市民ケーン Citizen Kane (1941)
1 :
名無し募集中。。。 :
04/12/28 10:07:04 ID:1muIXKt6 Rosebud...
市民ケーン・コスギ
↑ 実際それにちなんで命名されたわけだが。
「政治と汚職を癒着させろ! そう、男性器と女性器のようにな!」
作られた当時の映像・演出テクを知ってれば それなりに楽しめるかも知れないが 今となっては映画史勉強の意味合い以外には 観る価値ゼロの映画だと思う。 ワザとらしい過剰演出がウザ杉。
死ぬ真際に蚊の鳴くような声で「rose bud」と呻いた言葉が あのだだっ広い大屋敷で聞こえるわけがないだろ!
5-6はリアルタイムの作品しか楽しめない狭量なリアリスト。 まるで無力な6は!まるで!まるでケーン氏のようじゃないか 6は市民ケーンだ まるで市民ケーンだ 6は市民ケーンだ まるで市民ケーンだよ
>>5 見る価値が無いとまでは言わないけど映画雑誌であんなに持ち上げられる
程凄い映画だとは正直思わなかった。
9 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/30 12:45:12 ID:ycZg4i8w
公開当時の演出法の常識からすると、もんのすごい型破りな作品だったってことだと思う
それ以上でもそれ以下でもないという感じ
>>5 >今となっては映画史勉強の意味合い以外には観る価値ゼロ
価値ゼロとまでは言わんが、勉強以外の意味合いで見てもおもしろくはねーよな確かに
10 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/30 17:49:58 ID:yehiwVFn
ここは素人の集まりだな。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/30 18:00:16 ID:6R6JVCdd
では玄人様のご意見をば・・・
主人公がいきなり死ぬっていうのが斬新だったのかな? サンセット大通りとかアラビアのロレンスとかの原型。
「生きる」もまぜといて下さい
狼市民ケーン
15 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/12/31 16:31:14 ID:t/UuG4zt
>>12 それもあるかも知れんが、いろんな演出テクニックが斬新だったんだよ。
16 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/05 05:48:18 ID:JcAFCu/t
なつかしい
あんたいくつだw
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/05 21:16:32 ID:oWdxq2jl
新板初カキコ 市民ケーンは今500円で買えるのが出てるな。 買ってみたが、字幕は焼き付けでモノクロ画面に溶け込むこともしばしば。 しかし悪い買い物にはならんだろう。 ちなみにリージョンフリー。安心して購入を。 バラのつぼみ… …ぐふっ
19 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/06 08:22:22 ID:ZnqLkYzv
みた
25か26歳で作ったんだっけ。それは大したものだと思う。 でも映画史上ベストワンに位置づけるほど面白いかねえ。
21 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/07 14:43:12 ID:zVdBiqxT
(;´Д`)プッシー
23 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/10 22:55:01 ID:6gdABKtF
子供の頃は寝てしまった。 成人するまでに年末年始とかテレビで何回と見たが難しい。 今では魅力分かるが、長尺を辛く感じる事も確か。 第3の男の方が良いと思うな。
25 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/13 00:01:26 ID:PesyzqR0
ローズ(巨人)のバット!
初めて見たときは「名作」だから見なくちゃっていう義務感で見たんで、 ドキュメンタリー仕立ての手法が珍しかったけど、あんまり面白いとは思わなかった。 その後、役者としてのウェールズが凄く好きになったんで、ウェールズの監督作はほとんど見た。 市民ケーンも久しぶりに見直してみたけど、最初に見たときよりもずっと面白く見られた。 まずウェールズ、ジョセフ・コットン、エバレット・スローンの絡みが凄いし、見ていて楽しい。 余談だけど、別れた愛人のインタビュー・シーンをミニチュアセットを使って撮っているシーンがあって、 それがそっくりティム・バートンの「エド・ウッド」にパクられているのに気づいて、笑った。 でも映画史上ベストワンってのはどうかな?
27 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/17 04:06:02 ID:kYKhSi93
本当は「ケイン」が正しい発音。 マイケル・ケーン、ケーン・コスギ とは言わない。
(´-`).。oO(Michael CaineとCitizen Kaneをいっしょにされてもなァ)
29 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/17 05:13:34 ID:kYKhSi93
失礼、スペルが違うんだね。 しかし、「KANE」でも「ケイン」と読むんじゃないかな。
>>29 そういうのを「ギョエテとはオレのことかとゲーテ言い」と言うんだよ。
31 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/17 20:18:08 ID:PYIESahq
KANEが欲しいなぁ・・・。
WWEのレスラーはKANEでケインだけど、エラリ・クイーンのかたわれはKANEでケーンだったな。 つうか、映画の放題なんだから「市民ケイン」が正解っていうのは余程のアホ。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/17 22:17:35 ID:PYIESahq
>>32 いまさら定着してるタイトルの表記を変えるわけにはいかないもんな。
真夜中の「カー」ボーイだって明らかにおかしいけど、いまだにそのままだし。
カーボーイの「カー」は車のCarにかけてるとかで、表記はそれで正しいのですよ。 邦題の名付け親は映画会社に勤めてた頃の水野晴郎大先生。
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/18 01:28:40 ID:nuSwjF1j
「大脱走」が初めて封切られたとき、スティーブ・マックィーンは スチーブ・マッキーンと表記されていたw そろそろ話題を変えましょうかね。
「Rose Bud ・・・」という囁き声がバカデカい屋敷なのに聞こえた件について
37 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/19 22:15:09 ID:raK9VsPA
KIMI NO UDEDOKEI HA CITIZEN KANE? IYA SEIKO DAYO
38 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/20 01:29:17 ID:wU8tvRbi
500円のやつよりもっと画質が良いDVDを手に入れたいのですが、 どれがいいの?
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/20 01:48:48 ID:P6CO2zEg
>>38 もう少しちゃんとしたメーカーが出している正常な価格の品
の方がいいんじゃないかな?
多分、出てると思うよ。
>>39 もう少しだけ値段が高いDVDも、画質は同じと聞きました。
もし日本盤で良いものがあるなら知りたいです。
手持ちの『市民ケーン、すべて真実』という本にも、
LD時代に二種類の版が出回っていた事が書いてあります。
>もう少しだけ値段が高いDVD IVCから出ている。¥3,675 (税込) 但し、ボケ気味の画像で、ヌケのよいパンフォーカス画像は味わえない。 NHK−BSで放映された版のほうが、画質音質ともに数段優れていた。
IVCのと500円のは同じだよ 字幕外せないし
43 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/25 19:53:57 ID:0/pB5EFT
アラビアのロレンスではない アラビアのローレンスだ! まだ言ってるw
44 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/25 23:11:16 ID:1Ilyhn2b
言語発音にこだわるのはなんか恥ずかしいけど・・・ アラビアのロレンスは、ロレンスでいいですよ。それほど長く 発音しないので音引きは不要。またKaneは確かにケインですが、 市民ケーンで定着してますからよろしいのではと。
45 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/26 19:02:39 ID:+ZZgMCJ+
意味がわからなかったのは俺だけ?
俺は45の意味がわからない。
スレの流れがわからないのか映画の意味が分からないのかどっちだ?>45
技術も内容も凄いんだけど、意味不明と思われても仕方ない。 初めて見たときはラストの映像で何が燃やされたかわからなかったし。
そんなんじゃ普通に商業映画も見れないじゃんw
いやなんで? 重要なシーンなのに映像が見づらいとは思わない?
訂正:映像というか物ね。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/29 16:51:27 ID:5I8NZZ9K
市民権
53 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/30 17:26:02 ID:pZ3C3tje
大学で、蓮見のゼミを取ったとき、あまりの人気で定員オーバーのためセレクションがあった。 その時の課題が、「市民ケーンの感想を提出せよ」というものだった。 観た。 …蓮見のゼミはあきらめた。
55 :
53 :05/01/30 18:18:50 ID:pZ3C3tje
蓮實?だったけ? 髭の、映画好きなフランス語の先生
>はてなダイアリー - 蓮實重彦 >... 筑摩書房, 2003.10. 「蓮見重彦」と綴らないこと。また、「蓮実重彦」 >は間違いとはいいづらいが、本人はあまり喜ばないらしい。 * ふりがな: >はすみしげひこ. * カテゴリー:読書. * 統計: 「蓮實重彦」をグラフで見る. ...
冒頭のニュース映画のナレーションの英語発音が 素晴らしい響き。 「チャールズ・フォスタァー・ケイィーーン」 という、あの声が今でも耳に残っている。
♪赤ハスミンは火につよい〜♪
59 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/01 20:57:52 ID:ebnjxDb0
つうか頭の固いおっさんどもの崇拝映画って感じだ。 これを知らずして映画を語るなとか、阿呆か。 確かに25の若者が撮った、既存のスタイルの破壊などなど 技術は凄かったんだろうが 何かというとこの映画を持ち上げるのは何とかせえ。 あとは黒澤映画しか評価せんおっさんたちも同罪。
歴史に学べ
学ぶため「だけ」の映画。
62 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/01 22:34:08 ID:0HArfiGX
確か冒頭でガラス玉(?)が割れて、「バラのつぼみ」ってケーンが言うよね。 その後“ドアを開けて”使用人が入って来た。 ドアが閉まってるのに聞こえる訳がない。つまり観客以外誰も聞いてない。 映像テクニックは凄いけどストーリーが破綻してたらどうしようもないでしょ。
DTPの真似事を始めた厨房が 珍しいフォントをあれもこれもと使って でたらめなデザインのフライヤーを作るよおうなもの。 自分のHPにアニメGIFや音楽を鳴らす主婦のサイトと同じ。 テクニックTIPS集。デザイン年鑑の古本。
>>62 昏倒してすぐ死んだのではなく、病院に運ばれ、
死ぬ間際までうわごとのように言っていた、と解釈。
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/02 19:10:25 ID:An4zwXs5
>>48 俺は初見で何が燃やされてるのか分かったよ。
が、この映画は「rose bud」の謎解きなんて、さほど重要じゃない。
うーん。重要だと思うけど。どうしてですか。 謎解きが作品の趣旨じゃないのは分かるけど、 それを予想ができなかった凡人はその正体がラストで明かされることによって、 一気にこの作品の理解に辿りつくんですよ。技術だけじゃないんだな、と。 中には「ふーん」で終わる人もいるものの、それは感性の問題だし。
>>67 「rose bud」はこの映画のお話を転がして行くためのきっかけでしかない。
観客に謎を投げかけ、映画に入って行かせるためのきっかけでもあるが。
だから、そこに何かしらの主題は入ってないし、正体が明らかになっても、そこにある答えはとりあえずのものであって、深い意味は無い。
69 :
62 :05/02/03 00:59:44 ID:34pLJWAO
>>65 そういう解釈もありだ。納得。
>>68 「薔薇のつぼみ」が別に「バナナ」とか「ドリアン」でも成立するという意味ならそうなるけど。
謎解きはきっかけ、さらに謎の正体が「市民ケーン」の真実を知るためのきっかけ&とどめ。
そういう意味では重要です。
なので謎の答えをもう少し分かりやすく示さないと、解釈の多様性を見出せる代わりに、
観客は記者トンプソンの立場で終わってしまう危険性があります。
そうなると、「あれで終わり?」という感覚になったり、
「難しいだけ」というような中途半端な状態での感想しかでてこなくなる。
評判が悪かったり、技術面でしか評価されないのはその一点のせいである可能性大。
俺は
>>68 の意見に賛成だな。
>技術面でしか評価されないのはその一点のせいである可能性大。
ウェルズにとっちゃこれで大いに結構だと思う。
「薔薇のつぼみ」に纏わる部分にこだわる観客がいるのは当然だが、元々そういった観客の
支持は狙ってないんじゃないか?
多くの映画人に評価されてるのは技術面だろうし。(技術面と言うのはちょっと味気ないなw)
つまりは「薔薇のつぼみ」の正体が何であれ映画史の傑作として語り継がれてただろうよ。
もちろん、もう少し分かりやすく提示しても差し支えはないと思うが。
技術だけの映画だとも思わないなあ。ケーンは少年時代が一番幸福だったんだと いうことをラストの「rose bud」で表現してる。富と名声を得てからの人生がい かに孤独で空虚だったかを思うと泣けてくる。
そりゃまた、あまりにも御粗末じゃないか。 やっぱ、この映画から「テク」と「時代」を除いたら テレビドラマ並の凡作だよ。
74 :
70 :05/02/04 00:00:24 ID:gIPQX/+O
>>71 でも所詮、映画史の勉強にしかならないとか言われるのはもったいない。
>>72 >>73 うーん。そこに焦点を絞ってしまうとチープに見えなくもないですね。
でもそこらのテレビドラマではこんなストーリーは出来あがらないと思う。
少年時代が一番幸福だったというネタをまんま扱っても、
ストーリーにおいても、ありがちなようで一味違った市民ケーンにはならない。
要するに、貧弱なところはほぼないんですよこの作品は。
75 :
71 :05/02/04 01:21:01 ID:TNobD7IR
>>74 >でも所詮、映画史の勉強にしかならないとか言われるのはもったいない。
一応、釈明しておきます。
技術面と書いたけど映画史の勉強なんて気は毛頭ないよ。
好きな人は娯楽として楽しんでるんだろうし。
実は俺はこの作品はあまり好きじゃないんだけど、他のウェルズ作品は大好きだし
単純に面白いと思うから。
まあ、持ち上げられ杉ってのは言えるよ。
かといって現在の視点で見て過度に貶めることもあるまいて
78 :
70 :05/02/05 17:39:19 ID:oqDWk7BQ
もっと良い映画が今は少なからずあるけど、 タイタニックとかが史上ベストワンでないだけ納得いくチョイスです。
>>78 何のチョイスだって?
なんかのランキングか??
80 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :05/02/06 15:16:37 ID:taND3QgF
「じゃあ、あなたがNo1だと思う映画は?」と聞かれて答えてもおそらく納得はして もらえないでしょ。 「古典」とか「歴史的名作」と言われる作品でも今観るととても鑑賞に堪えるシロモ ノではないものって結構あるでしょ。 「市民ケーン」は64年前の映画だけど今観ても充分面白いと思う。 「史上No1」というお決まりの謳い文句が鼻についてしまい無意識にひねくれた評価 をしてみたくなるのでは? ちなみに俺がNo1だと思う作品は「12人の怒れる男」です。
マジかよ 80はヒューマンドラマしか評価しないんじゃないの?
82 :
80 :05/02/06 19:37:54 ID:taND3QgF
>80はヒューマンドラマしか評価しないんじゃないの? なんでそうなるの?
83 :
70 :05/02/06 21:53:24 ID:oBp8zkVg
>>79 イギリスの映画協会(BFI)が発表してるランキング。
世界各国の監督による投票結果、批評家による投票結果の二部門があって、
市民ケーンは両方で一位に選ばれてる。
ここのログでなぜ史上ベストワンなんだみたいに言われてたので、そのノリで書いた。
85 :
無名画座@リバイバル上映中 :05/02/20 00:55:52 ID:ktt4m3iN
がいしゅつかもしれないけど、 500円のやつよりマシなDVDはないのですか?
