「おじいちゃんって何なの!?」と思いました。
だけど、この段階では未知のワードなんですよね。
結びつくものがまったくない。
この時期、これと並行するように進めていたのは、いわゆる“怪力自転車少女”
問題でした。
2ちゃんねる上で騒がれたためか(というか、俺が追及しだした途端に)、国沢
さんが容疑車両のネスタを売却する騒ぎにもなりましたが、実はこの事故の概要
を知りたいがために、俺は石神井署に取材を行っています。
話を聞き終わって、さて帰ろうというタイミングで「いや、実は我々(警察)は
国沢さんの家庭に良い印象を持っていないのです。なんというか、気をつけてく
ださいね」と声を掛けてきました。
そのときの俺は「ああ、こういう違反行為を繰り返すようなタイプなのね」と勝
手に思っていました。
この言葉もだいぶ後まで真の意味を知らずに時間だけが過ぎていくことになります。
あれから時間が過ぎ。
この訴訟の準備を始めたところで、国沢さんの本格的な身辺調査でを開始したわ
けですが、そこでようやくわかりました。
おじいちゃんが。