929 :
紫雪:2008/03/23(日) 00:12:04 ID:aqPQhB7r
>>928 素晴らしい訳ですね、ありがとうございます。
花に寝てわが家遠き野道かな
930 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/23(日) 00:35:22 ID:nSOI7iKx
>>929 とんでもない事ですよ
むしろ、私の方がお礼を申さねばなりませんのに
本当に、どれほど楽しませて頂いている事でしょう
ありがとうございます
931 :
名無氏物語:2008/03/24(月) 13:45:06 ID:0XlPKaY6
救済
932 :
名無氏物語:2008/03/26(水) 04:10:27 ID:Le+mzBt/
?
933 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/26(水) 20:53:14 ID:wHsw5/8C
こんばんはですよ
何やら今、宗像の方でよい河豚が上がっているらしいです
我々など、河豚と言えば冬のものだと思っておりましたが、なんと春のものらしいです
それが証拠(?)の詩があります
『恵崇春江暁景』 by蘇軾
竹外(ちくがい)の桃花 三両枝(さんりょうし)
春江(しゅんこう) 水 暖かにして 鴨 先(ま)ず知る
婁蒿(ろこう)は地に満ち 蘆芽(ろが)は短し
正(まさ)に是れ 河豚の上らんと欲する時
※婁蒿:正しくは最初の文字に草冠が必要で、ヨモギの事です
934 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/26(水) 20:57:42 ID:wHsw5/8C
河豚の前に鴨だなんて…
ああ、ヨダレものの詩ですよ ( ´ρ`)
訳は適当に、後は皆様の想像力で補って下さいね(笑
竹林の向こうに 花を付けた桃の枝が少しのぞいている
川の水が温かくなった事を 一番先に知るのは鴨
ヨモギが一斉に生え揃い 短い蘆の芽が一杯出ている
ああ 豚の美味しい季節が来たんだ
935 :
紫雪:2008/03/27(木) 01:17:27 ID:bjJKSgnL
こんばんは
河豚、間違えてカバと読みそうにw古い時代でも、河豚の調理法はあった
のですね。何だか不思議な感じがします。春水つながりで。
春陰 野に垂れて草青青たり
時に幽花の 一樹に明らかなる有り
晩に孤舟を泊す 古祠の下
満川の風雨 潮の生ずるを看る
淮中晩泊犢頭 蘇舜欽
936 :
名無氏物語:2008/03/27(木) 13:45:24 ID:vfdTEDxi
海豚って美味いのかな?
937 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/27(木) 21:20:47 ID:mBNXkUya
こんばんはですよ
あきゃ〜〜〜っ!やっちまいましたぜい!
>>934の最終行、河豚は確かに川を上がりましたが、フグとブタでは全然違いますっ!!
正しくは【河豚】でごぜぇます
((;-_- )ゝ” も、申し訳ねーですよ
>>935 そうですね、一体どのような料理だったのか、とても気になる所です
酢豚風とか、東坡肉風とか、野菜あんかけとか
いろいろ考えてしまいますね
>>936 私が食べたものは、結構不味かったです
鯨と同じ仲間なのに、こうも差があるとは不思議でした
938 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/27(木) 21:22:29 ID:mBNXkUya
さて、『淮中晩泊犢頭』の訳に参りましょうか
春なのに 雨の気配が垂れ込めて 草の蒼さが濃くなった
静かで辺鄙なこんな場所でも 満開の花を咲かせた木がある
日も落ちた頃 舟を一艘 古びた祠の下へ泊め
川面を走る雨風の中 じっと潮時を待っている
939 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/27(木) 21:26:56 ID:mBNXkUya
春の雨、そして風
こんな詩は如何でしょうか?
