1 :
名無しさん@入院中 :
2 :
名無しさん@入院中 :2000/10/05(木) 01:11
もうひとつ
後撰集というより百人一首の
これや この 行くも 帰るも 別れては 知るも 知らぬも 逢坂の関
高校生のころ蝉丸って女性だと思っていました。
3 :
名無しさん@大字 :2000/10/05(木) 01:32
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主無しとて春な忘れそ
4 :
名無しさん@入院中 :2000/10/05(木) 04:08
理由は知りませんがこのテのスレは荒らされますよ
7 :
名無しさん@1周年 :2000/10/06(金) 07:49
花は散りその色となく眺むればむなしき空に春雨ぞ降る
8 :
5 :2000/10/06(金) 10:41
かきやりしその黒髪のすぢごとにうち伏すほどは面影ぞたつ
>6
5でカンケーない事書いてしまったのでお詫びです・・。
9 :
名無しさん@1周年 :2000/10/06(金) 12:52
東の野に陽炎のたつ見えて返り見すれば月かたぶきぬ
10 :
すりりんご :2000/10/11(水) 03:46
心には 下行く水のわきかへり 言はでおもふぞ いふにまされる
11 :
やっぱこれでしょう :2000/10/11(水) 18:39
花の色は 移りにけりな いたずらに わが身よにふる ながめせしまに
12 :
夏山繁樹 :2000/10/12(木) 19:45
冬なれば 空より花の散り来るに 空のあなたは春にやあるらむ
13 :
夏山繁樹 :2000/10/12(木) 19:50
冬なから 空より花の ちりくるは 雲のあなたは 春にや有らん
うろ覚えはいかんですなぁ。
14 :
みいちゃん:2000/10/24(火) 05:05
朝顔に ツルベ取られて もらい飯
15 :
いやはや:2000/10/24(火) 05:25
願わくは 腹の上にて 夜死なむ この如月の 望月の頃
16 :
>14:2000/10/24(火) 15:03
それは笑福亭つるべとかいうやつか?
17 :
名無しさん@1周年:2000/10/25(水) 12:24
いのちなき すなのかなしさよ さらさらと にぎればゆびの あいだよりおつ
18 :
名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 01:12
そこのけそこのけ おんまがとおる と
夏草や つわものどもが 夢のあと
19 :
名無しさん@1周年:2000/10/26(木) 02:47
身はたとえ 武蔵の野辺に朽ちるとも 留めおかまし 大和魂
20 :
樂声:2000/10/27(金) 21:19
雲を見ず生駒葛城ただ青き
この日なにとか人を呪わん
21 :
名無しさん@1周年:2000/10/28(土) 00:47
行き暮れて 木の下陰を宿とせば
花や今宵の あるじならまし
誰の句だっけ。確か、平氏の一門で、この
後に戦死しちゃうんだけどね。
昔の武人は詩もさらっと作るからかっこいい!
月影のいたらぬ里はなけれどもながむる人の心にぞすむ
>>21 その歌は忠度と記憶しています。
忠度は『千載集』にも入集しています。
あと、関係ないけど「薩摩守忠度」から乗り逃げの人のことを
「ただのり」にかけて「薩摩守」と言いますね。
24 :
名無しさん@1周年:2000/11/05(日) 05:30
散り散らず きかまほしきを故郷の
花みてかへる 人もあはなむ
25 :
kan:2000/11/06(月) 11:03
天の原、ふりさけみれば、春日なる、三笠の山にい出し月かも。
26 :
名無しさん@1周年:2000/11/07(火) 23:29
春の夜の夢ばかりなる手枕に かひなくたたむ名こそ惜しけれ
・・・周防内侍
27 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 08:46
平家の忠度のエピソードはしびれるねぇ。
28 :
名無しさん@1周年:2000/11/08(水) 10:28
この度はみなさんおはようございます
紅葉まんじゅうたくさん食べたい
29 :
樂声:2000/11/12(日) 21:26
川端に牛と馬とがつながれて
牛と馬とが風に吹かるる
30 :
名無しさん@1周年:2000/11/12(日) 23:18
見渡せば 花も紅葉も なかりけり
浦の苫屋の 秋の夕暮れ
31 :
↑:2000/11/13(月) 02:06
32 :
名無しさん@1周年:2000/11/13(月) 22:55
しのぶれど 色に出でにけり 我が恋は
物や思ふと 人の問ふまで
33 :
名無しさん@1周年:2000/11/15(水) 16:12
君がため 春の野にいでて 若菜摘む
わが衣手に 雪は降りつつ
いにしへを思えば夢かうつつかも夜はしぐれの雨を聴きつつ
35 :
樂声:2000/11/15(水) 22:31
はやゆけば いつしかきみに あいみんと
おもいしこころ いまぞなぎぬる
36 :
ひそひそ名無しさん:2000/11/15(水) 23:17
ねがはくは はなのもとにて はるしなむ このきさらぎの もちづきのころ 西行
吹くからに秋の草木のしをるればうべ山風をあらしといふらむ
38 :
名無しさん:2000/11/18(土) 01:42
39 :
名乗る名はない:2000/11/18(土) 02:07
春過ぎて夏きたるらし白袴の衣ほしたり天の香久山
40 :
名乗る名はない:2000/11/18(土) 02:09
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
41 :
名乗る名はない:2000/11/18(土) 02:14
唐衣着つつ馴れにし妻しあればはるばるきぬる旅をしぞおもふ
42 :
名乗る名はない:2000/11/18(土) 02:16
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
のどけという響きが好き
43 :
名乗る名はない:2000/11/18(土) 02:18
散りぬとも香をだに残せ梅の花恋しき時の思ひ出にせむ
>>38 さん
これはわたしのタイプミスです。でも、ちょっとおもしろいミスになりました。
調べたら手元にある金子元臣著『古今和歌集評釈』では「うべ」となっており
新潮集成では「むべ」となっています。
なんか「うめ」と「むめ」や「うま」と「むま」のような関係かもしれません。
それ以上のことは・・・うーん・・。
そう思っていたら『古今和歌集評釈』には、このような注釈がありました。
うべ・・・成る程、尤もにもなどの意。「諾(ウベナ)ふ」の略で副詞。
小倉百首に「むべ」とあるは轉訛。
「轉訛」は「転訛」です。
ああ、和歌らない。でも、興味をそそる。
>>44 伝本による違いもあるかも。こんど調べてみようかな。
憂しとおもふわが身もあきにあらねどもよろづにつけてものぞかなしき
47 :
名無しさん@1周年:2000/11/23(木) 01:19
吹く風をなんと言いけん梅の花散りくる時ぞ香は匂いける
48 :
樂声:2000/11/23(木) 09:47
おもわぬにいたらばいもがうれしみとえまむまよびきおもほゆるかも
49 :
名無しさん@1周年:2000/11/25(土) 04:15
すいません、スレ違いかもしれませんが、和歌にくわしいみなさんのこと
きっと、ご存知と思います。
百人一首カルタを買うとついてくるテープによく、
なにわづに〜なんとかかんとか〜さくやこのはな〜
という歌が入ってたんですが、子供の頃は一生懸命その札を探したものです
このスレを読んで急に気になりだして夜も眠れません。
どなたか、完全な歌と、作者、歌集などご教示いただけないでしょうか。
50 :
吉田茂:2000/11/25(土) 06:38
意味:
難波津に咲くよ、この花が。冬の厳しさに耐え、今は春になったと、咲くよ、この花が。
読み(現代表記):
なにわづに さくやこのはな ふゆごもり いまをはるべと さくやこのはな
解説:
百人一首の競技の初めに序歌として朗詠されるこの歌について、古今和歌集仮名序には、次のような記述がある。
難波津(なにはづ)の歌は、帝の御初(おほむはじ)めなり。大鷦鷯の帝(おほさざきのみかど)、難波津にて皇子(みこ)と聞える時、春宮(とうぐう)をたがひに譲りて位に即(つ)き給はで三年(みとせ)になりにければ、王仁(わに)といふ人のいぶかり思ひて、詠みて奉りける歌なり。この花は梅の花をいふなるべし。
訳:
難波津の歌は大鷦鷯の帝(仁徳天皇)の御代の初めを祝う歌である。仁徳天皇が難波で皇子であられた時、弟皇子と春宮の位をたがいに譲り合って即位なさらず、三年も経ってしまったので、王仁という人が気がかりに思い、詠んで奉った歌である。この花は梅の花をさすのであろう。(王仁:百済から帰化した学者)
ここからのコピペです。
http://www.watarase.ne.jp/hyakunin/frame/999.html
51 :
吉田茂:2000/11/25(土) 06:41
五月雨は露か涙かほととぎす我が名をあげよ雲の上まで
つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを
53 :
樂声:2000/11/27(月) 22:36
よのなかはむなしきものとしるときしいよよますますかなしかりけり
54 :
がばろん!!:2000/11/28(火) 23:26
食えばへる眠ればさめる世の中にちとめずらしく死ぬもなぐさみ
55 :
名無しさん@1周年:2000/11/30(木) 03:56
%%受験の古文で暇つぶししましょう2%%
問 次の文章を読んで、後の設問に答えよ。
天の河あさせ(子)しら波たどりつつ渡りはてねば明けぞしにける
この歌の心は、天の河の深さにあさせ白波たどりて、川の岸に立てるほどに明けぬれば、「今はいかがはせむ」と(丑)逢はで帰りぬるなり。さることやはあるべき。ただの人すら、ひととせを夜昼恋ひくらして、たまたま女逢ふべき夜なれば、いかにしてもかまへて渡らむものを。ましてたなばたと申す星宿に尾はせずや。天の河深しとて帰り給ふべきにあらず。いかにいはむや。その河には(寅)鵠ありて、「紅葉を橋に渡し」ともいひ、「渡し守船はや渡せ」ともいひ、「君渡りなば楫隠してよ」とも詠めり。(甲)かたがたに渡らむことはさまたげあらじ。渡し守の人を渡すは、知る知らぬはあるべき。たなばたの心ざしありて渡らむとあらむに、渡し守などてかいなびいなみ申さむ。また河もさまでは深からむ。かたがたに心得られぬことなり。またひがごとを詠みたらむ歌を、古今の躬恒・〔 X 〕、まさに入れむやは。たといかの人々こそあやまちて入れめ、(卯)延喜の聖主除かせ給はざらむやは。
( 中 略 )
かやうのことは古き歌のひとつの姿なり。恋ひ悲しみて(乙)立ちゐ待ちつることはひととせなり。たまたま待ちつけて逢はぬかのようにおぼゆるなり。されば程のすくなきに、逢はぬここちこそすれ、と詠むべけれど、歌のならひにてさもよみ、また逢ひたれどひとへにまだ逢はぬさまに詠めるなり。たとへば月の、「山の端に出で」て、「山の端に入る」と詠むがごとし。(丙)いつかは月、山より出でて、山には入る。されどもうち見るがさ見ゆるをさこそおぼゆれ、とはいはで、ひとへに山より出づるやうに詠むなり。これのみかは。花を白雲に似せ、紅葉を錦に似せなどするも、(辰)ひとへにそれにこそはなすめれ。こと違ふもの、人の物いふは、似たる物をもひとへになし、聞かぬことをもききたるやうにこそはいふめれ。それがやうに歌も逢ひながら逢はずといふなり。 『俊頼髄脳』より
[ 設問 ]
A (子)「しら」は掛詞になっている。掛けられている二つの意味を答えなさい。
B (丑)は冒頭の和歌の意味を説明する文の一部分である。この意味をもっとも明らかに表しているのは、和歌の題何句目か。漢数字で答えなさい。
C (寅)「鵠(かささぎ)」は、ここではどのような鳥として挙げられているか。簡潔に説明しなさい。
D 空欄〔 X 〕を補うのに 最も 適当な歌人の名を漢字二字で答えなさい。
E (卯)は何天皇のことか。漢字二字で答えなさい。
F (甲)〜(丙)をわかりやすく現代語訳しなさい。
G (辰)は具体的にどのようにすることか。三〇字程度で答えなさい。
H 上の文において、筆者は和歌の言葉がどのようなものだと主張しているか。二十五字程度の一文で答えなさい。
解答例はこちら
http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=smap&key=975049470&st=139&to=139&nofirst=true
56 :
非公開@個人情報保護のため:2000/11/30(木) 16:00
2chの入り口/ヘッドライン/2chの使い方/使用上の注意【おすすめ】デジタル放送【特別企画】Yahoo/ネット事件【案内】ラウンジ/初心者・質問/PC初心者/2ch批判要望/ガイドライン削除依頼/削除議論/イベント企画【馴れ合い】自己紹介/ほのぼの/モナー/顔文字/夢、独り言/Off会【社会】マスコミ/ニュース速報/ニュース議論/少年犯罪/自然災害/男性論女性論/議員、選挙/警察/社会、世評/環境・電力/運輸・交通/就職、転職/福祉介護奉仕/地方自治知事/自衛隊【会社・職業】ベンチャー/経営学/賃貸不動産/公務員/法律勉強相談/資格全般/派遣業界/保険業界/税金経理会計/病院、医者/光通信/DTP・印刷/アルバイト/広告業界【裏社会】ちくり裏事情/薬、違法/違反の潰し方【文化】創作文芸/詩・ポエム/映画、8mm/オカルト/特撮!/演劇、役者/占い性格診断/占術理論実践/寺社仏閣/美術鑑賞【学問・理系】理系全般/物理/生物/化学/機械・工学/情報システム/シミュレート/農学/天文・気象/医歯薬看護/数学/土木・建築/材料物性/航空、船舶/未来技術【学問・文系】心理学/言語学/社会学/文学/日本史/世界史/民族・神話/古文・漢文/ENGLISH/ハングル/中国/地理・人類学/語学/芸術デザイン/哲学/司法試験【家電製品】家電製品/ソニー/携帯PHS/デジタルモノ/カメラ/AV機器/ピュアAU【政治経済】政治金融/国際情勢/経済/株式/創価、公明/共産党/政治思想/金融【食文化】食べ物/料理/ラーメン/グルメ外食/B級グルメ/お酒、Bar【生活】冠婚葬祭/生活全般/家具/通販、買い物/ファッション/化粧/美容/海外生活留学/クレジット/30代以上/家庭/懸賞/たばこ/優先接続/コンビニ【ネタ雑談】シャア専用/電波、お花畑/お笑い小咄/同人ノウハウ/噂話【カテゴリ雑談】カップル/のほほんダメ/無職、だめ/女性/独身女性限定/主婦限定/独身男性/おたく/年代別/しりとり/五七五、短歌/アウトロー【受験・学校】教育・先生/大学受験/お受験【趣味】趣味一般/おもちゃ/お人形/園芸、農業/ペット大好き/ペット大嫌い/バイク/車/軍事/無線/鉄道、電車/模型・プラモ/サバゲー【スポーツ】スポーツ/スキースノボ/海スポーツ/野球/アンチ球団/サッカー/格闘技/釣り/バス釣り/自転車/プロレス/F1/オリンピック/武道・武芸/ボクシング【旅行・外出】海外旅行/危ない海外/国内旅行/遊園地/登山キャンプ【テレビ等】芸能有名人/お笑い芸人/アナウンサー/広末涼子鈴木あみ/アイドル画像/椎名林檎/スマップ/モーニング娘/ジャニーズ/Jr/衛星ケーブル/デジタル放送/テレビ番組/テレビドラマ/ラジオ番組/海外テレビ/広告、CM【ギャンブル】麻雀、他/パチンコ/競馬/ギャンブル【ゲーム】PCゲーム/家庭用ゲーム/FF・ドラクエ/ポケモン/ハード・業界/ギャルゲー/アーケード/フライトシム/ネットゲーム/卓上ゲーム/囲碁・将棋【漫画・小説等】コスプレ/声優/アニメ/同人コミケ/漫画/少年漫画/少女漫画/CCさくら/いがらし/おじゃる丸/ライトノベル/ミステリー/SF/雑誌/一般書籍【音楽】音楽一般/邦楽/洋楽/ビートルズ/ヴィジュアル/DJ、クラブ/楽器、作曲/ジャズ/クラシック/HR/HM/アニソン等【心と身体】人生相談/心と宗教/身体,健康/アトピー/純情恋愛/過激な恋愛/不倫・浮気/同性愛/躁鬱【PC等】Windows/Mac/新Mac/OS/パソコン一般/自作PC/ハードウェア/モバイル/ビジネスsoft/UNIX/プログラマー/プログラム/CG/DTM/DTV【ネット関係】Web制作/perl,CGI/ハッククラック/ネットワーク/ポスペ,irc/プロバイダー/Nifty/メルマガ/難民/宣伝掲示板/ネットサービス【まちBBS】TOPページ/北海道/東北/北陸・甲信越/関東/東京/多摩/神奈川/東海/近畿/大阪/中国/四国/九州/沖縄【雑談系2】おいらロビー/廃墟ロビー/なんでもあり/厨房!/最悪/お下品えっちねた学歴/人権問題【大人の時間】21歳以上!子供はだめ!エロげー/Leaf,key【チャット】2ch@IRC【お絵かき】お絵かき【運営】ガイドライン/削除屋ML/2chメルマガ/削除要請は削除依頼/へ苦情は批判要望/へおいらのメール/いたづらはいやづらツール類】オフラウWin/オフラウMac/OffBoard/ギコナビ/2chブラウザ/大先生の検索/発言統計/BBSMENU【他の掲示板】JBBS/あめぞう/megabbs/あめざー2/あめぞう2000/
57 :
名無しさん@1周年:2000/11/30(木) 18:17
問 次の文章を読んで後の設問に答えよ。
かかるほどに(α)八月にもなりぬれば、つれづれもなぐさめむとて、石山に詣でて七日ばかりもあらむとて、詣で(子)ぬ。宮、久うもなりぬるかなとおぼして、御文つかつかはすに、童、「一日まかりてさぶらひしかば、石山になむこのごろ(1)おはしますなる」と(A)申さすれば、「さは、今日はくれ(丑)ぬ、(2)つとめてまかれ」とて御文書かせ(甲)たまひて(B)賜はせて、石山に(C)行きたれば、仏の御前にはあらで、ふるさとのみ恋しくて、かかる歩きも引きかへたる身の有り様と思ふに、いともの悲しうて、まめやかに仏を念じたてまつるほどに、高欄の下の方に人のけはひすれば、あやしくて(D)見下ろしたれば、この童なり。あはれに思ひがけぬところに来たれば、「なにぞ」と問はすれば、御文(E)さし出でたるも、常よりもふと引きあけて見れば、「いと心深う入りたまひけるをなむ、など(β)かくなむとものたまはせざりけむ、(3)ほだしまでこそ(F)おぼさざらめ、おくらかし(乙)たまふ、こころ憂く」とて
「関越えて今日ぞと問ふや人は知る思ひたえせ(寅)ぬ心づかひを
いつか出でさせ(丙)たまふ」とあり。
近うてだにいとおぼつかなくなし(丁)たまふに、かくわざとたずねたまへる、をかしうて、
「あふみぢは忘れ(卯)ぬめりと見しものを関うち越えて問ふ人やたれ
いつかとのたまはせたるは、(4)おぼろけに思ひ(戊)たまへ入りにしかば、
(γ)山ながら憂きはたつとも都へはいつか打出の浜は見るべき」
〔 設問 〕
あ この文章の出典を答えよ。
い(α)の「八月」を陰暦の月名でなんと読むか、ひらがなで答えよ。
う(子)〜(卯)のうち、ひとつだけ用法上の意味がことなるものがある。それを抜き出し、記号で答えよ。
え(甲)〜(戊)のうち、ひとつだけ用法上の意味がことなるものがある。それを抜き出し、記号で答えよ。
お(A)〜(F)はそれぞれ誰の動作、行為か。下記の項目から適当と思われるものを選び、番号で答えよ。
1 宮 2 童 3 宮、童以外の人物
か(1)〜(4)をそれぞれ十五字以内で現代語訳せよ。
き(β)の「かく」とはどういうことを指示しているのか。句読点とも二十字以内で答えよ。
く「あふみぢは・・・」の和歌において掛詞をひとつ指摘し、何と何とが掛けられているか、それぞれ漢字で答えよ。
け(γ)の「山」とはこの場合どこを指しているか、漢字で答えよ。
こ 「山ながら・・・」の和歌について。「いつか打出の浜は見るべき」といった表現には詠者のどのような意思がこめられているか。句読点とも二十字以内で答えよ。なお、「打出の浜」は琵琶湖畔にある地名である。
回答例はこちら
http://natto.2ch.net/test/read.cgi?bbs=joke&key=974980929&ls=100 15 名前: >14 投稿日: 2000/11/29(水) 15:26
「あ」は悪問だろ。
和泉式部日記である根拠がない。
16 名前: 14 投稿日: 2000/11/30(木) 03:46
>>15 hannsei
58 :
名無しさん@1周年:2000/11/30(木) 18:20
1 : お気に入りの和歌はありますか? (56) 2 : 泉式部の淫乱ぶりについて (16) 3 : 短歌作ってください! (4) 4 : 朝鮮半島とベトナムの漢文学について (4) 5 : 自由が丘近辺でかるた競技の会のようなものはありますか? (3) 6 : 古典文学で一番偉い先生は誰ですか (4) 7 : 標準古文単語 (4) 8 : 格助詞と形容動詞 (9) 9 : 古典の翻訳について (13) 10 : 古文・漢文の宿題、うけたまります (2) 11 : 漢詩がなんとなく好き。 (56) 12 : なんでも雑談・スレたてる程でもない事 (46) 13 : 日本の漢詩人、皆さんは誰をご推奨? (20) 14 : 論語スレッド (25) 15 : 無名抄の現代語訳 (3) 16 : 殺殺殺殺殺殺殺 (6) 17 : 新勅撰和歌集 (11) 18 : 公家専用弐周波板 (20) 19 : 岩波文庫と金谷治 (11) 20 : ☆☆☆☆2チャンねラ−に会った☆☆☆☆ (2) 21 : 平安時代のエッチ (10) 22 : だれかたすけて (11) 23 : 古文の勉教法 (35) 24 : 戦前の日本語 (4) 25 : 句題和歌ってなんですか? (3) 26 : 古文漢文の参考書でとにかくいい本を教えて下さい (6) 27 : 古事記の八咫烏について (10) 28 : 最悪だ・・、古文全然わかんない・・。 (22) 29 : 古書店スレッド (15) 30 : 受験生のバイブル・マドンナ古文 (5) 31 : 平安時代の古文が読めない (14) 32 : なぜ古文を学ぶのですか? (19) 33 : 方丈記について (14) 34 : スレは何個連続で立てられるかテスト1(1) 35 : 活用形の覚え方 (5) 36 : 日本史物語と漢文学の楽しみ方(1) 37 : 日本の古典をマンガにしたものでおすすめは? (4) 38 : 我今から学ぶ(1) 39 : 「鐵扇會に宛てられた、元日本兵からの肉筆の手紙」(1) 40 : ■三国志を漢文で読みたい! (38) 41 : あ(2) 2:あ (2) 42 : 乃木大将 (21) 43 : 意訳してください (2) 44 : 古事記の「ホト」 (45) 45 : 好きな歌人は誰? (9) 46 : ―センターを受ける前にここは覚えとけ★古典― (15) 47 : 『五瓣無情』って?? (5) 48 : 予備校古文講師列伝 (43) 49 : ゆく川の流れは絶えずして・・・ (9) 50 : かぶら男 (4) 51 : 源氏研究 (22) 52 : 二千円札 (22) 53 : 漢文にカ変がない理由 (10) 54 : 『新潮日本古典集成』っていいよね (4) 55 : 渡辺信一郎って知ってます? (2) 56 : これは意外と面白い (52) 57 : 予備校漢文講師列伝 (47) 58 : ※※「野猿」出典は白氏文集☆☆ (13) 59 : むずが否定じゃないとはどういうこと? (2) 60 : 古文の文法について教えて下さい (8) 61 : 「北瓜」って読めますか? (6) 62 : 哲学としての易経を語ろう (11) 63 : 見渡せば、○○も○○○もなかりけり。 (28) 64 : 子曰く、 (4) 65 : 移転しました (2) 66 : 追号「香淳皇后」出典は懐風藻 (25) 67 : 中国の漢詩人・張継 (4) 68 : 竹取物語 (17) 69 : アシタカせっき (3) 70 : 金谷治先生ってどんな人?(1) 71 : テスト(1) 72 : ★理系向けの東大対策古文・漢文勉強法★ (6) 73 : 奥の細道と不易流行 (13) 74 : 女流文学って言い方。変です。 (20) 75 : 水は命を生み、土は命を育て、風は・・ (13) 76 : 出席簿(今日の重大事件) (22) 77 : 始皇帝について(1) 78 : 巳年と琵琶の関連性を教えて!! (2) 79 : 2000年センター試験漢文(41) 80 : この板、もっと人気出ますように。(63) 81 : 源氏物語の現代語訳(14) 82 : 平家物語 現代語訳(2) 83 : 「かんかんのう」の歌詞と原文・和訳などを教えてください。(7) 84 : 『源氏物語』、あなたはどの女君が好き?(66) 85 : 可能性的漢字魔来襲 有也無也(15) 86 : 和歌や漢詩(7) 87 : 旧かな旧漢字は伝統的でしょうか(10) 88 : 有坂誠人先生の消息(6) 89 : センター試験の古文(16) 90 : 古文・漢文の上達法を教えて(6) 91 : 江戸時代の古文@入試問題(9) 92 : 勝手に詠む。(27) 93 : ヤンキ―古文いまだ健在???吉野敬介(18) 94 : 上代特殊仮名遣スレ(9) 95 : **古語辞典スレッド**(14) 96 : さよならだけが(7) 97 : おじゃる丸で(8) 98 : 本当の源氏物語(6) 99 : 尋ね人〜連歌に詳しい人いない?〜(2) 100 : 古文と漢文?(3)
59 :
ひっぱれー:2000/12/01(金) 01:16
1 : ほととぎすがまだ鳴きません。(4) 2 : 源氏の物語って何がいいの? (29) 3 : 鷹狩りスポット教えて (18) 4 : 今年は閏月の年だ!!! (3) 5 : あぼ〜ん (33) 6 : きれいな女房スレッド (7) 7 : 明日の天気は雷雨です。 (15) 8 : 大和の国での怪事件について (16) 9 : 俺の妻紹介 part17 (4) 10 : 坊主氏ね! (9)
山里は世のうきよりもすみ侘びぬことの外なる嶺のあらしに
身にさむくあらぬ物からわびしきは人の心のあらしなりけり
62 :
世界@名無史さん:2000/12/02(土) 00:29
五月まつはな橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
63 :
名無しさん@1周年:2000/12/10(日) 16:33
age
64 :
名無しさん@1周年:2000/12/10(日) 23:20
八雲立つ 出雲 八重垣 妻籠みに 八重垣 作る その八重垣を
65 :
名無しさん@1周年:2000/12/10(日) 23:27
マッチ擦る束の間海に霧深し 身捨つる程の祖国はありや
つれづれとながめくらせば冬の日も
春のいく日におとらざりけり
街をゆき子供の傍を通る時
蜜柑の香せり冬がまたくる
68 :
あっきゅ:2000/12/18(月) 23:54
忘らるる身をば思わず誓ひてし
人の命の惜しくもあるかな 右近
69 :
名無しさん@1周年:2000/12/23(土) 03:40
この川で 泳ぐべからず 警視庁
70 :
>69:2000/12/23(土) 15:00
一本!
