【マスカット18日=時事】
強硬な反捕鯨派とされる欧米など各国民の過半数が、資源が増加している小型のミンククジラについては、
実は捕って食べても構わないとの寛容な姿勢を見せている……。
こんな世論調査結果が17日、国際捕鯨委員会(IWC)年次総会が開かれているオマーンのマスカットで発表された。
それによると、ミンククジラ資源をIWCがきちんと管理するなら食用のために捕獲してよいか、との質問に対し、
米国で71%、フランスで63%、英国で61%、オーストラリアでも53%の回答者が「捕獲を支持する」と答えた。
欧米では一部の動物愛護団体が「クジラは高等動物。殺して食べるのは残酷だ」として、
特に日本の捕鯨に反対する運動を続け、ほとんどの政府も商業捕鯨停止措置の継続を支持している。