お気に入りの和歌はありますか? 巻第九

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924名無氏物語:2006/03/11(土) 08:39:25 ID:pfeV2RiS
あかなくにまだきも月の隠るるか山の端にげて入れずもあらなん(在原業平「古今」)
925名無氏物語:2006/03/11(土) 08:50:13 ID:s1hDCPSA
思ひ出もなき我が身さへこし方はさぞな恋しき帰る雁がね(治承三十六人歌合)
926名無氏物語:2006/03/11(土) 08:50:46 ID:s1hDCPSA
花はみなよもの嵐にさそはれてひとりや春のけふはゆくらん(千載131)
927名無氏物語:2006/03/11(土) 08:51:31 ID:s1hDCPSA
うき世をば我もさこそはあきはつれ理りなくも惜しきけふかな(月詣集)
928名無氏物語:2006/03/11(土) 08:53:12 ID:s1hDCPSA
身のうさを思ひしらでややみなまし逢ひみぬ先のつらさなりせば(千載896)
929名無氏物語:2006/03/11(土) 08:53:49 ID:s1hDCPSA
あかなくにまたもこの世にめぐりこば面がはりすな山のはの月(千載996)
930名無氏物語:2006/03/11(土) 08:56:00 ID:60Sru+Rl
春のなごりながむる浦の夕なぎにこぎわかれゆく舟もうらめし
931名無氏物語:2006/03/11(土) 08:56:47 ID:60Sru+Rl
めぐりゆかば春にはまたも逢ふとても今日のこよひは後にしもあらじ
932名無氏物語:2006/03/11(土) 08:57:28 ID:60Sru+Rl
夏浅きみどりの木立庭遠み雨ふりしむる日ぐらしの宿
933名無氏物語:2006/03/11(土) 08:58:04 ID:60Sru+Rl
月残るねざめの空の郭公さらにおき出てなごりをぞ聞く
934名無氏物語:2006/03/11(土) 08:58:52 ID:60Sru+Rl
松をはらふ風は裾野の草におちて夕立雲に雨きほふなり
935名無氏物語:2006/03/11(土) 08:59:33 ID:60Sru+Rl
なる神の音ほのかなる夕立のくもる方より風ぞはげしき
936名無氏物語:2006/03/11(土) 09:02:27 ID:igwgrnCs
まちつらむみやこの人にあふさかのせきまできぬとつげややらまし
937名無氏物語:2006/03/11(土) 09:03:08 ID:igwgrnCs
わがやどのきくのしらつゆけふごとにいくよつもりてふちとなるらむ
938名無氏物語:2006/03/11(土) 09:03:50 ID:igwgrnCs
したくぐる水にあきこそかよふらしむすぶいづみのてさへすずしき
939名無氏物語:2006/03/11(土) 09:04:33 ID:igwgrnCs
さけばちるさかねばこひし山ざくらおもひたえせぬはなのうへかな
940名無氏物語:2006/03/11(土) 09:05:07 ID:igwgrnCs
天河河辺涼しき織女に扇の風を猶やかさまし
941名無氏物語:2006/03/11(土) 09:05:46 ID:igwgrnCs
秋風の吹くにつけても訪はぬかな荻の葉ならば音はしてまし
942名無氏物語:2006/03/11(土) 09:10:14 ID:HzXzKjGX
みかき守 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ
943大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/11(土) 19:43:15 ID:2mrwbG6/
いにしへもかくやは人のまどひけむ わがまだ知らぬしののめの道[源氏物語・夕顔32]
944名無氏物語:2006/03/12(日) 08:19:47 ID:YazVSFg4
恋してふことを知らでややみなましつれなき人のなき世なりせば(永源「後拾遺集」)
945名無氏物語:2006/03/12(日) 08:26:15 ID:usvzEb00
さきまじる花をわけとや白雲の山をはなれて立ちのぼるらん(玉葉151)
946名無氏物語:2006/03/12(日) 08:28:36 ID:usvzEb00
山ざくら散るをみてこそ思ひ知れたづねぬ人は心ありけり(千載97)
947名無氏物語:2006/03/12(日) 08:29:27 ID:usvzEb00