一本と思ひてうへしくれ竹の庭見えぬまてしける故郷
新しき年やわが身をとめ来らん隙ゆく駒に道をまかせて
73 :
樂声:2000/12/26(火) 22:32
あらたしき としのはじめの はつはるの
きょうふるゆきの いやしけよごと
74 :
名無しさん@旅行中:2000/12/26(火) 23:09
おおえやま いく野の道の 遠ければ
まだふみも見ず 天の橋立
すりこ木と火吹き竹とをとりちがえ、吹くもふかれず、するもすられず。
詠者 細川藤孝…というのはデマらしいが彼なら如何にも詠みそう。[耳嚢]
76 :
松尾根の方:2000/12/30(土) 03:08
ひむかしにかぎろひの立つ見へて
ふりさけ見れば月傾ぶきぬ
今みたいにビルとか無くて明るくなる空が良く見えそう。
77 :
名無しさん@東北旅行中:2000/12/30(土) 12:59
「衣のたてはほころびにけり」
「年をへし糸のみだれのくるしさに」
正月は地獄の旅の一里塚
めでたくもありめでたくもなし…
こんな感じの歌でしたよね。
79 :
名無し:2001/01/05(金) 21:43
村雨の 露もまだ干ぬ 槙の葉に
霧立ち上る 秋の夕暮れ 寂蓮
80 :
名無しさん@1周年:2001/01/06(土) 01:53
親孝行 したい時には 親は無し
81 :
あるケミストさん:2001/01/08(月) 00:09
吃驚して 座り小便 こいちゃった
82 :
おめこ仙人:2001/01/08(月) 09:13
ひむかしの ののかきろひの たつみえて
かえりみすれは つきかたむきぬ
よろしーねー
もはやこれは絶品というしかない
はい、みなさん拍手拍手
あらたのし、思いは晴れる身は捨つる、浮世の月にかかる雲なし。
>>78の名無しさん@入院中たん。☆⌒(*^-°)v Thanks!!
84 :
猿丸太夫さん:2001/01/11(木) 03:12
奥山に 紅葉踏み分け鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は哀しき
85 :
マイク:2001/01/12(金) 01:46
瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の
われてもすゑにあはむとぞ思ふ
86 :
ぬかたん:2001/01/12(金) 22:26
にぎたつに
ふなのりせむと月待てば
しおもかなひぬ
いまはこぎいでな
うろおぼへ
87 :
鷽:2001/01/14(日) 00:21
いにしえの
おならのみやこの
やえざくら
きょうここのへに
においぬるかな
出口王仁三郎
88 :
かっぱ:2001/01/14(日) 00:26
ももくり
さんねん
かきはちねん
だるまきゅうねん
おれはいっしょう
武者小路実篤
89 :
かっぱ:2001/01/14(日) 00:29
ももくり さんねん かきはちねん
だるまきゅうねん
おれはいっしょう
武者小路実篤
90 :
笑点より:2001/01/14(日) 00:34
笑点より
ゆうれいの しょうたいみたり かれおばな さらによくみりゃ
うたまるさんなり
はやしや こんぺい
91 :
名無しさん@1周年:2001/01/16(火) 00:44
和歌スレは 中国人に 荒らされる
なかなかに世をも人をも怨むまじ時に合わぬを身のとがとして。
操行有常賢、仕宦無常遇。賢不賢、才也、遇不遇、時也。鬱だ死のう。
おふじさん雲のころもを脱がしゃんせ雪のはだえが見とうござんす。
#おふじたん。ハァハァ…。
今さらに雪降らめやもかげろふの
燃ゆる春日となりにしものを
今年は雪がよく降りましたねぇ。
よのなかを憂しと、やさしと思えども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば
ながらへば又このころやしのばれむ
うしとみし世ぞ今は恋しき
心にもあらで、うき世に、ながらえば恋しかるべき夜半の月かな。
#鬱だけど生きてみる。
99 :
名無しさん@1周年:2001/02/03(土) 21:12
かすみあへすなほふるゆきにそらとちてはるものふかきうつみひのもと
100 :
名無しさん@1周年:2001/02/06(火) 11:38
手習へる紙の余白に海と書く
荒磯に君が魚獲らす日を
101 :
おほみうた:2001/02/06(火) 11:46
外つ国の旅より帰る日の本の
空赤くして富士の嶺立つ
あんまり歌心がおありになるとは言えない(?)今上陛下ですが、
このお歌を読んだときには、涙出てきました。素晴らしいお歌ですね。
102 :
名無しさん@1周年:2001/02/06(火) 14:10
かぎりなく悲しきものはともしびの消えてののちの寝覚めなりけり
我とこそながめなれにし山のはのそれもかたみのありあけの月
香川景樹と藤原良経です。
>>101 いい歌ですね。
103 :
kimmy:2001/02/06(火) 14:14
風に散る 花橘を袖に受けて 君が御跡とおもひつるかも
104 :
102:2001/02/06(火) 14:16
正しくは、山のは「に」、でした。
105 :
102、ついでに:2001/02/06(火) 14:23
この世をばどりゃおいとまに線香とともにつひには灰さようなら
一九辞世。
ふるさとを山のいくへに隔てきぬ
都の空をうづむしらくも
107 :
名無しさん@1周年:2001/02/06(火) 16:31
いわばしる垂水の上のさわらびの萌えいづる春になりにけるかも
108 :
通りすがりの名無しさん:2001/02/06(火) 17:34
帝といえば、
あさみどり すみわたりたるおおぞらの ひろきをおのが こころともがな
我ばかり物思ふ人はまたあらじと
思へば水のしたにもありたり
110 :
名無しさん@諸大夫:2001/02/18(日) 12:15
こちふかばにほひおこせようめのはなあるじなしとてはるなわすれそ
111 :
名無しさん@1周年:2001/02/18(日) 14:12
ひとつとりふたつとりては焼いて食ふ鶉なくなる深草の里
112 :
名無しさん@1周年:2001/02/18(日) 14:14
世の中はいつも月夜に米のめしさてまた申し金のほしさよ
113 :
名無しさん@1周年:2001/02/19(月) 03:45
器には従ひながら岩ほをもとほすは水の力なりけり
114 :
考える名無しさん:2001/02/19(月) 16:41
あしう心得て侍りけるかな。かしこまり聞こえむ。
さても、縄文・弥生などのほどの言葉は、とありけむ、かかりけむ、
などさまざまに論ずる人々あれど、いかがおぼしめす。殊なるしるし
もなきに、とおぼえ侍れども。
115 :
名無しさん@1周年:2001/02/20(火) 00:09
春の夜の夢の浮き橋とだえして峰にわかるる横雲の空
116 :
名無しさん@1周年:2001/02/24(土) 03:16
秋山の木の下隠りゆく水の我こそまさめ御思ひよりは 鏡女王
ほととぎす鳴くや五月のあやめ草あやめも知らぬ恋もするかな
読み人しらずだっけ?
明日ありと思うとろろのむぎごはん、いまに私の食わぬものかは
118 :
名無しさん@1周年:2001/02/24(土) 12:32
なんかで、どんなにいい歌も下の句に
「それにつけても 金の欲しさよ」
を付けたらだいなしになる、っていうのを見た記憶が。
たとえば・・・、
秋山の木の下隠りゆく水の それにつけても金の欲しさよ
ほととぎす鳴くや五月のあやめ草 それにつけても金の欲しさよ
って。パタリロだったかな。
>>116ゴメン、すぐ上にあったんで使っちゃったよ・・・。
119 :
116:2001/02/25(日) 00:54
ああ、ホントだ。だいなしに・・・(笑)
120 :
名無しさん@1周年:2001/02/25(日) 02:03
一本の樫の木やさしその中に血は立ったまま眠れるものを
ふるさとの訛りなくせし友といてモカコーヒーはかくまで苦し
君がうたうクロッカスの歌も新しき家具の一つと数えんとする
(いずれも寺山修司)
121 :
Nanashi_et_al.:2001/03/09(金) 01:52
酒の無い国に行きたい二日酔い また三日目に帰りたくなる
122 :
名無しさん@1周年:2001/03/09(金) 03:26
大海の磯もとどろに寄する波われてくだけてさけて散るかも
これ最高。
123 :
Nanashi_et_al.:2001/03/09(金) 03:28
124 :
122:2001/03/09(金) 04:04
源実朝
実朝
126 :
こっそりさん:2001/03/09(金) 04:05
うわ、一分おそかった(笑
127 :
こっそりさん:2001/03/09(金) 04:12
実朝は、なにげにいい歌が多い(というほど知らないが)よね。
>>122のも好きだし、あと
なんたらかんたら、波の寄る見ゆ
っていうのもいい感じ。
うろ覚えなんで、明日調べておこう。
128 :
122:2001/03/09(金) 04:19
箱根路をわれ越えくれば伊豆の海や沖の小島に波の寄るみゆ
>>127これね。五感という事に関しては実朝が最高の歌人だと思う。
129 :
こっそりさん:2001/03/09(金) 04:24
えへへ、
「ひょっとして122が教えてくれるかも?」
と思ってたんだ。
ありがと
>>128 実朝まんせー。みんな「金塊和歌集」を読もう。
130 :
Nanashi_et_al.:2001/03/09(金) 18:34
>>124 >>125 さんくす。
697番歌だね。
国歌大観見れば済むことだった。反省。
それにしても実朝マニアっているんだなあ。
この歌折口信夫は生煮えで落ち着きが無いなんていってるけど、怒られそう…。
131 :
名無しさん@1周年:2001/03/11(日) 18:51
これやこの 犬も歩けば桃の花 むすめふさほせ かわくまもなし
出典 うる星やつら 高橋留美子
山はさけ、海はあせなむ世なりとも、君にふた心、わがあらめやも。
#実朝たんちゅきなひと、たくさんいるのね。ちょっとうれしい。
133 :
Nanashi_et_al.:2001/03/13(火) 13:01
僕は実朝より『玉葉』『風雅』がいいな。
京極為兼・伏見院・永福門院を拾い読みするだけでも素晴らしいと思う。
例えば『風雅集』の為兼の歌
沈みはつる入日のきはに あらはれぬ 霞める山の なほ奥の峰
>>131 ここで高橋留美子先生にお会いできるとは思わなかった。感激です。
134 :
名無しさん@1周年:2001/03/13(火) 15:32
春の岬 旅のをはりの鴎どり 浮きつつ遠くなりにけるかも
135 :
名無しさん:2001/03/13(火) 23:32
しのぶれど 色に出でにけり わが恋は ものやおもふと人の問ふまで
この歌の詠まれた背景も込みで。
136 :
名無しさん@入院中@しろうるり:2001/03/14(水) 05:47
冬ながら空より花の散りくるは
雲のあなたは春にやあるらむ
古今集 深養父
一昨日の朝は雪でしたが、これから暖かくなるようです。
もうすぐは〜るですねぇ
ちょっと乞いしてみませんかぁ〜♪
同情するなら学位くれ??
137 :
名無しさん@1周年:2001/03/14(水) 17:05
よその板で煽られ、泣きそうになった時はここへ来る。
そんな、癒し系スレ。
俺は、万葉集のいちばん初めに出てくる
「こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち・・・」
が大好きなんだよね。
内容というよりも、言葉のリズムみたいなものが。
138 :
名無しさん@1周年:2001/03/14(水) 21:57
結ぶ手のしづくに濁る山の井のあかでも人に別れぬるかな
時鳥その神山の旅枕ほのかたらひし空ぞ忘れぬ
神まつる我が白妙の袖の上にかつうすれゆくみあかしのかげ(大正天皇御製)
139 :
額田王:2001/03/15(木) 18:14
君待つと
我が恋ひ居れば 我がやどの
簾動かし 秋の風吹く
140 :
鏡王女:2001/03/17(土) 11:22
かぜをだに
こふるはともし かぜをだに
こむとしまたば なにかなげかむ
141 :
名無しさん:2001/03/17(土) 11:27
久かたの 光のどけき春の日の
しずこころなく 花の散るらむ
142 :
名無しさん:2001/03/18(日) 18:26
額田と言えば
あかねさす 紫野ゆき しめのゆき 野守はみずや 君が袖振る
143 :
名無しさん@1周年:2001/03/19(月) 00:09
いま桜咲きぬとみえて薄ぐもり春に霞める世のけしきかな
144 :
名無しさん@1周年:2001/03/19(月) 22:41
白露も夢もこの世も幻もたとえていへば久しかりけり
145 :
名無しさん@1周年:2001/03/20(火) 00:43
…か何ぞと人の問ゆるとき鬼と答へて切りなましものを
146 :
145:2001/03/20(火) 00:45
おのこごだっけ?
147 :
ハッカーじゃないほうの山田:2001/03/20(火) 20:36
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ ....崇徳院逢ひ見ての 後の心に 比ぶれば
昔はものを 思はざりけり ....権中納言敦忠
148 :
ハッカーじゃないほうの山田:2001/03/20(火) 20:39
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ ....崇徳院
逢ひ見ての 後の心に 比ぶれば
昔はものを 思はざりけり ....権中納言敦忠
149 :
本家なぐ@fw065.starcat.ne.jp:2001/03/20(火) 23:56
道まかりけるついでに、ひぐらしの山をまかり侍て
ひぐらしの山路を暗み小夜ふけて 木の末ごとに紅葉照らせる
『後撰和歌集』巻第十九・羇旅歌
150 :
名無しさん@1周年:2001/04/05(木) 00:01
花のうへにしばしうつろふ夕づく日入るともなしにかげ消えにけり
151 :
1519:2001/04/05(木) 00:37
山を見よ 山に日は照る 海を見よ 海に日は照る いざ唇を君
手を切れ、双脚を切れ、野のつちに投げ棄てておけ、秋と親しまむ 若山牧水
152 :
名無しさん@1周年:2001/04/07(土) 02:36
暗きより暗き道にぞ入りぬべき
はるかに照らせ山の端の月――和泉式部
「鵺」を知り能楽を知るきっかけとなった和歌でした。
でもおかげでいまだに「暗きより暗き道にぞ入りにける」
だと思っちゃう。
153 :
名無しさん@1周年:2001/04/07(土) 03:38
アカアカヤアカアカアカヤアカアカヤアカアカアカヤアカアカヤツキ
・・・だっけ?
