201 :
名無氏物語:
それでいけば葵の方がよっぽど不幸
202 :
名無し:01/09/02 01:31 ID:v1xfMNPI
葵は正室だという保証があったんだよ!紫はいつ誰が自分にとって代わるかわからないうえ、宮家の姫といっても妾腹だわ子供もいないわけでいつも追い詰められてたんです!
203 :
名無氏物語:01/09/02 03:25 ID:FsFehxeM
>>200 の主旨からすると
正室なのに愛されてないということの方が不幸なんじゃないの?
204 :
名無氏物語:01/09/02 23:08 ID:gFb//SFs
紫の上がもっとも源氏に愛された女君であることは間違いないが、彼女は源氏の愛以外に頼るものが全くなかった。源氏の求める「理想の女性像」から外れる行為は何一つ許されなかったし、考える事すら出来なかった。
だって彼女、一旦源氏に見捨てられたら、もう、末摘花と同じような憂き目に遇っちゃうわけですよ。葵の上や女三宮も可哀想だけど、少なくともそれで落ちぶれる心配はなかったし。
なのに源氏ったらあの浮気っぷり…。
そもそもまだ自我の芽生えてない内にあんな身勝手な男に目を付けられたのが運のつき? 源氏、はっきり言って性格は最悪です。
そんな私は浮舟が一番好き。
205 :
名無氏物語:01/09/03 09:48 ID:mY7nY/dg
で、結局身分が低いのに愛されたから紫の上は不幸なの?
ボロを出せば追い出されるみたいな追い詰められた気持ちが
あったようにはとても見えないけどな。
どうも紫の上が不幸だ不幸だって言ってる人は過剰に感情移入
しすぎだと思うけどな。
彼女の苦しみには境遇の幸不幸とかとは違う気がするんだけどな。
206 :
名無氏物語:01/09/03 11:04 ID:LU66j4pQ
>205
同意。
源氏に捨てられたら社会的にもアウトなのは事実としても、
本人にそういう認識(発想?)はないように見える。
207 :
名無氏物語:01/09/03 16:14 ID:qHSbOb8I
紫の上の不幸は境遇がうんぬんではなく、なまじ源氏に一番愛された故に、精神的にも完全に源氏に取り込まれてしまった所。
紫の上はそれを女三宮降嫁の件でハッキリ自覚する。
一番救い様がないのが、源氏がそういった彼女の苦悩を最後まで全く分かってやれなかった事。
208 :
名無氏物語:01/09/03 17:46 ID:/nVCR3Lg
紫の上と浮舟はどこか似てる気がする。
彼女達は本当に不幸だったのか?
209 :
名無し:01/09/03 20:15 ID:YRt.zAGc
宇治の中の君が好きなんで、そんな中の君や夕霧んとこの
六の君もいるのにフラフラと浮舟に言い寄る
匂の宮が嫌い。浮舟も気まずさいっぱい。
210 :
そらみ:01/09/04 13:39 ID:5L6HTafg
源氏物語の女性は父親の存在と幸福ということがすごく密接に結びついているからね。父親不在をカバーする者としての夫=光源氏は最高の存在。でも三部の匂宮とかはそんなこと考えてないからね。
211 :
名無氏物語:01/09/05 01:24 ID:SjpmNnQc
>>209 あたしも、大嫌い!>匂の宮
薫の君のほうが、哀切な感じがして素敵。
好きな女君、というより尊敬するのは紫の上。
でも、絶対自分はなりたくないぞ。辛すぎる。
まぁ、あんな素晴らしい女性に、なれるわけないんだけど(笑
212 :
名無氏物語:01/09/05 01:38 ID:vOsdTzw.
紫の上が出家を望んだのは妻と言う立場、源氏あってこその存在に疑問を
感じはじめたからでは?
女三宮が去ってもそれを自分の勝利などとは思わなかったでしょう。
他者との関係性による存在ではない自分を求めていたのだと思います。
>>211 そ、そうか。私は大好きだ、匂の宮。
こっちも遊びって割り切ってたら、最高の
相手と思う。
まぁ、スレ違いなのでsage
ゴメン、でも中の君や浮舟の相手としては最悪だね。
215 :
名無氏物語:01/09/05 15:58 ID:jIvp.vSg
>>212 そう思う。不幸だとか辛いとかじゃなくて
もっと思想的なものが感じられる。
216 :
名無し源氏:01/09/05 22:27 ID:jOZyhrxY
私は匂宮のあの天真爛漫なところが憎めないわ。薫はちょっと苦手かな。
217 :
名無氏物語:01/09/05 22:30 ID:ooKtTGSk
朧月夜の奔放なところが好きです。
218 :
名無氏物語:01/09/09 20:41
asagao.
