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● 川原泉 「笑う大天使」 第一巻より 白泉社
月日がたつにつれて幼かった紫ちゃんは
益々「年上のあの女」に似て美しくなります。
それを見る 光くんの目に不吉なものが…
それで ある晩とうとう 光くんは理性が ぷっつん消失して
本能だけの人になってしまいました
最低です
ゆーなれば 大学4年の男が 中学2年の女の子を
手籠にしたも同然の 淫行罪でタイホされるふるまいです
そーゆー いやらしー人を 今まで信頼して いたなんて…!
いくら若くて ハンサムで お金持ちでも 許せません!
「ちくしょおーっ」
…朝になってもフトンを被ったまま出てこない紫ちゃんに
光くんが何つったと思う?
「これこれ」
「気分が悪いそーですがどんな具合ですか?」 <とぼけた野郎だぜっ>
「いつまでもすねていたら皆が変に思うでしょう?」<変なのはおまえだ!>
「そーゆー態度は大変縁起の悪いことです」 <てめーが一番
縁起悪いんだよっ>
3人は光源氏とゆー架空の人物に対して真剣に腹を立てている
ふ… 藤壷や紫の他にも山ほど恋人作ってさ
この平安人は色恋沙汰以外にな〜んも考えとらんぞ
あ〜… 人間としては考えることは他にも沢山あるのにね
国家の権力構造に対する疑問とか〜 社会的な矛盾に対する怒りとか
一度…光くんにマルクスの「資本論」読ましてやりてぇな〜