154 :
名無しさん:2001/04/07(土) 13:57
♪月がとっても赤いから……
155 :
日本@名無史さん:2001/04/11(水) 18:57
逢うまでとせめて命の惜しければ恋こそ人の命なりけり
−伊東甲子太郎
156 :
名無しさん@1周年:2001/04/24(火) 02:20
きみに誓ふ阿蘇のけむりの絶ゆるとも万葉集の歌ほろぶとも
157 :
名無しさん@1周年:2001/04/24(火) 02:57
アカアカヤ
アカアカアカヤ
アカアカヤ
アカアカアカヤ
アカアカヤ風呂
ひととせをながめつくせる朝戸出でに薄雪ほるさびしさの果て
定家『六百番歌合』
↑ 薄雪ほる ×
薄雪こほる○
160 :
妖艶?:2001/04/25(水) 15:07
かきやりし その黒髪の 筋ごとに
うちふすほどは 面影ぞたつ
161 :
名無しさん@1周年:2001/05/06(日) 04:18
夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふ 天つ空なる人を恋ふとて
162 :
吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 22:49
ともすれば月すむ空にあくがるる 心のはてを知るよしもがな
163 :
夕波:2001/05/25(金) 21:27
いとせめて恋しきときはぬばたまの 夜の衣を返してぞ寝る
今の私が一番好きな・・というか心につんときてしまう歌です
そう、逢いたいのです
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣では露に濡れつつ
なんとなく好き。
165 :
♂:2001/06/04(月) 01:30
初日の夜はドッカンドッカン
166 :
奈良府民@横浜:2001/06/04(月) 12:55
夕されば ひぐらしきなく 生駒山 越えてぞ我がくる 妹がめをほり
<万葉集>
167 :
名無しさん@1周年:2001/06/06(水) 22:41
とどめ置きて 誰をあはれとおもふらむ 子はまさりけり 子はまさるらむ
(和泉式部が、娘の小式部を亡くしたのちに詠んだ歌)
168 :
名無しさん@1周年:2001/06/08(金) 01:27
天竜寺の境内にある、特別攻撃隊の学徒の歌碑(わだつみの歌の)
「みんなみの 雲染む涯に散らむとも 国の野花と 我は咲きたし」
記憶違いだったらごめんなさい。健さんの「ホタル」見て単純に泣いてきた
ので…
169 :
名無しさん@1周年:2001/06/08(金) 18:47
めぐり逢いて見しやそれともわかぬまに 雲隠れにし夜半の月かな
170 :
世界@名無史さん:2001/06/08(金) 19:14
それにつけても かねのほしさよ
どんな上の句にも付けることのできる、最強の下の句
それにつけても おやつはカールね
172 :
名無しさん@1周年:2001/06/12(火) 16:03
173 :
名無しさん@1周年:2001/06/12(火) 19:44
あふことも今はなきねの夢ならで いつかは君をまたはみるべき
上東門院が死んだ旦那を夢にみて歌った。
じーんとする。
174 :
名無氏物語:2001/08/13(月) 04:13
万葉集の柿本人麻呂の
ひむがしの野に炎の立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ
同じく万葉集志貴皇子の
葦辺行く鴨の羽交ひに霜ふりて寒き夕べは大和しおもほゆ
175 :
名無氏物語:2001/08/13(月) 17:58
アカアカヤ...
は何なの?
176 :
名無氏物語:2001/08/13(月) 23:16
万葉集の柿本人麻呂の
ひむがしの野に炎の立つ見えてかえり見すれば月かたぶきぬ
伊勢物語四十五段の
暮れがたき 夏のひぐらし ながむれば
そのこととなく ものぞ悲しき
好きだ。
「そのこととなく」って何だよっ!
と、自分の中の日本人に問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
178 :
名無氏物語:01/12/03 06:48
age
179 :
名無氏物語:01/12/05 23:18
月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つは元の身にして
ばーい『伊勢物語』
180 :
名無氏物語:01/12/07 15:55
わが息を芙蓉の風にたとへますな十三絃をひと息に切る
山川登美子
181 :
名無氏物語:01/12/09 00:46
百人一首の左京大夫道雅の歌
「今はただ思ひ絶えなんとばかりを人づてならで言ふよしもがな」
道雅と当子内親王の悲恋は泣ける。
白鳥は 哀しからずや 空の青 海のあをにも
染まずただよふ
孤独なときにかみしめたい歌。
183 :
ダラー星人:01/12/09 21:20
つゆとおち つゆときえにし わかみかな
なにはのことも ゆめのまたゆめ
184 :
名無氏物語:01/12/10 02:52
幾山河越えさりゆかばさみしさの果てなむ国ぞ今日も旅ゆく
185 :
名無氏物語:01/12/10 14:53
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ
186 :
名無氏物語:01/12/10 17:52
心当てに折らばや折らむ初霜の置き惑わせる白菊の花
高校生の頃の国語の時間、教師が居眠りこいていた生徒をいきなり指名
して
「君が一番気好きな歌は?」
その生徒が苦し紛れに答えたのがこの歌。教科書に載っていた歌からい
いかげんに選んだに違いないのです。このぼんくら同級生に代わって一
票。断っておくけど私じゃないよ。
187 :
名無氏物語:01/12/10 19:32
天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 榜ぎ隠る見ゆ
情景が浮かぶ綺麗な歌で好きです
188 :
アフォ( ´_ゝ`):01/12/10 19:42
さむしろや 衣かたしき 今宵もや 我を 待つらむ 宇治の橋姫
我も見つ 人にも告げん 葛飾の 真間が手児名が 奥津城処
とめおきて 誰を哀れと思うらん 子はまさるらん 子はまさりけり
子を思う 心に勝る親心 今日のおとずれ なんと聞くらん
189 :
名無氏物語:01/12/10 20:01
さつきまつはなたちばなのかをかげばむかしのひとのそでのかぞする
190 :
アフォ( ´_ゝ`):01/12/10 20:18
訂正
我も見つ 人にも告げん 葛飾の 真間の手児名が 奥津城処
191 :
名無氏物語:01/12/10 21:24
君が行く道の長手を繰りたたね焼き滅ぼさむ天の火もがも
万葉集3724.はじめて読んだとき鳥肌たった。厨房臭くてスマソ
192 :
名無氏物語:01/12/10 22:13
かへりこぬ昔を今とおもひねの夢の枕ににほふたちばな
桐の葉もふみわけがたくなりにけりかならず人を待つとなけれど
式子内親王、好きです。清くさびしく慎ましく。
193 :
名無氏物語:01/12/10 23:53
なにせうぞ くすんで 一期は夢ぞ ただ狂へ
っす。閑吟集最高。
194 :
名無氏物語:01/12/11 00:19
「夢よ」 だと思っていた。ところでそれ和歌じゃないし。>193
195 :
名無氏物語:01/12/11 00:55
桜花開きかも散ると見るまでに誰かもここに見えて散り行く 人麻呂歌集
お初に罷り出でました。
秋の田の刈り穂の庵の歌加留多取り損なって雪は降りつつ
なヌッ、狂歌はスレ違い?...逝って参りま−す。
ただいま−。
れんげ畑赤きが中を駆くる汽車着くなと思う吾が故郷へ
恩師、都筑省吾の、多分青春時代の作です。この歌に初
めて接したのはこっちが青春時代。目の前の先生が急に
若々しく見えました。
今度は真面目にカキコしたので逝きませ−ん。
198 :
名無氏物語:01/12/11 20:58
公衆便所の便器を見て詠める歌一首
ケツメドの曲がりし者は是非もなし曲がらぬ者は真っ直ぐにしろ
199 :
名無氏物語:01/12/11 21:03
>118
ケツメドの曲がりし訳にあらねどもあまり長きに横に振るなり
200 :
名無氏物語:01/12/11 21:06
↑誤記御免 誤 >118
正 >198
201 :
名無氏物語:01/12/11 21:06
いにしえの 昔の 武士の さむらいが 剣の 刀を 胴の 腰に 挿し
曲がりに曲がった 真っ直ぐな道を (以下不明)
この歌の後半をご存じの方いませんか。
202 :
アフォ( ´_ゝ`):01/12/12 00:13
>201
いにしえの昔の武士の侍が
「馬から落ちて落馬して 女の婦人に笑われて 顔を赤らめ 赤面し
小さい小刀で 腹かき切って 切腹し 命なくしてあい果てた」
「馬から落ちて落馬して 顔を赤らめ赤面し 家に帰って帰宅して
仏の前の仏前で 短い刀の短刀で 腹を切って切腹した」
は知ってる。
でも「剣の刀を〜」のバージョンは知らない。
203 :
名無氏物語:01/12/12 00:33
よのなかよみちこそなけれ…
俊成の。
わがさとに おほゆきふれり おほはらの
ふりにしさとに ふらまくはのち
206 :
アフォ( ´_ゝ`):01/12/15 21:38
世の中に 寝るほど楽な事はない
浮き世のバカが 起きて働く
207 :
名無氏物語:01/12/15 23:52
>206
今は亡きうちのおかあちゃんは、
世の中に寝るほど楽はなかりけり
浮世の馬鹿は起きて働く
と言っていたです。少しずつ変わって伝わってるんだ。
地域でか、時代でか。
208 :
アフォ( ´_ゝ`):01/12/15 23:59
>207
いや、多分そっちのが合ってると思う。
実はワシの母上の愛唱歌なんだけど、ワシが206の記事入れた
時点ではぐーすかぴーと寝ていたので、確かめもせずに
カキコしちゃいました。合ってると思ったんだけど違っていた
みたい、失礼こきました。
209 :
名無氏物語:01/12/16 23:20
君や来し われや行きけむ 思ほえず 夢かうつつか 寝てかさめてか
210 :
名無氏物語:01/12/17 00:42
>210
これ、伊勢の中で一番いいと思う。
実際にあったことだとしたら。業平くん、スゴウデ。
212 :
名無氏物語:01/12/19 18:59
馬を洗はば 馬のたましひ冴ゆるまで
人恋はば 人あやむるこころ
誰のだっけ・・・
213 :
名無氏物語:01/12/23 11:57
えーと
浮き木あらば 星にも人は会いにけり
恋路にかよふ 言の葉もがな 俊成
215 :
名無氏物語:01/12/26 01:11
>>212 おーい、そりゃ塚本邦雄だよ。現代だ、げんだい。
216 :
名無氏物語:01/12/30 20:47
あさってあたりの気分は
新しき 年のはじめの 初春の
今日ふる雪の いやしけよごと 家持
となることでございませう。
217 :
名無氏物語:01/12/30 21:32
昔
世の中に 絶えて桜のなかりせば 春の心は のどけからまし
の「桜」を女の名前、「春」を俺にかえて冗談で送ってみたらとても喜んでもらったことがある。
よってこの歌が好きです。
218 :
名無氏物語:01/12/31 18:06
>217
そりゃメロメロになるって。
219 :
古今和歌集で・・:02/01/02 00:10
秋風に かきなす琴の声にさへ はかなく人の恋しかるらむ
壬生忠岑
220 :
名無氏物語:02/01/03 00:48
世の中を憂しとやさしと思えども 飛び立ちかねつ鳥にしあらねば 【万葉集】
農民の歌らしいです。
土地に縛られて、逃げたくても逃げられなかった…
つらい時にふと、この歌が脳裏に浮かびます。
↑今調べてみたら山上憶良の作でした。
意味: 世の中は、思うようにならず、身の細る思いのすることだけど、
鳥ではないので、飛び立って行くことができません
「貧窮問答歌」と併せて読んだほうが良いようです。
222 :
名無氏物語:02/01/05 05:45
あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる
小学校の時に好きだった歌…
出典がどこだったか忘れたけど。
223 :
名無氏物語:02/01/05 05:52
もうひとつ。
やまとはくにのまほろば たたなずむ あおがき 〜〜やまとしうるはし
うろおぼえだけどこんな感じの歌。
昔和歌の詩集で写真付きで読んで古代の日本の周りの
自然の壮大であおあおとした情景にとても感動した覚えがある。
224 :
アフォ( ´_ゝ`):02/01/05 14:57
>222
万葉集じゃなかったっけ。額田王の歌です。
その歌の返歌が
「むらさきの匂える妹を憎くあらば 人妻ゆえに我恋いめやも(大海人皇子)」
>223
大和は 国のまほろば たたなずく 青垣 山ごもれる 大和し 美し
↑こちらは日本武尊。
225 :
アフォ( ´_ゝ`):02/01/05 15:05
日本武尊で思い出した、これが好きだったです。↓
さねさし 相模の小野に 燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし 君はも (弟橘媛)
あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月
227 :
名無氏物語:02/01/18 21:25
よきひとの よしとよくみて よしといいし
よしのよくみよ よきひとよくみ
天武天皇の歌だけど、なんだかなあ。226につられて書いただけ。
べつに好きじゃないから。
あひみての のちの心に くらぶれば 昔はものを 思わざりけり
229 :
名無氏物語:02/01/22 19:59
難波潟みじかきあしのふしのまもあはでこのよをすぐしてよとや
わたつみの 豊旗雲に 入り日さし 今宵の月夜 すみあかくこそ
231 :
名無氏物語:02/01/24 15:20
定家の歌は当時すごかったと聞きましたが、どこがどう凄いのか教えて下さい。
それも、実際に歌を引用し、従来の歌と比較しながら、僕にもわかる様に噛んで含める様に。
232 :
アフォ( ´_ゝ`):02/01/24 17:25
>231
職業歌人としての初学百首の出来が良かったとかなんとか。
233 :
名無氏物語:02/01/26 08:37
敷島の 大和心を 人問わば 朝日ににおう 山桜花(w
234 :
名無氏物語:02/02/03 11:44
↑
昔のタバコの銘柄ね。
本居のりながの駄作はそれで生き残ったのだ。
都をば霞とともに立ちしかど
秋風ぞ吹く白河の関
能因
覚えやすい
236 :
アフォ( ´_ゝ`):02/02/03 16:03
奧山の おどろが下も踏み分けて 道ある世ぞと 人に知らせむ
これやこの 在り 居り 侍り いまそかり
238 :
名無氏物語:02/02/25 20:32
age
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな
スカルラッティの『我を苦しめで』も、お気に入りです。
どちらも 片思いの うた です。
240 :
名無氏物語:02/02/25 22:02
あひみての のちのこころにくらぶれば むかしはものをおもはざりけり
〈権中納言敦忠〉
なんだか単純にわが身によそえられる。
明日は入試だぁ(國學院・国文)…。2ちゃんにいていいのだらうか?
241 :
名無氏物語:02/02/25 22:51
楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりしスレの 立てる見るとき
243 :
名無氏物語:02/03/03 23:30
あげ
244 :
名無氏物語:02/03/04 13:06
東海の 小島の磯の 白砂に 我泣き濡れて 蟹と戯る
245 :
名無しさん@入院中:02/03/04 13:18
春が来たかな?と言うことで新古今集から一首
うちなびき春は来にけり青柳の
陰ふむ道に人のやすらふ
一年ぶりくらいにこの板へ来ました。自分の作ったスレが残っていて感激。
ちなみに、未だわたしは入院中w
夢覚めて 寝覚の床の 浮くばかり 恋ひきと告げよ 西へ行く月
初句と二句が重複気味なのが下手だが、四句あたりまで読むとよくなってくる。
248 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/03/20 23:41
大山の峰の巌に埋めけり 我が年月の大和魂
249 :
名無氏物語:02/03/21 22:03
小町の
おもひつつ ぬればやひとの みえつらむ ゆめとしりせば さめざらましを
が好きだなぁ…。
250 :
名無氏物語:02/03/21 22:24
ねがはくは 花の下にて 春死なむ
そのきさらぎの 望月のころ
>>240よ、受験の結果はどうだった?
桜咲く、國學院の庭で待ってるぜ。
251 :
さんすうしい:02/03/21 23:27
なつかしき いろともなしに なににこの
末摘花を 袖にふりけむ
伊集院忍?
252 :
かまいたち:02/03/22 21:14
織田がつき,羽柴がこねし天下餅,座りしままに食うは徳川
253 :
名無氏物語:02/03/22 21:22
いわばしる たるみのうえの さわらびの もれいづるはるに なりにけるかも
254 :
名無氏物語:02/03/23 02:22
楽しみは まれにベルフーズ 我がみな
うましうましと 言ひて喰ふとき
妻を娶らば 才長けて
見目麗しく 情けあり
やっぱ、これだよね! 日本人の理想の妻。
256 :
名無氏物語:02/03/23 18:18
↑
和歌ちゃうやん。
257 :
名無氏物語:02/03/23 18:53
物思えば 澤の螢も 我が身より あくがれ出づる 魂とぞ見る
誰だか忘れた。知っている人おせーて
258 :
名無氏物語:02/03/23 20:59
春は花 夏ほととぎす 秋は月
冬雪さえて すずしかりけり
259 :
名無氏物語:02/03/23 21:38
心なき身にもあはれは知られけり鴫立つ沢の秋の夕暮(西行)
菜もなき膳にあはれは知られけり鴫焼き茄子の秋の夕暮(唐衣橘洲)
260 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/03/23 23:48
>257
和泉式部
261 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/03/23 23:53
そういえば和泉式部好きなんだよね。
くらきより くらき道にぞ入りぬべき 遙かに照らせ 山の端の月
とめおきて誰をあわれと思うらん 子は勝るらん 子は勝りけり
262 :
名無氏物語:02/03/24 00:44
この世にし 楽しくあらば 来む世には 虫にも鳥にも 我はなりなむ
‥この「大伴旅人」の歌に惚れました。卒論もこれを中心にしました。
この当時の大宰府は、「世をすねる」よりも「現世を楽しむ」と私は考えています。
まあ、卒論の判定は「良」だったんで、単なる勘違いかもしれませんが
263 :
名無氏物語:02/03/24 20:39
橘の匂ふあたりのうたたねは夢もむかしのそでの香ぞする
俊成女
264 :
名無氏物語:02/03/25 21:20
高御座とばりかかげて橿原の宮の昔もしるき春かな 後村上院
旅の終り 春の岬の 鴎鳥 浮きつつ遠く なりにけるかも
267 :
名無氏物語:02/03/30 23:58
百人一首から「月見れば ちぢにものこそ悲しけれ 我が身一つの秋にはあらねど」
268 :
名無しさん@1周年:02/04/03 11:26
わがやどのいさゝ群竹吹く風の音のかそけきこの夕べかも
心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花
岡に来て両腕に白い帆を張れば 風はさかんな海賊のうた
なにかなし ひとを罵る そのことの よかれあしかれ われら若しも
269 :
名無氏物語:02/04/05 00:02
家にありし櫃に鍵さし蔵めてし恋のやつのつかみかかれて
穂積皇子
がいしゅつだけど、細川がラシャの辞世の句。
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の
花も花なれ 人も人なれ
271 :
名無氏物語:02/04/05 22:06
武蔵野や行けども秋のはてぞなきいかなる風か末に吹くらむ 左衛門督通光
272 :
名無氏物語:02/04/05 22:47
恋ひ恋ひてあへる時だに愛しきこと尽してよ長くと念はば
大伴坂上郎女
273 :
(-_-):02/04/06 18:00
274 :
名無氏物語:02/04/07 16:01
散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐 三島由紀夫
野守は見ずや君が袖振る
276 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/04/07 22:10
紫の 匂える 妹を 憎くあらば 人妻ゆえに 我恋いめやも
277 :
名無氏物語:02/04/12 00:23
われ男の子意気の子名の子つるぎの子詩の子恋の子あヽもだえの子
新しすぎるか…。
278 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/04/12 10:47
子 子 子 子 子 子 子 子 子 子 子 子
「猫の子の 仔猫 獅子の子の 仔獅子」
を、思い出した。
279 :
名無氏物語:02/04/12 22:33
四つの海浪も治まるしるしとて三つの宝を身にぞ伝ふる 後村上院
281 :
名無氏物語:02/04/13 06:58
そらさむみ 花にまがへて ちる雪に
すこし春ある ここちこそすれ
282 :
名無氏物語:02/04/13 07:02
まくらだに いわじみしまま 聞しままに
きみ語るなよ 春の夜の夢
たしか和泉式部 おんな心って感じで好き
283 :
名無氏物語:02/04/15 21:54
見てのみぞ驚かれぬる鳥羽玉の夢かと想ひし春の残れる
源実朝
284 :
名無氏物語:02/04/16 01:10
やわ肌の 熱き血潮に 触れもみで
さびしからずや 道を説く君
わが君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで
小倉山峰のもみじ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ
単に百人一首で最初に覚えた歌ってだけだが。
287 :
名無氏物語:02/04/16 22:45
秋風の今宵まさりなば千度打つ砧の音も君やきかまし
288 :
わかるねっ:02/04/19 00:03
みじかびの きゃぷりきとれば すぎちょびれ すぎみじかびの はっぱふみふみ
289 :
名無氏物語:02/04/21 16:09
咲けば散る夜のまの花の夢のうちにやがてまぎれぬ峯のしら雲 正徹
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 (蝉丸)
291 :
buddhist:02/04/21 23:35
春日さす 藤の裏葉の うらとけて 君し思はば 我も頼まん 「源氏物語」で引いてました。
292 :
buddhist:02/04/21 23:37
彼女に告られたときに使おう。
293 :
名無氏物語:02/04/22 21:54
春来れば星の位にかげ見えて雲ゐのはしに出づるたをやめ 定家
294 :
名無氏物語:02/04/22 22:12
夕されば野べの秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里 俊成
295 :
名無氏物語:02/04/22 23:26
蝉丸の歌がいい!現代的な解釈としてわ、大阪を「逢う坂」って所が洒落てるかけ言葉かな?
今年から平家物語の特論をやってるの。祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり・・・この冒頭部分は、古典の中でも最高峰の出だし!
