315 :
名無氏物語:2008/10/24(金) 19:30:16 ID:jU7By1us
漢字に関してはすごく同意だ。
漢字の簡略化は中共も日本も別の道ながら辿った訳だが、その字体の
醜さ、心を抉る。
せめて漢字丈けは其儘正字体(台湾で云う繁字体)で貫いて欲しかった。
つうか、戦後国語改悪を進めた理由が全く解らない。
亦、PCの使える漢字は矢張り少な過ぎる。現在vistaは第3水準、第4水
準までサポートした様だが、Windowsを使ってない者としては泣く
状態の儘だ。
少なくとも古事記をOCRで読んで完全に認識する状況にもって行って
くれ、と考える。
316 :
名無氏物語:2008/10/24(金) 21:39:12 ID:fYRl5cDD
世に旧字体たたふる人と新字体みとむる人とあり。
今新字体筆に慣れてそのありさま知らねば、新字体漢字を悪しくなむせるといふ口多し。
新字体、漢字の筆なす数少なくし、易くし、利をなさむことこそその由なれば、
新字体ぞ汚き、醜きなど主観的なること唱ふれども、え破るまじ。
ここに問ふやう、何ぞ旧字体たたふる?新字体用ゐるは、易きを図らむためなり。されど旧字体用ゐるはいかに由あらむ。
いにしへより用ゐければまさしく尊ぶべしといふ思ひなしかあらむ?
第二次大戦より前と用ゐられたる字の様を取りて戦前を称ふるあかしとやなさむ?
筆の数多きを用ゐて学養あるをてらはむか?いと知らまほしきことなり。
317 :
名無氏物語:2008/10/25(土) 04:50:07 ID:tacrulet
>>316 他の方々はいざ知らず、私が新字体より旧字体を尊ぶのは偏に伝統の為である。
所謂康煕字典体といふ伝統である。
勿論康煕字典体といふのは、「高」など篆体からでつちあげの者が多い。
しかしながら其のでっち上げを何百年間活字の規範としてきたのである為、
今後も此の伝統を絶やすことなく繋いでゆくがよからうと存ずる。
画数の多寡などが問題なのではない。
尚一往附言しておくが、勿論筆写字体は康煕字典体とは一切関係がない。
318 :
名無氏物語:2008/11/12(水) 21:36:54 ID:lK3V+JGO
『千の風になって』は文語で歌うのにぴったりとかねて思っていたのですが
如何でしょう。どなたか文語訳をほどこしていただけないでしょうか。
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません(死んでなんかいません)
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています
秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る
319 :
名無氏物語:2008/11/13(木) 02:09:42 ID:O+xfAMkA
>>316-317 喪毎等馬鹿の見本ぢゃな
康熙字典体は伝統的字体ぢゃぁない。
こじつけ字体だ。
宋版廣韻と比べて見ろ。
康熙字典では「吉野家」の「土吉」が俗字体ぢゃが
「土吉」は伝統的書体ぢゃ。
宋版廣韻の索引は「高」ぢゃが本文は「」ぢゃぞ。
康熙字典は「」を正字とは認めていない。
だいたい日本書紀なんか痛い字の宝庫ぢゃないか。
320 :
名無氏物語:2008/11/13(木) 10:34:50 ID:ViES0qoo
>>318 わーが墓(はーか)の前に な泣きーたまひそ
そこにわーーれはべらず 眠りもーはべらず(死にもーーはべらず)
千の風と
千の風となりて
かの大き(おほーき)天(あめ)に
吹きわたりーはべり
秋に光となりて 畑(はーた)にさしーふる
冬に玉(たーま)のごとく きらめく雪となる
朝に鳥となりて 君(きーみー)さましまつる
夜に星となりて 君まもりーまつる
「ー」は適当に伸ばして拍のバランスをとるところね。
大きなという意味の「大き」とか空という意味の「あめ」とか
敬語の「まつる」は上古の単語だけど古語っぽくするならこうだろう。
321 :
名無氏物語:2008/11/13(木) 22:06:16 ID:kQBcXMaT
>>319 わしはおまへに馬鹿の見本と言はれた
>>317ぢや。
康煕字典がこじ付け字体ぢやとはわしも言うてをる。
