【平和って】アフガニスタン再建【何だろう】

「平和」という言葉は、
戦いの中にいる時にしか、たぶんイメージできない。

今必要なのは、アフガニスタンの再建だ。
戦いの火に油を注ぐような今のやり方では、また将来に戦いを招きかねない。
助けるために戦うのだと言うかもしれないが、それは、
過去も未来も視野に入れていない場合にのみ言える言葉ではないか。
よってたかって国のバランスを壊した過去から学ばなくては。
今誰かにとって心残りなことをすれば、
また未来に新しい戦いを生むかもしれないことを考えなくては。
わかっていそうなものを、それでもなお戦いの元を増やしてしまうのは、
別の思惑があるからと思わざるを得ない。助けになっていない。

社会と未来を地球規模で見て、同時に、
今ぎりぎりの状況に置かれている人ひとりひとりの目を見て、
そうして、急いでしっかり解決策を考えたい。
今後に、さらに大きな戦いの元を作り出すなら、人類そのものの存続も危うい。

「平和」という言葉の意味が変わってしまうほど、
人類は今、世界の構造の変化に挑む時なのではないだろうか。

>>1
http://www5d.biglobe.ne.jp/~iiaccess/memory/4113.swf

ＮＧＯ、人道的支援結構結構、もっともだけど、
「中央アジアの日本企業の以上として寡占する」という
自覚と戦略は忘れないでほすぃ

　アフガニスタンが再び世界一の麻薬生産国になっているそうだ。
　またも戦争前に戻ってしまった。
　戦争の教訓などは何も学ばれなかった。
　外国からの援助も効果はなかった。
　やはり貧困は地獄を生み出そうとしている。
　これには、巨大な麻薬組織も関係している。
　先進国では摘発が強化され、容易に製造することができなくなりつつある。
　それでアフガニスタンのような麻薬生産地を求めるのだ。
　原住民も仕事はないし、貧しいし、飢えているので、麻薬であろうが何であろうが、金になるならやるのだ。
　これは日本の労働状況と似ている。
　いくら劣悪でも低賃金でも、無職よりはましということで、リストラされた人々がパート、アルバイト形態で働く。
　また暴力団ゼネコン関連企業やその下請け業者などが、不正行為をしながらも、工事を受注するシステムと同じだ。
　不均衡と、不平等の状態が、新しい犯罪と、紛争、テロを招く。
　またもアフガニスタンは、戦場となるだろう。
　麻薬犯罪は放置できないからだ。
　麻薬で利益を得ている犯罪者は、他の法律も無視し、無法国家を誕生させる。
　アフガニスタン再生は、失敗に終わった。
　

先進国がどうのとか言う以前に、アフガンの農村は、地主が高い小作料を農民から
取っているという構造的貧困状態があるんだがね。
だから「芥子でも作らないと暮らしていけない」という現実がある。
これを改善し、土地改革をやらないことには、カルザイ政権のように転作補償金を
ばら撒いても、タリバンのように畑をいくら焼いても、解決にはならないんだよ。

ところが地主はムラーと結びついて、クルアーン（コーラン）の条項をタテに
土地改革に反対する悪徳ムラーが支配的なんだよ。
要するに宗教問題と小作人問題が結びついた、非常に難しい問題なわけで、誕生した
ばかりな上に、軍閥との権力抗争に忙殺されているカルザイ政権に、性急に成果を
求めても無理なんだ。