薫ってなんかウソつきっぽくて嫌い。
すべてがうさんくさいっつーか。
光源氏のほうがただのスケコマシと思えば可愛く思わないでも無いけど
薫はなんとなく。上手く説明できなくてごめんなさい。
220 :
名無氏物語:01/09/12 00:00
玉葛が好き。(玉鬘?)
221 :
名無氏物語 :01/09/13 23:48
私は葵の上と弘徽殿大后が好き。感情移入したのはこの二人だけ。
素直に言えない女と、怒ってる女。源氏も桐壷帝も少しはこの二人の事をもっと
察してやれよ等と思ってしまった。
朱雀帝に葵の上が入内してれば、優しく、愛されて幸せだったかもしれないのに。
怖い姑がついてても、バックが強力だから、ひるむこともないし。
そのせいか藤壷が嫌い。「こいつさえいなければ・・・」って感じです(藁)。
冷泉帝に子が恵まれないのを知って、安心してしまった。秋好中宮も朱雀帝に
入内してればねえ、年令のバランスも良かったのに。
紫の上は「葵の上が死んだから、こうしていられるのねえ」としか思えませんでした。
イヤな奴ですねえ。
222 :
名無氏物語:01/09/17 22:29
↑
う〜ん、イヤな方ではないと思いますよう。
だってある面、本当にその通りですもの。
弘徽殿大后は私も好きです。リアルで
なよなよしてなくって。
荘口彰久ですが何か?
浮き船だぁね。
なんか実際の俺の体験とかぶるんだよ(汗)
225 :
名無氏物語:01/09/21 17:44
桐壺、藤壷、紫は多くの女性を不幸にした元凶だわな。
この三人もまた被害者だったわけだが。
結局お父ちゃんと源氏が悪いってだけか。
226 :
名無氏物語:01/09/23 11:17
全員紫つながりですね。
桐は薄紫、藤は藤色、紫はそのまんま。
227 :
-モロ、無修正画像サイト発見!:01/09/23 12:12
228 :
名無氏物語:01/10/09 19:13
紫の上って明石中宮の養母だったのに、中宮の母として位は貰わなかったのかな?
高官の妻や中宮の母が位を貰うのってよくあることですよね?
そういうのはなにもなかったんでしょうか?
うーん、これが葵の上だったら、あっさりと従一位まで進んでそうですね。
229 :
名無氏物語:01/10/23 18:42
つい最近「あさきゆめみし」を読んだんだけど、
六条御息所、朧月夜が好きかなあ。
全然自分とはタイプが違うけど。
桐壺帝の桐壺更衣への寵愛を妬む弘徽殿女御の気持ちも無理はないよね・・・
私は断然花散里。
なぜなら彼女が一番幸せだと思うから。
しかも夕霧まで世話をするというすばらしい栄誉を
与えられているから。
彼女は最高だ。
231 :
名無氏物語:01/10/26 17:21
あさきゆめみしといえば、末摘花の話は泣けたな、いやマジで。
「もっときれいに生まれたかった、もっとかしこく生まれたかった」
ってセリフのとこ。あまりにけなげで、哀れで。うう。
232 :
名無氏物語:01/10/27 00:23
私も泣けた!