ほぢやけども、ほのこじ付けの字体を大体明治から昭和初期にかけて
基本的には印刷字の字体の規範としてきた八十年間の伝統がある。
ほやさかひに、わしは此の伝統を守るがいいと存じてをる。
確認するが、御前は「吉」・「高」の印刷字体は、それぞれ
「土吉」・「梯子高」がいいと思うてをるのか。
又日本紀(日本書紀)は異体字の宝庫と言うてをるが、手で書いた本の
ことを言うてをらるるのか。
右二点御訊仕る。
322 :
名無氏物語:2008/11/13(木) 22:23:57 ID:kQBcXMaT
何遍も相済みません、
>>317で御座りまする。
>>317で「何百年間活字の規範としてきたのである」と陳べたのは、
何気なく康煕字典の出版を始点にして申したので御座りまするが、
ヰキペヂヤを見ると、日本で活字印刷が広く行はれはじめたのは
明治からであるさうで御座りまするから、これを始点にして、
「百年間活字の規範としてきたのである」
と訂正致しまする。
323 :
名無氏物語:2008/11/14(金) 00:54:04 ID:27cL16eF
324 :
名無氏物語:2008/11/14(金) 14:44:50 ID:jvz6BESW
煩悩の三倍也。
325 :
名無氏物語:2009/02/24(火) 10:43:52 ID:S2FyGHeb
余は未だ曾て恋愛を実験せず。之を欲せざるに非ず。年来渇望するも能はざるなり。
倩回想するに、余の好意を抱きし女の数は、決して寡少に非ず。然れども、未だ曾て
女の余に対して好意を抱く無し。何ぞや。蓋し余に魅力無ければなり。女を惹く所の
者は、蓋し鮮少に非ず。然れども、一として余の具備する所に非ず。故に斯くの如き
憂き目に逢ふなり。
自今以後、余果して恋愛するを得るか。夢想多し。之を実験するを得るか。知らず。
但し既往に鑑みれば、則ち難しと謂ふ可し。
余は年来、巨乳に頭を埋めて、慰撫せられんことを欲し、互に凝視して、後緩かに
接吻に移らんことを願ふ。是正に至福ならん。嗚呼、余恋愛する者を羨む。而して
自ら憫んで涙潸々として下る。然れども余を慰むる者無し。余は独り衾褥に身を
埋むるのみ。
満十九歳の星辰に 敞軒誌す
326 :
名無氏物語:2009/02/24(火) 10:47:00 ID:S2FyGHeb
327 :
202:2009/02/24(火) 21:57:44 ID:/gEBgDwR
>>325 日頃常用せしJaneにてスレッドを更新するや、あな珍し文語体スレに書き込みあり。
何事ならんとクリックせしところ、
余、一読して惻憫の涙長江の如く滂沱たり。
有為の青年、安んぞ極東の小天地に跼蹐するか、
却って外国語を用うれば女人に臆さず自動的積極的に談話するも可能なるべし。
故郷何ぞ独り日本にのみあらんや。
少壮幾時ぞ、須らく海外に雄飛すべし。
328 :
名無氏物語:2009/02/24(火) 23:02:14 ID:sUNT5N4k
はぁ?
329 :
名無氏物語:2009/03/23(月) 06:00:31 ID:dnxmwWQx
われ、長夜のなぐさみに、ふと古におもいいたし、
ぐぐりて、ねっとさあふしたるに、
何ぞのえにしにか、このすれにたどりつきたり
まずはここに記念してかきこすなり
330 :
名無氏物語:2009/03/23(月) 06:13:05 ID:dnxmwWQx
一口に文語といへども、和文、宣命、漢文訓讀、數多の形式あり
假名つかいに、歴史的と現代的とあるかとおもへば、
假名に、平假名と片假名あり、文字にも正字と新字あるなり
まことに、ふみを綴り、書をいたすにあたりては、
意をはらい、心の裡に留め置くべき事柄、多きことこの上なし
しかのみならず、このごろにありては
ぱあそなるこんぴゅうたあと、いんたあねつとなるもの、世人にやかましく持て囃され
その活字の、文字こうどと書体とのややこしきことは
愚鈍なるわが勉學の努力の限界をこえたるなり
いんたあねつとの、日本語を新しく作りかえんことは、容易におもいいたさることなれども、
まことにおそろしくもあり、またたのしみでもあるなり
331 :
名無氏物語:2009/03/23(月) 14:56:48 ID:ZLyM068x
デムパ?
