236 :
◆yzlSeA0w :
ゴー板のスレに書いたのの転載。ほぼホンネ。
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元戦犯は刑を受けたうえで正規の手続きに則って釈放されました。
少なくとも釈放の時点では極東軍事裁判をありのまま受け止めています。
賀屋は極東軍事裁判の口供書で、
「陛下及び国民に対し責任を痛感した。故陛下より賜った恩寵待遇を辞退し、全くの一野人となり将来再び社会の表面に立たない」
と述べています。だから釈放されたんです。
そして入閣したんですな。
この裏には、国連加盟を取引条件として日本を取り込みたいとするソ連の動きがありました。
つまり、親米の吉田を降ろさせて自主外交路線の鳩山が日本を動かすことは、
ソ連の国益に適っていたわけです。
それを利用した鳩山は、吉田原理主義としては敵ながら評価します。
ところが、そもそもの東京裁判を否定することは戦勝国のどこの国が同意するのでしょうか?
現状、親米路線を切り崩して得する国はどこでしょうか?
中国?北朝鮮?
単に東京裁判史観をヤメロ、戦犯の名誉を回復せよと叫ぶだけでなく、鳩山ドクトリン-
1.憲法は改正する。
2.日米関係をより対等で相互的なものに変える。
3.政権交代可能な2大政党政治を復活させる。
4.官僚優先の体制を改め、政治優先・国会優先の体制を築く。
が国益に適うか否か、の議論を吉田原理主義者は望みます。
でなければ、ただの旧軍擁護の親軍プロパガンダに過ぎません。
237 :
◆yzlSeA0w :02/08/08 02:44 ID:gAPyDZ0y
続き。
で、私は
日本が、ポツダム宣言受諾に基づく「戦後」から卒業するためには
大日本帝国を称賛し、東京裁判を否定しなければならないのですか?
何故、旧連合国の歴史観を敢えて敵に回さなくてはならないのですか?
戦前と同じように、再び国際孤立の道を歩みたいのですか?
アメリカの保証が無い状態で、日本が生きていけると思っているのですか?
「戦後」から卒業する為に必要なのは、東京裁判の無効性とか条件降伏などという空虚な論でなく
「日本は既に、ポツダム宣言が対象とした軍国主義者が跋扈する大日本帝国とは無縁である」
「日本は敗戦国としての地位から脱し、国際協調した上で国際社会の一等の責任ある参加国である事を望む」
ことを示すことではないのですか?
自由主義史観はこの逆を行こうとしているのですが、その路線が日本にどのようなメリットをもたらすのですか?
と何度も問い掛けています。
つまり、そろそろ戦後=吉田原理主義から卒業し、鳩山ドクトリンへ移行すべきではないのか、
そしてその移行の手段として自由主義史観的論調は本当に正しいのか、
を問うているのです。
鳩山ドクトリンを推進すべきと考える方なら、うまく利用すればこれほど美味しい問い掛けはないはずなのに
なぜ未だ「東京裁判史観を改めろ」「戦犯の名誉を回復せよ」といった親軍プロパガンダに終始するのでしょうか?
旧軍の賛美さえすれば満足なのですか?としか言えないんですが。