この映画の冒頭部分、ケーンが「ローズバット」とささやくシーン 誰もいないのに、なぜ「ローズバット」と言ったのがわかったんだ・・・ みたいなこと書いてある映画評論を読んだことある 映画史上ベストワンの作品かもしれないが、結構つっこみどころもあると思う
「突っ込み所満載」が一番の特徴だと何度も書かれてるだろうが。 何を今さら・・・
>>86 スレ読まずにレスして自爆(ギガワロス
89 :
無名画座@リバイバル上映中 :05/03/03 20:43:28 ID:ZbbUifP+
<「俺はフィルムスクールの優等生をいやというほど見てきた」と、彼が言った。「連中はみん な俺のオフィスに気取って入ってくるや、ジョン・フォードだのプレストン・くそったれ・スタ ージェスだのとべらべらやりだす。連中は『市民ケーン』の場面を一つ残らず知っている。『カ サブランカ』の台詞も一つ残らず。そういうことはみんな知ってるんだ。もし、運がよければ、 いずれはは便器の洗剤のコマーシャルくらい監督できるかもしれん。> ――デイヴィッド・ハンドラー「女優志願」講談社文庫――
90 :
無名画座@リバイバル上映中 :05/03/18 02:16:31 ID:L97Xm0i4
なぜ「世界名作第1位なのか?」って。 まず、1940年までの映画を300本。それから70年までの映画を 300本。それ以後の映画を400本。それぞれ「名作・代表作」とい われたものを見てから、「市民ケーン」を見直すと意味が判るだろう。 「天井桟敷の人々」が欧州のナンバー・ワン。「七人の侍」が邦画のナ ンバー・ワンというのが「キネマ旬報」の選出じゃなかったかな。
個人的には「天井桟敷の人々」は凄く名作だと思う。 しかし「七人の侍」が邦画のナンバー・ワンという時点でキネマ旬報はダメだな。 そして「市民ケーン」といえば過大評価の代表作だな。 そんな愚作のために「1940年までの映画を300本。それから・・・」 なんてのは愚策。
その映画が出てから映画がどう変わったか?と言う事だよ 歴史観的な考察がなければ名作か否かなんて語れやしないぜと言う事 主観で済ませられるのは掲示板だけだ
90や92が主観ではないという説明をきぼん。
94 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/03/25(金) 15:15:34 ID:/nUPkySL
2ちゃんで市民ケーンを否定するのがはやっているのは、 日本盤DVDの糞画質によるところが大きい。
画質関係ねえよw
この映画評価してる香具師は、なんでちゃんと説明できないんだ
で、1940年までの映画を300本。それから70年までの映画を300本。
それ以後の映画を400本。それぞれ「名作・代表作」といわれたものを見た
>>90 は
「市民ケーン」が出てから映画がどう変わったかを
歴史観的な考察による、主観でで済ませない説明マダー チンチン☆ (AA略
98 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/03/26(土) 21:41:26 ID:58AlXhI5
日本語ヘンですまんかった。 ついでにageとく。
99 :
96です :映画暦110/04/01(金) 14:06:41 ID:o/ROSA0z
新聞王となったケーンが死の間際に残した”バラのつぼみ”ということばの真相を新聞記者がおうことによって真実のケーンの姿を浮き彫りにしていく。 そこには、正義感と信念を貫くちからをもっていたが、独善的で人を信じることのできない、本当に欲していたいたものを手に入れることができなかった、哀しい人間の姿しか見出すことは出来なかった。 結局、新聞記者は”バラのつぼみ”がなんだったのかみつけることはできなかったが、燃やされた彼の遺品のなかに、家族とひきさかれたときに最後まで離そうとしなかったソリがまじっていた。 そのソリについていたロゴが”ROSE BUD”だった。 正義感はあるけど、人の気持ちを考えることのできない傲慢な人物に、みてる人は共感できなかったと思う。 哀しみは漂ってたが いまみて、すごく感動できるほどの映画じゃなかった。
共感なんぞを基準にしているのか、屑だな
101 :
96です :映画暦110/04/01(金) 15:42:45 ID:o/ROSA0z
↑批判はあきたヨ 意見をきかせて
あのツマラん「マトリックス」を観て思った。 「市民ケーン」も当時の「マトリックス」なんだな、と。 「マトリックス」の評価は“映像表現”ですよ。 内容は、よくあるアニメの世界。 「市民ケーン」も内容よりも“映像表現”ですよ。 ほんとに、いまだに「市民ケーン」を評価する奴は 白痴 ですよ。
103 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/03(日) 00:00:40 ID:zP553uyZ
ID:L97Xm0i4を晒すために age
104 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/03(日) 00:01:54 ID:zGjhHVSK
ベタだけど「2001」の凄さが改めて浮き彫りになった。
105 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/03(日) 00:54:20 ID:OdxKyfu1
>>102 「市民ケーン」は確かに過大評価されていると思うけど、
「マトリックス」と同じってのは言い過ぎだと思うぜ。
ID:L97Xm0i4を晒すためにageてるけど、
自分の書き込みも読まれるってのを忘れてないか?
106 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/03(日) 14:34:18 ID:m80GVrka
2ちゃんねるのような場所だと、 こういう作品を貶した方が見識が高く見えるんだろうな
「こういう作品」って?w 君の見識を書いてくれよ。
>>106 いいっていう意見を否定するつもりはないが
どこがいいのかかたってくれないのが不満なんよ
擁護派はチキン野郎ばっかりか
109 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/06(水) 12:12:30 ID:hW9oCJYJ
チキン映画に決定。
しかたねーなー、『市民ケーン』の評価が高い点を書いてやるよ。 様々な技法を駆使して形式主義的な映画の見本になっている。 奇抜なアングルや明暗法、ディープフォーカス、長回し、これらの技法一つ一つは前からあるものだが『市民ケーン』はそれらを一つの映画の中で使いこなした。 ある評論家曰く「豪華な7段重ねのデコレーションケーキ」 具体的に有名とこをあげると ・ディープフォーカス (例) 前景に少年ケーンを養子にだす相談をしている母親、中景におろおろした父親、後景にソリで遊ぶケーン。 ・モンタージュシークエンス (例) ケーンと妻がだんだん疎遠になっていく様子を長い年月にわたる朝食の場面を圧縮して一つのシーンにしている。 シナリオ面でもローズバットという言葉の探求をサスペンス的な軸にして、様々な人物が語る多面的なケーン像という技巧的なプロット構成になっている。 より詳しく知りたければ、『映画技法のリテラシーU物語とクリティック』ルイス・ジネアッティ(フィルムアート社)の最終章で分析してる。 評論家の投票でこの映画が上位になるのは、個人的な好き嫌いは別として、これらの技法を駆使することによって映画表現の可能性をぐっと広げたという点が評価されてのことだろう。 ちなみに、俺自身はこの映画に思い入れはないので、評価の高さについて俺に文句はつけないでもらいたい。
だーかーらー「技巧」以外の部分での評価が読みたいのよ。 ローズバッド軸も陳腐で突っ込み所ありだから叩かれてるし('A`)
112 :
110 :2005/04/12(火) 19:59:07 ID:3KEkhPTB
だから、よりくわしいことは本読めよな。
それかググレば
http://www.eigaseikatu.com/com/2892/52558/みたいのがでてくるからこれの最後の回答でも読め 。
>ローズバッド軸も陳腐で突っ込み所ありだから叩かれてるし('A`)
ローズバットが物語の牽引力として機能してるのは事実で、ウェルズ自身がそういう機能を持たせたと発言しているので陳腐とか主観的な評価いわれてもこまる。
もちろん物語の軸としてだけでなく、ローズバットはケーンの幸せな少年時代とか喪失感を象徴しているものとしても見れる。
だいたい自分でろくに調べもせずに、文句だけつけて自分の考え(今の場合はローズバットは軸でないならじゃあいったいなんなのか?)については書かない、
という典型的な2ちゃん式批判の方が陳腐。
「市民ケーン」について書かれた評論は色々読んでるし、ネットでも見てます。 2ちゃんの映画板で、まともに評価してるのを読んだことがないだけ。 11氏、乙。ゴメンよ。
とりあえず、3行にまとめると ●アメリカ人が好む理想的なアメリカ映画 ●個人の自由のもとに個人の欲望と利益を追求 ●その代償として悲惨な末路を辿るような作品 ってことね。ありがとさん。
>>110 要は功績の評価ですね。
それに対して敬意をもってるヒトや、映画史なるものを学びたいヒトには
見る価値があるってことですね。
そりゃ、平行線にもなるわな
昨日見た。ある程度予備知識はあった。感想。 ・窓の外で雪遊びをしてる無邪気な子供ケーンが切ねー。 ・変に湿っぽくなくて、からっとしてる。 ・バラの蕾のそりは燃えちゃうから意味がある。 ・映画の最初に柵の外からお城に入って、最後に柵の外に出る。立ち入り禁止の看板。 ・ある男の人生の話。割りと面白かった。
◎ がんばったね
>>108 普通に話が良く出来てるって言うと、
共感できないとかテレビドラマのように陳腐とか言われちゃうしなあ。
あと二十代でチャップリン並に監督・脚本・出演をこなしてるとこも凄い。
市民ケーンは糞だと思うが 少なくとも監督の「能力」はチャップリンとは比較できないくらい上だろう。 ただ、テクニックを見せつけてるだけの糞映画だが。
こなしてるだけで、クウォリティもチャップリン並だとは いってないよな?
英語わからないとこの映画の良さは半減するんじゃないの? ラジオのマーキュリー劇場で培った音響テクニックとか、 ウェルズの声とか、 そっちの面白さが重要だと思う。
122 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/21(木) 17:32:55 ID:+jrcMPKn
日本盤の「市民ケーン」ってコスミックの500円と IVCのボッタクリDVDしかないのかよ・・・・・・ どっちも画質は糞だと聞くし ボッタクられるよりは500円ので我慢するか。
123 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/04/21(木) 18:43:32 ID:6BcMb7Yz
>> 122 >どっちも画質は糞だと聞くし ボッタクられるよりは500円ので我慢するか。 その通り、500円でも話は分かる。ただ、撮影監督グレッグ・ トーランドの伝説の「パン(超深度)フォーカス」を確かめること は難しいけどね。でも、いまでは当たり前の技術に過ぎないから、 それ以前の作品と比べなければ分からない。 そのうち衛星放送あたりで補正版をやってくれるだろうから、そ のときに録画をすればいいだろう。
>>123 「市民ケーン」以前にパンフォーカスが無かった訳ではない。
念のため。
意識的に全編に渡って被写界深度を深くした映画がこれ。
NHKはこの3年のうちに2回程放映したな。
俺はどちらも録画に失敗。
次は今年中にあるかなぁ。
126 :
ベルイマン :2005/05/19(木) 13:58:43 ID:mKs0XnkI
私にとって彼はただのいかさま師だ。からっぽだ。面白くない。死んでいる。 『市民ケーン』のコピーは私も持っている。批評家がこぞって褒め称える作品だ。 投票があると必ずトップに来るが、完全な駄作だと私は思う。なかでも、演技に価値がない。 映画が獲得した賞讃は、まったくもって信じられない。 Aghed: 『偉大なるアンバーソン』はどうですか? ダメだ。これも恐ろしく退屈だ。私はウェルズを役者として一度もいいと思ったことがない。 なぜなら彼は実は俳優ではないからだ。ハリウッドの分類は2種類ある。俳優と人物だ。 ウェルズは途方もない人物だったが、彼がオセロを演じると、すべてが愚劣になる。 そうだろ、彼がだみ声で演じるときに。私に言わせると、彼は限りなく過大評価された映画作家だ。
>124 ん?そうか? それ、長焦点(ロング・フォーカス=被写界深度を深くした)と汎焦点(パン・フォーカス)を混同していないか? 手前から奥まで単一のピントに納まるように撮影されているというだけなら、124の言う通り。 というか、映画の創生期はこれが普通だったわけで。 「市民ケーン」はピンのあったクローズアップとピンのあったロングショットを同時に単一画面に 収めた画期的な映画。 ちょっと考えれば判ると思うけど、これは短焦点のレンズと長焦点のレンズという相容れないものが 同時に画面に反映されているわけで、単にる被写界深度を深くしたものとは根本的に違う。 というか、当時は不可能だった。 ではどうやって撮影したかと言うとトーランド曰く、右と左半分で焦点距離の違うレンズを わざわざこしらえてトリック撮影したそうな。 ついでに言えば、その後レンズの性能が向上して、被写界深度を深くするだけで、 (実際には膨大な光量が必要なので、やはり技術的には難度が高いけど) クローズアップからロングショットまでを単一画面に収められるようになった。 つまり現代では、確かに124の言うようにパンフォーカス=被写界深度を深くしたという意味でしかないけどね。
128 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/05/20(金) 18:52:34 ID:SxiOhjPL
結局この映画の話題といえば「技術」と「批評家の賞賛」「ベスト10」くらいか。
129 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/05/20(金) 22:23:54 ID:063SVdD9
俺がウェルズの演技好きだけどな。 もともと舞台の人だし、ベルイマンのウェルズは役者でなくって人物だっていうの 当たってないと思うぞ。 映画を撮り始めてからも、ずいぶん舞台に立っているし、シェークスピアだってやっている。 俺にとってはウェルズのオセロ以上のオセロはないよ。 ローレンス・フィッシュバーンのオセロなんてヒドイもんだ。
130 :
狼市民ケン :2005/06/11(土) 18:58:33 ID:kH1UdMQa
>>127 今日初めてどうやって撮っているのか知ったぞ。
光量足りないまま被写界深度を深くした映像というのは、ちょっと前の邦画に多かったですね。
作ってる方と評論家一部のマニアはオサレ映画と思っているらしいが、単に技術的に稚屈なだけの映画。
「稚屈」って何?
>>130 「オサレ」映画に関する稚拙な解説アリガトサン
133 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/06/24(金) 01:17:28 ID:0gmVHAxq
「稚屈」以外は、130は“まっとうな意見”だと思う。
134 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/06/24(金) 01:48:19 ID:fV+YqHU7
観た後、無性にスノーボールがほしくなったが、いまだにこれというもの が見つかってない・・・
135 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/06/24(金) 04:28:25 ID:2nAirdJz
高度な釣りだ
136 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/16(土) 22:16:51 ID:QgKkl2lu
モノとしてはよく作られてあるけど なんつうか中身のない映画だよね 「うーん、面白い!」ウナるような面白さや、自分の価値観がひっくり返るような内容はない 「すごくちゃんと作ってますね。 で?」
137 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/17(日) 01:33:01 ID:5vsVO/pY
ケインの思想のブレと実存の関わりが、きちんと追究されていないのが、不満といえば不満。 というより、それはテーマじゃないってか。 ならば、今となっては軽すぎる映画だな。
138 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/17(日) 12:57:18 ID:xuKypf4C
世の中にいろいろマイナス評価の言葉はあると思うけど あのベルイマンに「退屈」と言われるのは凄すぎ。
>>138 ちょっと笑った。
タルコフスキーが「退屈」って言ってたらもっと凄かった。
俺自身はウェルズ・ファンなんで、市民ケーンももちろん好きだけどね。
でも137さんの指摘はそうかなと思う。
余談だけど、最初の方にちらっと出てくるケーンの母親をやってるのは、
TVドラマ「奥様は魔女」のサマンサのママの人との同じなんだってね。
この映画が当時の「メディア王」ハーストを扱っていたことを忘れちゃいかんよ。 イタリアならベルスコーニ、日本ならナベツネのような、 保守バリバリのいわくつきの人物に対して、皮肉混じりの挽歌を捧げた作品。 その割には、ちゃんと初期ケーンの理想の持つ輝きを描いている。 このため安易なパロディーにはならず、皮肉の鋭さを増す効果を生んだ。 実存の深みは、 作中で描かなくても十分だったんじゃないかな?
