「人道の名の下のダブスタ」「被害者家族に鞭打ち」「北朝鮮の責任論」は綺麗にスルーですか?
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 18:58 ID:eJXds6fM
このスレで、坂本義和を取り上げた人間として、スレ違いの部分があるのは、
確か。しかしながら、学者のスタンスを見るのに、師弟関係、人脈を抜き
にしては、語れないと思い、あえて取り上げた次第。
藤原帰一氏の言動を見ると、世渡りのうまいサカモトという印象がある。
かれは、「サカモト」のようにシッポをつかませるようなことは、しない。
彼は、言う。「イラク戦争には、大義はなかった。大量破壊兵器が存在
しなかったから。」しかし、彼が、戦争に反対しているのは、兵器の存否
にかかわらないのである。にもかかわらず、こういう言い方が耳目に訴える
と考えて、世渡りをするのだ。彼はアフガン戦争にすら反対をしていた。
アメリカでは、最左派に相当するのではないかと思う。
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/03 19:05 ID:eJXds6fM
それと、もうひとつ。無茶苦茶をやる国に対して、強硬策を
取るのが、けしからんというなら、どの国の政治指導者も、
なるだけ無茶苦茶をするのが、合理的になるだろう。そのほうが妥協点
を自分の利益に近づけられるからだ。拉致をしない国より拉致をする方が
多くのカードを手にするから、賢いことになるはずだ。彼らは、その点全く、
甘えがあるようだ。アメリカや日本は、そういうことをしないはずという前提
で話を組み立てている。だから、ブッシュが、そんなことやってられるかとい
った瞬間、彼らの理論が困難に陥るのだ。
>>そもそも拉致問題解決と過去の清算は全く無関係だろ。
>>国交正常化には絡んでくるだろうが、少なくても被害者の調査・返還とは関係がない。
論理的に関係ないというのは「正論」だろうが問題は国家間交渉という現実だろう
相手をテーブルにのせて譲歩を引っ張り出すためには当然同時に話し合っていかねばならない
とにかく拉致問題解決という結果のためには核問題と国交問題をセットでいくのが正攻法だろう?
今の日本政府だってそうしようとしているじゃないか。北朝鮮の協力なくしてはできないことなんだから>調査返還
人格については疑うのは反論のしようもない。あの言い方はきつすぎるという評価は当然ありうるし、私も否定はできないと思う。
まぁそれは人情の問題。それが国際政治学者となる「以前」の問題かは私は否定的。
国際政治はそもそも1個人を切ることは当然ありうるわけだし、状況によってはだれかがある特定個人を見殺しにします、と言わねばならぬことだってありうる。「国益」のためには。
つまり今回のは「言い方」の問題ということに帰着すると思うのだが。
「人道の名の下のダブスタ」
これは北朝鮮政府の責任=北朝鮮人民の責任となるならダブスタだろう。
すなわち、北朝鮮政府人民は自国の失策という責任があるのに無条件に助けられ、無責任な拉致被害者はまずは北朝鮮政府人民も同時に救われた上で救われなければならない、となるからね。
多分921も拉致被害者の反論もこれがキモなのだと思うけど。
でも、北朝鮮人民を政府から分離してただ純粋に救うべき対象とするならダブスタとは思えない。
拉致被害者も人民も平等に責任はなく、助けられるべきで、人道上はどっちかを救うためにどちらかを切り捨てるわけにはいきません、っていうことになるから。
そこで齟齬があるんじゃなかろうか。
「鞭打ち」は上の人格の問題やねえ。繰り返しになるがきつすぎるというのはあると思う。
「北朝鮮の責任」
これはダブスタのところで述べたように国家の責任と人民の責任を同一視するかどうかの問題。