『漁歌子』 by張志和
西塞山前 白鷺(はくろ)飛び
桃花流水 厥魚(けつぎょ)肥ゆ
青き若笠(じゃくりゅう) 高フ蓑衣(さい)
斜風 細雨 帰るを 須(もち)いず
※厥魚:ケツの字は、本当は魚偏が付きます
※若笠:本当は若の字の上に草冠が付きます
(訳)
西塞山の前を シラサギがゆったりと横切る
桃の花びらが流れる川の中には 丸々した春告魚
青い笠と 緑の蓑
春の些細な風と雨を 漁夫は気にも留めていない
940 :
名無氏物語:2008/03/29(土) 15:43:49 ID:fx7dY3tb
およよw
941 :
紫雪:2008/03/31(月) 00:13:48 ID:erS5nfEo
こんばんは
東京は花冷えで雨です。
はるの雨すずりにうけてかな書くかん
なんて句もありますが。
今日のは色々な意味で、貼ろうか迷ったのですが、やはり好きな一詩ではあるので貼りますね。
942 :
紫雪:2008/03/31(月) 00:14:35 ID:erS5nfEo
洛陽城東 桃李の花
飛び来たり飛び去りて誰が家にか落つ
洛陽の女児 顔色を惜しみ
行くゆく落花に逢いて長く歎息す
今年花落ちて顔色改まり
明年花開いて復た誰か在る
已に見る 松柏の摧かれて薪と為るを
更に聞く 桑田の変じて海と成るを
古人 復た洛城の東に無く
今人 還た対す落花の風
年年歳歳 花相似たり
歳歳年年 人同じからず
言を寄す 全盛の紅顔子
応に憐れむべし 半死の白頭翁
此の翁白頭 真に憐れむべし
伊れ昔 紅顔の美少年
公子王孫 芳樹の下
清歌妙舞す 落花の前
光禄の池台 錦繍を開き
将軍の楼閣 神仙を画く
一朝 病に臥して相識る無し
三春の行楽 誰が辺にか在る
宛転たる蛾眉 能く幾時ぞ
須臾にして 鶴髪乱れて糸の如し
但だ看る 古来歌舞の地
惟だ 黄昏鳥雀悲しむ有るのみ
代悲白頭翁 劉廷芝
943 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/31(月) 23:46:54 ID:FDhlg79n
こんばんはですよ
>>941 大阪も昨日は終日雨でした
今日は雨なのか、晴れなのか、はっきりしない上に冷え込んでしまって
あー、湯豆腐が美味でした!
『代悲白頭翁』
この詩は題名よりも、途中の「年年歳歳 花相似たり 歳歳年年 人同じからず」及び
その前の「古人 復た洛城の東に無く 今人 還た対す落花の風」の部分の方がよく
知られていますね
実は私も取り上げようか、どうしようか、悩んでいたんですw
何処までふいんきを壊さずにお届け出来るかどうか、心配なのですが…
944 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/03/31(月) 23:48:12 ID:FDhlg79n
(訳)
洛陽の町の東は 桃や李の花盛り
花びらは 風に舞い 風に吹かれて 何処へ行く
洛陽の少女は 若さと美貌を留めたいと願ったが
時は 彼女をも晩春に押しやり 長い溜め息を吐かせる
今年の花は散り 美しい時は去ってしまった
来年の花が咲く頃は 別な誰かが嘆いているだろう
我々は 松や柏のような千年樹でさえも 薪にされてしまうと知っている
桑田が いきなり海に変わってしまう そんな事もあると聞いた
古い友はもう誰も 洛陽の東の辺りにはいない
自分独りが 浮き世の風と向き合っている
毎々年々 同じ頃に花は咲き 同じように散り果てるが
繰り返す季節に 咲き誇る花を見る人が ずっと同じ訳ではない
なあ 命の輝きに溢れた若者達よ
よぼよぼの年寄りの言う事に 少しだけ耳を貸してくれまいか
この爺さんは すっかり髪も白くなり 本当に哀れだろう
けれども 昔は 若く美しい少年だったのだ
王族・貴族の子や孫が 満開の花をつけた樹の下で
清らかな歌や 妙なる舞を 花吹雪の中 楽しんでいる
高官は 居宅の池の畔の高台に 錦の幕を張り巡らせ
将軍は 邸宅に神仙の像を描かせ 部屋を飾る
しかし 一旦病に臥せれば 訪れる知人もめっきり減り
春の季節の行楽が どんな具合なのかさえ わからない
どんな麗人も 若く美しい時は ほんの束の間
すぐに 髪は細く白くなり 糸のように乱れてしまう
かつては 歌舞の地として栄えたこの町でさえ
今はただ 黄昏に 小鳥が悲しく啼くばかり
945 :
紫雪:2008/04/01(火) 00:05:24 ID:3nk1YsWO
こんばんは
むつかしいところ、ありがとうございます。やはり、選ぶか迷いますよね。
今日は送別会でした。別逢の季節ですね。
花吹雪ふりしきる彼方光満ち風のまへ人すみやかに老ゆ
946 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/01(火) 00:25:33 ID:6vneSol9
いえいえ、まだまだ言葉の練り様が不十分で、恥ずかしい事ですよ
>今日は送別会でした。別逢の季節ですね
吉田兼好の言葉を借りるなら 『万の事も、始終こそをかしけれ』 と申します
縁と、いつの間にかそこに生まれ、育まれた情の不思議ですね
947 :
名無氏物語:2008/04/01(火) 01:19:02 ID:sMZA5uA+
ふに〜
948 :
名無氏物語:2008/04/01(火) 14:40:49 ID:THvTe6Rc
(^_^;)
949 :
名無氏物語:2008/04/02(水) 17:44:19 ID:vi81WJPK
?