332 :
名無氏物語:2009/04/26(日) 15:44:12 ID:mZGyzZdS
>>247 清少納言「藤式部!」
紫式部「…そらごと!?」
清少納言「あさましがりたるや?ウフフ…あさましがるもげにことわりなり、さることありければ」
紫式部「いかで…」
清少納言「わとうとは一面識もあらざるに、かくいたく悪しく書きつるは上東門院がたの差し金にこそあらめ」
紫式部「さるは…さること…」
清少納言「「よく見れば、まだいとたらぬこと多かり」とはいずこのことなりや?」
紫式部「さは…えっと…」
清少納言「やよ、え言わざるや。人をあやまちすと言いしに突っ込まるればえいらえず、2ちゃんのへたれと同断なり」
紫式部「違えり!汝が枕草子に我が背をわろく書きつれば…」
清少納言「あなかま!…うたてき女。」
333 :
名無氏物語:2009/04/27(月) 17:09:42 ID:NnT/YG70
333げつと
334 :
202:2009/05/05(火) 12:07:36 ID:0mbU6B1x
あいも変わらずの過疎に候。門前雀羅どころにあらず、ラドンをも捕らえ得る羅を張り得べき。
折角
>>332氏が面白き改変をお寄せ被下ったにもかかわらず、何の反応も無之、真に残念に覚え候。
さて、一口に明治普通文、明治今体文、明治以後の漢文訓読体と言えど、さまざまに難易相異なり、
難しきも易しきも有之候。そこで戯れに、生の管見の限りながら、難易度ランキングを作成いたし候。
諸氏のご叱正ご批評をいただきたく、ここにage申し候。
運命(露伴)>>>>>>>>>>>三酔人経綸問答(兆民)>>>>>舞姫、うたかたの記etc(鴎外)>>>文語文新約聖書≧透谷>>>>>子規>>>>>>>>>福沢諭吉
一応普通文に限定致し、あまりに和風にわたるものは除外致し候。
335 :
名無氏物語:2009/05/05(火) 20:52:41 ID:Vqm+zKnN
ついでながら諸氏のご教示を乞いたきこと2・3有之候。
この連休中、生はマッコリの瓶を傾けつつ石川忠久編「漢詩鑑賞事典」を披読しおり、
夙に人口に膾炙したる李白の「飛流直下三千尺」の解説中、
蕪村の「ところてん 逆さまに銀河三千尺」の句を見出せり。
生、浅学にてこの句は初めて読み申し候。
生にとりて理解しがたきこと「逆さまに」の語に有之候。
ググって見るに、この句はところてんを啜りたる様を描写したるにや候わん。
確かに啜りこめば、上から流れ落つる滝の逆さまに、ところてんは上へと昇
りたる理屈に候。
しかれども、生はところてんなる食物は平生あまり食さず、いかにして食う
べきか分かり不申候。
世人、ところてんを食す際、蕎麦の如く啜って食すにや候べき?
336 :
202:2009/05/05(火) 20:56:02 ID:Vqm+zKnN
またこれはマルチポストなれど、このスレに文語文にて投ずれば強ちに不可とも不申、ご寛恕可被下候。
先日、尾崎紅葉の作をネットにて読みし折、「さすが」を「有繋」と書く用例を発見致し候。
ググって見るに、紅葉のほかにも馬琴、長塚節にも斯かる用例有之候。
さるにても、いったい何を以っての故に「有繋」を「さすが」とぞ読ましむるにや、
諸氏のご教示をお待ち致す次第に御座候。
もうひとつ、かねてよりお尋ね致したきこと有之候。
「宇治拾遺物語」の「中納言師時、法師ノ玉茎検知ノ事」なる章に、
ペニスを指して「まめやか物」と記したるくだりの有之候。
なぜペニスがまめやかなるか、ご教示お願い申し上げ候。
337 :
名無氏物語:2009/05/05(火) 21:03:10 ID:qJ/FzPvO
豊後水道、波高し。
338 :
名無氏物語:2009/05/06(水) 23:21:43 ID:A7OHm++J
豊後国。。。
339 :
名無氏物語:2009/05/10(日) 17:09:03 ID:oHa2BoW5
340 :
名無氏物語:2009/07/07(火) 15:22:52 ID:S3NWLZZ+
あげまする
341 :
202:2009/08/03(月) 00:27:21 ID:aOv8zapl
言っても詮なけれども、まことに過疎に候。
さて諸氏、中野三敏先生のものせる「和本の海へ」(角川選書)はお読み遊ばされ候や?
