ビリー・ワイルダーならどうする？

「アパートの鍵・・・」には感動しますた

ラストシーンのシャーリー･マクレーンの笑顔は女神に見えた

モノクロに関しては
「当時のカラーは、まるでアイスクリーム・パーラーのようにけばけばしい」
というので、許される限りはモノクロで撮ったと言っていたが。

あげとくよ

ジーンワイルダーと間違えた

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この人の自伝（聞き書きのやつ）を読んでたら「Uボート」のネタバレされた。

今更の話題かもしれませんが。
「情婦」でアカデミー助演女優賞にノミネートされたエルザ・ランチェスター(看護婦役)
ってチャールズ・ロートンの奥さんなんだね。全然知らなかった。
おまけに「フランケンシュタインの花嫁」の花嫁役や「大時計」の画家の役もこの人なのね。

『異国の出来事』は痛切な映画。
思わず目頭が熱くなる。
コメディなのに・・・

亡命者ワイルダー、歌姫、ナチの将校、
廃墟と化したベルリン、『日曜日の人々』・・・

しょうもない質問させて。
淀川さんがルビッチと比べてワイルダーは泥臭いとか言ってますね。
で腰巾着の羽須美とかいうのが口裏あわせたりしてますが
どういうところが泥臭いのか私はよくわかりません。
「泥臭い」の意味自体わかってないのかもしれませんが。

蓮實さんは、『熱砂の秘密』を評価していたような・・・
ヒネクレ者なんだ、あの人は。

だから、“やり過ぎる”ルビッチの方が、粋に思えるんじゃない？
ワイルダーは、配慮の細かい人だから、「泥臭い」なんて言われちゃう。

不当な悪口だと思うけどね。

まぁ、淀川さんの方は、『結婚哲学』や『極楽特急』を
リアル・タイムで観ていた人だから・・・
「ルビッチ命」になっても不思議じゃないわな。

だいたい、淀川さんは戦後の映画人に対して冷たい。
ゴダールのことを「あの黴菌」なんて呼んだりして（笑）

ちょっとホロッとさせるところが寅さん的に泥臭いってことかも。
ルビッチはサイレントからの監督だからムチュクチャというか無責任というか。

『異国の出来事』『熱砂の秘密』レンタル屋に無いし、ＤＶＤ発売もしてないから、いまだに観てない。

そのため、「好きな映画監督は？」と聞かれても
「ビリー・ワイルダーです。」と自信持って答えられない。

悲愁ってビデオになったことはあったのですか？

>>306
気持ちは解るけど・・・・・

戦前からの古い映画監督で、
すべての作品を日本で観られるのって、
ヒッチコックぐらいじゃない？

その特別扱いのヒッチコックだって、
第２作『山鷲』は失われている。

ある監督のすべての作品を観るということは、
この恵まれた時代でも困難なことだ。

『異国の出来事』『熱砂の秘密』を
追い求めるほどの熱心なファンなら、
「ビリー・ワイルダーが好きです」と
自信を持って宣言してもいいんじゃないかな。

と、名画座世代の年寄りは思うのだが。

>>307
『フェドーラ -悲愁-』ってタイトルでビデオ出てました。(メーカー忘れました)
レンタル屋から借りてダビング(違法？)して持ってましたが、DVDソフト購入したため重ね録りしちゃいました。

>>308
ありがとうございます。
『異国の出来事』『熱砂の秘密』、いつか観れることを願いながら“ワイルダー好き”を語ります。

ルビッチ＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞スタージェス＞＞＞＞マンキーウィッツ＝キャプラ
＞ワイルダー

ルビッチは映画史でも十本の指に入る天才
ワイルダーとは格が違いすぎ

ワイルダーはコメディよりサスペンスの方が才能があると思う
その路線でいけば良かったのに

サンセット大通りは素晴らしい

>>310
格が違い過ぎる人間に
脚本を書かせるほど
ルビッチは甘くないだろう。

>>313
脚本は映画の核ではない
それだけのこと
あくまでもルビッチの凄さは一部の隙もない演出力にある

＞一部の隙もない演出力
このことを実感するために「ウィンダミア夫人の扇」、「結婚哲学」あたりの
サイレント時代の作品を鑑賞してみることをお勧めする
さらにトーキーの時代に入るとこれに加えて今まで目立たなかった抜群の台詞回しの
センスが表面化する

コメディに関してルビッチに張り合うには分が悪すぎ

脚本家ではなく「映画」作家という観点からみた場合
ワイルダーはコメディよりサスペンスの方が遥かに才能があると思う

アパートの鍵貸しますとお熱いのがお好きはコメディだが
マジで面白いと思う

＞アパートの鍵貸しますとお熱いのがお好き
ワイルダーのコメディには映画的な面白さがあまりない
それらが面白いというのは映画としての面白さと脚本の面白さを
混同してるんだと思う
映画の中核は「映像」であって「脚本」ではない