ぐっとくるものがあった・・。
233 :
名無氏物語:01/11/01 00:08
女主人公論ってよくあるけど、やっぱり紫の上だと思うな。
藤壺って人間としての心情とか葛藤があまり分からない。ただ高いところで
ふわふわしている感じ。
紫の上の、一人の女性としてのドラマは深くて、近代小説なみのリアリティが
あると思う。子どもももたず親も実質いないから、常に源氏とのみ男と女として
対峙しているという設定がいい。
特に若菜以降の彼女の苦悩はそういう設定がないと成り立たないことを考えると、
若紫のあたりからそういう構想を持っていたのだろうか…。としたら、すごすぎる。
221さんの感想興味深いね。円地文子氏は、その二人、葵の上と弘徽殿女御だけが
主要人物の中で、歌をまったく詠まない女性だと、私見で述べていたよ。
234 :
名無氏物語:01/11/10 21:30
あさきは読んだ事がないです。
初読以来気になっているのは宇治十帖の女一宮。匂宮の姉ね。
本当にミステリアスなお方。源氏の血を引いていて誰より美しいに違いない。
本編では最近では藤壺に惹かれる。死んでから出てくる所が未練がましくていいよね。
235 :
名無氏物語:01/11/14 18:59
葵上と朧月夜と弘徽殿大后が好き……。
どれも自分とは違うタイプだからかな。
この中の誰かになるとしたら朧月夜になってみたい。
236 :
名無氏物語:01/11/14 23:25
私も弘徽殿大后は好きだな。
漢!(゚д゚)カコイイ!
237 :
名無氏物語:01/11/16 16:13
>233
>高いところでふわふわしている
そうかなあ。あさきのセリフで、
「私の顔を見てはなりません。誰憚ることなく、あの方の傍に
いることのできるあまたの女人方に嫉妬しています」(うろ覚え)
ってところ、切ないけどなあ。
帝の寵愛あつくても、所詮前妻の身代わりだし。で、帝の寵愛を
受けてるがために、本当の自分の恋心?も表に表せない。
238 :
名無氏物語:01/11/17 17:07
紫の上は幸せなんだけど幸せではないと思う。
上手く言えないけど、今も昔も一緒。
結局女は愛する人に自分だけを見てほしいんだよ。
私は紫の上がスキ。
でも彼女の生き方には共感できない。
私が今、紫の上のような立場だから。
(もちろん、容姿ではなく。)
240 :
名無氏物語:01/11/20 23:00
藤壺、若菜からは紫の上、宇治十帖からは大君。
理性的なキャラが好きだ。
色気は余り無さそうだけど。上品さはあると思う。
241 :
名無氏物語:01/11/21 14:21
空蝉が好き。
大人しそうなんだけど毅然としてるとこが。
242 :
名無氏物語:01/11/23 13:32
人間の薄い私には、一人の男にあそこまで執着できる六条御息所に魅力を感じる。
生霊となりつつも理性が残っていて、自分のしていることに恐怖や悔いを感じながら
どうすることもできずに苦悩している様子に臨場感があって恋にはまるってああいう感じなのかも。
弘徽殿大后も東宮時代から長年連れ添った夫に裏切られて
子供の出世にかけてる×イチという感じが生々しい。
田辺聖子の小説「隼別王の反乱」のお后(名前忘れた)とキャラがダブったな。
源氏は自分が母親の後見が無くて臣籍に落とされて、強制的に結婚させられて苦労したのに、
平気で紫の上を同じ境遇に貶めたのが身勝手でいや。
そのくせ身分の高いマドンナを別に求めてるから始末に終えない。
藤壺も意地の悪い見方をすれば、若い源氏を弄び、思うままに操って、表の権力と息子の後ろ盾を作ったしたたかな女性のような気もする。遊女っぽいといわれた夕顔が少し入った魔性の女。
なんか、家庭は保持して恋愛したいとか言う出会い系メール不倫してる専業主婦って感じ。
不義の子を天皇にしようとするのも、識見のある式部が作った理想の女性像とは思えないなぁ。
式部の使えてた中宮さまって、彼女から漢文習ってて、道理に外れるから自分の子供じゃなくて、
ライバルだった定子の生んだ宮に皇位を譲るようにいったんでしょう?
源氏の父帝も子供にえこ贔屓するから嫌い。現世に執着たってまともに成仏しろよ・・・。
長文のうえに俗っぽい表現使ってすみません。でも正直そう思った。
読んでて目がくらくらするほど源氏と親に頭きた。
現世にいたらすごいうっとうしい一家だ。感謝知らずだし。見栄っ張り。
243 :
名無氏物語:01/11/23 17:04
>242面白い見方。
私も六条はいいと思う。超重要な脇役・ツウ好みって感じがするよ。
藤壺や葵上より「恋」に生きた女だよね。
地位も教養も何もかも持っている女が恋に狂ってぼろぼろになって
いくのがいい。「葵」の生霊のシーンは白眉だと思う。
紫の上や女三宮に取りつくところは、とってつけた感じがして不要
だと思うけど。
藤壺は恋愛の葛藤があまり描かれていないし、特に中盤は後宮政治家みたい。
藤壺といい、明石といい、子どもが東宮や女御だとステージママ?