作者未詳が残念・・・・・
296 :
名無氏物語:02/04/23 00:12
逢坂ってのは・・・。
東国から京への入り口という位置づけで、大阪にあらず。
297 :
buddhist:02/04/26 00:47
>>258
道元禅師の御歌ですね。私もすきです。
>>249
はかなくて 夢にも人を 見つる夜は 朝の床ぞ 起き憂かりける
出典忘れた
というのもいいですよね。
298 :
名無氏物語:02/04/26 01:07
>297
はかなくて〜=古今575
299 :
名無氏物語:02/04/26 02:26
思いおく 言の葉なくて ついにいく 道は迷はで なるにまかせて
黒田如水の辞世の句。武将らしくカラッとしていて好きです。
300 :
名無氏物語:02/04/28 12:23
人住まぬ不破の関屋の板びさし荒れにし後はただ秋の風 藤原良経
旅人の袖吹きかへす秋かぜに夕日さびしき山のかけはし 定家
301 :
名無氏物語:02/05/06 15:54
ほととぎす鳴くやさ月のあやめ草あやめもしらぬ恋もするかな(読み人しらず)
いまの季節にあわせてみました。
ひたすらに異神をおいてゆくときにあとふりかえれわがおもう人
303 :
名無氏物語:02/05/08 06:17
おもしろきこともなき世をおもしろく
すみなすものは心なりけり
>303
ミソ一文字だからいいぢゃないか。
やっぱ和歌というからには前近代でないとあかんですか?
306 :
名無氏物語:02/05/10 23:53
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し口先ばかりではらわたはなし
風に散る 花橘を袖に受けて 君が御跡とおもひつるかも
>>305 和歌と短歌の違いは製作時期の新旧ではありません。例えば、ガイシュツですが
三島由紀夫の
散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐
は和歌です。説明の必要は無いと思います。
309 :
アフォ( ´_ゝ`) :02/05/12 16:11
かたいこというな
310 :
名無氏物語:02/05/12 19:04
東路の おもひいでにせん 時鳥 老曾森の 夜半の一声
大江公資
>>309 ちょうちょとんぼも鳥のうち、ということで了解。
で、あっしの好きなミソヒトモジは
またや見む交野のみ野のさくらがり花の雪散る春のあけぼの
藤原俊成
>308
説明してみてよ。
そんな歌出して、そんな言い方されると、
ちょっと気になる。
↑もういいっしょ。古文・漢文板なんだからさ、
古いのだけ書いてりゃ文句つけるやつはいねえだろ。
ちなみに漏れは
常世辺に通ふと見しは橘の薫る枕の夢にぞありけるw
314 :
名無氏物語:02/05/23 21:25
>>313
作者を教えてください。
315 :
名無氏物語:02/05/24 01:27
山吹の立ちよそひたる山清水汲みに行かめど道の知らなく
高市皇子
316 :
名無氏物語:02/05/25 13:14
見わたせば山もとかすむ水無瀬川夕べは秋となにおもひけむ
317 :
名無氏物語:02/05/26 01:22
今の時節に合った和歌を一つ
五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
本当に橘っていい匂いがするんですね〜。まさしく初夏の風情って感じです。
318 :
名無氏物語:02/05/26 10:13
ガイシュツかもしれないけど橘の香の歌をもう一首
かへり来ぬむかしを今とおもひ寝の夢の枕に匂ふたちばな
319 :
名無氏物語:02/05/26 17:57
どもりのうた
秋の野にかか風ふけばそそそよぐたた誰まねくはははつを花
江戸期の随筆にあったもの
320 :
名無氏物語:02/05/26 20:03
春日野の飛ぶ火のどもり出でて見よいいいくかありて若菜摘みてん
321 :
名無氏物語:02/05/26 23:11
信濃なる 千曲の川の さざれ石も 君し踏みてば 玉と拾わん
322 :
名無氏物語:02/05/27 00:09
行く先は雪の吹雪に閉ぢ込めて雲に分け入る志賀の山越え 京極為兼
>314
林櫻園
324 :
名無氏物語:02/05/27 00:50
さとびたる犬の声にぞ知られける竹より奥の人の家ゐは 定家
325 :
名無氏物語:02/05/28 22:32
五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
古今集は(・∀・)イイ!
ぐえ!
>317で既出・・・・
でも(・∀・)イイ!ものは(・∀・)イイ!
327 :
名無氏物語:02/05/28 22:37
この世とば 我が世ぞ思ふ 望月の
欠けたることの なしとおもへば 道長
多分道長が詠んだんじゃないと思うけど。
328 :
名無氏物語:02/05/29 00:44
ちぎりきな かたみにそでをしぼりつつ すゑのまつやま なみこさじとは
百人一首でしたな、確か。
329 :
名無氏物語:02/05/29 00:53
>327
道長だよ
この夜をば
憂きことの なおこの上に 積まれかし
限りある身の 力ためさん
瀬をはやみ 岩に瀬かるる 瀧川の
…思う男は おまへならでは
331 :
名無氏物語:02/05/30 14:54
忘れては 夢かとぞ思ふ おもひきや 雪ふみわけて 君を見むとは
髪五尺
ときなば水にやわらかき
少女(をとめ)ごころは
秘めて放たじ
333 :
名無氏物語:02/05/31 03:40
色は匂えど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ 有為の奥山今日越えて
浅き夢見し酔ひもせず
夜がらすはたかき梢に鳴き落ちて月しづかなる暁の山 光厳院
み雪降る枯木の末の寒けくにつばさを垂れてからす鳴くなり 花園院一条
336 :
名無氏物語:02/05/31 20:18
144で既出だが
白露も夢もこの世も幻もたとへていはば久しかりけり
和泉式部はすげえと思う。
337 :
名無氏物語:02/06/01 00:24
離れ離れの 契りの末は徒夢の 契りの末は徒夢の
面影ばかり添ひ寝して あたりさびしき床の上
涙の波は音もせず 袖に流るる川水の
逢瀬はいづくなるらん 逢瀬はいづくなるらん
閑吟集三十四番
・・・すいません和歌じゃなくて歌謡です。
すんごい好きなんです〜失礼しますた・・・
338 :
名無氏物語:02/06/01 20:13
山風は高嶺の松に声やみて夕べの雲ぞ谷にしづまる 足利尊氏
散りぬべき時知りてこそ世の中の花は花なれ人も人なれ 細川ガラシャ
340 :
名無氏物語:02/06/01 23:41
思いわびさても命はあるものを
憂きに堪へぬは涙なりけり 道因法師
時鳥鳴きつるかたをながむれば
ただ有明の月ぞ残れる 後徳大寺左大臣
信州信濃の新蕎麦よりもあたしゃあんたのそばが良い
342 :
名無氏物語:02/06/03 00:04
344 :
名無氏物語:02/06/04 19:03
わが恋は松を時雨の染めかねて真葛が原に風さわぐなり 慈円
345 :
名無氏物語:02/06/10 20:32
山深み落ちて積もれるもみぢ葉のかわける上に時雨ふるなり 大江嘉言
346 :
名無氏物語:02/06/11 20:05
沈み果つる入日のきはにあらはれぬ霞める山のなほ奥の峰 京極為兼
347 :
名無氏物語:02/06/11 21:42
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われてもすゑに 逢はむとぞ思ふ
崇徳院
348 :
名無氏物語:02/06/11 22:05
心にもあらでうき世にながらえば恋しかるべき夜半の月かな。
小さい頃は意味がわかってなく暗記はしていたがそれだけだった。
10年後に本かなにかで作者が失明する前によんだ歌と知った。
つらい人生だったらしい。
349 :
名無氏物語:02/06/14 20:50
このスレ好き。
たまに書き込みがあると、嬉しいなーと思う。
350 :
名無氏物語:02/06/14 21:08
晴明の 伝説名所は 数あれど
手のひら返す 嘘もおおけり
読み人知らず
(つーか和歌というか狂歌だね、、。)
351 :
名無氏物語:02/06/14 21:10
>>329 道長の歌じゃない。
この歌は『小右記』に出ていて、道長の傲慢さを
皮肉った歌と思われ。
352 :
名無氏物語:02/06/14 22:29
なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま(持統天皇)
前半ぉιぇτ
353 :
名無氏物語:02/06/15 21:12
大江山 生野の道の 遠ければ
まだふみもみず 天の橋立
ああ漏れにもこの位の瞬発力があれば・・・
といつも羨ましくなる。
354 :
名無氏物語:02/06/16 00:24
↑ この歌が即興だというのはつくりはなしだというもつぱらのうはさなんだけど。
355 :
名無氏物語:02/06/16 01:22
なれやしる・・・
356 :
名無氏物語:02/06/16 01:37
つくり話でもいいじゃねえか
大切なのはそのエピソードにどれだけ感銘を受けるということなんだよ
裏をとったところで得るものはなんだ?
事実か?誰が事実だと名言できるんだ?
フィクションに感動する人間は愚かなのか?
357 :
名無氏物語:02/06/16 01:39
↑×名言、○明言。やっぱり氏ぬわ。
358 :
名無氏物語:02/06/16 02:18
めぐりあひて 見しやそれとも わかぬまに 雲隠れにし 夜半の月かな
359 :
名無氏物語:02/06/16 02:29
354だが。つくりばなしだからいけないなんていってない。むしろ逆。
壮夫やも
空しかるべき。萬代に
語り継ぐべき名は立たずして
362 :
名無氏物語:02/06/19 22:28
枝にもる朝日の影のすくなさに涼しさふかき竹のおくかな 京極為兼
363 :
鹿踊りのはじまり:02/06/20 00:00
ぎんがぎがのすすぎの底でそっこりと咲ぐうめばぢの愛どしおえどし
364 :
名無氏物語:02/06/22 04:08
>>285 ちょっと違うのでわ?
わが君は 千代にましませ さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで
やっぱ日本人に一番なじみの深いのはこれだと思う。
風吹けば花の白波岩越えて渡りわづらう山川の水 西行
前もこういうスレあったよね、どこいったんだろ。
と思ったら、同じスレだった。この板は流れるの遅い。
誰住みてあはれ知るらむ山里の雨降りすさぶ夕暮れの空 西行
秋はただ 今宵ばかりの 名なりけり 同じ雲井に 月は澄めども
西行
雲にまがふ 花の下にて 眺むれば おぼろに月も 見ゆるなりけり
西行
371 :
名無氏物語:02/06/29 19:59
紫草の ひほへる妹を 憎くあらば
人妻ゆゑに 我恋めやも
大海人皇子
だあぁ
372 :
名無氏物語:02/06/29 20:51
照りもせず 曇りもはてぬ 春の夜の 朧月夜に 似るものぞなき
373 :
名無氏物語:02/06/29 22:24
花の上にしばしうつろふ夕づく日入るともなしに影消えにけり
永福門院
374 :
名無氏物語:02/07/02 01:41
よそにのみ見てややみなむ葛城や高間の山の峰の白雲
よみ人しらず
こういう片恋ならしてみてもいい。
376 :
名無氏物語:02/07/02 23:41
このスレは マターリしすぎて DAT落ち
山振の立ち儀いたる 山清水 酌みに行かめど道のしらなく
378 :
名無氏物語:02/07/03 03:32
@@@@@(わからん・・)
今宵は誰ぞ契るらむ
我がつまならぬつまを重ねて
ますらおの 猟矢たばさみ 立ち向かい 射る的方は 見るに清けし
舎人娘子
猟矢(さつや)清(さや)けし
さかなさかな さかなを食べると あたまあたま あたまがよくなる
381 :
名無氏物語:02/07/05 16:05
何があった? 379の和歌がそんなに嫌か?
383 :
名無氏物語:02/07/05 19:25
どこでもなにも万葉集の歌ですよ
385 :
名無氏物語:02/07/05 19:41
>>384 スマソ。ボケとりました。このスレはなんだよね。創作だと思っちゃったよ。
僕も381も、いやらしい想像を膨らませてこの歌を解釈しちゃったようだ。
近江の海 夕波千鳥 汝が鳴けば 心もしのに いにしえ思ほゆ
柿本人麻呂
白鳥は 哀しからずや 空の青 海の青にも 染まずただよふ
一般的には白鳥(しらとり)は「カモメ」のようですが、私はハクチョウとして鑑賞してみたいと思います。日本海側では冬オオハクチョウが海に漂っていることがよくあります。特に佐渡あたりでは一般的です。でもまあ現実的には太平洋の海なんだろうな。
388 :
名無氏物語:02/07/10 01:55
石麿に我もの申す夏やせによしと言ふものぞむなぎとりめせ
389 :
名無氏物語:02/07/10 19:20
野とならば鶉となりて鳴きをらむかりにだにやは君は来ざらむ
伊勢物語第百二十三段 深草の女
さむしろや 衣かたしき今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫
391 :
名無氏物語:02/07/11 00:23
あはでこの世をすぐして元彌
392 :
江頭2:50:02/07/11 01:48
いっいしまろに、ものもうすっ
393 :
名無氏物語:02/07/11 19:30
歌詠みは 下手こそよけれ 天地の 動き出しては たまるものかは
394 :
名無氏物語:02/07/11 20:40
↑狂歌ですか?
395 :
名無氏物語:02/07/12 17:04
↑これは和歌じゃないとか、じゃあ和歌ってなんだとか、
やかましいこという人たちが、昔、いたのです・・・
397 :
名無氏物語:02/07/12 22:45
398 :
名無氏物語:02/07/16 00:35
白河の清き流れに魚住まず濁れる田沼今は恋しき
399 :
名無氏物語:02/07/16 00:53
思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ
夢としりせば さめざらましを
400 :
名無氏物語:02/07/16 00:54
「まし」は反実仮想の助動詞です
401 :
名無氏物語:02/07/16 01:32
哀れ時間を過ぐして元彌
402 :
名無氏物語:02/07/16 02:22
元彌おもふと人の問ふまで
403 :
名無氏物語:02/07/16 21:53
だんだんスレの趣旨からずれてきているような気が…
あぼーん
405 :
名無氏物語:02/07/16 22:52
あなうなぎいづくの山のいもとせをさかれてのちに身をこがすとは
406 :
名無氏物語:02/07/16 23:01
スレタイトル変更「お気に入りの狂歌はありますか?」
407 :
名無氏物語:02/07/16 23:23
>>406 狂歌は和歌じゃないの?なぜ短歌には何も言わないの?
408 :
名無氏物語:02/07/16 23:45
>>407 絶対にそう突っ込んでくると思った。だって、最近の流れを見ると狂歌ばかりだからさ。
もちろん短歌は和歌の種類の一つであり、狂歌も和歌に入るのだけれど、この雰囲気を
見ると敢えて「狂歌スレ」って言い切っちゃった方が良さそうな感じだから。
409 :
名無氏物語:02/07/17 02:47
和歌じゃないけど、
更級日記に出てくる「竹芝寺の伝説」
あれで一つ物語ができるなあ、って思った。
帝の娘と衛士の駆け落ち、ありえねーよとも思うけど。
わが屋戸の夕影草の白露の 消ぬがにもとな 思ほゆるかも
笠女郎
笠女郎が大伴家持に贈った24首のうちのひとつです
411 :
名無氏物語:02/07/17 13:01
すかしべの消えやすきこそあはれなれみはなきものと思ひながらも
412 :
名無氏物語:02/07/17 19:04
>>408 >もちろん短歌は和歌の種類の一つであり、
「和歌は短歌の種類の一つ」の間違いじゃないかい?
間違いじゃないとしたら、ものすごくユニークな意見だな。
413 :
名無氏物語:02/07/17 19:06
>>412 和歌の形式として長歌と短歌があるわけでしょ?
414 :
名無氏物語:02/07/18 19:39
>>413 広義の和歌には狭義の和歌、狂歌、連歌が含まれます。
415 :
名無氏物語:02/07/19 11:04
>>414 一々反応する必要も無いんだけど…
とりあえず言っておくと、それくらいのことはわかってるよ。ただ前にも書いたように、
あまりにも狂歌ばかりがが続いたから、まるで狂歌専門スレみたいだなと思って、
「タイトル変更」って言ってみただけだよ。あと、あまり細かい言葉の使い分けに
ついて、不適切な所があっても揚げ足を取るようなことをしないで欲しい。
「どうせ2ちゃんだし」ってことで、そんなに真剣になってレスしているわけじゃないので。
だから細かい部分で、書き込み内容に変な箇所も出てくるんだよ。
416 :
名無氏物語:02/07/19 19:37
なかなかになき魂ならばふる里に帰らむものをけふの夕暮れ 正徹
417 :
名無氏物語:02/07/19 20:53
>>415 「どうせ2ちゃん」と言うなかれ。この板が変わってるだけだよ。
418 :
名無氏物語:02/07/19 21:10
狂歌書き込んでもいいですよね
物思へば川の花火も我が身よりぽんと出でたる玉やとぞ見る
419 :
名無氏物語:02/07/19 23:27
国を思ふ心のたけに比ぶれば煙は薄し桜島山
420 :
名無氏物語:02/07/20 13:04
>>419 わが胸の燃ゆる思ひに比ぶれば煙は薄し桜島山
#月照の作だとしたらこうじゃなかったかな?今手許に文献が無いんで
正確なところを誰か教えてくれ。
あぼーん
422 :
名無氏物語:02/07/20 13:39
新高の山のふもとの民草も茂りまさるときくぞ嬉しき
濡れ衣を 干さんともせで 子供らの なすがまにまに 果てし君かな
424 :
名無氏物語:02/07/20 21:35
425 :
名無氏物語:02/07/20 22:11
入相の声する山の陰暮れて花の木の間に月出でにけり 永福門院
426 :
名無氏物語:02/07/20 23:18
天飛む(あまだむ)軽嬢子(おとめ)
いた泣かば 人知りぬべし
波佐の山の 鳩の
下泣きに泣く 木梨の軽の皇子
*いた泣かば...いたく泣かば
*下泣き...忍び泣く
427 :
名無氏物語:02/07/21 09:21
雪ながら山本かすむ夕べかな
行く水とほく梅にほふさと
川風に一むら柳春見えて
舟さす音もしるきあけがた
月や猶霧わたる夜に残るらん
霜おく野はら秋は暮れけり
なく虫の心ともなく草かれて
かきねをとへばあらはなるみち
水無瀬三吟初面八句
428 :
名無氏物語:02/07/21 10:19
往くさには 二人わが見し この崎を 独り過ぐれば こころ悲しも
変換を間違えました。
「水無瀬三吟初表八句」です。
誰も突っ込んでくれないのが寂しいね。
変換を間違えました。
「水無瀬三吟初表八句」です。
見苦しいことをしました。すみません。
432 :
名無氏物語:02/07/21 21:24
433 :
名無氏物語:02/07/24 08:49
海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍
大君の 辺にこそ死なめ 顧みは せじ
434 :
名無氏物語:02/07/24 10:15
わが心 なぐさめかねつ 更級や 姥捨山に 照る月を見て
父母が 頭かきなぜ 幸あれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる
436 :
名無氏物語:02/07/24 14:23
(ネ比)という1字の漢字の読み方教えて下さい
437 :
名無氏物語:02/07/24 19:03
がいしゅつだったらゴメン。
筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる 陽成院
学生時代、付き合っていた彼女から、告白の時贈られました。
本当に嬉しかった。
今でも大好きな歌です。
438 :
名無氏物語:02/07/24 19:06
>>437 「がいしゅつOK!」と、1さんが言っているので気にする必要は全然無いよ。
告白の時に送ってもらったのか。そういうのっていいよね。
440 :
名無氏物語:02/07/24 23:40
>421
すばらしい和歌だね!
あ、和歌じゃなくてバカだった(w
年々に わがかなしみは 深くして いよよ華やぐ 命なりけり
443 :
名無氏物語:02/07/25 23:05
>433は
家持?
大伴のだれか?
教えて
444 :
名無氏物語:02/07/25 23:24
日本に流行らせ給ふ2ちゃんねる煽らぬ人はあらじとぞ思ふ
445 :
名無氏物語:02/07/26 09:20
>>443 万葉集巻十八の大伴家持の長歌の一部ですけど、その前後に
「大伴の 遠つ神祖の その名をば 大来目主と 負ひ持ちて 仕へし官」
「と言立て」
とありますから、大伴氏に伝えられていた詞章かもしれません。
歳長けて また越ゆべしと 思ひきや 命なりけり 小夜の中山
あぼーん
448 :
名無氏物語:02/07/27 19:49
さして行く笠置の山を出でしよりあめが下には隠れ家もなし
449 :
名無氏物語:02/07/27 21:49
白露も夢もこの世もまぼろしもたとえていへばひさしかりけり
450 :
名無氏物語:02/07/27 23:30
天離る夷の長路ゆ恋ひくれば 明石の門より大和島見ゆ
柿本人麻呂
天離る(あまざかる) 夷(ひな)
磯の崎こぎたみゆけば近江の海 八十のシ奏に鶴さはに鳴く
未詳
鶴(たづ) シ奏(みなと)
ん、450の夷(ひな)は文字化けしてる? 大丈夫かな
452 :
名無氏物語:02/07/28 11:51
>445
どうもご親切にありがとうございました。
で家持の歌一つ
春の園紅にほふ桃の花 下照る道に出で立つ娘子
巻19
恋こひて逢える時だに麗しき言尽くしてよ長くと思はば 坂上郎女
454 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/04 21:11
奥山の おどろが道も踏み分けて 道ある世ぞと 人に知らせん
我こそは 新島守よ 沖ノ島の 荒き波風 心して吹け
後鳥羽院
455 :
名無氏物語:02/08/05 20:15
>>454 奥山のおどろが(orおどろの)下も踏み分けて道ある世ぞと人に知らせん
我こそは新島守よ隠岐の海の荒き波風心して吹け
454さん、試してるんじゃないの?