同一視しなければ北朝鮮政府の問題はここでは度外視されるというのは上述のとおり。
そんな一般論をいわれても・・・
選択肢としては瀬戸際政策にたいして瀬戸際で応酬することだって当然ありうる。
一般的に排除することを述べているなんて思っているのならとんでもないだろう
問題はそのコストをどうはかるかで、相手の手札の情報(この場合核)、地理的条件その他で制約される。
北朝鮮の場合には「瀬戸際で対応するのはまずい」という判断がはたらいただけだろう。
ブッシュだってイラクと北朝鮮とではぜんぜんやっていること違うじゃないか。一般的に言えることじゃない。
>>937 一部の例外除けば、みんな北朝鮮政府と、人民は区別しているでしょう。
ただ、現実問題として、北朝鮮の様な独裁かつ閉鎖的な国家では、一般市民に物資を
直接渡すのは不可能ですし、検証することもほぼ無理でしょう。
過去に支援物資が外貨稼ぎの輸出に使われたこともあるし、脱北者もほとんど援助は
一般市民に届いてないと証言しています。少なくとも、「学者」として主張するならば、
こういった事実を踏まえて発言すべきではないのかなぁ。
「運動家」としての発言なら、自身の「願望」を語ってもよいとは思いますが…。
難民キャンプのようなものが中朝国境に出来、そこに支援物資を送る、ということなら
日本国内に反対する人はほとんどいないと思いますよ。
北朝鮮「政府」と人民を一体化させて考えているのは坂本氏の方では…。
藤原さんは、アメリカで最左派じゃないよ。藤原さんが左派なら、カプチャンもアイケンベリーも
左派になっちゃうでしょう。アメリカの国際関係の学者のなかでは、ブッシュ政権批判も、帝国
論も、イラク戦争への批判も、ごく常識でしょう。なんか気がついたら、日本の言論の方が(イ
ギリスはもちろん)アメリカなんかよりも、ずっとエスカレートしてる気がする。
それに、どう見ても世渡りがうまい人じゃないよ。特に坂本義和とは、一時は口もきかない関係
だったのは一部ではよく知られてること。それも、政治的立場とかじゃなくて、坂本義和が威張る
からだったらしい。
>>940 別に日本の言論がエスカレートしているとは思わないけど。一般的な範囲での最右翼は
先日の民主党岡田氏の「多国籍軍に参加出来る様に憲法改正を目指す」ってレベルでしょ。
多国籍軍に所属して実戦に参加している国なんて多数あるわけで、日本が突出している
訳でもないし。
北朝鮮の核問題については、米英より日本の方が過激な意見持つ言論人は多いかもしれま
せんが、北朝鮮の核兵器に直面する立場なのは日本なのだから、地球の裏側のイギリスや
最大の核保有国アメリカよりも過敏になるのは仕方ないと思います。
とは言っても、せいぜい経済制裁せよ ! レベルでしょ > 対北朝鮮も
942 :
937:04/08/04 02:02 ID:yqAR1Q6j
今回の議論は「人道という建前」すらもダブスタであるかが論点ですよね。
その点、人道援助はしてしまえばした側は「援助した」ということで免責されうるものですよね。
効果が薄いあるいは無い、検証不能だから放置するのだ、というのが正義にかなうかどうか。
北朝鮮内部の分配はあちらの責任になります。が、送る側は送ってしまえば建前は果たしたことになる。
当初から「人道一本なら」という留保がついていたのにもご注意ください。
実効性、という点まで考慮にいれると人道という建前だけの問題ではなくなってきてしまいますよね。
そういう点で、確かに実効性は疑問だが建前はダブスタ、破綻ではないと考えられるわけです。
#ちなみに高官が米をくえば雑穀が庶民に回る・・・という考え方はだめですか?w
あと、北朝鮮政府と人民を坂本氏が一体化してとらえている、という論拠がやや不明だと思われます。
人道援助といっても人民にではなく政府に送るのを自明にしている点で一体化している、ということなのでしょうか?