244 :
名無氏物語:01/11/26 00:04
弘徽殿大后は東三条院詮子とイメージかぶる。
245 :
名無氏物語:01/12/02 13:32
私は、紫の上が一番好き。
彼女は、源氏との生活がつらくても、精神的に逃げ場がない。
子供がいるわけではないから、藤壷や明石の上のように、母親としての立場に逃げられない。
親もいないもどうぜんだから(源氏が誘拐もどきしたせいで!!!)、雲井の雁
のように、実家にも帰れない。
全部自分でかかえこんで生きて行かなきゃいけないなんて。。。
246 :
名無氏物語:01/12/02 14:03
雲井の雁。一番現代女性に近い。実家に帰るとこなんか喝采を送りたくなる。
でも、平安時代もきっと夕霧夫婦の様な夫婦が普通だったんじゃないかと
思うけど。むしろ紫の上の事情の方がまれだった筈。
247 :
名無氏物語:01/12/03 15:12
夕霧も薫も(昔の源氏も)女好きであちこちに色目使っているくせに
「自分は誠実な男で好色めいたところはありません。世間の男とは違います」
って態度がむかつく。他の男を見下しているようだったけど、並みの奴らと変わらないよ・・・・。
夕霧は浮気するタイミングがいつもきわどいよね。
当時としては女遊びが下手な夫だろうから雲井の雁は人一倍つらかったろうな。
248 :
名無氏物語:01/12/07 20:35
葵の上。
身分も美貌も教養も持ちながら、それ故にプライドを捨てられず愛をつかめなかった人。
やっと手に入れた幸福も命と共に朝露のように消えてしまった人。
原作の扱いの悪さといい読むたびに泣けます。
夕霧
250 :
名無氏物語:01/12/08 00:14
僕もロリ育成をしたいんですがどうすればいいでしょうか
法律に触れない方法を教えてください
251 :
名無氏物語:01/12/08 03:16
うーん。。。
ちょっと変わっているかもしれませんが、
宇治十帖の大君さ!
ああいうぐだぐだしてストイックなひとが好きなのよ。
自分に似ているからかな?
252 :
名無氏物語:01/12/11 02:57
今映画やってるよ
>252
ビデオ撮ってみたから、あとで見るよ〜。
たしか昔のアニメのだよね。
254 :
名無氏物語:01/12/14 11:27
昔(高校時代くらい)は朧月夜の君が嫌いだったんだ。
あの奔放さが自分とかけ離れてて腹が立ってた。
自分が優等生的な性質で親の顔色を考えてしまう体質だったし
正統派ヒロインの紫の上に感情移入してた。
しかし数年後の今・・・
親と真っ向から反抗して男性経験も数人経験した後となると
朧月夜って身近に感じるなぁ・・・なんて・・・。
同時に二人の男性から求愛されてどちらも選べないどちらも好き
という状況もわかる。どっちに行っても心のどこかで迷いが出たり。。
ホントに現代にも十分通用する小説ですね。
255 :
名無氏物語:01/12/17 16:42
空蝉に自己投影しているのかなあ、紫式部は。あと、花散里にも。
256 :
名無氏物語:01/12/18 22:48
257 :
名無氏物語:01/12/19 13:17
何故か藤壷のアンチが多いねぇ。
後半は確かに紫の上がメインになってたから
藤壷の葛藤はあまり描かれなかったけどさ。
藤壷が幸せだったとか逃げ場があったとかいう意見には納得出来ないな。
紫の上に感情移入しすぎなんじゃない?
258 :
名無氏物語:01/12/19 13:32
源氏物語って女の業を描いた物語だろう?
紫の上だって花散里みたいに生きることだって可能だったわけよ。
それが出来ないのは結局は業の深さ故。
でも花散里みたいな賢い生き方はずるく感じてあまり好きじゃない。
一番好きなのは浮船。
彼女は紫の上にも藤壷にも出来なかったことをやり遂げた。
本当の主人公は浮船じゃないかな?
259 :
名無氏物語:01/12/19 14:21
>>256 規制されるのは視覚メディアだけだろう?