このスレを覘くほどの方々にはお勧めなりと確信いたし候。
ペット用鼠の飼育法より春本に至るまで、江戸時代の珍本をさまざま紹介せし書物に候。
げに驚くべきは江戸文化の豊穣さなり。生、ほとほと感服仕り候。
中野先生の文章はしゃきしゃきと歯切れよく、実に心地よく覚え候。
また、先生世間下世話のことにも疎からず。
バター犬なる単語をこの書に見出すとは生夢にも予期せず、
覚えず呵呵大笑、泉下の谷岡画伯も以って瞑すべし。
生が肝銘鏤骨致し候先生の主張は、「和本リテラシーの回復」、之なり。
即ち変体がなと草書体漢字の読解力の回復に御座候。
生もかねてより浮世絵の題くらいは読みたいものと存じ候間、早速くずし字入門の本を書肆に求め候。
さるにても旧字旧かなマンセー連中、古人の心を共有せんと本心より願わば、
旧字旧かななど枝葉末節よりも先ず、和本リテラシーを自家薬籠中のものとすべしと思い侍り候。
生、10年ほども前、baka killerなる戯名を名乗りて、旧字旧かなの復活を妄想せるサイトに痛撃を加えしこと之有候。
彼の脳味噌は木石にやと思うほど話の通じぬ連中に候えば、今なお変体仮名も草書体も読めず、
今だに旧字旧かな抔で自己満足に耽りおるものと推察致し候。小人下達とは言いえて妙なり。
342 :
名無氏物語:2009/08/03(月) 01:53:31 ID:cO98XhpG
われ現代文を古文に翻訳するスレッドの
>>53なり。
古文漢文板に来たりて日の浅きゆえ、202氏さきんじてすずみやハルヒの憂鬱など古文をもって記せるを知らざりき。
今レスを読みて、わが拙きにいささか落胆す。
しこうして和本リテラシーというに、江戸時代の書読むはよろしからん。
しかれどもそれ一時代のものなり。万葉仮名あらずんば奈良時代の書読むことあたわず。
旧字旧かな明治より戦前のせまき間の標準なるがごとく、変体仮名も含め仮名、草体もまた狭き間の標準ならん。
かくをもって古人の心と称すること、これいささか異とするところあり。
また
>>202氏の文、末尾に候とあり、中に俗語もあり、候文もまじれるチャンポンの漢文訓読体ならんや。
願う、その由来問わん。いかにか習いたる?
343 :
名無氏物語:2009/08/03(月) 02:19:22 ID:YxQ9fl5W
デムパ?
344 :
202:2009/08/05(水) 00:07:00 ID:hEjsWUmG
貴殿のお書きなされしハルヒの台詞、拝読仕り候。
見事な雅文にて、かほどのものはとても生には得書き申さず、げにグッジョブなりと存じ候。
> 旧字旧かな明治より戦前のせまき間の標準なるがごとく、変体仮名も含め仮名、草体もまた狭き間の標準ならん。
> かくをもって古人の心と称すること、これいささか異とするところあり。
「古人の心をわが心とし」など大それたことは生の望むところに無之候。かかる妄想は旧字旧かな復活論者のものに御座候。
貴殿の仰る如く、歴史汎通的な「古人」など有り得べくも無く、我等に可能なるはせいぜい現に読みたるテキストの筆者の心を忖度する許りと存じ候。
生は江戸時代の草双紙など読みたく覚え候間、くずし字を学ばんと願い候えど、万葉集を読まんとする方は無論万葉仮名を学ばれるのが良からん。
> また
>>202氏の文、末尾に候とあり、中に俗語もあり、候文もまじれるチャンポンの漢文訓読体ならんや。
> 願う、その由来問わん。いかにか習いたる?