141 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/18(月) 23:35:31 ID:4/qoLRia
テレビで2、3回観ただけで書き込むのは気が引けるけど、 この作品はハーストを素材にして、いわゆるアメリカン・ドリームの命運を、共感とともに批判したのではないかな。 作品の深みのなさは、アメリカ文化の底の浅さだだよ。そんなウェルズの声がきこえそうな気がする。 ただ、宇宙戦争の一件を見ると、ヤマっ気のある人らしいから、必ずしもそうとはいいきれないが…。 詳しい人の意見が聞きたいな。
142 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/27(水) 13:20:18 ID:xsG3Jpyt
「市民ケーン」は日本語字幕の問題がある。 500円のやつは何と初公開当時の清水俊二の訳がそのまま使われてる。 ズボラにも当時の上映用プリントをそのまま使ったんだろう。だが、それが幸いした。 80年代だったかに水野晴郎の会社が再公開したときの字幕、 これが多分その後テレビ放映とかソフト化されたときに流用されたようだが、 これがとにかくひどい。英語の駄目な俺でもわかるぐらい。 ケーンがヨーロッパから帰国して最初の結婚を社員に告げるとき、 「ソサエティの記者を呼べ」と言う。「社交欄」の意味なんだが、 何とこれを「社会部」と訳してる。それなら「city desk」か何かのはず。 皆さんお手持ちのソフトを見て、この部分を確かめてください。 一事が万事で市民ケーンは怖くって買えやしない。
>>96 >この映画評価してる香具師は、なんでちゃんと説明できないんだ
確かに、このスレを読む限りでは『市民ケーン』はなんて、観て評価できなくても、
どうでもいい映画だとしか思えんよね。
一度みれば十分だな。
144 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/07/29(金) 01:17:21 ID:xqbM6RWE
しょうがねぇな。ちょっと説明を試みますか。 この映画には一代記もの、上流階級もの、恋愛もの、友情ものなど およそ娯楽映画のエッセンスが臆面もなく詰め込まれ、 (確かポーリン・ケイルが、この映画にはハリウッドの“ありがち”な脚本パターンが 使いまくってあると書いていたっけ)まさにゴッタ煮状態。 それを独特の凝りに凝った話法や斬新な撮影技法で撮ってあるから、 何というか王道もいいとこの「お話」と先鋭的な芸術が完璧に合体したようなもの。 何度見ても面白くてたまらず、しかもいろいろ発見があるんだからこたえられない。 言うなれば「最高の通俗にして最もラジカルなアート」ってとこですか。
>>144 前半部分は「お話」のおもしろさを誉めてるんだよね。 で、その根拠がいろんなエッセンスが詰め込まれてるから
詰め込むだけなら、誰でもできるんじゃない?
後半部分の、「話法」というのは新聞記者が真相を追っていく展開をさしてると
これも、悪いとはいわないけど、そんなに過剰に評価されてもって、思ってしまう
撮影技法に関しては、既出だから省略
その後の感想に関しては、個人の感性だから特に否定しようとは思わない
>>145 人のレスのダメ出しなんかしないで、自分の感想かきなよ
他人の足引っ張ることしかできないの?
>>146 ここは、そーゆう議論の場でしょ
別に誉めるのが、ダメだっていってない
むしろ、歓迎してるぐらいだよ
ひとりごとが言いたいならそーいってくれ、スルーしてあげるから
148 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/08/04(木) 07:07:00 ID:En1pOZJM
>>144 は優れた解説だと思う。一言で言えば、この映画は過去の映画史を総括して、未来を切り開いた作品、映画そのものをテーマとする映画だということか。
とするなら、これだけ高い評価を受けている理由も納得できる。
とすると、だな。映画自体をテーマにした映画である以上、観る側が社会性や思想性、現代性を求めても、お門違いってことだろうか?
どんなテーマでも、評価するよ。おもしろければ ただ、テーマが映画ってだけで、手放しで評価はしないけど
150 :
149 :2005/08/04(木) 08:26:17 ID:HXJFbvSd
と釣られてしまったけど、考えたらテーマは映画じゃなかった
ここでこの映画を評価する人って、映画史的にどうだとか言う話はするけど、 自分が観てどう思ったかという話はしないね。 俺がこの映画で一番感心するのは、20代半ばで作られた処女作であるにもかかわらず、 自分の主張で目一杯にならず、客のことを考えた「商品」として成立していること。 これはなかなかできない。「俺の才能を見やがれ!」みたいなヤマっ気が、 ギリギリのところで商品性とバランスを保っているところが、この作品の評価が高い 理由じゃないかね。(ま、実際の興行は惨敗したらしいですが。) ただこれは、俺が「感心」したことであって「感動」したことじゃない。 俺自身はこの映画が、客観的には映画史上のベスト1であってもおかしくない と思ってるよ。とくに作り手にとっては、上に書いたような理由で意識する人は多いんでしょう。 でも俺自身の映画体験のなかで、個人的なベストテンに入るかというと難しいね。 それなりに面白い映画だとは思うけどさ。こういうのって客観的な評価よりも、 個々の観客がいつどのような状態で観たかっていう、出会いの問題が大きいと思う。 これだけこの映画に対する「客観的な評価」が多く出回っていると、 純粋に観て「感動」するというのは、ちょっと難しいんじゃないか?
商品として成功するってのは、たくさんのヒトにおもしろいって思われるような作品のことだよね 何を持って成立してるってのかわからないけど、興行が惨敗したなら、商品として失敗したとしか言い様がない また、主題はオーソドックスなもので、 「人間にとって大切なモノとはなにか」 ってことで、とくに商品としてヒトに受け入れがたいようなテーマではないと思う それを、難しいテーマなんだからここまで商品として仕上げたのはすごいことだっていうのは、ピンとはずれのように感じるんだけど 攻撃したくてカキコしてるんじゃなくて、そんなに評価が高いのが納得いかないので、評価してるヒトとの議論を楽しみたいと・・・ただ、それだけです
153 :
151 :2005/08/04(木) 13:53:38 ID:37t1VBy0
商品性に関しては、説明するの難しいんだが、ちゃんと通俗的なものになっているということかな。 体操の跳馬に例えてみると… この映画は、高く跳んでアクロバティックな動きすること(前衛性)と、しっかりとした着地(通俗性)が、 同居することで高い得点を得ている映画と言えると思う。 もし着地のことを考えないならば、もっと高く跳ぶことも可能で、実際どこに着地したのかわからないような 訳の分からない映画もある。 一方着地のことだけ考えるなら、そもそも高く跳ばなければいいので、これは一般の商業用映画。 もっと高く跳んだ映画もある。もっとしっかりとした着地をした映画もある。でも、どちらか一つの要素ではなく、 二つの要素の総合力で一番高い得点を叩き出しているのがこの映画で、両方の要素を同時に見ないと、 正確な評価は出来ないと思う。 特に俺が感心するのは、通俗性のほうだね。 我々にとって才能のある人というのが不可解であるように、彼らにとっては我々一般の大衆というのが不可解 な存在なわけよ。そんな彼らにとっては、一般大衆を無視した先鋭的な表現のほうが易しいんだよね。 もし彼らが大衆も目線で物を作ろうとすると、自分の才能や自分と大衆との正確な距離を知ることが必要で、 うぬぼれ屋の多い彼らにとっては、これは相当むずかしいことなんだよ。これをあの若さでやり遂げたウェルズ は凄いと思う。 ま、もっともこういうのは映画自体の感動とは無縁の話。 こういう客観評価というのは、壷を生活に使わず眺めて楽しむような評論家的態度で、実は俺も好きじゃない。 前にも言ったが、俺も観客としては、余り感動したとは言えなかった。 ただ、自分で何か作ってみようとすると、前衛性と通俗性の共存がいかに難しいかわかるよ。 あ、あと俺はこの映画の「テーマ」は全然評価しない。 いかにも頭で考えた老人像だしね。ウェルズが自分の才能をひけらかすための方便でしかないと思う。
154 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/08/17(水) 01:48:43 ID:8gWtchl2
このスレ、フリーズしちまったな。ま、ここまでのレスがあんまりだったからなぁ。 誰か、復活されよ。
2ちゃんだとこの映画の欠点あげつらうのが見識なんじゃねーの?
156 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/08/22(月) 15:48:59 ID:BajAgIzz
今観てすごく面白いかどうかは別として、歴代映画ベストワンって のは頷ける。ビートルズの「SGT.ペッパーズ」が歴代で最高の ロックアルバムなのってお約束だけど、これと同じように 消去法で選んでいくとやっぱりこれになるのかな。
157 :
◆qZ13ksFLnE :2005/08/22(月) 16:08:21 ID:hah1cP/a
xxx
158 :
◆zGXEjkuBZE :2005/08/22(月) 16:09:06 ID:hah1cP/a
ccc
159 :
◆A3qo6EVCjs :2005/08/22(月) 16:10:07 ID:hah1cP/a
jjj
「偉大なるアンバーソン家」はこれよりすごい。
161 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/08/26(金) 15:15:49 ID:4KWJo7Pq
DVDは悩んだ末にARCの1000円の奴を買った。
162 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/08/31(水) 17:04:08 ID:9BpeYi7G
商業映画としては評価されるかもね、色々てんこ盛りだし。 でも芸術としては何も無い映画だね。
2ちゃんではこの映画を晒すのが安全らしいな 162が考える芸術映画ってなんだよ? フランク・キャプラか?
>>163 どうせ何か言われるだろうが、タルコフスキーやゴダールとかな。
ストーリーで魅せるというより、映像や音、全体の雰囲気などで魅せるやつ。
商業映画はもう飽きた。今のハリウッド映画は本当につまらない。
>>164 市民ケーン含めてウェルズなんてもろにストーリーより映像や音重視じゃん。
166 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/01(木) 16:53:27 ID:gk8qe5A+
>>165 全然種類が違うやん。
マトリックスも映像とか凄いけど、芸術的では無いだろ?
>>166 そんなこと言ってたら見れる映画なんて限られてくるじゃない。
と言うか、ウェルズはじめ他の娯楽映画と言われる映画(最近のハリウッド映画ではなく)は多く見た上で言ってるのか?
見てたらそんなこと言えないと思うんだが。
無意味な行間空けスマン
169 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/01(木) 23:11:11 ID:xgt5KT/8
皆、そんなに芸術ってやつが好きなのか! そりゃ、知らなかったよ。 じゃ、にちゃんなんか放って、さっさとファインアート・ライフと洒落こんだらどうかね。 少なくとも俺は芸術かどうかなんて、どうでもいいよ。 俺が知りたいのは、自分には十分良さがわからない「ケーン」が、これだけ高い評価を獲得している理由だ。
芸術的かどうかはわからないけど 編集とか音の使い方とかいいと思う。
171 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/02(金) 10:32:11 ID:tj887+GR
昔にとってはウェルズの上手さが衝撃的だったので 非常に高い評価を受けてきたが、現在となっては もうその技術は衝撃的でもなんでもない。 今も高い評価を受けているのはその伝説のみが一人歩きしているに過ぎない。
死地善かね
「ケーン・フォスター・ケーン」、「ピラピッド」・・・ ・・・おいおい、なんだこの字幕
174 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/13(火) 20:28:56 ID:jwuVPdBQ
作品の評価(もちろん傑作だけど)じゃなくて、映画史的な評価だろうね。
176 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/14(水) 12:31:14 ID:nTx4v4CL
そこでゴダールの映画史ですよ
だから「2ちゃんの映画ファン」には晒される運命なんだって。 ここには、市民ケーンを斜に構えて貶すぐらいのマニアが多いんだな。 逆にキューブリックオタが実際以上に強い勢力になっていると思う。
178 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/15(木) 17:14:31 ID:hMblDcJm
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=home&NWID=2005091501003280 米映画監督ワイズ氏死去 ミュージカルで人気
「ウエスト・サイド物語」や「サウンド・オブ・ミュージック」などのミュージカル映画で知られる米映画監督ロバート・ワイズ氏が
14日、心不全のためロサンゼルスの病院で死去した。91歳。AP通信が伝えた。
1914年、米インディアナ州生まれ。「市民ケーン」(41年)でフィルム編集を担当し、44年に「キャット・ピープルの呪い」で監督デビュー。
60年代には、ニューヨークを舞台にした青春映画「ウエスト・サイド物語」(61年)や、
子どもたちに歌を教える修道女見習いの女性を描いた「サウンド・オブ・ミュージック」(65年)を監督。
いずれもアカデミー賞作品賞、監督賞に輝き、名声を不動のものにした。
179 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/17(土) 05:19:38 ID:VatDM3kO
ケーンが死に際に残した、ローズバッドの意味を取材してケーンの生涯を知る展開なのに、孤独の死にこだわって誰もローズバッドという言葉を聞いていない状況になってしまっている。この時点で評価出来ない。昔の日本の巨匠ならまずしないミスだと思った。
180 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/17(土) 14:04:29 ID:xrOTTbM1
↑ヴァカじゃないの??誰も知らないから謎が深まるのであって。 読み違え・誤読にも程がある。お前の低レベルな読解力じゃ話にならん。 自分の無能を疑え。
181 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/17(土) 20:37:42 ID:VatDM3kO
↑馬鹿はお前だよ。誰も聞いていないということは、ローズバッドの意味を探る事自体が存在しえないんだよ。子供でも分かる事だよ、いや呆れたね。
182 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/17(土) 23:08:41 ID:DPB8haCV
↑大アホ。メイドが聞いてんじゃん。映画見てから出直せカス。
というより181が何の反論にもなっていない。 論理的思考力ゼロ。このスレはこういったレベルの低い輩が多いな。
184 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/18(日) 16:35:57 ID:alVtHXin
モンタージュということでいいんじゃね?
185 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/18(日) 18:24:49 ID:ZTzMmMZH
186 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/09/18(日) 18:30:40 ID:VBO0g7uF
狼少年ケーンはだめでつか?
187 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/10/02(日) 16:56:11 ID:y/jU0yTM
「生きる」は文句無しにおもしろいと言えるけどね・・・ 死んだ人間のことを多くの関係者が回想するというのは「ケーン」を 真似たんだろうけど、おもしろさでは「生きる」の圧勝
188 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/10/04(火) 14:21:48 ID:A7V7yhSj
この映画暗い
189 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/10/09(日) 14:00:39 ID:KN2GwXM8
こうしてみると「薔薇」も「蕾」も読めない頃に親に連れられて観に行って、 火にくべられた橇の面に「薔薇の蕾」と浮き上がってくるラストシーンに胸打たれ、 ボクもあんなガラスに閉じ込められた雪景色(スノーボールというのを知らんかった) がほしいと親を困らせたオイラはやっぱり天才か。
191 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/10/09(日) 15:46:45 ID:Eqb3EOcX
怖いよー
ちゃんとした画質のDVDが出ない限り、 2ちゃんでの悪評は止まらないんだろうな
193 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/10/12(水) 13:22:31 ID:uSDJ6oD4
>>189 スノーボール→スノードーム
名作はやっぱりスクリーンで見ないとね。
逆にB級作品はテレビで見た方が面白かったりする。
194 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/12/20(火) 00:00:02 ID:EjMPwu3k
この映画の悪口いっても、アンバーソンの悪口言う奴はゆるさねえ。
195 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/12/24(土) 13:05:04 ID:+ytu8kcZ
感情移入しにくいから、この映画はうけがよくない。
ゲーム脳が多すぎなのかな?
