このページに関してのお問い合わせはこちら
■■古典文法に関する質問はこちら・その3■■
ツイート
298
:
名無氏物語
:
05/03/05 03:53:29 ID:8hN4ES2i
>>291
(以下の『私』とは、詠み人のこと)
(私のことを)探す(or 訪ねる)人もいない住の江の渚(海岸)に、
どうして誰か(=『私』のこと)を待つという松風は絶えず吹くのでしょうか。
・「なぎさ」…「渚」と「無き」の掛詞。
・「まつ」…「松」と「待つ」の掛詞。
・「らむ」…この場合、詠み人は「『実際に』風が吹いている」状況に身を置いている
のだから、「原因推量」で訳すのが妥当。
「誰も私のことを待ってたり探したりしてくれないのに、
なんで私を『待つ』風がふきつけるのら?」
…って歌でしょうかと。
細かなシチュエーションについては ↓
ttp://www.yozemi.ac.jp/nyushi/sokuho/sokuho05/tokyo/zenki/index.html