そのことに候。生の綴りたるは明治時代の手紙文としての候文のつもりに御座候。具体的に言わば、正岡子規の「歌詠みに与ふる書」を手本と致し候。
生、貴殿と異なり、雅文(擬古文、中古文)は書く能わず、漢文訓読体(精確には明治普通文)も書くに難儀を覚え、いかがしたるやと案じ侍りし時、
子規の「歌詠みに与ふる書」を読み、その自由闊達なさまに感嘆致し、このスレには候文を用うることと致した次第に御座候。
チャンポンとのお言葉なれど、明治普通文は横文字も俗語も交えること珍しからず。諭吉、透谷、子規、兆民などをお読み可被成下候。
旧字体や仮名遣いなどの些事はもちろん、語彙も文語と口語を分かつものに非ずと生は愚考いたし候。文語を文語たらしむるは、やはり文語文法が最重要と存じ候。
生も浅学粗忽にて、もし文法の間違いあらば、是非御指教頂きたくお願い申し上げ候。
って言うか、早速
>>341を訂正致し候。
読みたいもの→読みたきもの 之有候→之有り候(または有之候)
345 :
名無氏物語:2009/08/06(木) 11:32:49 ID:kPoQ3s1X
>>202の如き、余は原文を知らずと雖も、唯だてにをはを文語に換へたるのみなるべし。
文語文の風有る無し。猶ほ欧文の直訳文を見るごときのみ。余り意味有る事とは覚えず。
346 :
敞軒:2009/08/06(木) 12:11:53 ID:kPoQ3s1X
>>345也。
今
>>345を投稿する序に書込を槪覽するに、
>>325を見出し、圗らずも懷舊の念生ず。
>>325は僕の識したる者也。
>>325を撰してより数月後、僕纔く所謂彼女を得たり。嗚呼、誠に欣快の至なり。
貌侵僕の如き者と雖も彼女を得る可き也。
男君を好むと曰ひ、女妾も亦た君を好むと応ず。亦た至上ならず乎。
今や寂漠たる独臥に嘆くこと無し。頭を並べて寝ね、始めて安眠するを得たり。
感慨無量、僕は幸福なり。
汝が曹は「彼女の出来たる如き瑣事にて、何と大袈裟なるか。乳臭芬々たり」と言ふかも知らねども、
公等の如きモテる男子とは異り、僕に執りては重要なる事件なり。故に敢へて紙を汚す。請ふ、諸賢之を諒せよ。
又未だ彼女を有たざる者には、僕僭越ながら之を激励せん。彼女は都市伝說に非ざるなり。𤯔事を尽くして天命を待てよ。
347 :
名無氏物語:2009/08/06(木) 15:02:33 ID:qlye1q9m
>>342なり。げに、候文。人、用いる文体異なるべく、そしらん思いあらず。
われ和文体と訓読体との分かちあることのみ思いにありて、おのれのせばきを知れり。
文体の混交せることなん古文のもの広きしるしなるべき。されど
>語彙も文語と口語を分かつものに非ずと生は愚考いたし候
とはいかがわしくおぼゆ。古文にものすること、口語体に慣れける人には制約の一種なり。
制約をもちていかにか書かん、かかる難さに克たんことこそ、古文の習練ならめ。
語彙に現代語も用いんも、さかい設くまじくば、いと易く、かいなからん。
>>345 「意味なし」と、これ言うに過ぎたり。認めず。
されど思うに、歌のことば、ただ訳せることのみに足らじ。
現代の旋律に歌いて、音の数合うことなん取るべき。
>>202は合わぬゆえ、それ及ばぬところと思うなり。
言葉の意味あいて、音の数あいて、なおうるわしきこと、歌訳せんとせば、
漢語をもちてなん訳するを、数あわぬこともあるべく、許すところもあれど、かかる高みを求めん。
348 :
名無氏物語:2009/08/06(木) 19:03:59 ID:qlye1q9m
かく言えるがゆえに、われハルヒの歌詞を訳せざるべからず。しかれどもはなはだくるし。
冒険でしょでしょ
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=B29827 http://www.youtube.com/watch?v=dDPuMXM9Fis&feature=fvwe2 答えは 常にわが胸に
いかにか われ 君をうち選びぬる いざやまず 運命よりおおせられたるを
たのまん! まねびのみならば かいなし まことに! 思うがまま 思うことをのみ なさん
冒険なりなり まことの あだと ならん世界に 夢のあるゆえ すくよかなり たれがためならん
ともにおわせよ はるけく自由なるわがさま見たまえ あすに過去とならん今日のいまぞくしき たのまん
え返らぬところへ ゆかずば かいもなし いざ告げよ 秘めたる願い鏡に放ちつ