456 :
名無氏物語:02/08/05 21:24
鮮やかでもろい珊瑚のような彼女が消え去ったあとは私の心もむなしいなあ
これで和歌を作りたいんですが、何かいい案はないでしょうか?
457 :
名無氏物語:02/08/05 22:04
このまま自由律
458 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/06 13:56
>>455 ううん、うろ覚えで書き込みしたの。
史料確認しようにも手元になかったから。
459 :
名無氏物語:02/08/08 10:44
>>458 ネットで調べたらかなりわかるよ。これからはそうしなさい。
460 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/08 10:47
>>456 泡沫と 波間に消えし 珊瑚玉 ただ海原の 碧ぞ虚しき
うたかたと なみまにきえし さんごだま ただうなばらの あをぞむなしき
462 :
名無氏物語:02/08/09 12:44
>>461 ンなもん作るな。この板の住人はみんなアフォか。
あぼーん
464 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/09 15:20
白玉かなんぞと人の問いし時 露と答えて消えなましものを
「消えなましものを」の「え」はなかった気がする。
「白玉」って「白珠」? 白玉じゃ団子だよな。
466 :
名無氏物語:02/08/09 15:47
佐野の源左よんどころなく僧とめてない袖をふる雪の夕ぐれ
467 :
名無氏物語:02/08/09 19:10
年の内に春はきにけりひとゝせを去年とやいはむ今年とやいはん
468 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/09 21:47
大山の 峰の巌に埋めけり 我が年月の大和魂
469 :
名無氏物語:02/08/11 00:05
君がため惜しからざりし命さえ長くもがなと思ひけるかな
470 :
名無氏物語:02/08/11 02:22
井の上の 花の馨りに(以下略)
前島の 後ろに密かに(以下略)
新しき 村に出ずる(以下略)
井の上に 毅き心を(以下略)
犬養ひて 毅き(以下略)
重く光る 葵の(以下略)
吉き田にも 茂れる(以下略)
芦の田に 均しく(以下略)
竹の下 登る(以下略)
金のみを 丸く信ずる(以下略)
何か際限なく作れそうだな‥‥
471 :
名無氏物語:02/08/11 15:25
草薙の社にまうでゝ
くさなぎのふる身のつるぎ正銘もわからぬほどに神さびにけり
472 :
名無氏物語:02/08/12 17:02
風吹けば沖つ白波たつた山夜半にや君がひとり越ゆらむ
473 :
名無氏物語:02/08/12 19:19
和泉式部のやつはどれもいいのう。
意味死ぬほどむずいけど。
474 :
名無氏物語:02/08/12 19:27
今日までのあればあるかの我が身かは
夢の中にも夢を見るかな
あだに見よたれも嵐の桜花
咲き散るほどは春の夜の夢
これ知ってる奴いたらすごい
475 :
名無氏物語:02/08/12 19:31
>474
感じからして武士の歌では?
なんとなく減びの美というものが・・・
476 :
名無氏物語:02/08/12 19:33
下の方は武田勝頼
上は分からん
477 :
◆hzkUowYU :02/08/13 17:20
いざ児ども 大和へ早く 白菅の 真野の榛原 手折りて行かむ
高市黒人
白菅(しらすげ) 榛原(はりはら)
478 :
名無氏物語:02/08/14 15:14
まだあったのですね!このスレ!
晶子の、
わかき小指胡粉をとくに惑ひあり夕暮寒き木蓮の花
が、王朝以降の数少ないお気にです。
479 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/14 15:35
晶子さんといえば、
髪五尺 解きなば水に柔らかき 乙女心は秘めて放たじ
好きだな。
絶え絶えかかる 雪の玉水
481 :
名無氏物語:02/08/15 14:58
住み慣れし宿を見捨ててゆく月の影におほせて恋ふるわざかな
うろ覚えですが。堤中納言物語?の中の1篇から。物語の中に
出てくる和歌って結構記憶にひっかかってたりする。
482 :
名無氏物語:02/08/15 18:40
なにものに おわしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる
483 :
名無氏物語:02/08/16 12:41
御即位のあした慶雲のたてるを見てよめる
朝雲のかぎりも見えぬ大空にあまつ日かげやいまのぼるらむ
香川景樹
484 :
◆hzkUowYU :02/08/16 17:56
みもろの 神なび山に 五百枝さし しじに生いたる つがの木の いや継ぎ継ぎに 玉葛
絶ゆることなく在りつつも やまず通はむ 明日香の 旧き都は 山高み 河とほしろし 春の日は
山し見がほし 秋の夜は 河しさやけし 旦雲にたづは乱れ 夕霧に かわづは驟ぐ 見る毎に ねのみし泣かゆ 古思へば
山部赤人
五百枝(いほえ) 旦雲(あさぐも) 驟ぐ(さわぐ)
かにかくに 祇園は恋し 寝るときも 枕の下を 水の流るる
夕暮れは カールのように ほぐれきて エニシダの藪も 馬もかなわぬ
487 :
名無氏物語:02/08/17 04:30
うらうらに 照れる春日に ひばり上がり 心悲しも ひとりし思へば
大伴家持
古今集はいい。新古今にはこういうのはちょっとない。
488 :
名無氏物語:02/08/17 04:33
でも新古今調もやっぱりいい
明方の深山の春の風さびて 心くだけと散る櫻かな
後京極摂政太政大臣良経
489 :
名無氏物語:02/08/17 04:35
良経はあんまりこのスレで出てないようだがもう一首
手にならす夏の扇と思へどもただ秋風のすみかなりけり
490 :
名無氏物語:02/08/17 06:59
みよしのは山もかすみて白雪のふりにし里に春はきにけり
これも良経です。新古今はやっぱイイ!
491 :
名無氏物語:02/08/17 09:50
あきらめの旅ではあった
磯のさきの
白い燈台に
日がさしていた
鳴海要吉
殆ど無名の人ですが、明治末から大正にかけての青森県の
口語詩人です。もっと評価されてもいいと思っています。
白い灯台 ..尻屋崎野灯台。
あぼーん
注意して下さい!!
毎日100以上のスレで大量の荒らし行為を行っている悪質な
人間が書き込みを行っています。徹底して無視してください。
皆さん 力を合わせ 一刻も早く2chから追放いたしましょう。
2chを守る会
494 :
名無氏物語:02/08/17 13:50
いく夜われなみにしをれてきぶね川袖に玉ちるもの思ふらむ
あぼーん
496 :
名無氏物語:02/08/17 13:52
鵜かひ舟あはれとぞ見るもののふの八十宇治川の夕闇の空
あは雪の 中に立ちたる 三千大千世界 またその中に 沫雪ぞ降る 良寛
(あはゆきの なかにたちたる みちおほち またそのなかに あはゆきぞふる)
498 :
名無氏物語:02/08/17 21:36
ゆく秋の大和の國の薬師寺の塔の上なる一ひらの雲
499 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/08/17 22:49
いにしへに ありけむ人の 倭文幡の 帯解き交えて
廬屋立て 妻問ひしけむ 葛飾の 真間の手児名が 奥津城を
此処とは聞けど 真木の葉や 茂りたるらむ 松が根や
遠く久しき 言のみも 名のみも 我は 忘らえなくに。
我も見つ 人にも告げむ 葛飾の真間の手児名が 奥津城処
葛飾の 真間の入り江に打ち靡く 玉藻刈りけむ 手児名し思ほゆ
****唯一丸暗記している長歌とその反歌。****
500 :
名無氏物語:02/08/18 15:03
かすが野に押してるつきのほがらかにあきのゆふべとなりにけるかも
501 :
名無氏物語:02/08/18 16:54
今の季節は
秋来ぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる
502 :
名無氏物語:02/08/18 17:43
503 :
名無氏物語:02/08/20 00:53
菜もなき膳にあはれは知られけり鴫焼き茄子の秋の夕暮れ
504 :
名無氏物語:02/08/20 01:39
505 :
名無氏物語:02/08/20 09:29
>504
音楽が五月蝿いね。
ブラクラのほうがマシだったよ。
アホ連発してるけど、自分が最強の「アホ」じゃないの?
506 :
名無氏物語:02/08/21 20:44
>485さま
勉強不足で大変申し訳ないのですがどなたの歌でしょうか?
教えていただけると嬉しいです。
とっても気に入りました。
その作者の他の和歌も紐解いてみたいです。
あぼーん
508 :
名無氏物語:02/08/21 21:14
>>506 485じゃなくてスマソだけど、吉井勇さんという方。
>508さま
ありがとうございました!!
510 :
◆hzkUowYU :02/08/27 12:37
隠口の 泊瀬の山の 山の際に いさよふ雲は 妹にかもあらむ
山の際ゆ 出雲の児らは 霧なれや 吉野の山の 嶺にたなびく
八雲さす 出雲の児らが 黒髪は 吉野の川の 沖になづさふ
柿本人麻呂
隠口(こもりく) 泊瀬(はつせ) 山の際(やまのま)
三首とも出雲の娘子を火葬する時に作られたもの。視覚的だあ。
511 :
名無氏物語:02/08/27 22:52
このねぬるあさけの風にかをるなり軒ばの梅の春のはつ花
源実朝の新勅撰所収歌
512 :
名無氏物語:02/08/27 23:08
難波江や冬ごもりせし梅が香のよもにみちくる春のしほかぜ
藤原為家
513 :
名無氏物語:02/08/28 11:20
>512
すばらしい!
情景豊かで、芳香の漂う珠玉の歌ですね。
新古今調の傑作だと思います。
514 :
名無氏物語:02/08/28 20:04
>>513 新古今調じゃないよ(苦ワラ
でもいい歌だ。
515 :
名無氏物語:02/08/28 22:47
また為家だよ
鐘のおとは霞の底に明けやらで影ほのかなる春の夜の月
まだきより秋かとぞおもふ小倉山夕ぐれいそぐ松のした風
あさぼらけ嵐の山は峯晴れてふもとをくだる秋の川霧
516 :
名無氏物語:02/08/29 08:47
為家って定家の息子ですか?
新古今よりすこし後の歌風と思えちゃいましたが?
515の「あさぼらけ〜」が、いいですね。
517 :
名無氏物語:02/08/29 19:54
俊成―定家―為家―為氏
が御子左家嫡流
518 :
名無氏物語:02/08/30 20:05
身まかりけるとき 二首
ちりほどの心にかかる雲もなしけふをかぎりの夕ぐれの空
願はくはのちの蓮の花のうへにくもらぬ月をみるよしもがな
大田垣蓮月
519 :
名無氏物語:02/08/30 20:47
あぼーん
我を思ふ 人を思はぬ むくいにや 我が思ふ人の 我を思はず
古今集巻十九
あぼーん
523 :
名無氏物語:02/08/31 20:59
>>518 太田垣蓮月尼なんて今では骨董マニアしか
知らないよな。名の売れた歌詠みだったのに。
524 :
名無氏物語:02/09/01 22:56
マッチするつかの間海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや
寺山修司
525 :
名無氏物語:02/09/01 23:16
古文の模試で出題された和歌で
○○○○○ 涙で床の浮くばかり こひ(恋)きと告げよ 西へ行く月
というのがあったのですが、最初の五文字と作者をご存知の方、
ぜひ教えてください。ずっと気になってます。
526 :
名無氏物語:02/09/01 23:29
いろいろ教えてください。
527 :
アフォ( ´_ゝ`) ◆lrrr3OOI :02/09/02 11:18
>525
夢さめて寝覚の床の浮くばかり恋ひきとつげよ西へ行く月
検索したらこれが出てきたけど。
菅原孝標女の更級日記に出てくる歌みたい。
528 :
名無氏物語:02/09/02 11:18
スレ違い質問、単発質問スレが昨夜からやたら多いけど
なぜだ?
529 :
名無氏物語:02/09/02 11:58
530 :
名無氏物語:02/09/02 12:50
鈴虫の声振り立てて鳴く秋は山の木の実も生りわたるらむ
「鈴」「振り」「生りわたる(鳴りわたる)」が縁語。
和歌ゆうたら、こんなもんどっせ。1つぁんのお気には
召しまへんやろけど。
とんでもないスレ違いをしてしまいました。逝ってきます。
532 :
名無氏物語:02/09/02 20:50
年へぬるうれへの袖に置きなれて草葉もしらぬ閨の白露
露しろき草の上より晴れそめてをち方野辺に残る朝霧
秋ふかきみ山の梢雨染めて一葉かつ散る暮のさびしさ
藤原為相
533 :
名無氏物語:02/09/03 20:52
難波潟しほやく煙たちそひて霞もなびく浦風ぞ吹く
言の葉の花たちばなにしのぶぞよ代々の昔の風の匂ひを
おき余る野辺の千草の露の間に咲きても花の数やそふらん
木の葉のみ散りしくころの山河にくれなゐくぐる鳰の通ひ路
新続古今和歌集から飛鳥井雅世
そいえば昔の知り合いに飛鳥井さんっていたなぁ。
飛鳥井家は蹴鞠の家だった。近年では
一昨年亡くなった飛鳥井雅道京大名誉教授(日本近代文化)が有名。
536 :
名無氏物語:02/09/04 20:43
その色とわかぬあはれもふか草や竹のは山の秋の夕ぐれ
新続古今和歌集から貞成(さだふさ)親王
537 :
名無氏物語:02/09/04 20:48
白鷺の雲井はるかに飛び消えておのが羽(は)こぼす雪の曙 正徹
538 :
名無氏物語:02/09/05 20:57
深草や竹のは山の夕霧に人こそみえね鶉鳴くなり 家隆
539 :
名無氏物語:02/09/05 21:39
ざんぎりあたまをたたいてみれば 文明開化の音がする おれ
540 :
名無氏物語:02/09/06 20:33
忘れめや御かきに近き丹生川の流れに浮きてくだる秋霧 冷泉公泰
賀名生の行宮の実景を詠んだ「吉野朝の悲歌」
月々に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月
542 :
名無氏物語:02/09/07 07:45
月をこそながめなれしか星の夜の深きあはれを今宵知りぬる
543 :
名無氏物語:02/09/07 20:46
星清き夜半の薄雪空晴れて吹きとほす風を梢にぞ聞く 伏見院
星多み晴れたる空は色濃くて吹くとしもなき風ぞ涼しき 京極為子
544 :
名無氏物語:02/09/08 19:57
吹きとほす梢の風は身にしみてさゆる霜夜の星清き空 正親町公蔭
545 :
名無氏物語:02/09/08 21:24
菅原や伏見の暮れの面影にいづくの山もたつ霞かな
五月雨にみぎはまさりてひろせ河名にこそ立てれ水の白波
宮城野の朝露分けて秋萩の色に乱るるしのぶもぢずり
頓阿法師
546 :
名無氏物語:02/09/08 23:18
うす霧の籬の花の朝じめり秋は夕べと誰かいひけむ 藤原清輔
547 :
名無氏物語:02/09/09 20:13
星を詠んだ和歌ってあるんですね。知らなかった。
548 :
名無氏物語:02/09/10 08:17
中2んとき、部屋でオナーニした後、素っ裸で熟睡してしまい、
起きたら、お腹の上のザーメンはキレイに拭いてあるわ、タオルケットかけてあるわ、
脱いだパンツは片付けられて、パジャマと新しいパンツがたたんでおいてあるわ。
もー、かーちゃん、放っておいてくれよー。と泣きそうになったyo...
549 :
名無氏物語:02/09/10 10:17
550 :
うぐひす(浮く氷:02/09/10 11:01
『古今和歌集』 871-873首
二条の后の、まだ東宮の御息所と申しける時に、
大原野にまうでたまひける日によめる なりひらの朝臣
大原や小塩の山もけふこそは神世のことも思ひいづらめ
五節のまひひめを見てよめる よしみねのむねさだ
天つ風雲のかよひぢ吹きとぢよ乙女の姿しばしとどめん
五節の朝に、かんざしの玉のおちたりけるを見て、
たがならんととぶらひてよめる 河原の左のおほいまうちぎみ
主やたれ問へどしら玉いはなくにさらばなべてやあはれと思はん
>>550 俗人時代の遍照は、絵に描いた美女より生身の女のほうに
やっぱり気があった罠。
552 :
名無氏物語:02/09/10 23:23
君により思ひならひぬ世の中の人はこれをや恋といふらむ
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
伊勢物語の和歌が好きです。
あぼーん
554 :
名無氏物語:02/09/11 22:54
>>551 美女の絵を見て心を動かすぐらいだから、
美女の写真を見たら手を動かすだろうね。
555 :
名無氏物語:02/09/11 23:18
散ればこそいとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき
狩りくらし棚機津女に宿からむ天の河原にわれは来にけり
伊勢物語第八十一段
またや見む交野のみ野のさくらがり花の雪散る春のあけぼの
俊成・新古今
556 :
名無氏物語:02/09/12 22:10
名にめでて折れるばかりぞをみなへし我おちにきと人にかたるな
遍照ってエロ坊主だったんですか?
557 :
名無氏物語:02/09/12 23:18
25歳は期限切れですか?
26歳は?
好きな女子がそろそろ26歳ですが、期限切れ前だと競争率高すぎて手が出ないので
期限切れを待って購入しようかと思ってます。
558 :
名無氏物語:02/09/12 23:45
>>556 それは僧侶だからこその諧謔の歌だと思われまする。
559 :
(清和ほんとは“陽成”)源氏は武家の棟梁:02/09/13 06:47
(言訳はもう聞きに行く気がないので此処に)
武蔵鐙さすがにかけて頼むには問はぬもつらし問ふもうるさし
伊勢物語十三段
560 :
名無氏物語:02/09/13 07:22
春たてど花もにほはぬ山里はものうかるねに鶯ぞなく
在原棟梁・古今和歌集
561 :
名無氏物語:02/09/13 19:09
かくばかり憂き身のほども忘られてなほ恋しきはみやこなりけり
薩摩潟沖の小島に我ありと親には告げよ八重の潮風
思ひやれしばしと思ふ旅だにもなほふるさとは恋しきものを
平判官康頼が鬼界島で詠んだ歌
562 :
名無氏物語:02/09/13 23:56
おもふことさしてそれとはなきものを秋の夕べを心にぞ問ふ
563 :
赤彦だろー:02/09/14 00:11
この町の うしろに低き 山の落ち葉 踏みのぼり行く われの足音
赤彦
565 :
名無氏物語:02/09/16 14:07
>564
意味がわかりませんが。
566 :
名無氏物語:02/09/16 14:46
わが恋はゆくへもしらずはてもなし
逢ふをかぎりとおもふばかりぞ
躬恒
567 :
自分の後は、また、彼女の子供にと思っていたのに。:02/09/16 14:47
貞観御時、弓のわざつかうまつりけるに
けふ桜しづくに我が身いざぬれむ香ごめにさそふ風のこぬまに(後撰56)
源融
568 :
名無氏物語:02/09/16 14:58
あぼーん
570 :
名無氏物語:02/09/16 20:45
しをりつる風はまがきにしづまりて小萩がうへに雨そそぐなり
永福門院
571 :
名無氏物語:02/09/16 20:51
真萩ちる庭の秋風身にしみて夕日の影ぞ壁に消えゆく
永福門院
572 :
名無氏物語:02/09/16 23:19
>568-569 また塩釜で高校生が死んだらどうするつもりだ?
573 :
卒爾ながら:02/09/17 00:13
芹、薺(なずな)、御形(ごぎょう)、はこべら、仏の座、菘(すずな)鈴代(すず
しろ)これで七草
574 :
名無氏物語:02/09/17 09:02
>568 有我等御座いました。
575 :
名無氏物語:02/09/17 09:14
>568は和歌のサイトの案内だよ。
576 :
名無氏物語:02/09/19 23:23
あまのはらおもへばかはるいろもなし秋こそ月のひかりなりけれ
定家・新勅撰
577 :
名無氏物語:02/09/20 20:30
君住めばここも雲居の月なれど
なほ恋しきは都なりけり
平 行盛
578 :
名無氏物語:02/09/21 13:48
明けばまた越ゆべき山の嶺なれや空行く月の末の白雲 家隆
浮世をば今こそ渡れもののふの
名を高松の苔に残して
清水 宗治
この歌、最強にかっこいい。
580 :
名無氏物語:02/09/21 20:03
いさり火のむかしの光ほの見えてあしやの里にとぶ蛍かな
九条良経
581 :
名無氏物語:02/09/22 19:20
山桜 ことしもにほふ花かげに ちりてかへらぬ君をこそ思へ 樋口一葉
582 :
名無氏物語:02/09/23 08:01
故里の ふりたる家の庭にして 昼なく虫を きけばかそけし
583 :
この歌を詠んだ小町と同じ年なので:02/09/23 21:45
花の色はうつりにけりな いたづらに 我が身世にふるながめせしまに
髑髏となり果てて、やっと業平と語り合うことが出来たという
魂のかたわれの女性?