長倉洋海の新刊が出たそうだ。

イスラムこそが緒悪の根源

イスラム穏健派だって居るんですから
危険なのは原理主義者の、さらにその一部ですよ

一部、というか、原理主義者と過激原理主義者は、全く別物。
メディアが安易な訳語を当ててしまったから、混同している人は多いんだがね。

原理主義者というのは、イスラーム社会の今日の様々な社会矛盾を見て、
「イスラームはこんなものを目指していたはずがない。社会改革しよう」という
ラディカリスト。

過激原理主義者というのは、とにかく何でもかんでも「こうなったのは欧米が
全て悪い。あいつらを皆殺しにしよう！」と考えている攘夷論者。

過激原理主義者 ワハビー
原理主義者　シヌイット　とかでいいんでしょうか。
イスラミストってのはどれなんだ？

岩波新書「イスラム急進派」岡倉徹志氏（当時、毎日新聞社編集委員）　p44から抜粋。

”一九七○年代末までに活発化したイスラム原理主義（アル・ウスーリーヤトル・
イスラーミーヤ）運動は、次のような幾つかの表現で呼ばれた。

イスラム復興主義、再主張、目覚め、再生・復活、よみがえり、急激な高まり、
改革、厳格主義.....。
いずれにしてもイスラム原理主義者は、現代イスラム社会が退廃しきっており、
その社会を立て直すためには何よりもまず初期イスラム社会に回帰しなければ
ならないと説いたのである。
真のイスラム教徒を自認する原理主義者は、自らを「イスラミーン」
（イスラミスト）あるいは「もともとの、本当の」を意味する「アスリユーン」、
「敬虔な、あるいは信心深い人」を意味する「ムタダッイン」
（複数ムタダッイニーン）と名乗っている。

他方、イスラム原理主義者でないイスラム教徒は、戦闘的で、時に暴力に走る
原理主義者に「熱狂者、あるいは狂信者」を意味する「ムアタッシブ」
（複数ムアタッシビーン）という名称を与えた。”

以上から考えると、
イスラミーンは復古改革主義者、
ムタッシビーンは狂信主義者
とするのが適訳かと。

たしかニュース議論板に、イスラム原理主義についてのスレがあったので、
そこを覗いてみるといいかも。
原理主義で検索すれば出てくるだろう。落ちてなければ。

この板だった

http://academy.2ch.net/test/read.cgi/kokusai/1000267023/l50

血と鉄に飢えた人々は、血と鉄で倒れるでしょう。
本当の平和主義者は、戦争・革命を正当化しません。

戦争大好きウヨク・サヨク、正義大好きウヨク・サヨク
の皆さん、「戦争中毒」を読んでね！
http://www.peace2001.org/

>>5が非常に良いことを言ってるね。
農地改革なくして中産階級をそだてることはできない
ことは歴史が証明してるからね。
日本しかり台湾しかり。
だから日本は地主から土地を買収する資金を新政権に援助
するのがいい。でもそれも腐敗した軍閥に強奪されてしまいそうだけど
だいたいカルザイだって地主出身だしね

ｱﾒﾘｶによるイラク攻撃反対!!
誰か暇な人投票してちょうだい
http://www.yobserver.com/

アメリカはやっと政策を転換するようで。
軍閥に武器をばら撒く前にやって欲しかったんだが。

http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/army/1019301413/712

インフラ整備の遅れが批判を招いていたが、やっとスタートしたようだ。

http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/army/1019301413/729-730

カブール〜カンダハル〜ヘラート間の道路が着工（BBC）
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/2438863.stm
アフガンの再建、進行中

スザンナ・プライス　BBC特派員　カブールの南ドゥラニ
国際援助によって首都カブールと他の主要都市カンダハルおよびヘラー
トを結ぶ幹線道路を再建する計画がアフガニスタンで始まった。

アフガニスタンのハミド・カルザイ大統領は、この国の破壊された道路網
の再建は治安を向上させる助けになると述べた。
カルザイ大統領は1200km以上に及ぶ道路の着工式典でそう挨拶した。

アフガニスタンの道路は20年以上に及ぶ戦闘で破壊されてきた。路面は
大きな穴ぼこだらけで、舗装のターマックがなくなっていることも多く、また
地雷が今でも深刻な危険をもたらしている。

都市間の短い距離をドライブするにも何時間も、いや何日もかかることがある。

道路の再建計画は３年間の野心的計画で、米国、日本、サウジアラビア
が援助している。

米国のロバート・フィン大使はこれを巨大な投資と呼んだ。
「われわれの拠出はこの国の再建におけるこれまでで最大のインフラ
ストラクチャー計画のいわば頭金であります」と彼は述べた。
「来る３年間にこの計画は数千人のアフガン人を雇用し、さらに何百万
人もの人々の生活を向上させることでしょう。アフガンという家族のそれ
ぞれの部分はより密接に結びつけられ、商業、コミュニケーション、工業
が発達する機会となるでしょう」