たのしみ! 身をもちて こうぶれば 飛びたつ! ともにくしがりあいて 笑顔となさん
始まりなりなり 光の闇をてらすがごとく わが力と君が涙と ともにまさなり
うつつにゆらく心かぼそく 痛ままうし おぼえはべり つねにつねに 胸の奥に 答えぞ
常なるべからずば われ答えて いかにかなさん 常にて常ならで 思うがまま 思うことをのみ なさん
冒険なりなり まことの あだと ならん世界に 夢のあるゆえ すくよかなり たれがためならん
始まりなり始まりなるべし 光の闇を照らすがごとく 君とわれと 今も冒険す
ともに進みゆく はるけく自由に うつつよりいにて あすに過去とならん今日のいまぞくしき
確かなる未来 とらえん 未来を たのまん
349 :
名無氏物語:2009/08/06(木) 19:05:52 ID:qlye1q9m
God knows
http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=F02133 http://www.youtube.com/watch?v=jsBYeh3yXqY&feature=related さびたる心に走りゆく くやしき つゆぞせられで
思いを ともにせんことだに 君は ゆるしたまわず
ひたすら 生きんと 見かえさず うちそむきて さりゆきぬ ひとり 道に
われも ゆきはべらん いかに苦なる世界の闇の中にても げに 君はかかやきて
いたる未来のはて なさけゆえに み心 ついえぬように 道
重ならん 今 ふたりに 天あり
伝えて 熱くする思いは うつつ とかして さまよう
合わんとの思い ゆえぞ知らぬ 君に こぼるる 恋しさ
せめて うるわしき夢のみ 書きつつ 求めんか 君の思いを
やめよ いつわりは君にふさわず まぐわい これよりのこと 語らん われ 思い定む
暗き未来さえ 強くなりて 運命 さるままならじ 願い 求むれど みな 天のみ 知る
君おわして われはべりて 他の人は 見えずなりぬ
あわき夢のうるわしさ 書きつつ 傷跡 ふらばふ
されば われ ゆきはべらん いかに苦なる世界の闇の中にても げに 君はかかやきて
いたる未来のはて なさけゆえに み心 ついえぬように 道
重ならん 今 ふたりに 天あり
350 :
名無氏物語:2009/08/06(木) 22:46:31 ID:j3JATNR/
351 :
名無氏物語:2009/08/07(金) 13:32:33 ID:AEtE5eG8
>>348 きみ誠にアニメをこのむめり。またいにしへぶみもこのむめり。
学問に打たゆまではげみいづれをもきはめたまへて、世にまれなる二才の学者となるべし。
352 :
202:2009/08/08(土) 10:35:14 ID:T5gdTFmJ
このスレ時ならぬ活況を呈し候間、生も欣快の至りに御座候。
>>348 惣巻頭大極上上吉の立派なご翻訳、しかもフルバージョンにて、乙と言わんかグッジョブと言わんか、
仙台萩ではござらねど、でかしゃったでかしゃった、でかしゃったよの〜
生はただ人にて疲弊したおっさんなれば、貴殿の如く難さに克ちて古文の習練を積まんなどとは思わず、
>>217に記したるごとく、異化効果によりて笑わんがために文語を弄するのみに候。
とは申せ、いかにも文語らしき語彙多く用いることあらば興も益々深まり候。生も追々勉強致度存候。
>>345 言わるるまでもなく、生の文拙きはよく存じ居り候。翻りて貴殿の漢文訓読体の技量の深き、既に十分窺がわれ
生の数万倍も漢籍に親しまれしやと拝察致し候。
文語文の風有る無しと仰せならば、衷心より請う、
>>348の如く貴殿が学才をもってハルヒのテーマソングを訳され、
以て文語文の風韻の何たるかを垂範されんことを。
律詩なり排律なりに翻案被成下候わば、スレの誉れ、われらが励みとも可相成候。
これ決して所謂煽りに非ず、ただ貴殿の作を賞翫致度存候ゆえ、生が微意お察し可被下お願申上候。
さて、彼女を得たり候由、生も
>>327にて惻憫の涙を流し候所、ご同慶の極と存候。
生も数十年前を回想し陶然たる心地致候。しかあれど、老婆心ながら一つご忠告致度存候。
同衾の際に留意すべきは避妊のみには無之、膀胱炎にも意を用いずんば後悔すること必定に御座候。
一義に及ぶ前には秘所はもちろん指、口、顔も洗浄消毒せざるべからず。
若年の折は過度に渡り候間、特にこの段ご注意可被成下候。
353 :
