【ヒゲソリ】ひげそり、何使ってます?21【髭剃り】

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【カミソリ ド・玄人のヒゲ剃り日記】

<ジレット・フュージョン VS シック・クアトロ4チタニウム(デザインカッター付き)>

フュージョンの替え刃はフュージョンパワーのものを使用。
これは、クアトロ4Tがシックの最高額の替え刃を使用しているため。
例によって、顔の左右半分ずつを剃り、剃り具合を比較。

[フュージョン]
肌に優しく、剃り具合が非常に心地よかった。
鼻のすぐ下だけは非常に剃りづらいが、そこ以外剃り残しは極めて少なかった。
深剃りをしようと刃を押し付けても、肌を引っ張る等のテクを使っても痛みが無かった。
他のカミソリならば痛みを伴い、下手をすると出血してしまうような弱い部分も、
フュージョンでは、痛みこそあるものの深剃りしても出血がなかった。
また、剃り残したひげの処理は、ピンポイントトリマーも手伝い、Q4Tよりも手早く行えた。

[クアトロ4T]
フュージョンよりも軽快に、簡単に、スピーディに剃れる。
しかしフュージョンと比較して唇周辺に剃り残しが目立った。
剃り残しと深剃りできなかった部分を退治するため、
刃を押し付けたり肌を引っ張ったりとド・玄人テクを使用した所、
顎の下に軽い出血が生じた。
フュージョンと違い、押し付けやヒゲ剃りテクを使うと痛みを伴った。

【結論】
結局、最終的な結果は、どちらのカミソリも同等クラスの深剃り、
ただしクアトロ4Tでは顎下に軽い出血を生じた、というものになった。

フュージョンは一見初心者に優しいような印象を受けるが、
5枚刃の性能をフルに発揮するにはヒゲ剃りの腕が必要になってくる。
比べて、クアトロ4Tは本当に誰でも安定した深剃りが出来る。
しかし、フュージョン並みの深剃りをしようとすると肌にダメージを生じる。
「ヒゲ剃りの腕を発揮できない初心者用カミソリ」という評価を与えざるを得ない。

単純に、押し付けても痛くなく、更なる深剃りが出来るフュージョンと、
押し付けて使うのに適さず、押し付けるとダメージを受けてしまい、初心者的剃り方しか出来ないQ4T。

もうひとつ大事な要素は、ピンポイントトリマーは使いこなしたくなるヒゲ剃りの道具だが、
デザインカッターは眉やヒゲの形を整える道具であるという事。
フュージョンを買った人は、自分の腕が深剃り、剃り残し、スピードに如実に影響するし、
ピンポイントトリマーも使わないのはもったいない、使いこなしてやる!という「楽しみ」を得られる。
クアトロ4Tには「楽しみ」が無い。ヒゲをデザインしたければレボリューション、
ヒゲ剃りにこだわりたければ3DDを買えばいい。

私は、初めてウェット・シェービングをする人には迷う事なく「シック・クアトロ4チタニウム」を勧めます。