焦燥芸人

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１

生産的活動で得られる一体感は、人間同士の一体感ではない。祝
祭的な融合から得られる一体感は一時的である。
集団への同調によって得られる一体感は、偽りの一体感にすぎない。
完全な答えは、人間同士の一体化、他者との融合、すなわち愛にある。

自分の中に息づいているもの、喜び、興味、理解、知識、ユーモア、悲しみなど、あらゆる表現を与えるのだ。
商人的性格の人はよろこんで与える。ただし、それは見返りがあるときだけである。見返りがないというのは騙されるということである。
与えることは犠牲を払うことだから美徳である、と考えている人もいる。苦痛だからこそ与えなければならないのだ。
生産的な性格の人にとっては、与えることはまったくちがった意味を持つ。
自分が生命力にあふれ、惜しみなく消費し、いきいきとしているのを実感しそれゆえに喜びを覚える。
与えることによって、かならず他人の中に何かが生まれ、その生まれたものは自分にはね返ってくる。
他人にたいする態度と自分自身にたいする態度は、矛盾しているどころか、基本的に連結しているのである。
自分自身の個性を尊重し、自分自身を愛し、理解することは、
他人を尊重し、愛し、理解することと切り離せないという考えである。

たとえば、彼の怒りがもっと深いところにある何かのあらわれだということがわかり、苦しんでいる人と見ることができる。
自分自身を与え、相手のうちへと入っていく行為において、私は自分自身を、相手と自分の双方を、人間を、発見する。
この同一感を体験するためには、表面から核まで踏みこむことが必要である。
表面しか見なければ、違いばかりが眼につく、核まで踏みこめば、私たちが同一であり、兄弟であることがわかる。
表面と表面の関係ではなく、中心的関係である。

何気なく発した言葉が人間存在のどれくらい深い領域から出てきたかによって決まる。
そして驚くべき合致によって、聞く者の同じ領域に届く。
聞き手に多少とも洞察力があれば、その言葉がどれほどの重みを持っているか見極めることができるのである。

現代人は過去か未来に生き、現在に生きていない。
そのとき自分がやっていることだけが重要なのであり、それに全身で没頭しなければならない。
集中するとは、いまここで、全身で現在を生きることである。
彼の精神は、リラックスしながらも用心おこたりなく、精神を集中している。

理にかなった信念は、知性面や感情面での生産的な活動に根ざしている。
自分自身の思考や感情の経験にもとづいた確信である。
私たちは、自分自身を信じる。その芯は生涯を通じて消えることなく、変わることもない。

愛するとか、幸福になるとか、理性を使うといったことにたいする可能性、
芸術的才能のような特殊な可能性。これらの可能性は発達を促すような条件が整えば成長するし、
相した条件がなければ枯れてしまう。

ほんとうは、無意識のなかで、愛することを恐れているのである。
こちらが愛せば、きっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、全面的に自分をゆだねることである。
わずかな信念しか持っていない人は、わずかしか愛することができない。

覚醒状態には怠慢の入る余地などない。
思考においても感情においても能動的になり、一日じゅう目と耳を駆使すること。
能動とは、たんに何かをすることではなく、自分の力を生産的に用いることである。

　

Ζ

　　　　　　　　　

( 'д')ゴゴゴゴゴ

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( 'д')ゴゴゴゴゴ

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