ワイルダーの一連のコメディの作品群とは違って「サンセット大通り」や「深夜の告白」、「失われた週末」
等には映画的な面白さがある

ここで必死にワイルダーのコメディを貶めてる奴は何が目的なんですかｗ

単につまんねーものをつまんねーと言ってるだけ

ルビッチの演出は大胆不敵。
隙だらけで、暴走して、開き直った、八方破れ。

ワイルダーの演出は几帳面。
律儀で、丁寧で、サービス精神旺盛な、名人芸。

私は、どちらも好きだ。
ガルボの大笑いも、マクレーンの泣き笑いも。

ウィンダミア夫人の扇,
かなり見たいんだけどねぇ、、IVCだから

ﾜｲﾙﾀﾞｰは職人
ﾙﾋﾞｯﾁは才人

＞ルビッチの演出は大胆不敵。
＞隙だらけで、暴走して、開き直った、八方破れ。

これがあてはまるのはプレストン・スタージェスでしょ？
ルビッチの演出に隙なんてないと思うけど

>>323
どうなんだろうね。

スタージェスの映画って、暴走するけど、中盤でダレるんだよ。
だから、彼の映画の「隙」は、下手をすると「瑕疵」に近い。

でも、ルビッチの映画の「隙」は、もっと攻撃的なもので、
ケンカの上手い奴が、わざと両手を垂らして誘うような感じだね。

さて、ワイルダーは、定石を踏んで、正面に拳を構えている。

つまらない、とは限らない。

まぁ、新鮮な驚きがない、と言うなら、わかるけど・・・・・

しかし、「新鮮さ」を求めて、名人の落語を聴く奴はいないからね。

ワイルダーがはじめて監督するという日の前日にルビッチを訪ねて言った。

「明日はわたしの監督初日です。恐くて落ち着きません。」

ルビッチは言った。

「こっちは70作目だ。毎日恐くて落ち着かない。」

・・・塩野七生さんのエッセイに書かれてた逸話。いいね。

「異国の出来事」と「地獄の英雄」を観たいです

両方ともＷＯＷＯＷで何度かやってたから、
そのうちＣＳのどこかの局ででも見られるんじゃない？

凡作との風評しか聞かない「皇帝円舞曲」をあまり気乗りせずに見てみたけど
おもろかったｗ。俺のレベルは所詮（ｒｙ

いま「ビリー・ワイルダー　生涯と作品」を読んでるんだけど、しょっぱなから
飛ばす飛ばす。
「わたしが映画を作っていたころは、映画はその予告編より重要だった」とか
「『私は個性的』と書かれたＴシャツを着ている人を見たことがあるよ。
　あのＴシャツはたぶん、台湾で大量生産されたんだろう」とか
「ドンキホーテは風車と戦ったが、父は風車を買った。
　だが買うやいなや、風がやんでしまったんだ」とか！

機知に富んでるというか辛辣というか、面白そうだね。

この本マジで面白いね。そんなに熱いファンじゃない俺も買って満足しました。

テープレコーダー２個用意している理由を聞いて・・・
「それはいい心がけだ。悲観的なほうがうまくいく。サスペンダーとベルトを
一緒につけているようなものだね。君が男ならｗ」

すごいなあ。モテただろうな。

http://www.stagegate.jp/future_18.shtml
長塚京三のやる往年の大監督のモデルはワイルダーだそうな。

シャーロック・ホームズの冒険て面白いの？

ワイルダーの映画は当初予定されたキャスティングが諸々の理由で変更されたものが多い
『サンセット大通り』『深夜の告白』『失われた週末』『お熱いのがお好き』
『七年目の浮気』『昼下がりの情事』『あなただけ今晩は』『ねぇキスしてよ！』
代役で撮影されたものも多いが、本人はどう思っていたんだろう
涼しい顔をして「完璧なキャスティングなんてないんだよ！」と言いそうだが

>>335
昔、名古屋シネマテークで観たけど、おもろかったよ。
しかし３時間版が観たいなあ・・・・

338

339

「あなただけ今晩は」を見てる途中
『この人（ジャック・レモン）誰かに似てるな〜。井上順？いや違う。ジャック・ニコルソン？名前だけだ』
ずっと気になってたんですが最後のライオンが吠えた瞬間、分かりました。
『カビラジエイだ！』
もちろん映画は面白かったです。

そんなこと言ったのはあなたが世界初です。

ワイルダーの映画のファンだけど、ワイルダーの映画のファンはキモイから嫌いだ。

>342
確かにファンは痛いのが多いね。
なんか日教組的な平和ボケした中流人間が多そう。

つまり自分は例外だと。

大丈夫、みんなそう思ってるよ。