身のうさも花みしほどはわすられき春の別れをなげくのみかは(千載128)
948名無氏物語:2006/03/12(日) 08:30:10 ID:usvzEb00
心さへ我にもあらずなりにけり恋は姿のかはるのみかは(千載878)
949名無氏物語:2006/03/12(日) 08:31:11 ID:usvzEb00
さきだちし人は闇にやまよふらんいつまで我も月をながめん(千載998)
950名無氏物語:2006/03/12(日) 08:33:52 ID:V8UyPUfv
枝にもる朝日の影のすくなさに涼しさふかき竹のおくかな
951名無氏物語:2006/03/12(日) 08:34:43 ID:V8UyPUfv
河むかひ柳のあたり水みえて涼しきかげに鷺あそぶなり
952名無氏物語:2006/03/12(日) 08:35:29 ID:V8UyPUfv
あをみわたる芝生の色も涼しきは茅花さゆるぐ夏の夕暮
953名無氏物語:2006/03/12(日) 08:36:22 ID:V8UyPUfv
朝嵐の峰よりおろす大井河うきたる霧も流れてぞゆく
954名無氏物語:2006/03/12(日) 08:37:08 ID:V8UyPUfv
露をもる小萩が末はなびきふして吹きかへす風に花ぞ色そふ
955名無氏物語:2006/03/12(日) 08:37:51 ID:V8UyPUfv
いづくより置くともしらぬ白露の暮るれば草のうへにみゆらん
956名無氏物語:2006/03/12(日) 08:41:08 ID:l/5UUb0r
龍田川もみぢ葉流る神奈備の御室の山に時雨降るらし
957名無氏物語:2006/03/12(日) 08:42:18 ID:l/5UUb0r
少女子が袖ふる山の瑞垣の久しき世より思ひ初めてき
958名無氏物語:2006/03/12(日) 08:43:53 ID:l/5UUb0r
白露も時雨もいたくもる山は下葉残らず色づきにけり
959名無氏物語:2006/03/12(日) 08:44:54 ID:l/5UUb0r
掬ぶ手の滴に濁る山の井のあかでも人に別れぬるかな
960名無氏物語:2006/03/12(日) 08:45:37 ID:l/5UUb0r
吉野川岩波高く行く水の早くぞ人を思ひ初めてし
961名無氏物語:2006/03/12(日) 08:46:21 ID:l/5UUb0r
いづくとも春の光は分かなくにまだみ吉野の山は雪降る
962名無氏物語:2006/03/12(日) 08:51:16 ID:RmpnTabx
をしまじな君と民とのためならば身は武蔵野の露ときゆとも
963名無氏物語:2006/03/12(日) 08:51:59 ID:RmpnTabx
うつせみの唐織衣なにかせむ綾も錦も君ありてこそ
964名無氏物語:2006/03/12(日) 08:52:33 ID:RmpnTabx
袖に置く涙のつゆにうつしませあふがまほしと恋ふる御影を
965名無氏物語:2006/03/12(日) 08:53:24 ID:RmpnTabx
ことしこそのどけさおぼゆ去年までは春を春ともしらざりし身の
966名無氏物語:2006/03/12(日) 09:13:17 ID:cHwksitF
ゆめよゆめ 恋しき人に あひ見すな さめてののちに わびしかりけり
967名無氏物語:2006/03/12(日) 18:35:02 ID:uYz1ie5q
めぐみある御代にひかれてあづさ弓都のはるに逢ふがうれしさ
968名無氏物語:2006/03/12(日) 18:49:02 ID:qWhMefaA
梅の花ものがたりしは夢ならむ香ばかりさそふ春の手枕(しづのや歌集)
969名無氏物語:2006/03/12(日) 18:49:56 ID:qWhMefaA
伊吹山いぶく朝風吹きたえてあふみは霧の海となりぬる(しづのや歌集)
970名無氏物語:2006/03/12(日) 19:00:42 ID:wnAwGkG2
関こえてうち出の浜にけさみればあふみは霧の海にぞ有りける(下河辺長流「晩花集」)
971名無氏物語:2006/03/12(日) 19:11:57 ID:wnAwGkG2
むかし見しあるじ顔にて梅が枝の花だに我にものがたりせよ(藤原基俊「金葉集」)
972大沼ユミ ◆cj4.95aVS6 :2006/03/12(日) 20:01:09 ID:XMZ3sZx3
白波のあとなき方に行く舟も 風ぞたよりのしるべなりける[藤原勝臣・古今集472]
973名無氏物語
「色に出にけり我が恋は
ものや思うと人が言うまで」の出だしって何だっけ?