197 :
無名画座@リバイバル上映中 :2005/12/26(月) 15:30:04 ID:aTVisP17
映画評論サイトなんかの高評価につられて一度見たけど おもしろいとかおもしろくないとか以前にさっぱりわからんかった ちなみに、あたしはほとんど映画を見ない人です
すごく知的な映画らしいぞ。 時間の操作の仕方に映画史上初の技法があるらしく 文学で言えばプルーストの「失われた時を求めて」に 当たるほどのものらしい。
え?カットバックってこれが初だったっけ・・・ ま、なんにしても偉大な映画だよね。 これがなきゃ羅生門もなかったかもしれないし、 十二人の怒れる男もなかったかもしれない 個人的には単純にミステリーとしても楽しめる映画だ
米ワーナー盤R1が届いた♪ 国内盤ではIVCのゴミ画質のしかみたことないけど、 これはもう違う映画だな。長年お世話になってきた クライテリオン版LDも今後は取り出すこともないだろう。 60年以上前の作品でもここまで綺麗にできるんだネ。感動。
セリフのひとつひとつが気合入ってるというか、 時に空回りしてるのもあるけど言い回しがとにかく耳に残る。 あと、印象深いシークエンスも多いし、すごく楽しい映画。 メリークリスマス〜アンド・ア・ハッピー・ニュー・イヤーのあたりの繋ぎとかもすごくいい。
203 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/01/12(木) 15:22:04 ID:LR/94sRP
皆一様に「イイ」と言うけど。理解デキネ。 「金だけじゃ幸せになれない」なんて言われるまでもないし。 >202 台詞?何も覚えてないが
2ちゃんだと、203のような香具師が多数派だと思う。 「みんないいと言ってるけど実はつまらん映画」 として、これを挙げておけば安心、みたいな。 だから普通に褒めどころを探した方が面白い。 やっぱり最初の十数分がすごかったんだと思う。
>>202 サッチャーのおっさんが
"I think it'll be fun for run a newspaper"と憤懣やるかたない
表情でケインの手紙を読み上げるところなんか最高ですな。
実質自分の劇団員だけでキャスティングしてるわけだから思い通りの
配役ができただろうし、芸達者な俳優が多いのも納得。
お爺さんになったケーンがラスト近くで二番目の奥さんに 出て行かれて暴れるシーン、破壊のしかたが怪獣みたいな動きで面白かったよ。
>>205 たしかにしゃべりのリズムがいいというか、みんなハキハキとしゃべるね。
良くも悪くも演劇的というか。
「お互いの解釈でいい、乾杯」といってケーンとジェレダイアが言い合うあたりは
すきだな。
リーランドはほんとうにケーンに対して友情を抱いてたのかな? バーンステインほどではないにしろ、金持ちに対する取り巻き連中の一人でしかなかったっぽい 3人でエンクワイラ紙に乗り込んでいって段々購読者が増えていくあたりの場面は 結果を知ってから見ると味わい深いね
ポーリン・ケールが必死に 「ケーンの脚本はマンキウィッツだけの仕事!キーッ!!」って粘着してたけど あんな風に騒ぐことはかえってウェルズのいい仕事を浮かび上がらせただけのような… なんつうか、スタッフの取捨選択がうまくいった典型 クレジット独占しなかっただけウェルズはまともだったと思うし、 タランティーノやキューブリックの例を挙げるまでもなく監督は脚本を自分の功績にしたがるもの ケールは監督という人種をわかってない
>>201 おれも持ってる
クッキリハッキリ画質に感動した
あれ見た後じゃ国内粗製濫造品は全部ゴミだな
画質的には100円の価値もない
日本で売り出してほしいよな
ケーンの母親を演じたアグネス・モーアヘッドって 『奥様は魔女の』意地悪なママ(エンドラ)と同じ人だったんだな。 ワンシーンしか出てこないけど強烈な存在感だった。
CITIZEN HORIE
>>127 これを読むと、パンフォーカス=左右焦点距離の違うレンズでトリック撮影した画面、という意味に誤解される可能性がある。
『ケーン』では普通のディープフォーカスの撮影方法に加えて、マット撮影、2重露出などのトリックを使って手前から奥までピントのあった画面を作り、トーランドがこれらを含めてパンフォーカスと名づけた。
中学生の頃、「市民ケーン」って「市民権」かと思ったよ。
216 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/01/30(月) 20:58:14 ID:yo6ekeiE
これって、特典映像付きのバージョンなかったっけ? 一回何かで特典映像を見たことがあるんだが、思い出せん。
映像の革新性なんて21世紀に生きてるもんにあまり関係ないし。 薔薇の蕾の象徴するもんだけでいいんじゃね。
物語1つ取ってみても飽きない面白さがあるね バラのつぼみなんて仕掛けなんかより、台詞回しや役者の技量の水準が 作品を支えてるし、すごく魅了あるものにしてる
でも初見で苦いしこり残しかねんからね。 俺もまともに見たの2回未満ってとこだもん。
220 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/01/31(火) 06:31:21 ID:Jy/VN9XY
「薔薇の蕾」が象徴するものは「女性器」だったって、 某サイトに書いてありましたけど、この解釈どうよ? って感じです。
またそれか
>220 ピーターパンで一生いてください。
その解釈で正しい ってのもなんだかな。 メタファーとしてなら使えると思うけど。
解釈は正しくないだろ。 ウェルズの悪戯ってことなら、そうだろうが。 薔薇の蕾ってのは、 ヒッチコック言うところのマクガフィンってところが大きいと思うが。
親子の縁を切った訳でもないのに全寮制の学校に入れられた後 ケーンはどうしてママンと2度と会えなかったの?
227 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/02/01(水) 01:23:57 ID:3Jczq+9w
500円でDVD買ってみた おもろいやん 隠れた名作だな
隠れてないよ・・・
んだ。
あのガラス球が物語の鍵だったんだな。 ガラス球の中にあったのは雪の中の一軒家の模型。 幼い頃に実母と暮らした、ひなびた山村の宿屋を写した模型じゃないのかもしれないけど、 実家との別れの時を連想させるような雪景色だった。
あれはイントレランスのゆりかごクラスのギミックだよな そいつの思い入れによって映画とか人生とか、 好きな物のシンボルになりうる
プロ歌手としては実力不足な後妻に稽古をつけたトレーナーはいい声だったな。 あれは本物の歌手だろ。
>>232 IMDBで調べてみたけど次作の「マグニフィセント・アンバーソンズ」にも
出演してるみたいなので、マーキュリー劇団のメンバーなのかもしれないですね
>>233 わざわざ調べてくださったようで、乙です。
本番で教え子が音程を外したときの悶絶する表情とか、
演技がくどすぎるので「俳優」の畑の人ではなさそうですね。
ロジャー・エバートの副音声解説すごく良かった。 素人にもショットのつなぎ方とか用いられている技術の解説とか 分りやすく解説してくれて、また違う見方が出来た。
>>235 DVD Exclusive Awards /Year Result Award Category
Best Audio Commentary受賞。
Ebertは「作品に順位をつけたりするのは馬鹿げていることだと思うけど、
この作品だけは別格。もう何度観たか分らないけど、その度に
新しい発見があって全く色褪せない」とコメントしていたけど、そのとおりだと思う。
クライテリオンのCAVがいままでの最高画質だったけど、それすら完全に凌駕した
素晴らしい画質で蘇ったのは文化資産的な側面からも本当に素晴らしい事。
途方もない手間隙が掛かったことは容易に想像できる。
237 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/03/23(木) 01:19:39 ID:JC+g+kBE
結局ジェレダイアが本当にケーンのことを親友と思ってたのか 金持ちにくっついてたコバンザメなのかよくわかりません
悪友だよね
歯磨き粉かなんかの如くごまかして葉巻もってこいや
500円DVDにも解説ついてるの? なら買おうかな
解説は無いよ>500円の
画質もそれはひどいもの
了解しました。ありがとう。
244 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/23(日) 21:04:51 ID:EkDV0CuV
中央日報 新聞王ケーン死す 世界最大新聞チェイン建設者 大衆数萬の哀悼裡にねむる! 紐育・世界最大の出版業者として知られたチャールズ・フ オスター・ケーン氏は壮麗なるザナデウ邸宅に於て昨夜死去し た。同氏は過去數ヶ月間、専門医も匙を投げた大病のため静か に息を引き取った。 ケーン氏の創立した大新聞王國は今後も依然として活躍を讀 くべくも、未来の経営方針の詳細は未だ発表されてゐない。
245 :
244 :2006/04/24(月) 03:07:25 ID:XcrqaglF
訂正 下から2行目 讀 ⇒ 續
246 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/24(月) 20:07:14 ID:XcrqaglF
少年時代のケーンを演じた子役、オーソン・ウェルズによく似てたね。 サッチャー氏をにらむ目つきなんか瓜二つだった。
247 :
モルダー捜査官 ◆MIYUKIh8MA :2006/04/28(金) 02:10:53 ID:p2exzca7
薔薇のつぼみの意味が最後までわからなかった。
248 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/28(金) 03:26:51 ID:yZfITF32
>>247 ●愛人の女性器の象徴だという説
●あえて意味不明にしたという説
>>247 モデルになった実在人物に絡んだ意味だと、愛人の性器の隠語。
映画の中での意味だと、貧しくとも平凡な幸福の象徴。
つまりそれは、ケーン氏が莫大な財産を得る引き換えとして失ったものでもある。
250 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/29(土) 22:13:51 ID:xQhK4meH
>>247 ラストあたりで無造作に焼かれるソリに
薔薇の絵とRosebudの文字があったら
子供の頃の思い出、という意味では?
251 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/29(土) 23:59:13 ID:QhnpbCi3
やっぱり、詩の技法のようなもので、特に意味はないけど深く考えさせられる ものとして用いたんじゃないかな。>薔薇の蕾
確か昔のキネ旬に「母との思い出の象徴」とあったような気がする
253 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/04/30(日) 09:23:58 ID:6H8xC/HR
>>244 なんか記事中、中国語と日本語が
混じってたような気がしたんだけど、気のせいかな?
254 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 05:20:53 ID:WpLp1hPT
少年時代に、母親のもとを離れなければならなくなりますが、 理由はなんだったでしょうか?教えていただけませんか?
255 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 10:03:59 ID:NhU4I2V0
歳のとりかたがリアルだと思ったんですけど、 ああいうのってどうやってやるんですか?
>>254 暴力駄目親父から引き離すための精一杯の愛情
257 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 20:28:21 ID:WpLp1hPT
>>256 ありがとうございます。
で、たしか裕福な家へ養子へ行くことになるはずですが、
どういう縁なんでしょう?
貧乏な家の子なんていくらでもいるでしょうに。
なぜ彼が選ばれたのか。
258 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 21:59:18 ID:6OzQQGVS
なんか、この映画はホリエモンとよくかぶるんだよなあ。 メディア関連の新会社で成功→愛のない結婚生活→選挙に 出馬して失敗→友に逃げられるとか 拘置所で子供の頃読んでた百科辞典を読んでるとかいうあたりも 「ローズ・バット」と被るし・・・
259 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/04(木) 23:35:12 ID:WpLp1hPT
>>258 私も同じこと考えていました。この市民ケーンをベースにして、
ホリエモンの映画ができるんじゃないかな。
つかヶインはお縄を頂戴するほどバカではなかったし、 死ぬまで新聞王として影響力を保ちつづけたじゃん モデルのハーストにしてもすぐに馬脚を表した堀江のがスケールが小さすぎる 卑小なものに対象を求めたがるのが日本人の悪い癖なんでしょうがw
たとえるならナベツネとか石原慎太郎とか、 そういうタイプ。 ハーストは大衆扇動家だし。
262 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 12:36:36 ID:V92LC0ca
そういえば蓮實重彦が選んだ 「すばらしい長編映画処女作をひっさげてデビューした監督ベスト10」に 「市民ケーン」のウェルズは入ってなかったな
263 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/05(金) 12:41:00 ID:UAhrWoj4
>259 あのラインダンスと踊り子たちと歌うシーンは まんま去年のライブドアのパーティと被るよね・・ >262 でも、ナベツネにしても慎太郎にしても ケーンみたく浪費には走ってないよね。 ケーンの場合は、大邸宅に使いもしないものばかり 買いあさった。その点、ホリエモンはヒルズに篭って 浪費ばっかしてたし
264 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 12:47:27 ID:V92LC0ca
ウェルズの最高傑作は「上海から来た女」か「偉大なるアンバーソン家の人々」 というのが定説ですよ で、面白いのは「黒い罠」 一般人には「第三の男」の俳優、「家出のドリッピー」、ウイスキーのCMの人として有名
>>264 一昔前のシネフィル基準だろ、それは。
市民ケーン神話に対する反発込みのマニア評価ですよ。
今はもっと自由になっている。
普通に『市民ケーン』すごい、ってのでいいんじゃないですかね。
『オセロ』も無視できないし。
266 :
名無し募集中。。。 :2006/05/05(金) 15:40:12 ID:V92LC0ca
おれがはじめて「市民ケーン」を観たとき 世間の「市民ケーン」にたいするこれ以上ないくらいの高い評価は当然知ってた だけど、もしまったくの予備知識なしで「市民ケーン」を観たとしたら そこまですごい作品という認識をおれが持ったかどうか自信ない もちろん、それはおれの映画を見る目がないんだろうけどねw
最後のwで自分の見識を誇ってるじゃん 自信たっぷりに色々書けばいいと思うよ 別に挙げられた作品が悪いとは言ってないし
268 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/07(日) 09:49:38 ID:wp9P1le7
>>264 私が最初にオーソン・ウェルズを知ったのは、某ウィスキーのCMでした。
「第三の男」のテーマがBGMで流れてたね。
270 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/08(月) 21:03:21 ID:ZtOhnTiE
ホリエモンは、ナベツネにけんかを売って負けた、つまりウェルズのほうに似ている 彼が「市民ナベツネ」という映画を作ってナベツネをコケにしたら、世間にはウケただろう ナベツネが中曽根康弘や雑民党の東郷健とおホモだちであることを暴露して、 中曽根がナベツネのことをベッドで「バラの蕾ちゃん」と呼んでいたとしたら・・・ もっとも、こんな映画を作っても、圧力かかって潰されるのがオチだろうけど
何だ? ゲイが何か言ってるようだが。 (同性愛雑誌にでも書いてあったのか?)
年に1回は観たくなるな。 とくにメリークリスマス〜アンド・ア・ハッピー・ニュー・イヤのあたりを 冬休み位に観るのが最高。
ケーンの死を悲しんでたのはバーンステイン氏と後妻だけ?
274 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/05/25(木) 20:36:51 ID:G4bK07Ol
リーブシュライバーよりデカプリ男のほうが適役だな ハワードヒューズよりオーソンウェルズの伝記映画演ってほしかった
276 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/06/09(金) 20:47:02 ID:h0coIUIG
米ワーナのDVDの国内販売はやっぱり無理みたいね 残念
277 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/06/26(月) 12:30:22 ID:m1BI7ekw
278 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/06/30(金) 14:14:36 ID:s6NHUXcL
>>277 観てみました。すごくいい映画ですね。最後がすごかった・・
新聞王ハーストとは、ダヴィンチ?の絵を買った人ですか?
