県生活衛生課は21日、男鹿市の70代男性が誤って毒キノコを食べ、食中毒になったと発表した。男性は有毒のニガクリタケを食用のナラタケ(サワモタシ)と間違ったとみられ、
しびれなどの症状が出て同市内の病院に入院。現在は快方に向かっている。
同課によると、男性は18日に同市北浦地区の雑木林でキノコを採取、翌19日午前11時ごろにみそ汁の具材として食べた。約1時間半後、嘔吐(おうと)やけいれん、
下痢などの症状が出たため、病院へ搬送された。秋田中央保健所が男性に聞き取り調査し、ニガクリタケが原因の食中毒と推定した。
毒キノコの食中毒は2008年8月以来、ニガクリタケでの発症は1997年11月以来。同課は「小さいうちはナラタケと間違う可能性もある。知らないキノコは採らず、
不安だったら食べないでほしい」と注意を呼び掛けている。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20100921l