うちのじいさんは、鶏が喰えないんだ。
それは、戦時中中支の分哨地で、軍票で買い入れた鶏を〆て、血抜きするため
マサカリで首を刎ねたところ、〆が不充分で鶏が蘇り、首ナシのまんま、噴水
みたいに血を噴き上げて飛び回った(むこうの鶏は結構飛ぶんだと)、身の毛も
よだつ光景がトラウマに成ってるんだと。
分哨の陣地は、八路が攻めてきた時の数倍の混乱に陥ったってよ。
結構繊細なんだな>じいさん
こっちの地元じゃ普通に〆て食うけど、確かに吊るしてからやらないと走り回るね。
>>662 咽を切った鶏を押さえていた手が滑って抜け出し、同じ状況になったことがあるが、
それを大笑いしながら見ていた俺とダチは異常なのかな。
しかし戦友が首を爆弾や砲弾で吹っ飛ばされて血しぶきを上げる光景が現出した戦場でこそ
それが身の毛もよだつ光景と目に映ったとも思える。
665 :
662:2005/11/01(火) 12:36:41 ID:eslp02je
>>663>>664 お、おまいら何気に凄いなw
じいさんは、パーロなんかより、首ナシで飛び回った鶏の方が余程怖かった
って言ってたぜ。
追い掛けられた時には泡噴きそうだったって。班長だの古兵だのも、戦闘
には強いくせに、みんな腰抜かしてたって。
俺も、話聴いただけでゾッとしたorz
首なしで動き回るのを知らなかったんじゃないの? 意外な都会っ子で。
田舎なら大昔から当たり前だし、未だに蛇とか平気で食うぞ。
>>666 う〜ん。
じいさんは神戸の街場の育ちだからなぁ。でも分哨の守備隊全員がそうだった
訳じゃないだろうし、農家や山育ちの兵も居たろうにね。不思議だ。
ところで、このスレは「鉈」スレの訳なんだが、旧陸軍では、支給される鉈
のことを、「ユーレイマーク」って言ってたんだと。
それは、軍の鉈が独特の恰好で、「?」のマークに似ているところからきた
呼び名らしい。
クエスチョン・マークを、ユーレイ(幽霊)マークって呼んでたんだってのも
その時初めて聴いたけど。
しかし、陸軍の鉈って、なんであんな形状なんだろうね?
いわゆる海老鉈とか言われる物でしょ?
薪割りには向かないが、ツル切りや姫竹を払うのにはとても役に立つ
>>667 一応、陸軍ではおおまかに出身地別に
部隊は編成されてたようだが?
>>668 そうですね。変形的な海老鉈。ただ、頭が(剣鉈でいう切っ先部分)坊主みたいに
丸い形状なんですよね。革ケースみると、縦にぶら下げて腰に吊るように装備する
みたいなので、腰や横腹を傷付けないよう、頭を丸くしたのかも知れないと、勝手
に推測してるんですが。
>>669 郷土連隊制ですよね。
じいさんの部隊は姫路で編成されてるんですが、じいさんは姫路界隈で生まれ、
神戸で育ったんで、入営は神戸じゃなく、本籍のある姫路だったみたいです。
部隊(機関銃隊)はみんな姫路の本籍者で、職業は大工、土方、百姓、炭焼き、
事務屋(じいさん)、銀行員などなど、雑多だったみたいです。
だから、炭焼きやお百姓の方たちなんて、
>>663や
>>664の人みたく、首ナシ鶏
なんか見慣れてるんじゃないかと思ったんですがwww
しかし、改めて聴いて見たけど、首の無い茶色の鶏が、その首の切り口から鮮血
を振り撒きつつ、凄い羽音でバタバタと飛んで来たのには、本当に腰を抜かしたってw