あぼーん
585 :
業平&小町(死後):02/09/25 10:52
秋風の吹くにつけてもあなめあなめ
小野とは言わじすすき生ひけり
髑髏の眼からススキが生えていた、という迷歌。
586 :
名無氏物語:02/09/25 19:32
お白粉にまさりて白き雪女いづれけしやうのものとこそ見れ
辞世の句なんだけど
曇りなき 心の月を先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く 伊達政宗
588 :
名無氏物語:02/09/25 20:18
さかさまに月もにらむと見ゆるかな野寺の松のみこし入道
あぼーん
590 :
名無氏物語:02/09/27 19:30
暮望行客といへる心を
夕日さす浅茅が原の旅人はあはれいづくに宿をかるらむ
源経信
591 :
名無氏物語:02/09/27 21:47
神風の伊勢の国にもあらましを何しか来けむ君もあらなくに
大伯皇女
592 :
名無氏物語:02/09/28 15:53
から衣 きつつなれにし つましあれば
はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ
593 :
名無氏物語:02/09/29 10:14
春の日の光にあたる我なれどかしらの雪となるぞわびしき 文屋やすひで
594 :
名無氏物語:02/09/29 20:21
朝ぼらけ嵐の山の寒ければ散る紅葉ばをきぬ人ぞなき 藤原公任
595 :
名無氏物語:02/09/30 18:39
岩がねも砕かざらめやもののふが
国のためにと思い切る太刀 和歌じゃねえ〜
596 :
名無氏物語:02/09/30 23:24
大君のためには何か惜しからむ薩摩のせとに身は沈むとも
僧月照
597 :
名無氏物語:02/10/01 22:53
何となくものぞかなしき菅原や伏見の里の秋の夕暮れ
松風の音だに秋はさびしきに衣うつなり玉川の里
源俊頼
598 :
名無氏物語:02/10/02 12:38
枕だに知らねば言はじ見しままに君語るなよ春の夜の夢
和泉式部
599 :
名無氏物語:02/10/02 14:15
__,,,,_
_.. -´´  ̄`ヽ,
`ー ''"--―〃 _,ァ---‐一ヘヽ < >
`ー--―― /´ リ} < い ざ 開 戦 !! >
`ー-- 〉. -‐ '''ー {! < >
` | ‐ー くー | ∨∨∨∨∨∨∨∨
ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'} _.. ‐ァ=r‐''⌒゙二ニ二つ
ヽ_} ト‐=‐ァ' ! _. -‐ '"´ l l r} } }l
ゝ i、 ` `二´' 丿 __ . -‐ ' "´ l ヽ 、 ヽ_ノノ
r|、` '' ー--‐f´-‐ ' "´/`゙ ーァ' "´ ‐'"´ ヽ、`ーテヽJ
_.. -‐''フ|フヽr-‐ ''''フ. ̄「´ / / __.. -'-'"
. ‐ '7 く/|」-rへ. / l l / . -‐ '"´
600 :
名無氏物語:02/10/02 14:31
↑ ↑ ↑
開戦というより、航海にでるってかんじ(w
601 :
名無氏物語:02/10/02 22:21
たまゆらの露も涙もとどまらずなき人恋うる宿の秋風 定家
602 :
名無氏物語:02/10/02 22:30
おしなべておもひしことのかずかずになほいろまさる秋のゆふぐれ 良経
603 :
名無氏物語:02/10/02 23:10
野べの露は色もなくてやこぼれつる袖より過ぐる荻のうは風 慈円
604 :
名無氏物語:02/10/02 23:33
露は袖に物思ふ頃はさぞな置くかならず秋のならひならねど 後鳥羽院
605 :
名無氏物語:02/10/03 00:14
白妙の袖の別れに露落ちて身にしむ色の秋風ぞふく 定家
秋吹くはいかなる色の風なれば身にしむばかりあわれなるらむ 和泉式部
ふるさとの山に向ひて言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな
607 :
名無氏物語:02/10/04 00:57
散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世に何か久しかるべき
伊勢物語の誰か
608 :
名無氏物語:02/10/05 20:42
忘れては夢かとぞおもふ思ひきや雪ふみわけて君を見むとは 業平
609 :
名無氏物語:02/10/05 23:10
逢ひみての後の心にくらぶれば昔はものを思わざりけり
>>609 ぼくもそのうた好きです。
恋愛以外にも当てはまる普遍的なうただからです。
さむしろや ころもかたしきこよいもや われをまつらむ うじのはしひめ
612 :
名無氏物語:02/10/07 00:08
さむしろや待つ夜の秋の風ふけて月をかたしく宇治の橋姫 定家
613 :
名無氏物語:02/10/07 00:15
頬に伝う、
涙のごはず
一握の砂を〜
君に似し 姿をまちに見るときの こころおどりを
あわれとおもえ
うろおぼえでスマソ
615 :
なるほど。:02/10/08 08:30
↑ ところで、誰の歌?
あぼーん
618 :
名無氏物語:02/10/08 22:04
草の原すゞしき風やわたるらん夕露またぬ虫のこゑごゑ
ふけぬるか月ははるけき手枕に鹿の音ながらおろす山かぜ
心敬
619 :
名無氏物語:02/10/09 01:49
だいたい「ガイシュツ」(「概出」?) とはキモい。
「既出」(きしゅつ) という字も書けないで間違えている
厨房以下の消防・要望は氏ね。
「既出」にムダな「木へん」をくっつける「木違い」も市ね。
東京・足立で女子大生強殺 1 名前: ななし 投稿日: 2000/07/06(木) 17:24
がいしゅつだったらすみません。怖い世の中です。
621 :
名無氏物語:02/10/09 08:37
>619 Are you a kitty guy?
あぼーん
624 :
名無氏物語:02/10/09 17:05
白たまの 歯にしみとほる 秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり
625 :
名無氏物語:02/10/09 22:32
こいまろび こいは死ぬとも いちじろく いろにはいでじ 朝顔の花
626 :
名無氏物語:02/10/10 16:40
分け入っても
分け入っても
青い山
627 :
名無氏物語:02/10/10 17:30
↑和歌じゃないだろ。漏れも好きだけど。
628 :
名無氏物語:02/10/10 20:02
さすとなき日影は軒にうつろひて木の葉にかかる庭の村雨 永福門院
629 :
名無氏物語:02/10/10 22:04
入あひは檜原のおくにひびき初めて霧にこもれる山ぞ暮れゆく
足利尊氏
630 :
名無氏物語:02/10/10 23:40
旅人の袖ふきかへす秋風に夕日さびしき山のかけはし 定家
>468
そこまでして選んだ声優さんの演技が第1話のあれですかぁ...
でも、今日の彼の実力を見るにつけその将来性を見事に見抜いた
その方の眼力は確かに立派だと思う。
631は板・スレちがいだよね。
633 :
名無氏物語:02/10/11 20:14
春月
面影は春やむかしの空ながらわが身ひとつにかすむ月かな
春曙
花鳥の色にも音にもとばかりに世はうちかすむ春のあけぼの
帰雁
わがうへにかへるならひの春もがな老いの浪ぢにとをき雁がね
春雨
さほひめの霞の袖に髪すぢをみだすばかりの春雨のそら
心敬
634 :
名無氏物語:02/10/11 23:13
かぎりあれば昨日にまさる露もなし軒のしのぶの秋のはつかぜ 順徳院
635 :
名無氏物語:02/10/12 22:01
なき人の面かげそへて月のかほそぞろに寒き秋の風かな 細川幽斎
636 :
いまさら何故CMに?:02/10/14 07:55
↑ 息子の忠興は
嫉妬深いくせに、自分の保身しか考えない嫌な男っていうイメージが強いけどね。
どっかの国の元首相も、無責任で我儘っていう点では同じ?
無意味にドレスアップしたり(あれはやりすぎ
運転免許の更新なんかを取材させる神経がわからん(w
変な自意識。
637 :
名無氏物語:02/10/15 21:11
天正二十年入唐の御沙汰ありし年の元日に 細川幽斎
日の本の光を見せてはるかなるもろこしまでも春や立つらむ
638 :
名無氏物語:02/10/16 00:04
ベタだけど。
忍ぶれど色に出でにけりわが恋は
ものや思ふと人の問ふまで
字余りが美しいのだと初めて知ったうた。
639 :
名無氏物語:02/10/16 00:37
>638
??字余り??
でも、いいうたですよね。
じゃあ、わたしは
こいすてふ わがなはまだき たちにけり
ひとしれずこそ おもひそめしか
こい=こひ
鬱だ…
641 :
名無氏物語:02/10/16 20:12
かぜ渡る洲崎のよもぎ冬がれて夕霜しろきをちの川なみ 細川幽斎
あぼーん
643 :
名無氏物語:02/10/16 22:44
しろがねもくがねも玉も何せむにまされる宝子にしかめやも
この歌好きなんだけど、文法的にちんぷんかんぷんです
誰か噛み砕いた説明おねがいしやす
644 :
名無氏物語:02/10/16 23:00
ムズイ・・・
645 :
名無氏物語:02/10/16 23:13
どっかかゆいの?
646 :
名無氏物語:02/10/16 23:19
「しかめやも」ってなんだい?
647 :
名無氏物語:02/10/16 23:51
銀(しろかね)も 金(くがね)も玉も 何せむに
勝(まさ)れる宝 子に及(し)かめやも
【及(し)く】自カ四 @追いつく A及ぶ →この場合A
【やも】係助 上代語。 @(文中で)反語 A疑問
B(文末で已然形につく)詠嘆の意をこめた反語
C(已然形・終止形につく)詠嘆の意をこめた疑問
→この場合B
及く+む→及ぶだろう
及かむ+やも→及ぶだろうか、いや及ぶわけなどないであろう。
649 :
松風じゃなく二人静:02/10/17 18:07
しずやしず しずのをだまきくり返し 昔を今になすよしもがな
よしの山みねのしらゆきふみわけていりにし人のあとぞ恋しき
でも義経を奥州まで追いかけていって、平泉の最期の時そばにいたのは
美しい白拍子ではなく、正妻の河越重頼の娘
650 :
でも井筒が一番好き:02/10/17 18:25
風吹けば沖つ白波龍田山夜半にや君がひとり超ゆらん
この時期は紅葉がきれいだろうなぁ
651 :
名無氏物語:02/10/17 21:17
虎とのみもちゐられしは昔にて今はねずみのあなう世の中 宗尊親王
652 :
名無氏物語:02/10/18 19:07
ちはやぶる神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは
解説:竜田川という相撲取りが神代というおいらんに‥‥
653 :
名無しさん:02/10/18 23:33
冴えわたる光を霜にまがへばや月にうつろふ白菊の花 藤原家隆
654 :
宇多天皇?が臣下だった頃相撲をとった?:02/10/19 08:59
>>652 解説:古今集294の業平の歌、ちなみにその前は素性の
もみぢ葉のながれてとまるみなとには紅深き浪やたつらん
詞書は「二条の后の春宮のみやす所と申しける時に、御屏風に竜田川に
もみぢ流れたるかたをかけりけるを題にてよめる」
業平の歌を意訳すると、おそらく「あれほど貴女に焦がれた昔ですら、
これほどには竜田川の川面が(紅葉で)紅にそまったことはありませんでした
(貴女への想いが深くなったことはありませんでした)。」
655 :
在原以前の昔はプリンスでした。:02/10/19 09:25
宇多天皇(867〜931)
在原業平(825〜880)
旺文社日本史事典より。
昔、業平が少年の親王か王と宮中行事で相撲をとって、
わざと負けたりせずに、投げ飛ばしたことがあるというくだりを
読んだ気がするけど‥??
あぼーん
657 :
陽成院曰く「当代は家人にはあらずや」:02/10/19 10:14
>654 失礼、姓を賜ってないから臣下とはいわないですね。
花魁は、どうなんでしょう?
あまり関係ないというか、花魁に呪われてるのは
武田氏だと思いますが…はっきり云ってかなりこわいです。
7年前にテレビで観ましたけど。
658 :
心臓の弱い方はご遠慮ください:02/10/19 15:25
659 :
名無氏物語:02/10/20 10:29
いにしへを昨日の夢とおどろけばうつつの外にけふも暮れぬる 宗尊親王
660 :
そうは言っても義兄弟:02/10/20 10:54
筑波嶺のみねより落つるみなの川恋ぞつもりて淵となりぬる 陽成院
あぼーん
662 :
名無氏物語:02/10/20 13:59
>661
(´Д`)ハァハァ
663 :
ちゃんと調べろ、じゃなきゃ来るな:02/10/20 14:54
664 :
期待はずれ:02/10/20 14:56
流れゆくわれは水くずとなりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ 菅原道真
夕されば野にも山にも立つ煙なげきよりこそ燃えまさりけれ 菅原道真
666 :
名無氏物語:02/10/20 15:39
大海の磯もとどろによする波 われて砕けて裂けて散るかも
がいしゅつです。
667 :
名無氏物語:02/10/21 16:24
正岡子規は実朝マンセーやったね。
668 :
おまえは洞察力のない歌詠みだ:02/10/22 07:55
人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける つらゆき
669 :
オマージュ:02/10/22 07:58
年の内に春はきにけり ひととせをこぞとやいはん ことしとやいはん 在原元方
670 :
プシードッグ:02/10/22 23:47
何ごとのおはしますかは知らねども かたじかなさに涙こぼるる 西行法師
671 :
670 訂正:02/10/22 23:49
かたじかなさ→かたじけなさ
672 :
名無氏物語:02/10/23 22:10
落ちぶれて そでに涙を ぬらす時 人の心の 奥ぞしらるる
うちのばーちゃんの座右の銘、誰の歌なんだろ?
673 :
名無氏物語:02/10/23 22:58
海上晩霞 藤原清輔
夕しほに由良の門わたるあま小舟霞の底にこぎぞ入りぬる
674 :
名無氏物語:02/10/24 00:31
しをりつる風はまがきにしづまりて小萩がうへに雨そそくなり
永福門院
675 :
名無氏物語:02/10/24 00:34
式子内親王
桐の葉も踏み分けがたくなりにけり必ず人を待つとなけれど
676 :
名無氏物語:02/10/24 00:36
定家
独りぬる山鳥の尾のしだり尾に霜おきまよふ床の月影
677 :
名無氏物語:02/10/24 00:37
実朝
萩の花くれぐれまでもありつるが月いでて見るになきがはかなさ
678 :
名無氏物語:02/10/26 14:35
顕ルル恋 正徹
うき雲のかかるを中の契りにてあとの名つらききぬぎぬの月
679 :
名無氏物語:02/10/26 14:56
いにしへの大和心を人問はば 朝日に匂う山桜花
680 :
名無氏物語:02/10/26 15:01
ああ皐月仏蘭西の野は火の色す 吾れもコクリコ我もコクリコ
681 :
名無氏物語:02/10/26 22:48
秋風にたなびく雲の絶えまよりもれ出づる月の影のさやけさ 藤原顕輔
682 :
名無氏物語:02/10/28 21:23
>>652 昔、竜田川という相撲取りがちはやと言う花魁に惚れたが手酷くふられてしまう。
その妹の神代にも相手にされず、調子を落とした竜田川は廃業して実家の豆腐屋を継ぐ。
ある日乞食がやって来ておからをくれと言う。心の優しい竜田川は恵んでやろうとするが、
よく見るとその乞食は落ちぶれたちはやだった。怒った竜田川はちはやを川に投げ落としてしまう。
これが正解
683 :
名無氏物語:02/10/29 08:41
いやー、和歌ってほんっと〜に、いいですねぇ〜
>>682 なるほど!
おかげさまで、千早が「水くぐる」ところまではよく分かりました。
で、おしまいに「とは」とありますが、これは何なんですか?
>>682 『美味しんぼ』にも載った有名な解釈ですね。
687 :
名無氏物語:02/10/29 20:17
>682
私の聞いた話では、おからを恵んでやろうとした竜田川が
女乞食をよく見ると千早花魁だったので「あのときはよくも」
とおからをやるのをやめてしまう。落ちぶれたところをか
つて冷たくした男に見られた恥ずかしさ、悲しさ、情けなさ、
それにも増してひもじさから千早は自ら井戸に身を投げた。
というのでした。
「とは(とわ)」とは千早の本名だとか(もう、知ってるく
せに685のお大尽たら、いやでありんす)。
688 :
名無氏物語:02/10/29 21:54
「ちはやぶる」の歌は伊勢物語では
「むかし、をとこ、親王たちの逍遥し給ふ所にまうでて、立田川の
ほとりにて」詠んだとあります。
結局、同一の歌に三通りの成立事情が伝えられているわけです。
もとより、千年以上前の話ですから、どれがほんとうやら
しかとは知りようがありませんが、学会では顧みられない「相撲取り」説も
なかなか捨て難いものがあります。
689 :
名無氏物語:02/10/29 22:42
月やあらぬ春やむかしの春ならぬわが身ひとつはもとの身にして
だいたい分かるんだけど口語訳しろと言われると途方に暮れるのが
この歌です。
アーロソいるか〜?
691 :
689はレスする気にもならん:02/10/30 09:17
おバカちゃんたちへ
「相撲取り」の説は時代が合わないでしょ(w
『伊勢物語』と『古今和歌集』どちらをとるかは、
勅撰集である古今集をとるのが正論でしょ。。まったくバカばっかり、、、
『伊勢物語』が世に出た意味すら解ってないんだね
もっと楽しめるネタ書いてよ w
692 :
名無氏物語:02/10/30 09:36
感性が『仁勢物語』モードだね
693 :
よくやった♪:02/10/30 10:46
わびぬれば今はたおなじ難波なるみをつくしても逢はむとぞ思ふ 元良親王
694 :
名無氏物語:02/10/30 11:05
月みればちぢにものこそ悲しけれわが身一つの秋にはあらねど
695 :
名無氏物語:02/10/30 11:08
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声きくときぞ秋はかなしき
696 :
名無氏物語:02/10/30 14:28
相撲取り話はネタだったと思うのだが……
『伊勢物語』が世に出た意味ってなんだろう。
いつはりのなきよなりせばいかばかりひとのことのはうれしからまし
……2ちゃんでは逆だな。ネタだろ?ネタだと言ってくれー!!
697 :
bloom:02/10/30 14:50
698 :
名無氏物語:02/10/30 20:33
>>691は野暮天
相撲取り云々の話は古典落語の「千早振る」です。
699 :
名無氏物語:02/10/30 22:02
あら楽し思いははるる身は捨つる 浮世の月にかかる雲なし
700 :
名無氏物語:02/10/30 22:10
>>691 勅撰集だから信じろなんてのはネタか煽りだろうけど、
『伊勢物語』が世に出た意味ってやつは是非
聞かせてほしいな。「伊勢物語」スレで待ってるよ。
701 :
名無氏物語:02/10/30 22:12
>>1こと子豚よ・・・いい加減にしたらどうだ(WWWW
お前は今までずっとそうやって生きてきたな(WWW自分にとって都合のいい話しか聞かない豚野郎(WW
不快になる、反論される話は全く聞く耳を持たないんだろ(WW豚きわめりだな(WW
なぜ自分の卑小さを省みず、常にそんな傲慢な態度をふるえるんだ(WW
お前のような豚は、常に自分の精神状態を気持ちよくする事しか考えてないからだろ(WW
この世を自分中心…豚中心(WW豚世界(WWお前が人間と会話する時は、論議するとか、
意味のある話をしようとか、そういうのがまったくない。ただアフォ豚が気持ちよくなれればそれでいい
自己豚満足しか頭に無い、典型的オナニー豚(WWW
まさに幼児豚がする会話。幼稚豚の典型(Wお前の話は、ゴミだよ豚ちゃん(WWW
イカレ豚のオナニーその最もたるは、お前が書いてきたレスだよ。そして自演ことバレ豚芝居(WWW
なぜあんなレスをしかできない?あんなサトラレ豚芝居をする?自分ではわからないだろうな(W
それは、ただ自分が気持ち良くなりたいという豚望の結果ですよ(WWW
真正面から否定する文は、オナニー豚には通用しまい(Wお前は誰にも論破できない(WW
論破できないというよりは、議論自体できない訳ですが(WWW
豚は豚を不快にする文を受け入れられるような理論的人間じゃないからだ。
つまりオマエが豚だからだよ豚野郎(WWW話の通じない狂豚。狂気豚見参(WWW
ハナから戯言と決めつけることによって、どんなことをいわれても豚の精神状態を
安定させようとする。豚に都合の悪い事は見えません、豚目、豚耳、豚口(WWW
豚のお前にしてみれば、豚が不快になる文は、「バカじゃん」「ただのキチガイ」「で?」で済まされてしまうだろう(WWWそんな事をしていては、他人と論ずる事などできる訳がない(WWW論ずる事など元からアフォ豚にはできませんが(WWできる事はコピペと豚芝居(WWW
とどのつまり、豚ちゃんはハナから他人と論ずるだけの脳味噌を持っていないってこと。
そして、そのレスはすべて何の価値も持たないゴミだということだ。
オマエには何にもできないよ豚ちゃん。ネタ職人などと都合の良い冠が欲しいのか?(WWW
702 :
名無氏物語:02/10/30 22:16
面影のかすめる月ぞやどりける春やむかしの袖のなみだに 俊成女
おリコウちゃんに叱られちゃったからマジに逝きましょ。
703 :
名無氏物語:02/10/30 23:57
偽りのある世なりけり神無月 貧乏神は身をもはなれず
たまにはどっかいって欲しいもんです。(W
704 :
庶民レベルで野暮天といわれても(w:02/10/31 08:34
地水火風空のうちより出でし身のたどりて帰る元のすみかに
>>700 せっかくだけど、待たれても行く義務はないんで
705 :
名無氏物語:02/10/31 10:26
定めなき世をうき鳥の身隠れて下安からぬ思ひなりけり 佐々木道誉
畑中にかぶりふれども皆人のほりするものはいもが面影
明日ありとおもうこころのあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは
さくら花ちりぬる風のなごりには水なき空に波ぞ立ちける つらゆき
709 :
名無氏物語:02/11/02 06:02
うす霞む四方(よも)の景色をにほひにて花にとどまる夕暮の色 北畠親子
磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が 在りと言はなくに
大伯皇女(おおくのひめみこ) 万葉集
岩のほとりに生えている馬酔木の枝を手折ろうとしたけれど、
その花を見せてあげたい弟は、もうこの世にはいないのでした。
711 :
名無氏物語:02/11/02 23:10
ももづたふ磐余の池に鳴く鴨を今日のみ見てや雲隠りなむ 大津皇子
忍ぶれど 色に出にけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで 平兼盛
既出かもしれないけど百人一首で一番お気に入り。
片思いは昔から切なかったんですね〜ってそういう意味じゃないけど。
あとスレ違いでスマソだけど、与謝野晶子のこれも好き。
清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢う人みなうつくしき
吉野川の花筏うかれて漕がれ候よの♪
このものは花の春へと急ぎ候、お通しなされ年の関守♪
いいなー、日本語きれい・・・
照る月の秋しもことにさやけきは散る紅葉(もみじば)を夜も見よとか
読み人しらず 後撰和謌集
716 :
名無氏物語:02/11/03 15:02
世の中に寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働く
詠み人しらず
さよ更けて天のと渡る月影にあかずも君をあひみつるかな
読人不知 古今集 恋歌
718 :
名無氏物語:02/11/03 15:58
和歌山
719 :
名無氏物語:02/11/05 07:04
久かたの 光のどけき春の日の
しずこころなく ファンシーグッズ
721 :
名無氏物語:02/11/05 14:15
>708
イイ!
