も・の・は、3個の辞を欠く歌

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54古事記偽書説の根拠

〔A〕 まだ学者が問題にしていない事柄

 (ア) 倭国史を抹殺て捏造した日本書紀の架空の天皇が、古事記にそっくり使われている。

 (イ) 延長された日本書紀の紀年を復元する数式を求める際、古事記没年干支が役立つ。

 (ウ) 字母歌「たゐに」「いろは」には、山上憶良の名を示す暗号が仕組まれており、
    「あめつち」には、稗田阿礼=山上憶良を示す暗号が仕組まれている。

 (エ) 万葉集は、古事記の衣通姫の歌を「も・の・は3個の辞を欠く歌」に作り変え、
     山上憶良の類聚歌林に載るという、仁徳天皇の皇后磐姫の歌としている。

 (オ) 5万分の1の地形図を用いて、斜辺がA→Bの直角三角形を描くと、高さ(南北)/底辺(東西)が、
     「山部赤人墓→小治田安万侶墓」「畝傍山→太安万侶墓」については、タンジェント60度となり、
     「益田岩船→太安万侶墓」「小治田安万侶墓→太安万侶墓」については、丁度2になる。
 
〔B〕 すでに学者が問題にしている事柄

 (1) 続日本紀に、古事記に関する記録がない。

 (2) 日本書紀が古事記を参照していない。

 (3) 古事記序は、上表文だが、安万侶の署名に官が記されていない。

 (4) 序と表とが混同されるようになるのは、平安時代以降である。

 (5) 稗田阿礼に関する記録が他にない。

 (6) 序の美文は、平安時代以降に書かれたものである。