342:2009/08/15(土) 19:10:57 ID:pX83lVsB
>>342なり。日数おきてレスなくして、これを謝す。
先日山本夏彦という人の書ける「完本文語文」を借り来たり。
読むに、文語文は律動ありて朗唱してその妙味あれども、言文一致体はこれなし。
かるがゆえに文語文の美、これに思いを致さざるをえず、と。
また従来ありたる漢語の失われるたることまことに惜しきなり、と。
わが思わく、懐古の風のみ濃くして文語文をして美化せしむる徒なりと。
文語文をもって言文一致体より麗しくするは、これ錯覚なり。
意中の男子、その容貌醜なりといえども、これを思慕する男女、厭うところなし。
これ目に砂入りて見ること得ざるにあらず。他心ありてその物状をあやまつゆえなり。
人、ものを見るにその姿のみ見るにあらずして、その心をもって惑うなり。
ある人、文語文をもって麗しとす。これまず文語文はとうとしとの思いありて、
しかるのちに文語文麗しくかつ見え、かつ聞こゆべし。懐古の徒、古文をもって美とす。理あり。
古語をもって文を書く人、われもまたしかれども、まさに古文を賛美する病いに至るべからず。
今言文一致体に文をなす、これ習いのゆえにして、とうときゆえにあらず。
古文もまたしかり。文語文を麗しくせずして、文を書くにまさに無心なるべし。
ネットに文語文を唱うるサイトを見れば、文語文を美化し、
古今の名文を暗誦する文化なるを形づくりて今文と現代仮名づかいと新字体とを卑視する者多からん。
これわが憎むところなり。尚古は文の賊、われしこうしていよいよ愚を加う。
354 :
名無氏物語:2009/08/15(土) 20:45:02 ID:/pQO9H/q
>1 「古文とは少し趣が違うけれど、まったりと話していきませう。 」
これは文語体なるか。「古文とはいささか趣ちがいたれど、またりと
語りゆかん」くらいはいわんとあかんしょ。フフ。
355 :
名無氏物語:2009/08/19(水) 20:37:55 ID:LYcSWcQR
「ちがい」ならぬ、「たがふ」ならん。
356 :
トキ:2009/08/20(木) 22:21:15 ID:3X1ZfrvR
このごろ、なりはひを失ひたる人の多きぞ悲しき
357 :
名無氏物語:2009/08/21(金) 21:24:23 ID:TptXQo1S
我ら生業こそ有是候へど、此頃世間の不景気により奢侈一切不出来申候間
元より貧に在れば奢侈の類は我ら如きに有間敷き事と存じ候らへど
大坂に住まひ居れば月に一度なりと五五壱蓬莱が豚饅頭を物せざるは得ず、
本日、酒錢を代へて此を購ひ申し候處、常々、我らが館に出入りし居る女
我ら不在の間、余が室に上がり候らへて、あさましきも此を悉皆喰らい終はり申し候
此を難説せしに女の申し候状
「妾、君が彼女ならめ、豚饅頭如き物心安く與へ賜へ」
故に我ら「豚饅頭ばかり喰らい居りし故、汝が顔、豚饅頭の如し」とて女に申し候
可笑しき事と存じ候故 此に記し置き候
358 :
トキ:2009/08/22(土) 01:27:55 ID:vBenydAM
江戸風の書き方ならん
いとをかし
はたち時 拝顔したし 豚饅頭
359 :
名無氏物語:2009/08/22(土) 21:53:07 ID:qlMfo8r7
あづまにて食うよしもなきぶたまんを食ふてふ君を我はにくまん
360 :
名無氏物語:2009/08/22(土) 22:04:38 ID:Jdv/NkAg
六度目の還暦也
361 :
名無氏物語:2009/09/27(日) 22:37:29 ID:03eMepnZ
寒い。
362 :
名無氏物語:2010/02/13(土) 02:33:31 ID:jY0oFYXK
はぁ?
363 :
名無氏物語:2010/04/21(水) 22:03:31 ID:9KDf7Yom
とりあえず、こうじやうの月
春高楼の花の宴 巡る盃(さかづき)影さして
千代の松が枝 分け出でし 昔の光今いづこ
秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁(かり)の数見せて
植うる剣に照り沿ひし 昔の光今いづこ
今荒城の夜半の月 変わらぬ光誰(た)がためぞ
垣に残るはただ葛(かずら) 松に歌ふ(うとう)はただ嵐
天上影は変はらねど 栄枯は移る世の姿
映さんとてか今も尚 ああ荒城の夜半の月
364 :
名無氏物語:
明日は学校に往きて業を受くるの日なり。
今夜は徹宵して暁を失するの憂へを無からしめん。