しかし政府に送るしかないですよね。それでも送らないよりはましじゃないか、という点で「人道」ということになるのではないでしょうか。
ついでに941
「日本の言論」で想定、例示されているのが940とちがうんじゃないのか?と思っちゃうのですが。なんか受け答えがずれてる・・・
岡田さんの言説は特定のジャンルであってそれが「一般的な範囲での最右翼」と一般化して言い切っちゃっていいのでしょうか。
そのあたり、940はどういうのが「エスカレート」と捉えられるのか、例示していただけるとありがたいです。
あ、エスカレートって言ったのは、イラク戦争の議論の仕方とか、アメリカの対外政策の解釈のこと。
多国籍軍に参加してる国は多いけど(といっても次第に減っているし、それ以上に問題なのはシン
ガポールのように大幅に派兵を削減してる国でしょうが)、学者の議論で言えばフランスやドイツはも
ちろん、イギリスでもイタリアでも派遣反対が圧倒的です。アメリカの学者は、イラク戦争反対が主
流ですが、ほかの国が兵隊を送るのには大賛成というところ。そうしたら足が抜けるからですね。
なお、日本国憲法は外国でほとんど争点にはならないから、外国と比べてエスカレートするもしない
もないでしょう。
944 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/04 02:42 ID:XEiLr0n4
なんか、このスレ活性化したな。賦活剤サカモトが効いたのか。
それと、藤原帰一は、アフガン戦争にも、反対したのだ。この事実は、
あまり知られていないように思う。本人自身が、テレビなどでは、言及
したがってないようだ。
「イラク戦争には、大義はなかった。大量破壊兵器が存在しなかったから。」
という彼の主張は、大量破壊兵器が、発見された時に、この戦争に大義があっ
たと認める用意がある者に許される言い方ではないだろうか。しかし、藤原氏
は、大量破壊兵器の存否にかかわらず、あの戦争に大義がないと思っているのだ。
だとしたら、いかなる条件であれ、あの戦争を認めるこよはできないと、どうして
言わないのか。どうして、自分で信じてもない主張を、あたかも自説のごとく
述べるのか。それは、渡世の方便としか思えないし、そのことを指して、世渡
り上手と呼んだまで。
(これは寺島実労にもあてはまる。)
「アフガン戦争までは、ヨーロッパもつきあう用意があった。」
というのが、アフガン戦争にも反対した寺島が、イラク戦争の日本の立場
を批判するときの常套句である。しかし、ここから、アフガン戦争にすら
反対した寺島の考えが読み取れるだろうか。
左翼知識人は、自分の立場が、さまざまな条件、進展に基づいて、可変的で
あるかのように、装ってきたのだ。「わからずや」といわれないために。
その偽装された柔軟性は、世渡りの方便でしかなかった。
ところで、アメリカでアフガン戦争に反対した知識人はいるのか。いるとすれば、
最左派ではないか。サイード・ソンタグ・チョムスキー以外にいるのだろうか
。チョムスキーは、最左派を通り越して、狂人と(正当に)扱われているそう
だ(TBSの金平茂紀ホームページより)。
別に隠してないんじゃないの。それにアフガン戦争に反対したのはチョムスキーとかだけじゃないよ。
もっともチョムスキーを狂人呼ばわりするのはこの人のアメリカでの影響力の過小評価だとは思う
けど。コロンビアでもミシガンでも、生協の書店では山積みですよ。ま、でも、キャンパスのなかの
人気ってとこはあるね。
それどころか、キッシンジャーもスコウクロフトも最初は反対した。もちろん戦争一般に反対だから
じゃなくて、目的が不明確なことが問題だった。タリバン政権を打倒はできてもテロの賛同者が増
えればアルカイダ掃討にもテロの廃絶にもならないからね。
むしろ、政府ばかりでなく、世論がすごく積極的にアフガン戦争を支援した。世論もテレビも、また
ワルツァー(ウォーザーって書く人もいるね)みたいな思想家も戦争に賛成して、たとえばハーバード
のホフマンのような国際政治のプロが懸念を表明した、というのが正確なところだと思う(なお、ホフ
マンは、どうひっくりかえってもチョムスキーのような急進的な人じゃありません、念のため)。
それに、藤原さんはアフガン戦争でとられた方法に反対したけど、武力行使については、排除しない
どころか肯定していた。全面的に反対したのはイラク戦争で、これは方法じゃなく、したことそのもの
が問題だったという議論だ。これも、別にアメリカでもイギリスでもめずらしい議論じゃない。藤原さん
の抱えている問題は、トンデモってところじゃなくて、それほどオリジナリティーがないとこなんじゃないか。
それにしても、こいつ、こんなにトンデモなんだぜ、というスタイルはやめよう。なんだか、下品だと思う。
946 :
941:04/08/04 03:35 ID:LuyCDugR
>>943 あの〜失礼ですが、日本や韓国だって、北朝鮮の核開発問題が起きて無ければ、イラク派遣
に賛成する声なんて出ませんよ。今のイラク統治が破綻寸前な状況なのは明白ですし…。
日本の米支持派にも、今よりもイラクへの自衛隊派遣を増やすべきだ ! なんて主張している
人は誰もいないでしょう ?