いろんな立場の人が同時進行ででてきて(^^;
279 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/04(火) 16:12:35 ID:aI61Q+D9
あれはロックフェラーじゃなかったっけ?(ウロ覚え)個人的には丁度 メキシコでフリーダ・カーロ美術館を見てきたばっかりだったので、 ロックフェラーが自分のビル(ロックフェラー・センター)に大壁画を 飾ろうと、フリーダの恋人だったディエゴ・リベラに依頼して、それが革命 の絵なんで大笑いした事がある。フリーダとディエゴの事は、サルマ・ハエ ック主演の「フリーダ・カーロ」に描かれてる。(眉が繋がってるのも本人 そのものでしたね)
280 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/11(火) 14:12:23 ID:jqvINgt7
sou
281 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/15(土) 19:29:23 ID:x0kRTldR
薔薇のつぼみってまんこのことでしょ
282 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/18(火) 01:03:58 ID:PIEhgmyQ
何この映画。糞つまんねー この映画見て「素晴らしい」とか言っちゃってるような通ぶってる奴うぜーから死ねよ そう。てめーの事だよバーカおしゃれメガネ野郎は死ね
おしゃれ眼鏡野郎はCKなんか評価してないでショ むしろ評価してるのはこれ見て普通に映画の世界に進んだ人とか、 実作畑で活躍してる人なんかが褒めてる場合が多い ドラマの脚本書いてる人と話す機会があったけど、 今見直しても構成とか斬新だしすごく参考になるって言ってたよ
この映画、個々のシーンには感心するんだけど・・・ 面白いという点ではアンバーソンの方が。(切り刻まれてても) あっちは演出ものってるし、役者ものってる。 ムーアヘッドは凄し、終始ニタニタ笑ってるコットンも不気味でイイ
べつにこの映画をみんなでありがたがる必要はないと思うけど、 「映画史上に残る傑作」っていうより、自分的には「限られた予算で細かいところまで工夫した 面白い映画」って認識だな。書き割りの背景や老けメイク、 ニューズ映像のフッテージとか、ちょっとしか映らないところも 全然手抜いてないし。
288 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/19(水) 02:20:18 ID:6sjwOusU
大学ででこの映画はどういう意図があってとられたものかを レポートにしなければいけないので、ちょっとみなさんの知識、意見などを きかせていただいてよろしいですか??感想はいいので・・・
289 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/19(水) 18:13:36 ID:rDNsuFrp
>>288 最重要の部類に属する名作であることに異議はなし。
でも比較的触れられないながらも、念頭に置いておくべき点として、
「マスコミの妨害にもかかわらず」って宣伝文句だけは眉唾かもしれない。
というのは、モデルのハーストはNYジャーナルの社主で、米ジャーナリズムの
主流であるピュリッツアー=NYワールド系とは対立関係にあった、ある意味で弱小勢力。
公開当時はこのワールドも廃ってたけど、メディアの主流はやはり
ワールド系を継承するNYタイムズとか。
むしろ実態は、そういうメディア主流派側のハースト系叩きの意図の下、
全面的にバックアップを受けていたと言う方が正確。
強調される「ハースト系による妨害」は、実際のところ「必死の抵抗」という感じでは?
彼らを駆逐した今のメディアで仕事をする批評家達に長年高く位置づけられてきたのも、
そういうシンボリックな意味合いも多少はあり。
日本で「七人の侍」がベストワンに選ばれるのも、この種の側面はなきにしもあらず。
現在の日本人の80%が百姓系で、武士系は7%しかいないという
「日本が抱える密かなタブー」をあの映画のストーリーがうまく止揚しているから。
290 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/07/19(水) 19:35:18 ID:rtGzVzx5
本当に百姓系の自覚あったら七人の侍嫌うよ。
いやそういう意味じゃない。 百姓サイドによる自己満足という意味ではなくて、要は「国民統合の象徴」だから。 「その国でベストワンに選ばれた映画」なんてのは、 そういう民族の神話的機能持ってるのは当たり前だから
>>289 ウェルズが実質オスカーノミニー全敗したのはなんで?
>>290 『国家の品格』の大ベストセラーでもわかるように
日本人の武士階層への憧れは異常
>>292 相手が悪かった。(ジョン・フォードの最高作)
それにあの賞はかなり雑多な映画関係者が選ぶ賞だし.
でも一番厳しい鑑識眼に晒されるNYの批評家協会賞ではあの当時でも作品賞受賞。
嫁Uがカーネギーに上がれず自前で建てた小屋で 歌わされる場面は本当に痛々しいな 本人が1番才能ないのわかってたし、ケインもわかってた 権力でもどうしようもないことってあるんだな
冒頭のそりの場面って、漫画「パーム」の「ナッシングハート」の回と印象がダブっていい。
その漫画にどういうふうに使われてるのか知らないんだけど (どんな漫画なのかすらしらないw) 古今東西の作品にいろんな場面が引用されたり パクられたりしてるんだろうな…
297 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/09/06(水) 20:26:09 ID:7olO4I8a
「パパは知事になったの?」 「まだよ、ぼうや」
298 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/03(金) 12:38:23 ID:UdhroFM6
いい画質のDVDが出ないね
299 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/03(金) 14:13:01 ID:GdRh7vi+
マザコンにはたまらん映画でしょう(ちなみに私もそうです)。 分かれた母親の面影を求めて愛されることだけを願うなんて。 もちろん何の確証もソースもないけど、 ウェルズ自身がマザコンであった可能性は捨てがたい。
ボブ・ディランのライクアローリングストーンは絶対にこれの影響を受けてる
『市民ケーン』の日本での権利を持ってるのは、タイム・ワーナーなのかな?
タイム・ワーナーが市民権をもっているのだな
303 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/13(月) 16:38:03 ID:a/h+MxYv
これもハイビジョンで見たい名作だ
技術面しか評価されて無いんだよね。 ストーリーつまらないよね。
305 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/13(月) 23:45:30 ID:9DEZNP54
そんなことはない
306 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/14(火) 12:27:34 ID:srJqUm68
>>299 オーソンウエルズは100%マザコンだと思う。
この映画、新聞王の話なんて実はどうでもよくて
マザコン男の心理を描きたかったようにしか見えない。
>>306 どうでもいいわけはないっすよw
ウェルズは王の没落の話が大好き。
まあ、確かにどうでもいいというのは言いすぎたかもしれんw ただマザコンの心理は100%の情熱で描いているが 新聞王についての部分はあまり情熱は感じないねえ。
309 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/14(火) 15:22:28 ID:t2ZwhOXZ
この映画は、最初にラストシーンが出てくる ところが当時としては斬新だったんだろ。 今では珍しくもない手法だけど、水野晴郎 の解説によれば、映画で最初にこれをやった のはウェルズだそうだw
310 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/14(火) 18:09:57 ID:DAUMFVDO
一昨日「黒い罠」はじめてみたけど、冒頭の移動撮影やり過ぎに近い・・・ このシーンに限らずウェルズが映画で今まで出来なかったことを 全部やってるみたいな映画だったな。 でも市民やアンバーソンからみると何か欠ける なぜだろうな
>>311 そっか? おれは「黒い罠」が一番だよ。
知人にも「今まで観た映画でベスト」と言う人がいる。
ウェルズからもう一本選ぶなら「上海から来た女」だな。
あえてひねくれて言ってるわけじゃない。心からそう思う。
もちろん、「ケーン」も「アンバーソン」もいいけどね。
ちなみに「黒い罠」が一番というのは、
>>311 の言う
>このシーンに限らずウェルズが映画で今まで出来なかったことを
云々という、テクニック面の話だけではありません。
それは例えば、悪の支配する国境の町の退廃的な魅惑があり、
その頂点に小悪党のウェルズがいて、彼の悪さ、弱さが、
ひしひしと迫るから……というようなことです。
正に夜の映画、闇の映画、ノワール。大人の映画だと思います。
>>313 確かに近年評価されてきてるね。S&Sの最新のベストテンでは15位につけてる
奥行き強調したコンテ、ローアングルの多用、クレーン撮影など技術面以外に
内容面にも独特のトーンがある 今まで見たウェルズ作品の中で一番ウェルズ的というか
役者もみんないいのに、ただなんだろう? なんか寂しい感じがするなこれ
ウェルズは殆どの作品が面白い 一番好きなのは少数派かもしれんけど「秘められた過去」かな でも何故か「市民ケーン」はそんなに好きじゃなかったりする
この人のほかの映画がどこにもおいてねー
317 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/26(日) 19:17:54 ID:lzky3Df1
ケインが選挙に負けて閑散とした事務所でジェレダイアと口論になる場面が無闇に好きだな
318 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/11/26(日) 23:25:56 ID:MOJ6X7iO
歴代1位っていっても映画を作る側からの1位だもの、業界人にはエポックメイキングかもしれないけど、観客にとってはねえ。 別にパンフォーカスや構成の緻密さを見て、それがどうよ、って思う。今観て驚くところがよく解らないよ。後世に与えた影響って意味なら、そうか、と思うけどね。
× パンフォーカス ○ ディープフォーカス
>>318 >今観て驚くところがよく解らないよ。
まず、大袈裟でカッコイイ。映像も演技も構成もケレン味たっぷりの面白映画。
また“伝説の人の最後の一言”の神秘性と、スノーボールのイメージが重なるのもいい。
まあ、評論家という「映画を観る側」からも一位なわけだが、
別にそれにこだわる必要はない。そんなこととは別に楽しめる。
一位になったのは、「たまたま」とか「慣例」ぐらいに思えばいい。
>>319 一般にはパンフォーカスと言われてるだろ。何つっこんでんだよ、知ったか野郎が。
間違いを指摘され逆切れw
ちょっと待て。まあ、単なる煽りだと思うが
(そもそもパンフォーカスと言ったのは
>>318 だし)、
本気で
>>319 は間違いを指摘してると思うのかい?
じゃ、映画の本に頻出する“「市民ケーン」のパンフォーカス”ってなあに?
俺もそれ知りたい。 どのシーンで革新的なカメラワークが行われてるか。 まぁそれはさておき今日この映画を見た感想は よくカメラがどーのこーのと褒められてるのはさっきも書いた通りよくわからんが 一つわかったのはこの映画がどれだけ面白いかってことかな。 個人的には妻が出て行くときのやりとりが心に残った。
324 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/14(木) 22:12:52 ID:XycV1E6Z
クリスマスシーズン〜新年のあいさつまでぶっ続けで市民ケーンを観るオフ
名作の謳い文句から昔録画してこの映画を見た。 そして500円のDVDを近所のスーパーで見かけたので購入。 今日の朝方見返した。 好きな映画は色々あるが、一番面白かった映画は?と聞かれれば、 これを挙げる。 自分もカメラワーク云々はよくわからんが、とりあえず映像が美しいってことはわかる。 実際アングルや画面構成もすごく凝ってると思う。 ただ映し出してるだけじゃなくて、いちいちバランスが考えてあって常に美しい。 白黒だけどカラーにまったく引けをとらないと思う。 でも実際技術だけじゃなくて、ストーリーもすごく面白いから好きなんだな。 この映画のほかに、一人の人間の人生をここまで丹念に映画に仕立てた作品は何がある? どっちにせよ人間と言うものを描くにあたって、トップにある作品だと思ったけどな・・
326 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/16(土) 19:38:25 ID:HDBlhJtB
HDかB光で国内盤高画質のやつが出てくれることを願ってる
327 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/20(水) 20:02:31 ID:zpZR03eJ
評価できるのは技術的なことのみで、映画的な価値は皆無。 ベストに選ばれるのは選者が年寄りなだけ。
>>325 ストーリーもさることながら台詞がすごく洗練されてて言い回しに味がある。
英語の勉強になるのはさすがウェルズ、だてにイングリッシュアドベンチャーの
広告塔になってなかったんだなと納得
329 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/21(木) 01:17:32 ID:srZOvz1i
「市民ケーン、すべて真実(Making of Citizen Kane)」は名著。
年寄りっていうか選んでるひとみんなリアルタイムで見てない人だろ。 だから映画通の人はこの先いつの時代になってもこの映画を最強の1本に挙げるだろう
331 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/23(土) 22:15:02 ID:q7yPtmte
薔薇のつぼみ…
332 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/24(日) 11:16:40 ID:ltkOYuYl
クリスマスプレゼントはソリでした
333 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/25(月) 00:23:42 ID:lr+VLZL1
米盤DVDはフィルム傷やら除去しすぎて雨のシーンで雨粒まで消し去ってしまってるw
334 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/25(月) 01:09:05 ID:q77dFjKB
「面白い映画」とか「感動出来る映画」じゃなくて 「凄い映画」という観点で評価したら、わかりやすいんじゃない?
いや、面白いだろ。これ。
336 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/26(火) 01:36:27 ID:NKGEntSU
普通に「よく工夫された面白い映画」。 ウエルズが「かけた予算よりずっと豪華に見える」というコメントがよくこの映画の本質を言い表している。
337 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/26(火) 12:54:38 ID:0oexU0nb
どれもこれも野暮な説明多すぎるからこういった作品が 際立ってくるんだろうな。 観る人それぞれ思い入れ出来るし。 本がすんばらしい。
年越しは「市民ケーン」と決めています。 地上波録画→東北新社のきたない画質ビデオ→クライテリオンCLVと来て 去年ようやく米国60周年記念版DVDを買ったので今年はそれを見ながら年をまたぐつもり。
まぁゴッドファーザーには敵わんよ
340 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/29(金) 00:08:58 ID:g+uNSsV5
341 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/29(金) 01:20:41 ID:y0414eO1
342 :
無名画座@リバイバル上映中 :2006/12/29(金) 06:51:56 ID:fff/gobC
340はハリウッドの自画像としてみれば面白いと思うけど。
>>340 どうでもいいけど、コメディー映画のトップがチャップリンでないのは疑問。
アメリカはいまだにチャーリーへの偏見を引きずっているのか?
>>343 「さあ、今日はコメディ映画でも観っか」という気分の時に、
チャップリンは借りないな。おれは。
345 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/01/03(水) 16:22:44 ID:eEbwsyIz
歴代ベストテンとかどうでもいいよ そんなの関係なくシティズンケインは普通に面白い
>>345 そりゃまあそうなんだけど、歴代ベストワンになりがちという事実は、話のネタとしてはアリだ。
で、市民ケーンのウェルズより若く監督できた香具師はいるの?ここに。
なんでここにいる必要がw 世界の監督の中には何人もいるけどね<ウェルズより若くしてデビュー。
ゴダールが「皆ウエルズより若く長編映画を撮る事を夢見てきた」 と書いているけどその夢を果たせた人はどれくらいいるのかな ショボい人じゃなく巨匠クラスでは
マキノ雅裕とか山中貞雄とかはショボい人になるわけ?
また蓮實の受け売りのような発言だこと
シティズン KANE
>>351 マキノ・山中を蓮實文脈に閉じこめるなよ……。ひでえ認識だなあ。
しかも「だこと」なんて賢しげに言っちゃってねw
二人が若くしてデビューした名監督ってのは、蓮登場以前から言われてきたこと。
>>351 は図書館で竹中労の本でも読めばいい。
サイレントの頃からの監督は 日本にしろアメリカにしろ何処の国でも ウェルズより若くして映画監督になってる人は多いよ。
サイレント期でも長篇デビューは意外と遅い人も多い
つうか若くしてデビュー作撮るんならリュック・ベソンとかはいて捨てるほどいっぱいいるでしょ。 あのレベルの作品をいきなり監督してしまったことがすごいんだと思う。 (G・トウランドを始めとする超強力なスタッフに支えられてのものだったとはいえ)
wikiの市民ケーンが凄いことになってるwwwww ついこないだまでカラッポみたいなもんだったのにww
359 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/01/24(水) 00:35:42 ID:gk2U5X7J
少年ケイーンがママから引き離されてソリが雪が積もって メリークリスマス→ハッピーニューイヤーでいっきにケインが おっさん化するまでの一連のカットつなぎは何度見ても鳥肌もんだわ
360 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/02/06(火) 23:31:26 ID:uP7LuIHu
ニューズ オンザ マーチ!!