950 :
名無氏物語:2008/04/02(水) 18:15:41 ID:xCuAdBHW
950
951 :
名無氏物語:2008/04/02(水) 18:49:31 ID:1EtALJnx
四月一日に送別会???
と思ったら・・・エイプリル・フールじゃなくて・・・
単に三月三十一日のことを日付が替わってから書き込んだのね・・・
952 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 14:05:35 ID:AiKXI+O6
?????
953 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 14:25:05 ID:GGh/SCXY
?
954 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:03:39 ID:0cVhxxSF
(つд`)
955 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:04:25 ID:0cVhxxSF
(つд`)
956 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:05:08 ID:0cVhxxSF
(つд`)
957 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:06:30 ID:0cVhxxSF
(つд`)
958 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:07:17 ID:0cVhxxSF
(つд`)
959 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:08:03 ID:0cVhxxSF
(つд`)
960 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:08:36 ID:0cVhxxSF
(つд`)
961 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:09:11 ID:0cVhxxSF
(つд`)
962 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 15:32:53 ID:hB4gK4ZO
ふ〜んw
963 :
名無氏物語:2008/04/03(木) 16:31:55 ID:PXdK+pL7
?
964 :
紫雪:2008/04/04(金) 01:40:39 ID:pAfpwDMM
こんばんは
春ですねぇ、いろんな意味で。軽いのを貼りますね。
金炉の香燼き 漏声残(つ)く
剪剪たる軽風 陣陣に寒し
春色 人を悩まして眠り得ず
月は花影を移して欄干に上らしむ
夜直 王安石
965 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 13:54:37 ID:sJWs3ryk
♪ わたしのおはかのまえでぇ〜♪ なかないでください〜♪
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,__ | 泣いてねぇよ! ボケ! 五月蝿いぞ!
/ ./\ \_______________
/ ./( ・ ).\ o〇 ヾ!;;;::iii|//"
/_____/ .(´ー`) ,\ ∧∧ |;;;;::iii|/゙
 ̄|| || || ||. |っ¢..|| ̄ (,, ) ナモナモ |;;;;::iii|
|| || || ||./,,, |ゝ iii~ ⊂ ヾwwwjjrjww!;;;;::iii|jwjjrjww〃
| ̄ ̄ ̄|~~凸( ̄)凸 ( ,,)〜 wjwjjrj从jwwjwjjrj从jr
966 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:02:06 ID:uX6xBG5H
さもありなん
967 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:08:56 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
968 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:09:59 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
969 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:10:30 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
970 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:11:02 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
971 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:12:10 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
972 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:12:42 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
973 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:14:00 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
974 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:16:21 ID:J5tTpYOS
( -ω-)モフモフ
975 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 16:44:58 ID:PKPpt44I
?
976 :
名無氏物語:2008/04/04(金) 22:35:44 ID:aYmU92/O
?
977 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :2008/04/04(金) 23:12:48 ID:hLhRY0Tm
こんばんはですよ
もうスレも残り少なくなりました
大切に使いましょうねえ
>>964 春と言うのは、何故こうも人々を悩ますのでしょう
悩むと夜が眠れなくなり、そして明け方に睡魔が来るのですよw
訳してみれば、こんな風でしょうか
金の香炉から 立ち上る薫りは消え
水時計の 時を刻む滴りだけが聞こえる
風はまだ 切り裂くような冬の名残の鋭さを帯び
途切れ途切れに吹いては 人を震わせる
未だ寒いとわかっているのに
そぞろに浮かれ 彷徨いたくて眠れず
ゆっくりと月は天を行き 地上の花影をさりげなく動かし
窓辺からは 欄干の上へ上へと昇るように見える
978 :
ルビー・D ◆T7sXN1iIiI :
春は出会いと別れの季節
そして、過去と現在が交差する季節でもあるのですね
こんな詩があります
『登楼望水』 by顧況
鳥は啼き 花は発(ひら)いて 柳 煙を含む
風光は卻(かえ)って 少年の憶(おも)いを擲(う)つ
更に高樓に上り 江水を望めば
故郷は何処(いずこ)ならん 船一つ 帰す
(訳)
小鳥たちが鳴き交わし 花々はとりどりに咲いて
芽吹いた柳は風にそよいで 春霞のように揺らいでいる
そんな景色が 少年の日の思い出を呼び覚ます
なんだか じっとしては居れなくなって
川縁の高楼へ上がり 滔々と流れる河を眺めれば
何処から来て 何処へ帰って行くのだろう
船が一艘 遠ざかる