反米層に支持されて当選した韓国の廬政権が、支持率低迷に苦しみながらも、米のイラク
統治に協力して部隊増援の方針を変えないのも、北の核問題を解決するには米の軍事力を利用
するしかないからでしょう。米が降りちゃったら、誰も北の核開発止められないですから。
北が核兵器開発しても問題無し ! って割り切らないと、イラク派遣に反対なんてできる状況
じゃないですよ、日本も韓国も。最近ではマスコミも野党も、北朝鮮の核開発のことは忘れて
しまったようですが… この点では、日本より韓国の方が遥かにマトモな気がします。
947 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/04 11:52 ID:hnmAOXs2
>945 ホフマンって、スタンレー・ホフマンのこと?
藤原が編集した、『9.11テロ後』なんかの岩波新書で、ホフマン
は、条件つきで、アフガン戦争支持していたように思えたが。
最上敏樹が、ホフマンのことを、その点で批判していたはず。
948 :
名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/04 12:30 ID:hnmAOXs2
アメリカのリベラルと日本のリベラルが、重なるかというのが、論点だが、
私は、日本のマスコミなどの報道で受ける印象と違って、違う部分が
多いと考える。たとえば、イグナティエフというリベラル派の『軽い帝国』などは、
日本に賛同する人は、リベラルは全く存在していない。戦争を支持したマイケル・
ウォルツァーもリベラルであろう。藤原帰一氏は、集団的自衛権を日本に認める用意
があるのか。9条改正には、明確に反対しているのだ。彼は、軍事力が必要悪であると、
言い切っている。しかし、有事法制が喫緊の課題であるといった試しはない。どこの国
にもあるはずなのだが、乗り気ではないようだ。また、日本に必要な軍事力の陣容につ
いて聞いたこともない。ミサイル防衛は、日本に必要なのか。武器輸出三原則は、どう
すべきか。賛否を聞いたことがありますか?軍事力が必要悪という主張は、抽象的すぎ
るでしょう。彼は、具体的な話をしなければ、意味はないとよくいうのだが。
そのような思考が、アメリカの正統派、あるいはリベラルと同じといえるだろうか。
スタンレー・ホフマンが、アメリカは、アフガン戦争、ベトナム戦争、イラク戦争を
起こしてしまったから、自国の集団的自衛権否認、9条などを設けるべきだとは寝言
でもいわないだろう。彼が、アメリカの学者と、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アメリカが引き起こす国際問題を論じる場合は、その点が浮き彫りにならない。
いままで、藤原帰一が、アメリカにおいても正統的なものであるという主張は、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すべて、他国のテーマをとってのことであった。
その場合は、彼の意見が、アメリカの正統的とみなしうる論客と意見が附合し
ても驚くにあたらない。自国の防衛に対するスタンスという、重要な一点で
みれば、アメリカであれば、対応するのは、やはり最左派ではないだろうか。
アフガン戦争に関しては、喫緊のテロの脅威を除くためにはやむをえない、
但し、アフガンのような武力行使を今後も一般化=適法化するのには反対、
ぐらいのスタンスじゃないかねえ。>藤原氏
刑法でいうところの「違法だが他の行為の期待可能性がない」っていうやつ。
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名無しさん@お腹いっぱい。:04/08/07 22:45 ID:3vVDTKer
新刊でたね
大串さんも坂本スクールだと思うんだが、最近どうよ?