「あさきゆめみし」はアウトだが。
260 :
名無氏物語:01/12/19 15:35
「あさきゆめみし」には、高校時代に出会った。
これがきっかけで、古文に興味を持って、
国文科を目指すきっかけになった。
規制されちゃうの、嫌だなぁ…。(笑)
261 :
名無氏物語:01/12/20 19:10
式部的には浮船>紫の上>藤壷かと。
思い入れのあったのは紫の上だろうけど。
262 :
名無氏物語:01/12/21 11:25
少女の強姦場面がモロに出てくるもんな。>あさきゆめみし
263 :
うふっ!私もおうえんするね♪:01/12/21 13:25
264 :
名無氏物語:01/12/24 06:33
雲居雁がいっとーすきですー!いわゆるおとなの女性になりきれない、
ストレートで、自分に素直なとこがとてもかわいい。多くのほかの女性と
同様恋に悩む場面もありますが、彼女の場合、深刻さというよりむしろ
小気味よい印象さえ受けてしまえるのは、あの陰のない性格によるのでしょう。
よって夕霧は私にとって大好きであり、大嫌いなキャラです。
全く苦しんでいないとか、幸せだったとはいわないけれど、
何で息子を皇位に押し上げたり、皇后を選んだり、源氏と共謀して政治に口出すんだ?
反省してるならおとなしく仏道修行に勤しんでればいいのに。
空蝉や女三宮、浮船は最後は男を拒んですごしたのに。
男の好意に寄りかかって甘えているのに、被害者ぶってるのが
女の狡賢さが露骨に出ていていや。
死んだあとまでしつこく出てくるし。
あるいは六条の御息所より源氏に執着してたのではないかと穿ってしまう。
266 :
名無氏物語:02/01/08 19:03
雲居雁もいいっすね。なんだか感覚が現代の女性のそれに
近いものがあるからかな?けどやっぱりお気に入りは花散里です!!
差し出がましくなく、それでいて源氏のことを支える。そういう
ところがいいっすね。
267 :
名無氏物語:02/02/12 16:17
自分は優柔不断なんで、浮舟に共感するとこがあるなあ・・
雲居雁は友達になりたい感じ。夕顔は実際いたら女友達には嫌われるタイプ?
学生なんでまだこんな感じだなあ・・紫の上、朧月夜は憧れ。
268 :
名無氏物語:02/02/12 21:31
>反省してるならおとなしく仏道修行に勤しんでればいいのに
これわかんないね。
なんで反省してるなら仏道修行に勤しむの?
男を拒んで過ごすことはそんなに立派なこと?
源氏に対する執着があったのは事実かもね。
ただしこれに関してはあまり詳しくないけど当時の仏教の思想なども
関わってそうだから死後にどうなったとかいうのを現代の価値観で
判断するのはどうかと思う。六条にしても藤壷にしても。
269 :
名無氏物語:02/02/12 22:40
女三宮。最初のほうは、源氏にバカにされてて可哀相だけど。
柏木とセットで好きだなー。柏木もいい男。源氏ほど美男じゃ
ないけど、いい男だよ。かこええ。あんなにただ1人の女性を
愛することができるなんて素敵杉。
女三宮は、源氏が50歳のときに14歳で輿入れしてきたんだよね。
建前上、親代わりということだったけど、源氏の正室でしょ。
夫婦関係ってどうだったのか気になる。でも、宮の出家の儀式が
描かれてる「鈴虫」で、「昔夫婦のちぎりを結んだ御帳台もはかなく
見えてくる」とか源氏が回想してたからなあ。あの年の差で、
そういう関係があったのなら、とてつもなく淫靡なんですけど。
その源氏と夫婦の営みをしたベッドで柏木とも・・・ということは、
女三宮ってば結構すごい。
雲居雁。多分、同時代人(平安貴族)から見ても、いちばん普通で可愛らしい女性
だろうと思うが、源氏物語という物語世界では稀有の存在。
「美人だが希少価値を主張するほどではない」という表現<藤裏葉>がおかしい。
夕霧の性格は豹変したわけではなく、もともとああいう男だと思うので、幼少期に
彼と運命を結び付けられてしまったことは、彼女の幸福であり不幸であろう。
271 :
名無氏物語:02/03/06 23:51
六条御息所だな。
教養が高くて女らしいところがとても好き。
漏れの理想の女性だ。
ま、もし付き合ったら気が張るだろうが(w
っつか結婚するなら花散里はいい奥さんになってくれそう。
男はそう思う人多いんでない?