手紙の白から、子供時代の一面の雪原になるつなぎもいい
362 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/03/20(火) 02:37:23 ID:myE7WHLE
今日初めて観たが、全然良さが分からなかった 何でこんな糞が一位なの?
363 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/03/20(火) 03:04:58 ID:myE7WHLE
玄人気取りは素人目にも分かりやすい感動作よりも、この手の地味目であまり良さが伝わりにくい ものの、その斬新な演出テクと人物描写の際だった白黒映画を好んで選出するということだけはよく分かったよ でも俺はこう断言したい プルーストやジョイスと比べる程でもねーよ、こんなもの
残念ながら逆ですね。 「玄人気取りを叩きたい」人がこの手の映画を好んで貶したがる。 何度362-363のような「良識」に出会ったことか。 このスレではあんたの方が多数派。 こういう人は、「権威に反抗したつもり」なのが痛い。 市民ケーンって基本的にこういう扱いだよ。 むしろ現在では普通に褒める方が難しい。
362-363はどんな映画が好きなの?
脚本が神すぎる
分かりやすい感動作、じゃない、これ? 同じモノクロの古い名作でも例えば、「誓いの休暇」だって、地味目だけど すごく分かりやすい感動作だし。 そうでなきゃ、50年も名作として生き残れないよ。
>>363 何で映画との比較に小説を出してくるの?
>>368 大学の教授がその手のこと言って煽ったんじゃね?
370 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/03/25(日) 19:53:29 ID:iNzykfm8
ユリシーズや「失われて」が 文学の中で市民ケーンと似たスタンスにあるから
371 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/03/25(日) 22:31:07 ID:8OhHKEpV
>>370 ねーよカスww
近代文学最高峰の2作品と市民ケーン(失笑)が同じスタンスにあるわけねーからww
調子こくなよ映画ヲタww
>>369 お前DVDのパケ裏読んだことないの?
あんなうたい文句で挑発されたら誰も黙ってる訳にはいかないだろ
372 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/03/25(日) 23:38:05 ID:kX/rBxO4
いや あの二つを近代文学の最高峰と無邪気に言い切ってしまえる お前の感性は、市民ケーンを映画の最高峰と言い切ってる人たちと ものすごくよく似ているから
見れば見るほど味がでるw
>>371 北米版を持ってるからわからんのですよ
画質が全然違う
たぶん日本の糞画質のせいで評判落ちている作品だと思う
そりゃわからんよ。 人生をただ生きてるだけのクズには市民ケーンはわからん
ワーナーが日本での販売権を持っていないというおかしな状態のせいで、 ちっとも奥行きに焦点の合っていない版しか出回っていないのが悪い
PDなんだからヲーナーが米盤を普通に販売すればいいだけ
ID:myE7WHLEはなんで逃げた?w
379 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/01(日) 03:14:51 ID:JoebasjV
>>372 えーと
どこから突っ込めばいいのかな・・
とりあえず君(どちらかでも)読んだことある?
もちろん、完全に(いや10%も、いや1%もか)理解できるとは思ってないから、適当な感想を1、2並べてくれりゃいいんだけど。。
>>373 見れば見る程味が出るか
そうかもな
まあ確かに俺は映画ヲタじゃねーし、偉そうなことを言える立場には無いかもな、うん
>>374 画質の違いで作品の評価が変わると思う?
君、頭悪いの?
380 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/01(日) 03:16:52 ID:JoebasjV
>>375 要するに君は市民ケーンに特別なものを感じた訳だ
それが何か言ってくれる?(まあ十中八九言えないだろうが)
381 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/01(日) 03:21:16 ID:JoebasjV
これだけの凡作がこれだけの評価をされるのっては、ある意味ハリウッド的なのかも知れんね タイタニックとかロードオザリングを観てもそう思った
ゴダールについてもグダグダ書いてる馬鹿か
>>379 まず自分に向かって突っ込めばいいさ
大昔に読んでるよ。面白かった。
DVDジャケットに突っ込み入れてる時点で終わっとる。
画面のあちこちに焦点ぴったり合わせるため、多重露出だらけらしい、市民ケーン。 見えないとこに、すごーい手間かけてる。
>>382 ゴダール・スレにも書いてんのか?
グッド・フェロー・スレもageて連投している。
書いてる内容見れば分かるけど、嫌なことでもあって憂さ晴らししてんだろ。
反論する価値もないから、そってしておいてやろうよ。
387 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/01(日) 15:23:02 ID:JoebasjV
>>382 書いてねーし。馬鹿丸出し
>>383 あっそ。で?
>>384 何で?
>>386 あらら、逃げちゃったと
まあお前らが何も言えないってことはあらかじめ予想してたけどね
でもまさかこんなに間抜けな解答をしてくるとは思わなかったけど
これからは無駄に背伸びするのはやめようね^^
ID:JoebasjV君 一方的暴論で自尊心満たされた? 良かったな〜
389 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/01(日) 15:37:29 ID:JoebasjV
市民ケーンヲタならもう少しまともなことを言えると思ったんだがな 非常に残念だよ この映画の何が良いのか、その答えすら出すこともできないばかりか、 プルーストやジョイスの比較においても、ただ名前を知ってるというだけで(失笑) 明確な批評をすることもできない ただ俺の問いに対して、言葉一つ二つ茶化して終わるだけ まじで情けねーと思わねーの? 映画ヲタってこんな馬鹿ばっかだったのか?
>>389 罵倒が自己目的化しているんだもの
技術的に色々書き込んだレスはスルーだしね
例えば385のような書き込みは、
あんた的には「あっそ」なんだろうし
そもそもモダニズムの何を知っているというのか……
>>390 そこまで分かっているなら、そっとしておいてあげなよ。
「映画ヲタってこんな馬鹿ばっかだったのか?」
こんだけ言えれば、ご本人は満足なんだからさ。
>>391 文学科出身としては、
彼の「ジョイス・プルースト」に我慢なかったんだが、
たしかにいじるのはやめときます。
×「我慢なかった」 ○「我慢ならなかった」 言葉尻取りそうだから念のため
>>379 撮影が優れている映画は画質の違いで評価が結構変わると思うよ?
特にこの映画はパンフォーカスが演出に直結しているし。
まあ、映画好きじゃないなら話の内容以外はどうでもいいのかもしれないけど。
ささやかな幸せなんかよりも、富豪と言われるほどの莫大な資産が欲しい
華麗なる一族の感想ならテレビ板へどうぞ。
いつまで待っても、「市民ケーン」日本盤が出そうにないので、輸入盤を買おうと思ってます。 ワーナーが出してるUS盤(NTSC)とユニバーサルが出してるEU盤(PAL)の2種類があり、微妙に内容が違うようです。どちらか、実際に買った方はいらっしゃいますか?
日本版は色んなメイカーから格安で出てますが・・・・
海賊盤じゃなく、正規盤を見てみたいんですよ。
400 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/11(水) 19:17:42 ID:Ln4cAfbv
見たがつまらんかった
PDでもネタをどこからとってるかによって違う あれは犯罪スレスレの商売だな
403 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/04/17(火) 21:11:40 ID:U1cJfMy6
>>397 60周年版の米盤しかもってないから比較できないや
ぐみんね
米ワーナー盤を見ました。何もかもが、すっきり、くっきり、見える聞こえる、美しい映像と音。 それに、ポーリン・ケールが「スキャンダルの祝祭」に書いてたことが、いくつか間違っているのを確認。 一例、ケーン臨終の場に、「薔薇の蕾」を聞いた者がいないって、ケールは書いてる。 けど、終盤近くの台詞で、執事がその場に居て「薔薇の蕾」を聞いたと、はっきり言ってます。冒頭のシーンでは、看護婦だけしか画面に見せてないので(これもウェルズ流の仕掛けだと思うけど)、勘違いした(引っ掛けられた)のだろうか、、、?
405 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/20(日) 00:42:56 ID:H8ElcMOS
この映画の場合 何年か前にNHKで放映されたのを録画したテープと 高校生のときに買ったLDと ファーストトレーディングのDVD の三つもってるけどみんないまいちパンフォーカスを体感できない。 日本で現行出てるDVDのうち一番いいのはどれなんだろ? やっぱり米盤買わなきゃダメかな。アメリカ文化の宝なんだから日本でもちゃんとしての出してほしい。
406 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/20(日) 05:38:32 ID:OWMrqmDL
NHKがスーパーハイビジョンを開発中だと。 現ハイビジョンの市民ケーンはすごかった。
この映画、日本盤がでない現状では、ワーナー北米盤で見るしかないですね 輸入盤も、わりに簡単に、安くて手にはいるし とにかく、この画質、単純に今まで見えなかったものまで、はっきり見えちゃう。たしかに国内盤とは全く別の映画でした
408 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/26(土) 22:22:13 ID:Y1Rny3Vi
この糞映画が何故1位なのか未だに納得できない 華麗なる一族と同レベルと言ったら失礼な話かもしれないが、ぶっちゃけ俺にはそう見えた
スーザンが自殺未遂で横たわっていてケーンが部屋に入ってくるシーン。 映画史上の名シーンだな。
410 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 00:11:42 ID:QK3hwasJ
良い映画が面白いとは限らないが、 「市民ケーン」は紛れも無い傑作だと思う。 編集(ロバート・ワイズ!)、カメラワーク(光と影のシャープさ)、 シナリオ(根っこはマザコンか)、演技(案外ウェルズの演技が一番見劣りしてるかも)。 どれをとっても一流の仕事ぶり。まぁ、才気走り過ぎているのはご愛嬌ってとこで。 映画を総合芸術とみたとき、この作品の凄みが解ると思いますぞ。
411 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 00:38:30 ID:bBOclKFo
編集、カメラワークはともかく、演技は特に上手いとは思えない (当時ならもっと上手い役者は沢山いた)シナリオも凡庸。(金満の失墜劇) この程度の作品が優れた総合芸術なら、ワーグナーの諸作品やドストエフスキーの長編や ミケランジェロの偉大なる労作やショスタコーヴィチのシンフォニーは一体何と呼べばいい? 神の所業か? 市民ケーンは良い意味でも悪い意味でも映画の底が見える作品だね
412 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 01:11:05 ID:QK3hwasJ
「映画を総合芸術とみたとき」という言葉を よく理解してないようですな。 (金満の失墜の解釈はいかにも表面的ですし…) 「指輪」とか「パル」あたりと比べるのはまだしも、 ショスターコーヴッチとミケランジェロ、あるいは ドフトエフスキーらと比べるのはなかなかユニークですが、 どうも筋が違うように思えるます。 ところでマーキュリー座はご存知ですよね。そのあたりを出演 させたことが才気走りすぎてご愛嬌という意味だったのですよ。
413 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 07:03:26 ID:FI/K4kY+
映画をだしに 「おれは優れている」って言いたいだけの輩でしょ相手は。
>ディープフォーカス、ローキー照明、豊かな質感、奇抜な構図、 >前景と後景との極端な対比、逆光照明、天井付きの屋内セット、 >側面からの照明、極端なアングル、極端なクローズアップと並列された >叙事的なロングショット、めまいを起こしそうなクレーンショット、 >その他豊富な特殊効果など、これらは特に目新しいものではない。 >しかし映画批評家のジェームズ・ネアモアの言葉を借りて言えば >「7段重ねのケーキの様な豪華さ」で、これらの既存の技術を自在に >使いこなした者は誰もいなかった。 Wikiの引用だけど・・・ そう、「デコレーションケーキ」なんだなこの映画は。 ワンシーンごとに何か言わなきゃいけない事がある。 演技陣は有能だけど、ウェルズがまだ25だったためか 「演技指導の方向性」に漫画的な面はある。
415 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 18:38:13 ID:sixoq6f7
この映画を受け付けない奴って、自分がいかに映画から無関係な存在であることを 肯定するのが許せないから、なんとかして必死に否定しようとするんだが、 否定しようとすればするだけ映画からどんどん離れていってる
416 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/27(日) 23:34:03 ID:YqjClxBp
好きな映画じゃなくって嫌いな映画=駄目だと思った映画を 見下すように語り出したらもうおしまいだね。
2ちゃんのような場では、 こういう作品を叩くのが嗜みだと勘違いする奴が増える
やや脱線だけど、猪俣勝人の「世界映画名作戦士(戦後篇)」では、 ラスト、どたんばで新聞記者は「ばらのつぼみ」を見つける様に書いてあった。 後で本物見てうなちゃったよ、哀しすぎる。 たしかに名作だ。
昔は今みたいに、dvdやビデオがなかったから、間違った記憶で、書いてる人は多い。この映画でも、和田誠とポーリン・ケールが、なぜか同じ記憶違いをしていた。
420 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/28(月) 23:32:55 ID:q44/Z/yQ
サマンサのママと、ケーンのママが一緒と知ったときは、「薔薇の蕾」を 知ったときよりビックラこいたな。
421 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/29(火) 03:53:42 ID:yY4QnAP6
>>412 成金が落ちぶれて家に引きこもって死んだ
俺にはそれだけの映画にしか見えなかったけど。なんか他に深い文学性なり劇性なりあるの?
>>414 が書いてるようにこの映画の称賛されてる面はほとんど撮影技術だけ
君がこの映画を撮影技術以外でも優れた総合芸術と解釈するなら、その理由を是非教えて欲しいね
あと俺がミケランジェロなりショスタコなり出したのは、単に嗜好の問題もあるけど
彼等があらゆる時代において様々な分野に影響を与えた偉大な芸術家であるからだよ
総合芸術家とは言えないかもしれんが、少なくともミケランジェロに関
422 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/29(火) 03:56:57 ID:yY4QnAP6
ては、絵画、彫刻、詩学において並外れた功績を残してるしね あながち俺が言ってるのも間違いではないだろ?
423 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/29(火) 04:18:37 ID:LrRkynMP
横から失礼。 自分がミケランジェロの、ワーグナーの、ドフトエフスキーの、 ショスタコーヴィッチの何が解かって、何が解かっていないか 考えてみよう。 そして自分の嗜好意外のものももっと勉強して、深い洞察力を 身に付けよう。
424 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/05/29(火) 08:11:26 ID:od/G3z2K
>>421 俺はあなたの言い分かなり納得できるけどもね。
(市民ケーンをすごいと威張ったって、それで女にもてたりするわけじゃないから
あなたがやっきになる必要はないとも思うけど)
まずさ、いろんなものの語尾に「〜だけ」「〜なだけ」とか
付けてみような。
自分が好きなもの。これは優れていると自分が思っているものが効果的だよ。
で、
それはそれでおいといて
「深い文学性なり劇性」の「深い」とは何か?
