【豪華客船】タイタニック【沈没事故】

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597真希波・マリ・イラストリアス ◆.H78DMARI.
ものすごい高波に翻弄される洞爺丸の船内。
手摺に掴まらなければ立っていられないほどの揺れだった。

一部のおばあさんが「船がひっくり返ったらこのロープで体を固定するんよ。」とか言っていた。

真希波・マリ・イラストリアス
「このままだと、船が持たないわ!みんな、船がひっくり返った時の衝撃に備えるのよ!」

マリは車両甲板のところに走っていく。現場はものすごい荒波が打ち付けており、
海水が船の揺れに合わせて前後に出入りする有様で、次第に滞留しだしたのだ。

もちろん、車両甲板の外に投げ出される危険があるため、気を抜くことはできない。

真希波・マリ・イラストリアス
「機関室の状況はどうなっているの?」

日向マコト
「現在、侵入してくる海水が熱くなっている機械類にふりかかり、蒸気となって白煙がもうもうです。
船内電話は漏電で感電してしまうため使えません。」

真希波・マリ・イラストリアス
「発電機、重要な機械類にはカンパス(丈夫な布類)を掛けて、防水に務めるのよ。」

発電機は左右で2基ある。全てが停止すれば、洞爺丸の電気は消える。
これは洞爺丸の死とも言える。