貫之のファンサイトつくってほしいくらい。
結ぶ手のしづくに濁る山の井の飽かでも人に別れぬるかな
またも来む年ぞと思へど頼まれぬ我が身にしあれば惜しき春かな
貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候。
723 :
名無氏物語:02/11/05 17:26
和歌山ラーメン
724 :
名無氏物語:02/11/05 18:16
さむしろに衣かたしき今宵もや我を待つらん宇治の橋姫
古今集 巻第十四恋歌四 題しらず読み人しらず
725 :
名無氏物語:02/11/05 18:48
酒井和歌子
726 :
名無氏物語:02/11/05 19:08
九条良経の
はるかなる峰の雲間のこずゑまでさびしき色の冬はきにけり
〔新後撰〕
727 :
名無氏物語:02/11/05 22:36
子規でいい歌あんまり知りませんが何か。
悪口が達者なのは認める。
728 :
名無氏物語:02/11/05 22:43
>727
無知なのは、認めてやる
729 :
名無氏物語:02/11/05 22:52
>>727 「あんまり知りません」なんて言うのが無知の証拠。
「皆無である」と言うのが正しい。
730 :
名無氏物語:02/11/05 23:01
子規と貫之は求めていたものが違ったんだよ。それでいいじゃないか。
お気に入りの和歌をあげようぜ。
思ふこと言はでぞただにやみぬべきわれとひとしき人しなければ
731 :
名無氏物語:02/11/05 23:03
きみがうたのきよきすがたはまんまんと
みどりたたふるうみのそこのたま
732 :
ぺんぺん草:02/11/05 23:13
好きな歌は西行法師の
「願わくは花のしたにて春死なんそのきさらぎのもち月の頃」
が大好きだー。
733 :
名無氏物語:02/11/05 23:16
たのめこし君はつれなし秋風はけふよりふきぬ我身かなしも
後撰和謌集 読み人知らず
飽かなくにまだきも月のかくるゝか山の端にげて入れずもあらなん
735 :
名無氏物語:02/11/05 23:38
永福門院の
夕立の雲も残らず空晴れてすだれをのぼる宵の月影
が好き
736 :
名無氏物語:02/11/06 08:48
>729>730
恐れ入りました!
秋萩の花をば雨にぬらせども君をばましておしとこそおもへ
>735
京極派は確かにイイね。
あはは。子規も和辻もおもしろかったけど。
色もなき心を人にそめしよりうつろはむとはおもほえなくに つらゆき
738 :
名無氏物語:02/11/07 09:45
739 :
名無氏物語:02/11/08 22:00
梅の花くれなゐにほふ夕暮に柳なびきて春雨ぞふる 京極為兼
740 :
名無氏物語:02/11/08 22:41
くらべこし
ふりわけがみも
かたすぎぬ
きみならずして
たれかあぐべき
つついつづ
いづつにかけし まろがたけ
おいにけらしな
いもみざるまに
久しぶりに思い出した
742 :
あらいぐま ◆9klrrr3OOI :02/11/09 00:53
つづ×
づつ○
恋しとはたがなづけけむことならむ死ぬとぞただにいふべかりける ふかやぶ
道しらばつみにもゆかむすみのえの岸におふてふ恋忘れ草 つらゆき
744 :
名無氏物語:02/11/09 01:31
むかしみし月のひかりをしるべにて今宵やきみが西へ行くらむ
745 :
名無氏物語:02/11/09 07:39
風吹かば沖つ白波立田山夜半にや君がひとり越ゆらむ
746 :
名無氏物語:02/11/09 09:46
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
思いつつぬればや人の見えつらん夢と知りせばさめざらましを
アイドルのマジファンなんてやってると痛感です……(σ'Д`)
747 :
名無氏物語:02/11/09 10:15
夢よゆめ恋しき人に会い見すな覚めての後は侘びしかりけり
拾遺和歌集 読み人知らず
君が行く 道の長手を繰り畳ね 焼き滅ぼさむ 天の火もがも
その後2人は再会したと知って萎えた。
749 :
名無氏物語:02/11/09 12:34
再会できてよかったんじゃないの?
歌にこめられた激しい情念が
二人を再会させたのではと・・・
750 :
名無氏物語:02/11/09 13:02
751 :
名無氏物語:02/11/09 21:14
あかねさす昼は物思ひぬば玉の夜はすがらに音のみし泣かゆ 中臣宅守
752 :
名無氏物語:02/11/09 23:00
秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる
今の私達はこのような感覚を忘れつつあることが悲しいですね...
753 :
名無氏物語:02/11/10 15:56
神な月降りみ降らずみ定なき時雨ぞ冬の始なりける
754 :
名無氏物語:02/11/10 23:42
われはなほ 夢の名残も ながめけり 雨のゆふべも 雲のあしたも
九条良経
755 :
名無氏物語:02/11/11 23:18
もらすなよ雲ゐるみねのはつしぐれ木の葉はしたに色かはるとも これも良経さん
五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
昔の恋人と同じ香水をつけている人とすれちがうとハッとしません?
757 :
是非もなし=しょうがない:02/11/12 00:46
元慶四年(880)五月二十八日、従四位上在原朝臣業平卒
天慶六年(943)五月二十七日、藤原高子、皇太后の本号を復せらる
758 :
名無氏物語:02/11/14 21:23
夕されば野辺の秋風身にしみて鶉なくなり深草の里
俊成
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
よよのうたびとにも載ってるけんど
ふじわらのとしなりの
まばらなる槙の板屋に音はして漏らぬ時雨や木の葉なるらん(千載)
世にふるは苦しきものを槇の屋にやすくも過ぐる初時雨かな
二条院讃岐
762 :
名無氏物語:02/11/15 16:11
黒髪の乱れもしらずうちふせばまづかきやりし人ぞ恋しき(和泉式部)
763 :
名無氏物語:02/11/18 21:30
かねてより思ひしことよ伏し柴のこるばかりなる嘆きみむとは
764 :
やっぱ逝ってよし:02/11/19 09:44
思ふこと言はでただにやみぬべきわれとひとしき人しなければ
分かっててもつい口がすべって
結局腑抜けた返事しか返ってこないと尚更だ
もうほんとに二度と話さない、あんな馬鹿と。
↑ My final judgment
所詮はコウコク鳥
767 :
あらいぐま ◆9klrrr3OOI :02/11/19 10:45
心には 下行く水の沸き返り 言わで思うぞ言うにまされる
唐衣着つつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ
売れないジゴロに歌舞音曲の神は無理(w
769 :
名無氏物語:02/11/21 14:39
み吉野の高嶺のさくら散りにけり
嵐も白き春のあけぼの
古今和歌集だっけ???後鳥羽上皇だっけ???
字で描いた絵のようだ・・・・
770 :
名無氏物語:02/11/24 07:07
多摩川にさらす手作りさらさらに何そこの児のここだ愛しき
万葉集・作者未詳だったかなー。
リア厨の時に習って「愛しい」を「かなしい」って読むのに
かなり衝撃を受けた歌。
771 :
名無氏物語:02/11/24 14:53
倭は国のまほろばたたなづく青垣山ごもれる倭しうるわし
君待つと吾が恋ひをれば我が屋戸のすだれ動かし秋の風吹く
「アメリ」のジュネ監督はこれをぱくったに違いない!
773 :
名無氏物語:02/11/24 17:51
うたた寝に恋しき人を見てしより夢てふものを頼みそめてき
検索したけど出て来なくて、間違ってるかもしれない。
774 :
あらいぐま ◆9klrrr3OOI :02/11/24 20:34
あらいぐまさん、有難う。
776
777 :
名無氏物語:02/11/26 19:09
777
778 :
名無氏物語:02/11/29 22:43
一番好きというわけじゃないけど、
いなとても 語る椎いが強いがたり この頃聞かずて こひしかりける
いなとても 語れ語れと詔らせこそ 椎いは申せ 強いがたりと詔る
持統天皇と椎ばあやの、教科書からは想像出来ない人間的なやり取りが好き。
(漢字わからず、歌もあやふや。 スマソ)
779 :
名無氏物語:02/12/01 07:32
霞立つ春の山辺はとほけれど吹きくる風は花の香ぞする もとかた
季節が合いませんが、少し鬱なので
気が晴れるように希望的意味をこめて
石川や浜の真砂は尽きるとも 世に盗人の種は尽きまじ
781 :
名無氏物語:02/12/04 19:34
我が君は 千代に八千代に 細石の 巌となりて 苔のむすまで
大伴家持
782 :
名無氏物語:02/12/04 21:59
>782
歴史上に燦然と輝く最高傑作。
大嫌いです。
785 :
名無氏物語:02/12/05 20:33
>>781 大伴家持じゃないよ。古今集の賀の部の
詠み人知らず歌だよ。
>>785 なるほど。ご教授ありがとうございます。
・・・恥ずかしい(*ノノ)
787 :
名無氏物語:02/12/06 23:29
今朝みれば遠山しろし都まで風のおくらぬ夜半よはの初雪 宗尊親王
788 :
名無氏物語:02/12/06 23:30
夢かよふ道さへたえぬ呉竹のふしみの里の雪の下をれ 有家
789 :
名無氏物語:02/12/06 23:40
つれづれと 空ぞ見らるる 思ふひと天くだりこむ ものならなくに
和泉式部
うろおぼえで書いてる、間違ってたらお許しめされよ
790 :
名無氏物語:02/12/06 23:43
夕暮れは雲のはたてにものぞ思ふ天つ空なる人を恋ふとて 読み人知らず
>790さん
歌の雰囲気のどこかが似ていて、歌のやりとりしているみたいだあ。嬉しい。
天つ空なる人を恋ふ… よいですね
792 :
名無氏物語:02/12/06 23:57
790は和泉式部のうたの本歌,ということになっているそうです.和泉式部の歌と
ペアで覚えてたもので.どっちも好きです.
物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいづる魂かとぞみる 和泉式部
いく夜われなみにしをれてきぶね川袖に玉ちるもの思ふらむ 九条良経
物思へば…もいい歌ですね。
和泉式部は生まれながらの詩人。
言いたい事も言えないこんな世の中じゃ
795 :
万葉集 巻18三四九四:02/12/07 01:31
子持山 若かえるでの もみつまで
寝もと我は思う 汝はあどか思う
反歌のないところが切なくていい。
この歌詠んだヤシは可哀想だけどふられたんだろうな…。
ちなみにこの歌で卒論書いてる最中。
796 :
ハルク幇間:02/12/07 01:43
門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし
良経の歌は、若々しい感じがするものが多いですね。
若くして亡くなった人だから当然かもしれませんが。
享年はモーツァルトと同じくらいですか?
798 :
名無氏物語:02/12/07 09:42
嵐ふく空にみだるる雪の夜に氷ぞむすぶ夢は結ばず 九条良経
うろおぼえ
799 :
名無氏物語:02/12/07 10:16
良経といえば秋と月
かさねてもすずしかりけり夏衣うすき袂にうつる月かげ
手にならす夏の扇とおもへどもただ秋風のすみかなりけり
人すまぬ不破の関屋の板びさしあれにしのちはただ秋の風
おしなべて思ひしことの数々になほ色まさる秋のゆふぐれ
さびしさやおもひよわると月見れば心のそこぞ秋ふかくなる
もろともにいでし空こそわすられね都の山のありあけの月
ふるさとは浅茅がすゑになりはてて月にのこれる人のおもかげ
でもこんなのも好き.
あすよりは志賀の花園まれにだに誰かはとはん春のふるさと
忘れずよほのぼのひとを三島江のたそがれなりし芦のまよひに
うわっ、クソ恥ずかしい。
巻18×→巻14○
801 :
名無氏物語:02/12/07 12:20
倭は 国のまほろば 畳なづく 青垣 山籠もれる 倭 し麗し
802 :
名無氏物語:02/12/07 16:12
センズリを すればいつでも気持ちよし、されどこんにゃく 人肌も良し
>>794 こんな板でレス付けるなよ。
ポイズン。
804 :
名無氏物語:02/12/07 22:28
尻の穴 舐めてもらうもあおによし チンポの裏を 舐めるのも良し
805 :
名無氏物語:02/12/07 23:23
>>804 「あおによし」の解説をしていただけませんか。
806 :
名無氏物語:02/12/08 06:53
807 :
mizukokoro:02/12/08 13:59
みわたせば はなももみじもなかりけり うらのとまやのあきのゆうぐれ
自分にとって定家は神に近い。このうたは 生きているじかんずっと
しみこんでくる。和歌でなみだをながしたのは このうたが はじめて
だった。
808 :
読み人知らず:02/12/08 14:03
まんこ舐め 君の喘ぎを耳にして
我がますらおは 高くそびえり
809 :
名無氏物語:02/12/08 15:46
春の花秋の月にものこりける心のはては雪の夕暮れ 良経
踏み荒らされし
雪の上に
清らに降り積む
言の葉は
良経の歌
811 :
名無氏物語:02/12/08 22:07
にちゃんねる 世を厭いひきこもり
唯つれづれに れすを待つのみ
八雲たつ 出雲八重垣 妻隠み(つまごみ)に 八十垣つくる その八十垣を
最古の短歌? なんせ、作者は人間ではなくて神様。。。
スサノオノミコトはどうして妻を隠したっかたのだろう。
かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におわす 夏木立かな
814 :
名無氏物語:02/12/09 11:02
ひととせをながめつくせる朝戸出に薄雪こほるさびしさの果て 定家
朝日さす こほりのうへの うすけぶり
まだ晴れやらぬ 淀の川霧 九条良経
816 :
名無氏物語:02/12/09 22:55
このごろは花も紅葉も枝になししばしな消えそ松のしら雪 後鳥羽院
817 :
名無氏物語:02/12/09 22:58
さびしさをとひこぬ人の心まであらはれそむる雪の明ぼの 宮内卿
818 :
名無氏物語:02/12/09 23:08
消ゆるをや都の人は惜しむらんけさ山里にはらふしら雪 藤原清輔
819 :
名無氏物語:02/12/12 05:34
静けくも岸には波は寄りけるか これの屋(や)通し聞きつつをれば
万葉集七巻(1237)作者未詳
820 :
名無氏物語:02/12/12 20:56
世の中の人のかがみとなる人の多く出でなむわが日の本に 明治天皇
821 :
名無氏物語:02/12/12 21:39
>820
もちろん人の好みは様々だし,好きずきなんだが,
こりゃ和歌と言うより道徳か標語かスローガンだろ.
広き野を流れゆけども最上川 海に入るまでにごらざりけり 昭和天皇
822 :
名無氏物語:02/12/13 10:35
なみの音に宇治の里人夜さへや寝てもあやふき夢の浮橋
823 :
名無氏物語:02/12/13 10:39
上の歌は定家.書き忘れスマソ
住の江の岸によるなみ夜さへや夢の通ひ路ひとめよくらむ 藤原敏行
824 :
名無氏物語:02/12/14 23:10
色は匂へと 散りぬるを
我か世 誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見し 酔いもせす
825 :
名無氏物語 :02/12/15 06:53
天づたふ日の昏れゆけば わたの原蒼茫として 深き風吹く 折口信夫
826 :
日本@名無史さん:02/12/16 18:23
玉の緒よ絶えなば絶えね永らへば忍ぶることの弱りもぞする 式子内親王
827 :
名無氏物語:02/12/16 19:36
思ふこと空しき夢のなかぞらに絶ゆとも絶ゆなつらき玉の緒 定家
828 :
名無氏物語:02/12/23 01:03
月影は森の梢にかたぶきて薄雪白しありあけの庭 永福門院
829 :
名無氏物語:02/12/23 01:07
もののふの矢並つくろふ籠手の上に霰たばしる那須の篠原 源実朝
永福門院よいなー。自分が初めて出あった永福門院の歌
花の上にしばしうつろふ夕づく日入るともなしに影消えにけり
これでした。今も好き。
831 :
名無氏物語:02/12/24 23:20
明けぬれば きつにはめなん くたかけの まだきに鳴きて 背なをやりつる
万葉集 東歌
夜が明けたら、あの鶏の奴を水の中に放り込んでやろう、
まだ夜明け前だというのに、鳴いて彼氏を帰らせてしまった。
832 :
名無氏物語:02/12/25 12:31
むらむらに冰れる雲は空冴えて月かげみがく木々の白雪 花園院
833 :
名無氏物語:02/12/26 00:45
風の音のはげしくわたる梢よりむら雲さむき三日月の空 永福門院
834 :
4号 ◆WE39maniac :02/12/26 16:08
かなし妹を いづち行かめと山菅の 背向に寝しく 今し悔しも
作者不明/東歌
835 :
aa2002020261003.userreverse.dion.ne.jp:02/12/26 16:27
降る雪にしられぬ程にまじる雨の暮れゆく軒に音をたてぬる
----永福門院
どうしてだろう。そう多くは無い語彙なのに幾百年こえる共感。
この味がいいねと君が言ったから 七月六日はサラダ記念日
838 :
名無氏物語:02/12/28 22:31
鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
中納言家持(大伴)
839 :
名無氏物語:02/12/28 23:34
深きよの雲居の月や冴えぬらむ霜に渡せる鵲のはし 順徳院
鵲の渡すやいづこ夕霜の雲居に白き峰のかけはし 藤原家隆
840 :
名無氏物語:02/12/29 15:22
鵲の渡せる橋
李賀が七夕の詩の中で、七夕の夜に牽牛・織女の二星を会わせるために
天の川に渡す鵲の橋のことを歌っているのを思い出してしまいますけれど、
和歌では季節が冬なんですね。
>840
いや,元々は七夕に絡めて詠六のが普通.定家が838の歌を大伴家持
の歌として百人秀歌や百人一首に選んだので,その後839の2首のような
霜と鵲の橋の歌が頻繁に詠まれるようになった.838の歌はよみぶりから
大伴家持よりもだいぶ後の人の歌ではないか,と考えている人が
多いと思われ.
あらたしき年の始めの初春のけふ降る雪のいやしけ吉言
突然関係無い話題で乱入すいませんて
どーしてもしりたくてここなら何方か教えて頂けるかと...
