アフガニスタンの内戦

これも国外勢力の干渉だったのでしょうか・・・
アメリカはどうだったのでしょう・・・
経済封鎖って・・・

ソ連撤退後、アメリカはアフガニスタンに関心を示さなかった。
近隣諸国による各勢力への身勝手な援助も、気に留めなかった。
しかし反イランを表明しているタリバンの台頭は「イラン封じ込
め」に使えると判断し、また「ユノカル社」の積極的なロビー活
動により、タリバンを支持した。ユノカル社のパイプライン建設
は、中央アジアの石油と天然ガスをアフガニスタン経由でパキス
タン・インド洋に流すことだが、それは同時にこの地域の資源を
イランとロシアには渡さないということでもある。これはアメリ
カの外交政策に適っていた。

まあ経済封鎖なんぞされたらケシ栽培も仕方ないといった所か？

>2
　これだけだと今との繋がりがわからないので、きちんと補足しておきましょう。

ところが、タリバンの人権侵害や女性に対する迫害が明るみに出ると、
アメリカの女性団体、人権団体、そしてヒラリー・クリントンが猛反発し、
政府とユノカル社にタリバンから手を引くことを要求。そして98年8月の
ケニア・タンザニア米大使館同時爆破事件で、アメリカの政策変更は決定的
になった。この事件の首謀者、オサマ・ビン・ラディンをタリバンはかくま
っていたのである。以後、アメリカはタリバンを全否定している。

アフガン現代史は、ここ（↓）がよくまとまってる。
http://www.mine.ne.jp/a-rans/afghan/

で、簡単に言うと、大ざっぱには２の通り。
ソ連撤退後、政権内の主導権争いで内乱が勃発。
アフガンの東西南北、インド、パキスタン、イラン、ウズベクスタンが
別々の勢力に援助して、バトルロイヤルを繰り広げました。

タリバンはポッと出なんだけど、パキスタンがこれを支持、
その援助のもとアフガンを制覇しました。
タリバンに負けた他の勢力は北部同盟として連合。で、今に至ります。

>3
　順序が逆。
　タリバンは元々アヘン容認で資金源にしてた。
　これも経済制裁をくらった理由の一つ。

もともと国王を追放したダウドのクーデターは一般から首相を選出した
国王に対する王族の反乱とは取れないだろうか。10年間権力を振るった
ダウドの失脚後新憲法公布で立憲君主制へ移行し翌年選挙が行われて
いる。

国王はソ連の反対で米､国連の援助を受けることができなくなり､ソ連に
近づき５８年より武器援助と軍事顧問の受け入れを行っている。
民主化により為政者の座を追われた王族にソ連が乗ったというのが真相かも。

それを証拠にダウドの社会改革がが保守派の反対に合い、親米、親イランになると
78年にまたもや親ソ派による社会主義革命が起こっています。

親ソ政権の社会改革はアフガン保守派に受け入れられるものでは
ありませんでした。アフガンの社会制度は族長が土地を支配する
封建制だったからです。そこで反ソゲリラ活動が始まりました。

パキスタンのISIは７つのアフガン人グループにペシャーワルに事務所を
開設することを許可しました。そこを通じて軍事援助を行いました。
なぜ７つのグループを支援したかというと強力なグループが現れ
コントロールがきかなくなるのをおそれたためといわれてます。

ソ連撤退がほぼ決まるとCIAと秘密協定を結んだパキスタンの大統領
ジア・ウル・ハクは暗殺されます。

その後は>>4　のような経過をたどっています。

>>5
JFKの時はマフィアとの関わりもいとわなかったCIAだったと思うが、
中央アジアルートで全部捌いてるのだろうか？
買ってるのはどこよ？
いや、イスラム教がアヘン容認というのにちょっと引っ掛かったもんで。
それも先進国への攻撃だったんだろうか。

>JFKの時はマフィアとの関わりもいとわなかったCIAだったと思うが、
この部分はあくまでウワサだろうけどね。

>8
直接このスレには関わらないんだけど、詳しくはこちら。
http://tanakanews.com/991214jimbo.htm

前レスであげたサイトにも書いてあるんだけど、国内的には麻薬を禁止、
輸出用にアヘンを生産してたらしい。
攻撃と考えていたかはわからないけど、金儲けにはなったと思う。
（一応、主流はヨーロッパ向けだけど、イラン経由で日本に流れてきた
　分も絶対あるに違いない、と推測）

　で、国際的に非難されて（まあ麻薬だけじゃないけど）、国連に認められず
経済封鎖。これにはだいぶ音を上げていて、ケシ畑も焼き払ったりして良い子
ぶりっ子をテロ起こる直前くらいまでアピールしてたよ。

（↓これは今年２月くらいの記事）
●アメリカのアフガンのアヘンに関する調査：San Francisco Chronicle
アメリカ政府と国連反麻薬組織は、タリバンによって支配されている地域における
アヘンが急激に減少していると発表した。しかし、アメリカ政府は、アヘンが減少
の流れにあると断定するには早すぎると警告した。減少の背景には、干ばつや国際
的麻薬売買人による金銭的問題があるという推測もある。

パキスタンではハク将軍の家にしろブットの家にしろ
武器麻薬取引に手を染めてない家なんてないんだぜ〜
西アジアのアングラマネーはここからバーレーン・レバノン・トルコを通って・・
やっぱニュース聞き書きの田中だなぁ

age

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