こちらは中東調査会のサイト

http://www.meij.or.jp/members/kawaraban(all)/afghanistan/20021030afghan.PDF

これによると、治安はまだまだ悪く、警察の拡充の必要性が指摘されている。

こういうのがあると、復興が遅くなる。

ISIがヘクマとタリバンを仲介？（AP）
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A60303-2002Nov15.html
元タリバンと軍閥が会談か

こちらに全訳あり
http://hobby.2ch.net/test/read.cgi/army/1019301413/779-

●ドイツとオランダは、来年から両国が指揮権を引き継ぐアフガンの国際治安
支援部隊（ＩＳＡＦ）に対しＮＡＴＯの後方支援を要請しました。
ＮＡＴＯがバルカン半島を東限とする従来の領域概念を変えて、中央アジアに
進出する事がこれで明らかになりました。

→ＩＳＡＦはアフガン復興支援の一環として国連安保理で発足したものです。
オランダ当局者の話では、すでに加盟各国の合意はとられているそうです。
支援は、情報収集・通信・作戦立案などの分野で行われます。
また、部隊の活動領域は現在、カブール周辺に限られていますが、これも拡大
する可能性があります。

ＮＡＴＯは昨年の同時多発テロ事件で、条約第５条の「集団的自衛権」を発動
しましたが、全体活動は米本土や地中海の警戒にとどめており、アフガンにお
ける活動も各国の独自派遣が続いています。

807 名前：533 ：02/11/21 20:41 ID:oIGzbxhQ
ハイウェイ建設の状況（自由ヨーロッパ放送）
http://www.afgha.com/article.php?sid=17688&mode=thread&order=0
先日着工されたカブール〜カンダハル〜ヘラートを結ぶ道路の記事。
これによるとカブールの南西45キロにあるドゥラニという村で今の道路は
舗装が終わっており、その先は車の深いわだちがつき、鋭くとがった石こ
ろが散乱する道になっています。毎日何百台も通るトラックが巻きおこす
砂塵は前が見えないほど。
この村から工事を始めるので、ここで起工式をしたそうです。工事には地
元住民を雇用する経済効果もあるし、開通時にはいま28時間もかかるカ
ブールからヘラートまでの時間が半分に短縮されるなど効果は絶大と期待されています。

あらかじめ沿線の地雷等を除去するチームが活動を始めていますが、地
雷等の分布は内戦期に戦闘があったかどうかに大きく左右されるので、
除去の進捗も地域により遅速があろうとのこと。

またこの記事によると、この道路以外では、
・カブールからバーミヤンまでの道路の舗装費用5000万ドルをイタリアが出すと約束
・EUがカブールからジャララバードまでの道路の修復を開始
・イランが国境からヘラートまでの道路建設費を負担
・米国がカンダハルからスピンボルダク（パキスタン国境）までの道路建
設費1500万ドルを支出
など、各国の援助であちこちの道路建設が始まっている模様です。

846 ：533 ：02/11/24 10:00 ID:PhxT0hpu
日本の援助団体で働くアフガン人女性が殺される（ロイター）
http://www.afgha.com/article.php?sid=17753&mode=thread&order=0
マザリシャリフの西30キロにあるチャルボラクで、日本の援助団体で医療
援助を行っているNERUで働くシャイマという女性（35歳）が銃を持った男
に殺されたと土曜に発表されたそうです。
NERUでチャルボラクを担当するアーマド・リシャド氏は、犯人が逮捕される
まで北部での活動を中止すると述べる。
当局は強盗に殺されたと見ていますが、地元民の中には、女性が外国の
団体で働くことに反対する超保守主義ムスリムの住民のしわざである可
能性は排除できないと言う人もあるとのこと。
チャルボラクはドスタムのコントロールする領域らしいです。

（＾＾）

こないだＴＶでアフガン空爆時のクラスター爆弾の不発弾の特集やってましたね。
イラク攻撃よりもっとやるべき事があるだろうに・・・。

（＾＾；