これをここでちゃんと書こうよ。
種類なのか、何かの度合いなのか
あなたが思う、過去最も深い作品とその深さを感じる部分と、
そこに深さを感じた理由。
なぜその理由を感じると「深い」とあなたが判断するのか
無論これも提示しなくちゃならない。
釣りにしては説得力のあることを言っているから
もしかしたら答えてもらえるかなと思って書いてみたよ。
上の人とかぶっちゃったけどもね
ID:yY4QnAP6は何か嫌なことがあると、市民ケーンとグッドフェローズ・スレ にやってきて、自尊心を満たすために一方的暴論を展開する奴だから、 真面目に相手をしても無駄だよ。前のID:JoebasjVと同じ奴。
脚本がユニークだよなぁ。 国に帰ってきてパーティするところとか
他はともかくショスタコーヴィッチはねーよw 貧民の芸術観丸出しで笑える
観てがっかりした名作スレにも奴が出没している。 971 :無名画座@リバイバル上映中:2007/06/02(土) 01:03:37 ID:QgHIzbB+ 映画では、市民ケーン以外にありえない。これほど拍子抜けした作品は初めて 後はチャップリンの街の明り。単純なストーリー構造に何皆感動してんの?みたいな 正直この程度なら俺でも作れると思った 972 :無名画座@リバイバル上映中:2007/06/02(土) 01:09:42 ID:QgHIzbB+ ちなみに音楽ならTHE BEATLESだね。これもチャップリンの映画と同じだわ 分かりやすい構造が大衆に好まれてるだけで、中身はすっからかん (流石にロックバンドの中では最上位に来るとは思うけどさ) これに比べたらまだガーシュイン(笑)の方が好感が持てるね
>>421 でも撮影技術云々と言うならレニ・リーフェンシュタールの「意志の勝利」に代表されるようなドイツ映画もあるだろ?
う〜ん、技術だけなのかなあ。 生きてる間、誰にも省みられなかった哀しい一面が、うす暗い焼き場の片隅で 誰にも知られる事なく…っていうのは技術だけじゃない肝
この映画はまず脚本だろ。それからカメラワーク
432 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/03(日) 23:09:09 ID:9ToTABV1
>>416 落語家がよくマクラで使うように、<十人寄れば、気は十色。御気性というものは
一人一人変わるもの>だ。ある人がAという映画を面白いと言い、別の人が
つまらないという。これは致し方ないことである。しかし例えば"Citizen Kane"を観て、
つまらない、という奴がいたとしたら、そいつは少なくとも映画には関係ないと言い切ってよいだろう。
433 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/03(日) 23:26:49 ID:9V9N71uP
あんだけのクオリティで実は低予算で製作されたというのも すごいな。マット画や合成を駆使してるらしいが。
434 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/04(月) 01:36:56 ID:sknKUouX
>>429 脚本も話自体の面白さというより、どちらかというと
技術的な観点から語られる方が多くないかな?
自分的に興味深かったのは、フラッシュバック映画でありながら、
四人の回想がほぼ時系列に沿って並んでる点。それと、羅生門の様に
登場人物の回想が完全に対立したままで「この世に真実なんてあるか」
みたいな形而上的な方面に行っちゃうのではなく、
後見人(無理解)→部下(賛辞)→友人(批判)→元妻(内面的批判)
という風に、回想の内容は違いながらも、次第にケーン像が
一点に収斂していく点。
前衛的な手法を使いながら、構成に色々苦心して、
かえって形而下的な普通の映画に近づけたような変なとこがある。
>>434 各人の記憶が、どこか完全に矛盾していて、
実はケーンは生きていた!なんてラストだと面白いな。
第三の男とどっちが先w
436 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/06(水) 05:25:25 ID:WDwIZDvb
それは確かに面白い けど、オレはあのラストでホロっときちゃったんよ
審判の廉価dvd九月にでるらしいよ
ごめん誤爆
時は1976年のこと、ある日フェリーは船でジャージーへ行こうとしていた。 こちらが出航しようとしていたときに、別のフェリーが入港してきた。 そこにはフェリーから下りるのを待っている女がいた。女は白い服を着て、白いパラソルをもっていた。 私はほんの一瞬だけ女性を見た。女は私のことなどまったく気づきもしなかった。だが、私には分かっていたのだ。 一ヶ月も経たないうちに私は彼女のことで頭が一杯になるだろう、とね
このスレ見て気づいたけど 220円でレンタルして見た市民ケーンのDVDの値段500円のほうかよ 字幕も糞だったし損した気分でいっぱいだ
330円だったわ
俗語辞典を調べたら、「バラのつぼみ(rosebud)」は、ゲイが使う言葉で、「肛門」のことだった みんな、ケネス・アンガー(ゲイ)に、「バラのつぼみ」=女性器説で、一杯食わせられたわけか
↑それ、1970年代くらいからですから
アンガーの本が出たのは1982年じゃなかったっけ
446 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/22(金) 11:35:03 ID:ira5wMMn
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007062200110 2007/06/22-07:15 1位は再び「市民ケーン」=名画百選、10年ぶり改定−米映画協会
【ニューヨーク21日時事】アメリカ映画協会(AFI)は21日までに、
歴代の映画作品の中で最も優れた映画100本を選出し、発表した。
ベスト100のリストが書き換えられるのは1997年以来10年ぶり。
弱冠25歳のオーソン・ウェルズが監督・主演した「市民ケーン」(1941年)がトップの座を維持した。
約1500人の映画関係者が400本の候補作品から選んだ。
2位は「ゴッドファーザー」(72年、フランシス・フォード・コッポラ監督)、3位は「カサブランカ」(42年、マイケル・カーティス監督)。
4位には、今年のアカデミー監督賞を受賞したマーティン・スコセッシ監督の「レイジング・ブル」(80年)が前回の24位から浮上した。
アメリカはこーいうのよくやるよなぁ。 でもカサブランカを上位におくのはいい加減やめろ
448 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/22(金) 17:14:10 ID:BZMfWWs6
これまたやってるのか 前ん時は「市民ケーン」「カサブランカ」「ゴッドファーザー」「風と共に去りぬ」の順だった。 カサブランカを入れると他の映画が糞に見えるだろ。。。誰が入れてんだろ
毎度市民ケーンの叩きが始まりましたよー
450 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/22(金) 18:40:41 ID:esHuEbdS
これまたやってるのか 前ん時は「市民ケーン」「カサブランカ」「ゴッドファーザー」「風と共に去りぬ」の順だった。 市民ケーンを入れると他の映画が糞に見えるだろ。。。誰が入れてんだろ
451 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/22(金) 20:51:46 ID:HJ31Afbc
「市民ケーン」「カサブランカ」「ゴッドファーザー」 これらの監督は有頂天になって、その後ろくな映画を造らんかったな
452 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/22(金) 23:55:50 ID:fSKrr3CF
個人的なベスト10 1 ゴッドファーザー ハリウッド映画の最高峰 2 アラビアのロレンス スペクタクル超大作 3 天井桟敷の人々 ヨーロッパ映画の最高峰 4 ドクトルジバコ 一流の文学作品 5 時計仕掛けのオレンジ ブラックユーモアの傑作 6 タクシードライバー ニューシネマの旗頭 7 欲望という名の電車 8 カッコーの巣の上で 9 フルメタルジャケット 戦争映画の最高峰 10 レイジングブル 圏外 カサブランカ(笑)、市民ケーン(笑)、風と共にさりぬ(笑) 爺世代、懐古厨がさっさと死滅することを切に願う
>>452 >爺世代、懐古厨がさっさと死滅することを切に願う
そのベスト10っておもいっきり爺世代のランクにしか見えないけど?
上位三つみごとにオレの今まで見た中で期待はずれだった映画トップ3だわ。
結局好き嫌いのランク発表されても、「あっそ」としか
【映画】AFI、11年ぶりに「ベスト映画100」ランキング更新 1位は前回と変わらず「市民ケーン」★2
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1182570237/ 67 名無しさん@恐縮です 2007/06/23(土) 15:50:34 ID:8bkSTE+20
見たことないんだが、アメリカのNO1映画といわれるなら
実質世界NO1の映画なんだろうな。ハリウッド100年の歴史で
頂点にたつんだから、この市民ケーンとやらが一見小市民でありながら
内に英雄的要素を秘めていて、街や国がテロに襲われたときに
ただ1人銃を手に立ち向かう元祖ダイハード的な映画であることは
容易に想像つくが、昔の作品みたいだからCGなんかは稚拙だろうな
市民ケーンはよく言われる「革新的」な部分は何一つとしてない。 だから凄い。だからいつの時代に見ても見る人が見れば素晴らしい輝きを放つことができる。 ゴッドファーザーも叱り
他がランク落ちていってもゴッドファーザーはいつの時代も 評価されるであろうことは間違いない
457 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/23(土) 21:39:27 ID:obWg4AOy
>>756 だな。それは確実にいえる。ハリウッド映画=ゴッドファーザーといっても過言ではない
>>452 プギャー m9(^д^)なランキングだなw
459 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/24(日) 01:07:45 ID:KKVyN3C9
>>453 じゃあお前のランキング発表しろっつーの
俺がしっかり査定してやっからよwww
460 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/24(日) 01:37:16 ID:5/Yvz0cu
>>452 この豪華なラインナップを観ておいて
なんで他をあざ笑うのかなぁ。
性格が悪いんじゃないかなあ。
市民ケーンを叩くってのは、 性悪な自称中級マニア(一番タチが悪い)の嗜みだからですよ 同じ人でも、マニア度が上がると、 好きじゃないままだとしても、そこまで駄作扱いすることの愚に気付く。
462 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/24(日) 12:29:29 ID:FYmKfoFq
市民ケーンがわからないっ叩いてる奴って、 「半端に映画見てきたこの俺が面白くないってんだから駄作に決まってるだろ!キーッ!!」 って感じの悲惨が垣間見えるから笑えるなw
ていうか、仮にこの映画が嫌いだとしても、 駄作と公言するのはあまりにも厨房なんだよね
21世紀になってまで高い評価を得るような物ではないと思う。 「エルメスのバッグだからいい(はずだ)」みたいな価値観でこの作品を誉めてる人も多いと思う。
466 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/24(日) 19:25:40 ID:QVW6HV+P
なんだこの具体性のなさは。 勝手に21世紀かさに着ちゃってさぁ
467 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/25(月) 02:18:02 ID:1mnJUkL8
オーソンウェルズにしろジョン・レノンにしろやたら過大評価されてるのが気に食わないってのはあるね。 ただの大衆文化の一種に過ぎないのに、人気があるという理由だけでやたら持ち上げられているからな。 特にTHE BEATLESの持ち上げられ方なんてひど過ぎる。20世紀最高の音楽家とか、人類に対して失礼極まりない話だろw 市民ケーンにしてもそうだわ。別にハリウッド映画でナンバー1に選ばれることに 関しては、何とも思わんけどさ(所詮大衆文化だからな)、1流の芸術作品的な扱い方をするのは やめて欲しいね。馬鹿馬鹿しいにも程がある。
468 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/25(月) 02:25:30 ID:tu4+wlu5
>>467 で、あなたの芸術作品っていうのは、なぁに?
469 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/25(月) 03:58:48 ID:UqALcqAa
>>467 今時、よくもこんな脳軟化症のジジィの寝言みたいな書き込みを恥ずかしげもなく開陳できるな。おまえはシーラカンスかw
とりあえず、現代思想がポップカルチャーとどう対峙してきたか勉強した方がいいぞ。ベンヤミンもアドルノも名前すら聞いたことないんだろうけど^^
とりあえず、低能乙!!!
いやぁビートルズは確かに凄いね。 革新性と商業性の幸福な統一成し遂げたんだから。 しかも両方ハンパない。
471 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/25(月) 12:37:53 ID:JsBi1dOF
でもいまさらベンヤミンやアドルノを例に出すのもどうかと
472 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/25(月) 12:45:22 ID:62hH+Yk+
>>467 いまさら「大衆文化」www。
おいおい大丈夫か?
思考回路が狭小なのか膠着しているとしか思えないぞ。
ベンヤミンとアドルノを超えるのは案外難しい カルスタなんてほとんどベンヤミンの翻案にすぎないし
加齢臭くせぇスレだな 煽りあいもオヤジくせぇ
475 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/27(水) 13:06:27 ID:qlrUhEvw
↑低レベルのお能では理解不能でついてこれないだけなんダロwww
コピペに釣られるなんて、、、
正規版に比べると500円の廉価版は画質、音質とか落ちますかね?
478 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/28(木) 01:33:27 ID:AiQNC/B/
>>469 ポップカルチャーが専門家達に認められてないとは一言も言ってない訳だが
ただ何故そこにベンヤミンとアドルノが入ってくるんだ?
彼らはまずビートルズなんて聴いてないし、聴いたとしても唾をはいて罵っただろう
お前の言いたいことがよくわかんねーわ。とりあえず放置でいいか
>>470 そう言っちゃってる所が明らかにインテリ臭くないんだよ
アメリカやイギリスによくいる馬鹿評論家みたいだな、お前ww
479 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/28(木) 01:39:34 ID:IeVvtrkC
>>478 少しはかじったようですな。もう一息だ、頑張れ。
480 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/28(木) 02:03:32 ID:AiQNC/B/
>>479 >少しはかじったようですな
少なくともお前らよりはかじってるんじゃない?
急に誰でも知ってるアドルノやベンヤミンの名前を持ち出していい気になってるお前らよりはw
ちなみに読解力のない馬鹿達にもう一言言っとくわ
俺はポップカルチャー全体を否定してる訳じゃない
侮蔑の対象ではあっても、ビートルズやウェルズのよさも知っている
でもだからといって、彼らのことを神格化したいとは思わないだけだ
「神格化したくない」にしては過剰なんだよ 結局評論家同士の闘争に関心があるんだろ? つまり、「持ち上げている連中」に対する嫌悪感で書いている。 そういうのって、「批評の批評」だぜ? だから、まともな論者なら、 市民ケーンが好きじゃなくても、 そういう叩き方はしない。
どんどんずれていく
だって最初からずれているのだから。 市民ケーンのような映画は、 もはや映画史のシンボルみたいになっているから、 いくら作品そのものを論じているつもりでも、 実際はその人自身の映画観の披露に終始していることがほとんどだと思う。
言ってる意味がわからん
ここまで有名な作品だと、 「またベスト1に選ばれた。さすが古典。すごい。」 みたいな人や、 「そんな偉くないだろ」 みたいな反発がどうしても目立ってしまうって事。 なぜなら、 作品が面白いか、面白くないか、 みたいな一見シンプルな話をしているつもりでも、 実際には映画史における位置を知った上で感想を言っているから。
たいていの古典はそうなるんじゃないの? それにリアルタイムに上映されてる作品でも、 なんの予備知識もない感想というのは難しい気がするけど
487 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/28(木) 17:37:28 ID:ZFE0JDu7
また くだらない返しだな
488 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/28(木) 19:26:41 ID:Gmtg5UA7
>>483 言ってる意味わかる
映画のレベルを語りだすと途端になんでもそうなる
489 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/06/30(土) 07:25:04 ID:xBYNxEmO
けなすにしろ褒めるにしろ 映画をだしに自分の優等性をアピールするのって やはり、評論家という人が出てきてからなのかな いずれにしろ、けなす人のものいいって やたら得意げで自分の尺度をメジャーで正しいって 信じて疑わない感じがするよ。
いや、過剰な市民ケーンアンチの場合は、 「評論家なんて人種は糞、俺たち一般人の感覚が正しい」 って発想が目立つ。 だから本人的には評論家と一切関係がないつもりだろう。
491 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/01(日) 16:10:20 ID:Mq9Ts4RJ
米国生まれ(日本国籍)の17歳だが、 出演俳優の喋りがハキハキとしていて気持ちが良かった。 今の俳優はあんな喋り方じゃなくもっとダラダラとしている感じなので。 言い回しや言葉の選び方も参考にしたいようなのが結構あって楽しめた。 ここまで評価されてるのはなんでだろと不思議に思ってたが、 単純に教科書的というのか、映画史上に残るベスト作品って感じでなく、 普通に現代の人間が見ても感銘を受ける作品なんだからすごいわ。 ポチョムキンや駅馬車なんかは俺には無理だったけどさ。
皆、これを読むと私を蹴っ飛ばすかもしれませんがこの映画が大嫌いなんです。 私の意見では、史上最も過大評価された映画です。ものすごく退屈であり、 見ててもつまらなく終りは支離滅裂です。 ビートルズの曲「I Am The Walrus」と『2001年宇宙の旅』を比較してみますね。 曲自体は、ジョン・レノンがLSDでトリップしている間に書かれたもので、意味不明に聞こえるのですが、 人々は歌詞に何らかの隠された意味があると考え、徹底的に分析します。それがジョンの狙いでした。ジョンは皆にそう考えて欲しかった。 ファンが何でもかんでも過剰に分析するタイプだと分かっていたからです。 思うに『2001年』の終わりも同じです。 しかしこっちはそれなりのテーマはあるものの それをわざとわかりにくく難解にすることで評価を得ようとしたのです。 私が信じる限りキューブリックは、ジョン・レノンが「I Am The Walrus」を作曲したのと同じ論法で、意図的にこの作品の結末を作ったということです。
>>492 それがどうしたの?