喧喧鍔鍔が違う二つの四時熟語を組み合わせての造語だと聞いたのですが
うちの広辞苑に載ってなくて、インターネットでもどうも調べられなかったのです
どなたかどんな由来かご存知ありませんか
844 :
名無氏物語:03/01/01 00:00
新年になったら、書き込もうと思っていた、
家持の歌を去年のうちに先を越されたので。
この歌を、
新しき年ともいはず降るものはふりぬる人の涙なりけり
大宮(源氏物語 葵上の母)
845 :
名無氏物語:03/01/01 00:19
846 :
雪、積もらなかったけど:03/01/01 07:40
忘れては夢かとぞ思ふ思ひきや雪踏みわけて君を見むとや
たしかに
本来なら、おにいさまのお后になるはずの方だったのかも。
ましてや、おにいさまのほうが、お父様に愛されていたのだし。
そうすれば誰も辛い思いをしなくてすんだのでしょうに。
まったく不甲斐ないお父様‥(w
847 :
うろ覚え(非常に好都合):03/01/01 07:44
思ほえぬ病となりぬ沖縄にゆきて果たさん務めありしを
無理だったんでしょうね。
償うにはあやまちが大きすぎたということでしょうか。
さてと、きちんと、おゾウ煮作らなくっちゃ。。
848 :
名無氏物語:03/01/01 08:43
なにせうぞ
くすんで一期は夢ぞただ狂へ
849 :
名無氏物語:03/01/01 14:15
一人の人に罪を押し付けて、事足れりとする考え方は好きではありません。
しをりせで なお山深く分け入らむ 憂きこと聞かぬ所ありやと
西行
今日はもし君もや訪ふと眺むればまだ跡もなき庭の雪かな
俊成
852 :
名無氏物語:03/01/04 17:15
君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る
紀 友則
853 :
名無氏物語:03/01/05 23:25
ふゆごもり 春咲く花を手折りもち 千たびのかぎり こひわたるかも
人麻呂
山河の岩ゆく水もこほりしてひとりくだくる峯の松風
よみ人知らず 新古今
855 :
名無氏物語:03/01/07 17:07
しづやしづしづのおだまき繰り返し昔を今になすよしもがな
吉野山峰の白雪ふみわけて入りにし人のあとぞ恋しき
静御前
(^^)
857 :
名無氏物語:03/01/13 22:02
かつこほりかつは砕くる山川の岩間にむせぶあかつきの声
俊成
858 :
更科日記でも読んでろ:03/01/14 14:02
>>849 そんなこといったら、トップの引責辞任は必要ない罠
トップの存在価値すらない罠w
罪を憎んで人を憎まずなんてのは綺麗事
何の苦労もしたことのないお嬢ちゃんの夢物語
バカ
859 :
名無氏物語:03/01/14 14:10
事実を明らかにするのを避けてるだけで
何の答えもだしてない
>>849
860 :
春は1度も来なかったのかしら?:03/01/14 14:19
桜花ちらばちらなむちらずとてふるさと人のきても見なくに
861 :
とりあえず、こんなトコかしら:03/01/14 14:42
いたづらにすぐす月日はおもほえで花みてくらす春ぞすくなき
それは自業自得というもの‥でもないか??
まぁドウとでもとれるわなw
里はあれぬ尾上の宮のおのづから待ちこし宵もむかしなりけり
後鳥羽院
年を経て住みこし里をいでていなばいとど深草野とやなりなん
鳥屋返る鷹尾の山の玉椿霜をば経とも色は変はらじ
秋萩の咲き散る野辺の夕露に濡れつつ来ませ夜は更けぬとも
一番好きな歌。
つくづくと独りきく夜の雨の音は降りをやむさへ寂しかりけり
儀子内親王 風雅集
868 :
名無氏物語:03/01/16 00:50
草枕むすびさだめむかた知らずならはぬ野辺の夢のかよひ路 飛鳥井雅経
869 :
名無氏物語:03/01/17 16:56
たわむれて ははをせおいて そのあまり かろきになきて さんぽあゆまず
石川啄木
(ふざけ半分に、母を背負ってみたものの、
その意外な軽さに胸がつまり思わず涙があふれて、三歩と歩けなかった。
なんと母の老いられたことだろう)
870 :
名無氏物語:03/01/19 15:09
物言えば扇に顔を隠されて 前金ですよとゆうは哀しき
奥の裏道
スンマソン翁
872 :
名無氏物語:03/01/19 16:14
ついでに、私も
金かしの 人をもうらめし なさけなや りをとりなから 金かさぬとハ
ごとバいん(どうけ三十六かせん下)
[ニュースの誕生 かわら版の情報社会より]
鳥の声松の嵐の音もせず山しづかなる雪の夕暮
874 :
卒業式からもう4年:03/01/20 10:40
忘れじの 行く末までは かたければ けふを限りの 命ともがな
「かたい」は、×固い ○難い。(釈迦に説法?)
プライドの高かろう美女の絶唱は、平凡な小娘の心も打っちゃうよ。
875 :
名無氏物語:03/01/20 14:08
君待つと吾が恋おればあしびきの山の雫にいとど濡れしよ
吾を待つと君が言いけむあしびきの山の雫にならましものを
悲恋の二上山
876 :
名無氏物語:03/01/20 14:24
うつそみの人なる吾や明日よりは二上山を弟背と吾が見む
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>877
sirakeruzo .
春の夜の闇はあやなし梅の花
色こそ見えね香やは隠るる
879 :
名無氏物語:03/01/20 22:11
君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る
紀 友則
880 :
卒業式からもう4年:03/01/21 09:56
月かげに わが身をかふる 物ならば つれなき人も あはれとやみむ
881 :
名無氏物語:03/01/21 11:19
梅が香や誰が袖ふれし匂いぞと春や昔の月にとわばや
882 :
名無氏物語:03/01/21 12:01
>875 イイ!
返歌は
吾を待つと君が濡れけむあしびきの山の雫にならましものを 石川郎女
という訓で覚えてる
わが背子を大和へ遣ると小夜更けて暁露にわれ立ち濡れし
二人ゆけど行き過ぎかたき秋山をいかにか君が独り越ゆらむ
大伯皇女(大津皇子のお姉さん)
歌をカキコしてくださる方々,詠み人もつけてくれるとうれしい.
883 :
名無氏物語:03/01/21 12:08
立春はまだですがここはすでに春ですね
>>881 俊成女の歌かと思えば源通具だったんですね
元妻の俊成女の添削がはいっているのかな
梅の花あかぬ色香もむかしにておなじかたみの春の夜の月
風かよふねざめの袖の花の香にかをる枕の春の夜の夢 俊成女
雪のうちに春はきにけり鶯のこほれるなみだ今やとくらん
二条のきさき 古今集
885 :
名無氏物語:03/01/21 12:53
明日からは若菜摘まんと標野に昨日も今日も雪は降りつつ
886 :
名無氏物語:03/01/21 13:31
なほ冴ゆる嵐は雪を吹きまぜて夕暮さむき春雨の空 永福門院
887 :
名無氏物語:03/01/21 13:50
歌をカキコしてくださる方々,詠み人もつけてくれるとうれしい.>
失礼しました。とんだ野暮天でございました。
874>菅原孝標女 880>壬生忠岑 です。
888 :
名無氏物語:03/01/21 13:56
まちがいました!はずかしい…
874>儀同三司母
が、正しいです。
お目汚し、失礼しました。
889 :
□□マジやばいよ□□:03/01/21 16:58
890 :
名無氏物語:03/01/21 17:45
花よただまだうすぐもる空の色に梢かをれる雪の朝あけ 藤原為子
891 :
名無氏物語:03/01/21 17:50
山ふかみ春ともしらぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水 式子内親王
892 :
名無氏物語:03/01/21 19:47
月も月立つ月毎に若きかなつくヾ老いをする我が身何なるらむ 梁塵秘抄
失礼しました
893 :
名無氏物語:03/01/21 21:48
芦原やしげらば繁れ荻薄とても道ある世にすまばこそ 後水尾院
894 :
名無氏物語:03/01/22 21:43
梅の花それとも見えず久方の天霧る雪のなべて降れれば
詠み人しらず
896 :
名無氏物語:03/01/23 21:51
行く水に数かくよりもはかなきは思はぬ人を思ふなりけり
古今和歌集
897 :
名無氏物語:03/01/23 23:24
>>895 894の和歌は、古今集6巻(0334)でつ。柿本人麻呂作とも言われているらしいです。
898 :
名無氏物語:03/01/24 02:47
白河の 清きに魚の 棲み果てて
元の濁りの 田沼恋しき
899 :
↑なるほど:03/01/24 06:46
武蔵鐙さすがにかけて頼むには問はぬもつらし問ふもうるさし
お稚児さんなんかに興味をもつからさ
男はキレイなだけじゃあな(それも整形かもしれんしw
900 :
らいおんはーと=男色:03/01/24 06:58
色みえでうつろふものは世の中の人の心の花にぞありける
901 :
名無氏物語:03/01/24 07:21
恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
902 :
bloom:03/01/24 08:40
903 :
名無氏物語:03/01/24 10:12
>>897,
>>903 ありがと。なんか よみびと知らず の歌って手垢がついてなくて
良いかんじなので。
905 :
名無氏物語:03/01/26 00:38
いなと言えど強ふる志斐のが強ひ語り
このごろ聞かずて朕(あれ)恋ひにけり
持統天皇
いなと言えど語れ語れと詔(の)らせこそ
志斐いは奏(もう)せ強語(しいがたり)と詔(の)る
志斐嫗 「万葉集」
忘られぬむかし語りもおしこめてつひにさてやのそれぞかなしき
永福門院
907 :
マック ◆pfY659g/5c :03/01/26 22:03
男の友情を語ったおすすめの歌ってないでしょうか??
近日友達が留学してしまい、その彼にちょっと洒落た
プレゼントをしてあげたいのですが。。
908 :
名無氏物語:03/01/26 22:25
>>907 こんなのどうです?
春は花秋は月にとちぎりつつけふを別れと思はざりけり
能因法師が伊予の国に下向しようとするとき藤原家経が
別を惜しんで送った歌です。
909 :
マック ◆pfY659g/5c :03/01/26 22:44
>>908 ありがとうございます!
でも、別れに重きを置きたくはないんです。。
おそらく数年後には日本に戻ってくるでしょうし、
離れても友達だぜぃ!みたいなのは。。ないですかねぇ?
みし夢の春のわかれのかなしきは長き眠りのさむときくまで
九条良経
911 :
あばらなる板敷にて:03/01/28 10:00
東風吹かば匂ひおこせよ梅の花主なくとも春を忘るな 道真
912 :
名無氏物語:03/01/29 13:07
茜さす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
ベタだけどなんか好き。
913 :
通りすがり:03/01/29 13:07
いろは歌。50音全部使ってるなんてすごいなあ。
914 :
通りすがり:03/01/29 13:08
915 :
名無氏物語:03/01/29 13:24
瀬をせけば淵となりてもよどみけり別れをとむる柵ぞなき
山かぜに桜ふきまきみだれなむ花のまぎれにたちどまるべく 僧正へんぜう
出でて去なば、主なき宿となりぬとも、軒端の梅よ春を忘るな。
918 :
名無氏物語:03/02/03 14:08
作者は知らないけど、
父母に呼ばれて仮の客となり心のこさず帰るふるさと
覚えやすいでしょ。
子どもの頃、死んだら何処に行くの?って聞いたとき、教えて貰った。
919 :
名無氏物語:03/02/03 14:25
願わくば桜(はな)の下にて春死なむ
その如月の望月の頃
うろ覚えで漢字が合っているのか自信ない。
この作者って西行法師だったっけ。すごく綺麗な歌だとおもった。
920 :
名無氏物語:03/02/03 17:18
俊成が西行の逝去を知って詠んだ歌です
願ひおきし花のもとにて終りけり蓮(はちす)のうへも違(たが)はざらなむ
みよしのは山もかすみて白雪の降りにし里に春は来にけり 良経
ほのぼのと春こそ空に来にけらし天の香具山霞たなびく 後鳥羽院
山深み春とも知らぬ松の戸にたえだえかかる雪の玉水 式子内親王
かきくらし猶ふる里の雪のうちに跡こそ見えね春は来にけり 宮内卿
今日といへば唐土までもゆく春を都にのみと思いけるかな 俊成
新古今集巻頭
922 :
名無氏物語:03/02/04 22:38
>>919 西行法師はその通り、仏の死んだ日に亡くなったそうですね。 ○私は万葉集の歌が好きです。 ◆春雨の止まず降る降るわが恋ふる人の目すらを相みせなくに ◇天地と言ふ名の絶えてあらばこそ汝とわれと逢ふこと止まめ
923 :
名無氏物語:03/02/05 00:02
あげ
924 :
名無氏物語:03/02/05 16:28
>>869 遅レスだけど。
うちのママン、高校の頃に戯れに母親をおんぶして、
そのあまりの重さにヨロけて、
「おもきになきて さんぽあゆめず」
と歌い、受けを取ったのを未だに話題に出す。
925 :
名無氏物語 :03/02/07 05:23
わが里に大雪(おおゆき)降れり大原の古(ふ)りにし里に降らまくは後(のち)
天武天皇
みよしのは山もかすみて白雪のふりにし里に春は来にけり
九条良経
フリニシサト。(雪が)降った里。古くからの里。ふるさと。
岩ばしる垂水の上の早蕨のもえいづる春になりにけるかも 志貴皇子
ベタですが春と言えばやっぱりこれかなと.
ものおもへば心は春もしらぬ身に なにうぐひすの告げにきつらむ
今日は暖かいけど、付き合いはまだまだだ…
春来ぬとけさ告げ渡る鶯は涙の氷まづやとけぬる 俊恵
930 :
名無氏物語:03/02/10 13:10
木々のこころ花ちかからし昨日けふ世はうすぐもり春雨のふる 永福門院
931 :
名無氏物語:03/02/10 17:03
君やこし我やゆきけむ思ほえず夢かうつつか寝てかさめてか
伊勢物語で出てきたような。。。
932 :
名無氏物語:03/02/10 22:34
?????にほひおこせようめのはな
あるじなしとてはるをわするな
↑最初の五文字をド忘れしてしまった・・・
最初だから調べ方も分からないし・・・
というわけで、分かる人教えて下さい〜
933 :
名無氏物語:03/02/10 23:04
934 :
フランチェスコ:03/02/11 00:14
がいしゅつOK? お言葉に甘えて…
ちはやぶる神世もきかずたつた川から紅に水くゝるとは
「から紅」を「韓紅」と表記してある本があって、俺はその表記が好きです。
韓が好きなわけじゃなくて、舶来っぽい言葉を得意になって使う業平、という
絵が浮かんでくるからです。
旅人の露はらふへき唐衣またきも袖のぬれにけるかな
936 :
名無氏物語:03/02/11 23:05
なほ冴ゆる嵐は雪を吹きまぜて夕暮さむき春雨の空 永福門院
937 :
名無氏物語:03/02/11 23:40
照りもせず曇りも果てぬ春の夜の朧月夜にしくものぞなき
大江千里
まだ少し早いと思いますが、源氏物語との関連もあって大好きな和歌でつ。
938 :
名無氏物語:03/02/11 23:53
大空は梅のにほひにかすみつつ曇りも果てぬ春の夜の月 定家
940 :
名無氏物語:03/02/12 00:40
のどかにもやがてなり行くけしきかな昨日の日影けふの春雨 伏見院
941 :
フランチェスコ:03/02/12 01:30
けさ見れば山もかすみてひさかたのあまのはらより春は来にけり 実朝
942 :
932ですが。:03/02/12 22:47
>>933 遅ればせながら教えてくれてありがとうー
943 :
名無氏物語:03/02/13 21:35
むつごとをかたりあいけむ人もがな憂き世の夢も半ばさむやと
間違ってるかも
源氏物語のなかにあった
945 :
名無氏物語:03/02/13 22:38
空はなほかすみもやらず風冴えて雪げにくもる春の夜の月 良経
946 :
名無氏物語:03/02/13 23:53
石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ
947 :
名無氏物語:03/02/14 00:23
ほのかにも知らせてしがな春霞かすみのうちに思ふ心を 後朱雀院
948 :
名無氏物語:03/02/14 00:41
かすみあへず猶ふる雪にそらとぢて春ものふかき埋火のもと 定家
949 :
名無氏物語:03/02/14 01:27
勅なればいともかしこし鶯の宿をと問はば如何に答えん 紀内侍
1さんは退院なさったのですか? おめでとうゴザイマス。
寒いのでお身体気をつけてください。
この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば 道長
紫式部にしてみれば
道長のものになっても世界が手に入るわけじゃなかったしね。
もともとそんなこと望んでなかったんだろうし。
私自身は、
歌舞伎座の三月公演の「浮舟」でも観にいこうかなと。
はじめて観る歌舞伎ってことですね、玉三郎と仁左衛門がでるということで。
浮舟とはちがう性格ですが‥
951 :
名無氏物語:03/02/14 22:29
駒とめて袖うちはらふかげもなし佐野のわたりの雪の夕暮れ
(定家?)
952 :
名無氏物語:03/02/14 23:34
おもかげの霞める月ぞやどりける春やむかしの袖の涙に 俊成女
954 :
名無氏物語:03/02/15 02:23
955 :
国文まっつ:03/02/15 07:35
こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか
956 :
名無氏物語:03/02/15 12:10
970は次スレ立てるべし
957 :
名無氏物語:03/02/17 20:28
958 :
名無氏物語:03/02/18 16:21
五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする
伊勢物語では男の歌ですけど、なんか少し年の行った女性が寂しげな笑みをふと浮かべて詠んだって感じがして。古今集読んでたときに、なぜか泣きそうになりました。
959 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :03/02/18 20:00
夕さればしほ風さむし波間より見ゆる小島に雪はふりつつ 実朝
イイ!
960 :
みちる ◆lbBh.dZky2 :03/02/19 20:38
見渡せば花ももみぢもなかりけり浦のとまやのあきの夕ぐれ 定家 …イイ!
961 :
名無氏物語:03/02/20 01:55
ならさかの いしの ほとけの おとがひに こさめ ながるる はるはきにけり
木静かならんと欲すれども 風やまず
子養わんと欲すれども 親待たず
あ、和歌ちゃうな。
963 :
名無氏物語:03/02/24 16:17
月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身一つはもとの身にして
自分がかつて憧れたあの女性はもういない
だから今自分がしている恋は、昔とくらべられるはずもない
ここにいる自分は昔とまったく変われずにいるのに
2chには 群板あれど とりよろふ 厨の糞スレ
登り立ち スレ見をすれば 良スレは 良レス立ち立つ
糞スレは 業者立ち立つ (゚д゚)ウマーし板ぞ オカルト板 2chの板は
966 :
名無氏物語:03/03/01 13:00
ながめつるけふは昔になりぬとも軒ばの梅はわれをわするな
967 :
名無氏物語:03/03/01 13:01
>>965 新作はこのスレでは遠慮してもらえませんか。
968 :
名無氏物語:03/03/01 17:47
あと32だなw
969 :
ラッキーアイテム:03/03/01 19:39
970 :
世直し一揆:03/03/01 22:34
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され
るな!!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的でファイト満々(キモイ、自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする
(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはた
いてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本
の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、
世間体命)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ)
●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。包容力がなく冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
971 :
名無氏物語:03/03/02 23:01
千早振る都の舞いはよしなしことを詠うばかり
夢香る霞の空を行き交う人風のまにまに
千早振る都の舞いはよしなしことを詠うばかり
瀬をはやみ流るる日々もかえすがえす降る雨のよう
憂い満ち遠く歩み知り果て話を諭すばかり
風纏い陽の空が差し差す肌の白さを知る
憂い満ち遠く歩み知り果て話を諭すばかり
此の彼方待ちわびる日々も月明かりに照らされて
どなたかこの歌が誰の歌なのか、出典がどこなのか分かる方は
いらっしゃいませんでしょうか。
972 :
名無氏物語:03/03/03 19:21
973 :
名無氏物語:03/03/03 19:22
1000まで逝ったスレ
1、古文漢文の宿題うけたまりす(ママ
2、「にしょう」だよ、「にまつ」じゃないよ二松だよ
3、御前等しりとりで古文板ageるぞゴルァ
4、古文、漢文、國學院。
5、この板で1000いってみませう
6、ジプシースレッド153
7、古典・漢文を教育現場から削除せよ
8、この板で1000いってみませう part2
9、a
以上
>973
思っていた以上に激しく過疎ですね、、、。
975 :
名無氏物語:03/03/03 23:24
春の夜の夢の浮き橋とだえして峰にわかるる横雲の空 定家
976 :
名無氏物語:03/03/03 23:28
梅が香に昔をとへば春の月こたへぬ影ぞそでにうつれる 家隆
977 :
名無氏物語:03/03/03 23:31
霜まよふ空にしをれし雁がねの帰るつばさに春雨ぞふる 定家
978 :
名無氏物語:03/03/04 01:12
基督の真はだかにして血の肌見つつわらへり。雪の中より。 折口信夫
基督がわらってたのか、作者がわらってたのか。不気味で好きな歌
なんだけど
979 :
名無氏物語:03/03/04 01:38
君待つと あが恋ひをれば わが屋戸の
簾動かし 秋の風吹く
980 :
今年は何処でお花見しようかな:03/03/04 10:36
世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
981 :
名無氏物語:03/03/04 11:28
>>978 「見つつわらへり」なら見てる人物が同時に笑ってるとしか解釈
できないけど、俺の読みが浅いのかな?
982 :
名無氏物語:03/03/04 20:03
>>978 しのぶぢゃなくて釈迢空では?
しかも百人一首でもないし
俺の心が狭いのかな?
983 :
名無氏物語:03/03/04 23:15
折口信夫=釈超空
984 :
名無氏物語:03/03/05 09:46
思ふてふことのはのみや秋をへて色もかはらぬものにやあるらむ 読み人知らず
985 :
名無氏物語:03/03/05 10:04
をしからてかなしき物は身なりけりうき世そむかん方をしらねは 貫之
うき世には行きかくれなてかきくもりふるは思ひのほかにもあるかな 元輔
新スレ立ったのかw
>>973 コレが1000まで逝ったスレの10番目ってことでw
あと12
989
990
消化
埋め立て
とりあえず、カキコ
あと、6もあるし。。。。
5
996
997
998
999
1000 :
名無氏物語:03/03/10 18:51
1000ゲットーーーーーー
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。