272 :
名無氏物語:02/03/07 00:56
シム板にある2ch最古のスレと張るな、このスレ。(藁
俺の好みは人並みに紫の上。だが玉鬘もなかなか捨てがたい。
あれほどの美女をレイプで奪い取った髭黒、おそるべし。
273 :
名無氏物語:02/03/07 01:02
でも俺は髭黒の男らしく不器用なところが結構好きだが。
玉鬘もそのへんわかってやれよ!とか思ってしまったよ。
ま、俺は原典読んでないが。
黒髭はラオウだな。不器用な愛。ロマンだ。
しまった!危機一髪だ!
髭黒の間違い!スマソ。
鬱だし脳・・・。
275 :
名無氏物語:02/03/07 22:22
平安貴族ごときをラオウと一緒にすんじゃねーよ。
276 :
名無氏物語:02/03/08 01:27
俺の少年時代の憧れラオウ様を冒涜すんじゃねーよ。
ラオウはレイプなんぞするような男ではないぞよ。
277 :
名無氏物語:02/03/08 04:12
278 :
名無氏物語:02/03/08 04:30
源氏スレで北斗の拳とはワロタ。
279 :
名無氏物語:02/03/08 22:02
じゃあ、ケンシロウは誰だ?
ケンシロウ似の源氏か・・・原哲夫に源氏物語のコミック書かせたらありうるな(藁
280 :
名無氏物語:02/03/09 01:06
趣味が良いケンシロウ?
それは結局花の慶二みたいになると思われ。
281 :
名無氏物語:02/03/09 02:34
ラオウは空蝉の旦那さん
282 :
名無氏物語:02/03/09 04:20
伊予の介だっけ?
確かに賊を倒したりするシーンあったけど・・・。
据摘花は?原哲夫が書いたら美人になっちまうぜ?
283 :
名無氏物語:02/03/09 04:28
ラオウはやっぱり帝王だろ。
桐壺帝がラオウでよろし。
リュウが源氏。
っつか据でなくて末だ。逝って来ます。
285 :
名無氏物語:02/03/15 05:40
藤壺は仏道にはいってからも、なんだかんだと
源氏に頼ってるんだよね。それは源氏を信用して愛しているとも見えるが
意地悪な見方をすれば<都合のいい時だけ利用する>にも
見えちゃうんだよな・・・。桐壺帝が女三宮を小馬鹿にした晩年の源氏の
ように藤壺に対してひどい扱いをしていたら、藤壺にもっと同情してたかも。
でも藤壺は大事にされていたし愛されていたと思うんだけど・・・
それとも桐壺帝の心の奥底にいつまでも桐壺の更衣がいる事を感じ取って
「自分は桐壺の更衣の身代わりにすぎない」と傷ついていたのかなぁ?
286 :
名無氏物語:02/03/15 10:33
↑かたしろという発想が、たしかには現代人にはわかりにくいよね。
しかしふぢつぼがそれを気に病んだということを示唆するものはないし、
言わずともあきらかということもなさそう。
287 :
名無氏物語:02/03/15 10:56
アンチ藤壺多いなぁ。
子供のために藤壺が源氏を都合良く利用したとしても悪いとは思わないけどな。
288 :
名無氏物語:02/03/15 12:05
確かにアンチ藤壺多いっすね。
けど、原文で読んでいけばそこまで嫌いになったり
はしないような気がします。もっとも、すでに先入観みたいな
ものが作られてるとしたらどうしようもないのだけれど。
289 :
名無氏物語:02/03/15 20:11
桐壺。
290 :
名無氏物語:02/03/18 09:16
天の邪鬼な私はスレの傾向に反発して藤壷を挙げてみます。
291 :
名無氏物語:02/04/02 07:09
>>4 それを書こうと思ってこのスレッドを開いたのに。。。
292 :
名無氏物語:02/04/02 08:38
利用か。
ある意味では源氏も藤壷を利用してるように見えるな。
藤壷のおかげで奴は帝の後見人になれたんだから。
意地の悪い見方なんてやり出すとキリがない。
源氏の登場人物全員嫌な奴と捉えることだって可能。
そもそも人間は業を背負ってるのが当たり前。
293 :
