アメリカの最大の悪事と汚点

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556名無しさん@お腹いっぱい。
革命軍はジャングルを味方にゲリラ戦を展開したが、ついに1901年3月23日、
アギナルドは米軍に投降し、独立運動はあえなく消滅した。
このわずか2年間の戦闘で、アメリカ軍が投入した軍隊は12万人、戦死者4千人。
一方、アギナルドの革命軍の戦死者1万6千人。虐殺や飢餓などで死亡した一般住民は
60万人に及んだという。
欧米中心主義の歴史の教科書に、この史実が記載されることはない。
ただ、当時のアメリカの新聞には、フィリピンでの戦争状況を克明に伝える記事が掲載された。

「アメリカ軍部隊は無情で容赦なかった。男女を問わず、囚人・捕虜はもちろん、明らかな
反乱分子であれば容疑者であれ、10歳以上なら片端から殺しつくした」
「手をあげておとなしく降伏してきた捕虜たちは、暴徒であることを示す一片の証拠も
ないまま、一時間後には橋の上に立たされ、次々と銃殺されて川面を流されていった。
弾丸で蜂の巣にされた死体を、川下にいるであろう連中への見せしめにするためだ」
「これは文明人相手の戦争ではない。相手は、力・暴虐・残忍しか通じない連中なのだ。
われわれはだから、通じるべき手段で実行しているのである」

アメリカ人は、フィリピン人をインディアンと同じ黄色人種と見なしていた。そして、
インディアンを虐殺しても、文明人の良心的呵責を覚えなかったと同様に、フィリピン人
60万人を無差別に虐殺してもやはり良心の呵責をおぼえなかった。
どんなに自らの文明人ぶりを誇示しても、つまりは偏見に満ちた「優勝劣敗」、「弱肉強食」の
論理以外に何もないのである。
文明人の本性は残虐であり、その知恵は貧弱なのである。
20世紀初頭のアメリカ軍によるフィリピン独立運動鎮圧の酷たらしさは、「アジアでの最初の
ベトナム戦争」と批判する歴史学者もいるほどである。
http://homepage1.nifty.com/ckasa/mp/mypense80.html