911 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:32:58 ID:rr+HYWom
牛の子に踏まるな庭のかたつぶり角のあるとて身をば頼みそ(寂蓮法師集)
912 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:33:48 ID:rr+HYWom
みなかみやうすこほるらん小夜ふけてかけひにうつる水まれになる(小侍従集)
913 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:35:40 ID:rr+HYWom
をとめごが真袖につめるつぼすみれ野に見るよりもなつかしきかな(有房集)
914 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:40:56 ID:Yv135XUb
大比叡やかたぶく月の木の間より海なかばある影をしぞ思ふ
915 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:41:59 ID:Yv135XUb
吹きすさぶ外山さびしく冬の夜の月に見えゆく木がらしの風
916 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:42:48 ID:Yv135XUb
我が袖はいつかほすべき逢ふ夜はのうれしきにさへあまる涙よ
917 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:44:07 ID:Yv135XUb
いつとなくわけゆく水のあはれ身にしらず逢瀬をたどりわびぬる
918 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:45:32 ID:Yv135XUb
夢もうしかへる朝にまどろめばいくたびみるも別れなりけり
919 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:46:33 ID:Yv135XUb
逢ふことや遠き野もせの秋の風ひとの心のすゑにふくらむ
920 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:50:27 ID:B7s+65zb
いかなりし時ぞや夢に見しことはそれさへにこそ忘られにけれ(新勅撰831)
921 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:51:59 ID:B7s+65zb
おもひ川いはまによどむ水ぐきをかきながすにも袖はぬれけり(新勅撰667)
922 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 12:53:52 ID:B7s+65zb
うれしきもつらきもおなじ涙にてあふ夜も袖はなほぞかわかぬ(新勅撰787)
923 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 13:24:09 ID:zdUWKuC0
梅がえを吹きくる風の末なれや物なつかしき春のあけぼの(正治初度百首)
924 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 13:24:51 ID:zdUWKuC0
今はわが住家とすべき吉野山花ゆゑにこそ入りはじめけれ(正治初度百首)
925 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 13:25:44 ID:zdUWKuC0
ひまもなく軒をならぶる山がつのすまひをわかつ夕顔の花(正治初度百首)
926 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 13:26:31 ID:zdUWKuC0
いつしかも冬のけしきになりにけり朝ふむ庭の音のさやけき(正治初度百首)
927 :
名無氏物語:2006/07/26(水) 17:22:02 ID:/dAjkfLA
剥けチンポ昔はカントン皮かむりフェラをするにもよわりもぞする(フェラチ王)
928 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:03:41 ID:klqd0HZI
世の中に
たえて桜の
無かりせば
春の心は
和けからまし
929 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:18:26 ID:DxxY6Ws+
はじめまして、スレ違いですが質問さしてください。
色々な古典の音読に興味が湧いてきたのですが、読み方(音)について悩みがあるんです。いわゆる歴史的仮名遣いというのは「あはれ」ならそのまま音として「あはれ」と当時の人たちは詠んでいたのでしょうか?
どうしても現代仮名遣い(あわれ)を気にし出すと、古典が読めないんです。(いちいち音を気にして直さなきゃならない)
自分としては、できるだけ解りづらくても、当時の人たちの音に近い詠み方をしたいんです
930 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:38:26 ID:9macizHK
ながめわびて今はと思ふ山里の有明の月に衣うつなり(慈円)
931 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:52:00 ID:4MXH+tfn
泊瀬山をのへの鐘の明がたに花よりしらむ横雲の空(九条良経「南海漁父北山樵客百番歌合」)
932 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:52:32 ID:4MXH+tfn
身にかへてあやなく花を惜しむかな生けらば後の春もこそあれ(藤原長能「拾遺集」)
933 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:53:05 ID:4MXH+tfn
身にかへて惜しむにとまる花ならばけふや我が世のかぎりならまし(源俊頼「詞花集」)
934 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 00:59:52 ID:Cm/nDLDA
河水のながれ入りては一すぢに白きぞ海の道と見えぬる
935 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:00:57 ID:Cm/nDLDA
山深くいとひくるのみ多けれど世をすてはつる人ぞ稀なる
936 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:01:50 ID:Cm/nDLDA
ゆくひとにゆきおくれてん今日もまたみやま桜の春の夕暮
937 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:02:20 ID:Cm/nDLDA
鳴神のただ一とほり一里の風も涼しき夕立のあと
938 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:03:17 ID:Cm/nDLDA
いづれにかさだめて聞かん今日よりの草木が上の秋の初風
939 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:03:52 ID:Cm/nDLDA
秋にやはかはらぬ雲の夕しぐれさすがに空の冬ごもりして
940 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:06:44 ID:C10TtpNh
哀にも鳥のしづまる林かな夕とどろきの里はのこりて
941 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:07:31 ID:C10TtpNh
むら雨のふる江をよそに飛ぶさぎの跡まで白きおもだかの花
942 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:08:04 ID:C10TtpNh
月くもる千里しづかに音もせず明くるさかひや人もまどろむ
943 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:08:51 ID:C10TtpNh
おもひ入る心の色も暮ごとに遠ざかるなり山はうごかで
944 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:10:22 ID:C10TtpNh
住みすててのこる庵もかたぶきぬかり田さびしき四方の嵐に
945 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:11:17 ID:C10TtpNh
物毎に心をとめし山里の岩木もしるや人のはかなさ
946 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:15:31 ID:dFWu4gtr
あだなれど桜のみこそ故郷の昔ながらの物にはありけれ(紀貫之[拾遺])
947 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:16:13 ID:dFWu4gtr
名をきけば昔ながらの山なれどしぐるる秋は色まさりけり(源順[拾遺])
948 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 01:16:57 ID:dFWu4gtr
おもひすてて我が身ともなき心にもなほ昔なる山桜かな(藤原忠良[新勅撰])
949 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 02:01:24 ID:tr8psyp8
有明の月をこずゑにのこしおきて花よりしらむみ吉野の里(三百六十番歌合)
950 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 02:02:09 ID:tr8psyp8
月ならぬ花も山路はおくりけり雲ゐをしのぶ旅の空には(三百六十番歌合)
951 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 02:02:53 ID:tr8psyp8
をしみかねまどろむ夢のうちにさへ暮れぬとみゆる春ぞはかなき(正治初度百首)
952 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 02:04:14 ID:tr8psyp8
あくがれて今はと思ふ山里にすみなれにける夜はの月かな(千五百番歌合)
953 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:32:48 ID:FE2y3DVg
さまざまに思ふ寝覚のうらかぜにおなじこゑなる波の音かな(経正集)
954 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:33:50 ID:FE2y3DVg
我ゆゑにぬるるにはあらじおほかたの秋のさがにて露ぞおくらん(経正集)
955 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:36:39 ID:FE2y3DVg
いかにせん思ひなぐさむかたぞなきあらまし事もかぎりこそあれ(経正集)
956 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:38:11 ID:FE2y3DVg
なごの海の荒れたる朝の島がくれ風にかたよるすがの群鳥(経正集)
957 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:39:38 ID:FE2y3DVg
あたら夜の月をひとりぞながめつる思はぬ磯に波枕して(経正集)
958 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 07:49:37 ID:E7nvITeN
雨雲のかへるばかりのむらさめにところせきまで濡れし袖かな(読人不知)
959 :
名無氏物語:2006/07/27(木) 10:28:11 ID:F1E7sw3L
剥けチンポ昔はカントン皮かむりフェラをするにもよわりもぞする(フェラチ王)
960 :
名無氏物語:
きえやらで浪にただよふうたかたのよるべしらせよ八重の塩風(後鳥羽院)