名無氏物語:02/04/11 08:59
源氏を振り切ってロマンスよりも母としての現実を生きている藤壷は魅力的。
294 :
名無氏物語:02/05/11 03:17
あさきゆめみしは読んだことないけど。一番好きなのは朧月夜。彼女が出て
くると急に面白くなったから。再登場の場面でもやっぱり面白い。
後好きなのは夕顔と明石の上と葵の上。紫の上は称賛されるばかりで、実質が
伴ってないからどこがいいのか分らない。
ふらふら出歩いてる頃は好きだったけど、自分の屋敷に女性を全部集めた頃から
源氏は嫌いになった。恋じゃないじゃん。ただの性欲じゃん。
今、与謝野訳を読み途中だけど現段階(若菜下)では紫の上だな。
やはり男としては女の子を育てて妻にしたいという願望がある。
反面年上の女に甘えたいから藤壺も捨て難い。あと朧月夜の尚侍、玉鬘かな。
明石はそれほどでもない。
>>294 紫の上は実質が伴いすぎだよ。だから作者は唯一の欠点を持たせるために
子供を産ませなかった。
296 :
名無氏物語:02/05/19 01:26
近江の君と明石の前を推したいです。
地方出身の彼女たちの、清々しい野性味やたくましさに惹かれます。
田辺さんの「私本源氏〜」にだいぶ影響を受けていますが。
この作品は、典侍が素敵な女として書かれていて好感持てます。
紫の上も、あの悲惨な境遇(光源氏の「自分好みの女に調教しよう」
なんつーゾッとするような企みの中、誰も助けてくれない)でも見事に生きのび、
ついに源氏を超越した点で、サバイバーとして感服しますね。
女三の宮にも同様の強さを感じます。
養母(藤壺)を犯して、子を作る源氏と、養父(源氏)に犯されて、子が出来ない紫の上。
そういうパラドックスが面白いと思う。
特に好きなのは明石の君と葵の上だが。 ただ、誰も嫌いではない。
男も女も正直異様で、だからこそ人間のいろんな面を見せてくれるからなぁ・・・
以外と源氏とか紫の上、薫、浮舟辺りのほうが印象薄かったり。
298 :
名無氏物語:02/06/09 00:19
真木柱の君が好き。髭黒の右大将の娘の。
出番の少ない、脇役の脇役のようなキャラだけど。
妙に印象に残った。柱に歌を残していく場面は泣ける。
宇治十帖で紅梅と幸せになってて嬉しかったな。
>269
遅れレスすまそだけど、源氏が40歳の時にもらった奥さんだよ。女三宮は。
…まぁ、年齢の感覚的には50歳以上だろうけど。ホントに。
女三宮に味方しようと論文を書き始めたんだけど。
紫の上、それまでどの研究書読んでも出てくる、完璧だの、理想の女君だの
という言葉にムカついてたけど、じっくり読んだら全然違う。
女三宮に会う前には、あんなにもんもんと悩んだのに、いざ一目彼女にあっ
たら、その後悩むつー言葉がなくなった。
で、源氏の賀の祝いを、彼女に気を使わないですむ我が殿とおぼす二条院で、
六条院にいる女三宮をハブして行った。
31歳の紫にとって14歳の女三宮は、さぞやとるに足らん小娘に見えたので
しょー。
ここのくだり読んで、あ、人間的だぞ、面白いぞって思った。
で、話は7年後にかっとんで、紫38歳、三宮21歳になった時、源氏はだんだん
三宮の所へ通う回数を増やし出し、女として敗れることを悟った紫の上は、
とうとう倒れる。
勝てないもんね。こーの年齢には。
女って残酷なくせに哀れな生き物だなーとつくづく思った。
で、紫の上を憎めなくなってる自分がいた。
でも、女三宮の密通事件〜出家退場、という事態がなかったら、紫の上は
その後あれだけの平安な境地に至れたかどうか。
源氏と三宮がイチャイチャしてるのを横目で見ながらじゃ、無理だと思う。
結局愛につつまれなければ、そこから脱する事もできない。
一人で飛び立とうとした朧月夜や浮船に比べると、そこが紫の上の弱さで
あり、魅力かと。
一番悪いのは老境に達してるにも関わらす若い女体にヨロヨロしてる
源氏だけど。
あらら、しまった…。
浮船→浮舟
すいません。逝ってきます。