君が言及してるのは、作品内容そのものではなく
それに付随した真実かどうかもわからん情報についてだけだよ
494 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/01(日) 18:36:29 ID:psVhfZkS
>>492 はどういう映画が好きなのかな?
作品名でもいいし、その傾向でもいいよ
てか、『2001年』の話しだから、完全にスレ違いでしょ。
496 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/01(日) 22:23:31 ID:6Mbsvo5D
あはは、最初の3行は市民ケーンの話をしてるのかと思った
コピペに返答するなよ
498 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/02(月) 07:29:41 ID:VjDAkf4s
するなよっつったってわからんとしょーがないじゃん
499 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/04(水) 07:53:39 ID:dbULqRYQ
市民ケーンの一位って「とりあえずビール」みたいなもんじゃないかな。
500 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/04(水) 14:36:07 ID:BlKL3s9/
なんで万年上位か、選んだ監督、批評家の理由を知りたい筆頭作。 ゴッドファーザーもめまい、ゲームの規則、東京物語、2001年、サンライズ、81/2も雨に唄えばでもすべて納得できるんだが。 まさかハリウッド・サークルのWASP遠慮とかは無いだろな。
501 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/04(水) 18:01:12 ID:aHN57qJ1
雨に唄えばと東京物語の方が疑問。 前者はあの時代のMGMミュージカルの水準を知っていれば 決して飛びぬけた作品ではないし、後者は麦秋の方が完成度が高い。 特に東京物語の場合、選んだ批評家は英米以外では タイ、台湾、韓国、日本、ドイツなど被占領国ばかりで、 英米系の映画ジャーナリズムの影響下にある国に限られてる。
一位かどうかはともかく、 市民ケーンがベスト10に入るのは当然じゃね?
503 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/04(水) 20:01:42 ID:tE5ReuAG
狼少年ケーン
作品そのものでなく、評判に対しての感想はつまらん。不毛な議論になりがち。
近々リバイバル上映しませんか?ここ数年待ち続けているのですが。
>>501 >>東京物語を選んだのは英米系の批評家
なんのランキングのこといってんの?
>>505 ワーナーがDI処理したマスターがあるはずだけど、上映用のプリントまでつくるかどうか
508 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/05(木) 17:29:07 ID:KzL1Y793
509 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/05(木) 23:40:37 ID:G4z2YWp9
>>500 今回のは米国映画協会が選んでるのであって、対象作品はアメリカ映画のみだぜ?
世界基準の評価を知りたいなら、それこそIMDBとかのほうが信頼できるじゃないかな?
(ロード・オブ・リングスとかの評価は狂ってるとしかいいようがないが)
「世界基準の評価 IMDB」 (失笑)
511 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/06(金) 06:23:28 ID:cwxZsSAb
どこ指さして笑ってるのかはっきり書け
510じゃないけど、 基準にはとうていなりえないからじゃね?
面白いか面白くないかは、それぞれの感性によるわけで、 己の感性をもって映画を批評するというのは素人にはできないわな。 昨年作られたモノクロ映画、といったような紹介で見ても、俺には面白い。
Imdbよりサンプル数が多いサイト存在しない訳だが
>>503 言おうと思ったのに。
俺が、言おうと思ったのにー(涙
ttp://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007071600227 2007/07/16-14:50 「新聞王」の大邸宅売却へ=希望額は米史上最高の200億円
【シリコンバレー15日時事】高級住宅街として知られる米カリフォルニア州ビバリーヒルズで、
「新聞王」故ウィリアム・ハースト氏が住み、映画の舞台にもなった大邸宅「ビバリー・ハウス」が売りに出された。
希望売却額は1億6500万ドル(約200億円)以上。
成約すれば、これまでの最高額1億5500万ドルを上回り、
「住宅としては米史上最高額」(ロサンゼルス・タイムズ紙)となる。
この大邸宅は1920年代に建てられ、映画会社や多数の新聞・ラジオを傘下に収めた
ハースト氏が47年に購入し、愛人の女優マリオン・デービスさんと住んだ。
6.5エーカー(約8000坪)の敷地に、29の客室や映画館を持つ豪邸、3つのプールなどがある。
大邸宅は、ケネディ元大統領が大統領就任前、ジャクリーン夫人と
新婚旅行の際に立ち寄り、映画「ゴッドファーザー」のロケでも使われた。
波瀾(はらん)万丈の生涯を送ったハースト氏は、オーソン・ウェルズ監督・主演の映画「市民ケーン」のモデルにもなった。
76年から投資家が大邸宅を所有してきたが、「ライフスタイルを変えるため」売却を決めたという。
517 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/19(木) 10:54:14 ID:r7FegDnl
age
518 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:10:19 ID:Gl49hcHS
市民ケーンは、史上最高の映画だ。未来永劫、この作品以上の作品ができることはないと思われる。 1940年代に作られた映画が、映画関係者による投票で、60年代、70年代、80年代、90年代、そして00年代、 すべてにおいて、トップを維持しているのは、神がかっている!キネマ旬報のオールタイムベスト100でも、 洋画部門でやはり1位を獲得。すごい映画なことは否定できない。では、いったい、どこがどうすごいのか。
519 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:15:27 ID:Gl49hcHS
技術がすごいだけ、という意見は全く違うと思う。 人間は、技術がすごくても、生涯一番好きな映画、として投票するとは思えない。 魂が揺さぶられたから投票したに違いない。 だいたい、映画関係者というのは、かなり映画を見ている人たち。 そんな人たちは、毎回1位になっている作品にできれば投票したくないはず。 俺は、通だから、みんなの知らない、こんな作品を評価しているんだぜ。 と、自己主張したいはずではないか。 それなのに、なぜ、今さら毎回1位の作品に投票してしまうのか? 魂が揺さぶられ、映画の虜になっているからに他ならないのである!
520 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:20:24 ID:Gl49hcHS
ではなぜ、市民ケーンに魂を揺すぶられ、虜になってしまったのか。 映画というものは、いったい何を描いて来たのか。 それは今も昔も、人間、あるいは、人間の心、あるいは人生、というものを 描こうとしてきたのではないか。 (もちろん、いくつかの例外はあるけれど) そして多くの場合、なにか事件を通じて、人間の心を浮き彫りにするという 手法をとってきた。 戦争に置ける、人間の心の変化、とか、恋愛における人間性、とか、 時代に翻弄された人の心、とか…… では市民ケーンは、いったい、なにを描こうとしたのか……
521 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:28:34 ID:Gl49hcHS
市民ケーンは、実に『人の心を解き明かす』ということをテーマに据えている。 つまり、他の映画が、なにか戦争とか、事件とか、究極の恋愛とかを使って描こうとした『人の心』 を、真っ正面から、ずばり、テーマにした、というところが、他の映画と違う。 そして、この違いが、映画を見た時の、感動の違いに現れて来る。 通常の映画の場合は、主人公の境遇に感情移入し、その心の動きを追って、 最後に感動することが多い。 だが、市民ケーンの場合は、『心の謎を解き明かす』こと自体がテーマなので、 極端な話、主人公はケーンでなくてもいいわけである。 そして、ケーンの場合は、母に捨てられたトラウマのようなものが『心の謎』なのだが、 もちろん、母に捨てられたトラウマも、一例に過ぎない、という形式になっているのである。
わたしは今まで観てきた映画のなかでは「天井桟敷の人々」が最高だと思っているのですが、「市民ケーン」はそれを超えるのでしょうか? 「第三の男」は映画館で観ていないのでこれも今のところ評価は下せないと思っています。 DVDで観てしまうのは邪道と思えて長いこと観ることが出来ません。 あまり期待し過ぎるのは良くないでしょうか?観たくてならないのですが。
523 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:34:21 ID:Gl49hcHS
つまり、ケーンの人生を、あますことなく描きながら、 人間というものの普遍を描いているといえよう。 そしてその普遍性の強さ故に、人々はそこに、己の人生を見ることができる。 そう、今まで気づかなかった自分というものを見ることができる。 市民ケーンの感動は、母に捨てられた大金持ちの変な男の空虚な心に感動するわけではない。 そこから人の心の闇、普遍的にある人の心の不可解さ、やりきれなさ、純粋さ、 みたいなものを感じ取り、 そして自分を含めた人間というものに、深く感動するのではないだろうか……
524 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:40:22 ID:Gl49hcHS
ただし、市民ケーンを見て、誰もが感動するわけではない。 人間の心は、それぞれであり、教養もそれぞれであり、経験もそれぞれ。 となりのトトロにもっとも感動する人がいても、誰が非難できようか。 それでも、多くの映画通が、非常に感動した!という数量的事実を軽視することはできない。 もし感動できなかった人は、『俺は修行が足りないんだな』と、思うぐらいの、 謙虚さがあった方がいいとは思う。
525 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/20(金) 22:43:30 ID:Gl49hcHS
ついでにもう一ついっておくと、 泣ける映画は、たいてい、いい映画ではない。優れた映画は、泣けない。 何度も見たくなる映画も、たいてい、いい映画ではない。 映画は1度だけ、見るものである。 なぜなら、映画は体験だから。 まったく同じ体験を二度すると、たいていは、がっかりする。 思い出は大切にしましょう。
526 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/22(日) 14:45:24 ID:0HF9x4OO
二度目の死刑判決は、余裕だな
527 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/07/22(日) 17:32:36 ID:aN5LO00x
>>525 もう少しうまいまとめ方はないだろうか?
>泣ける映画は、たいてい、いい映画ではない。優れた映画は、泣けない。
いい映画、と優れた映画はあなたの中で同じものなの?
自分はこの映画は泣けたけど、一番気に入ってるのは画面
何度も見たいと思う。
言うならば「大好きな映画」だね
ただ雑な感じはするな
529 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/08(土) 23:28:07 ID:lkYJhmEx
いったい誰が「rose bud」って言葉を聴いたの? 看護婦が入ってくるまで一人だったはずなのだが・・・
>>529 RAYMOND
I heard him say it. He just said "Rosebud" and then he dropped that glass ball and it broke on the floor.
531 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/09(日) 00:58:07 ID:uIp7+Zkh
つうか付き添いの看護婦がドアのむこうで普通に聞いてたって普通に不自然ではない
通りすがりの爺だが、 DVDやビデオで、しかも1回しか見てない者は リバイバル観にいって、もう一度考えてみてほしいんじゃ
技術とか歴史背景とかストーリーとか面白いとは思うけど、 主人公がブサイクなので正直もう観たくないです。
534 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/09(日) 20:37:59 ID:qGGoa0o/
鏡を見るのが嫌いだろ
まあ確かに男前な役者ではないわな
ウェルズは自分が不細工だとは思っていない。 アンバーソンでも主役を張りかけたが、 大学生にはとても見えないということで断念した
ウェルズは間違いなく超マザコン 「市民ケーン」はマザコンの心理を執拗に描いた非常に私的な作品でもある
539 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/24(月) 19:58:39 ID:H9/yIKOz
>>538 麻マンが幼少のころシボンOR離別じゃなかったかな?
540 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/24(月) 20:02:35 ID:rlSLZ/b5
野郎はみんなマザコンだよね 男の片親とかは違うだろうけど
この映画でのケーンの演技はたいしたことないな。 第三の男のときのほうがずっといい
542 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/09/25(火) 07:48:38 ID:KqymYLQY
あっそ
543 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/01(月) 18:51:50 ID:MhF91YCu
狼少年けーん
ラストシーンは「レベッカ」のパクリ
545 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/17(水) 03:06:52 ID:DENEuTET
なぜ誰もID:Gl49hcHSに突っ込まないのだろうかw >市民ケーンは、実に『人の心を解き明かす』ということをテーマに据えている つまり、ケーンの人生を、あますことなく描きながら、 人間というものの普遍を描いているといえよう。 テーマを『心の謎を解き明かす』というふうに大袈裟に捉えすぎの上、 人間の普遍性といった拡大解釈までしているのがおかしな話。 この映画はシンプルに人の幸福や愛を描いているからどこからも支持を 集めてるんだよ。 しかも映画の出来はテーマをいかに消化するかで決まるのであって、 テーマそのもので決まるのでない テーマだけで映画の出来が決まるなら『2001年宇宙の旅』の方が遥かに格上
546 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/17(水) 03:37:58 ID:aED31lb9
2001年はテーマがでかいんだwワロスw じゃあスターウォーズもテーマでけーなwおっおっw 市民ケーンは単なる一市民の家庭ドラマだよ。それ以上でもそれ以下でもない あの当時にしては斬新な作りだったので受けたというだけ
547 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/17(水) 03:56:40 ID:aED31lb9
過大評価糞映画ベスト3 1 愚民犬 2 2001宇宙の旅 3 ペニスに死す 1は愚民のどーでもいい平凡な人生を描いているだけの映画 人の普遍性(爆笑)を描くような大層な作品ではない。ある意味コメディに近いと思う 2はHALやら猿やらモノリスやら小道具がいっぱいでいかにもSFヲタが好みそうな映画 しかし科学的価値は一切ないし、文学的価値もない(笑) 3は偉大なトーマスマン並びにマーラーを侮辱した意味で罪が深い 意味のない5-4の繰り返しにはマラヲタなら誰もがむかついただろう
当時と同じように↓には遥かに及ばない。 総合力 「わが谷は緑なりき」 原案力 「幽霊ニューヨークを歩く」
O・ウェルズのオスカー像競売へ=名画「市民ケーン」で獲得−米 10月17日15時2分配信 時事通信 【ロサンゼルス16日時事】米俳優の故オーソン・ウェルズが映画「市民ケーン」(1941年)でアカデミー脚本賞を受賞した際に贈られた黄金色のオスカー像が12月11日、ニューヨークでサザビーズの競売に掛けられることが決まった。ロイター通信などが16日報じた。 同作品は今年発表の名画百選(米映画協会)で歴代1位に選ばれた傑作で、オスカー像の落札額は80万〜120万ドル(約9400万〜1億4000万円)に上ると予想されている。オスカー像を出品するのはロサンゼルスの慈善団体。
550 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/21(日) 10:13:28 ID:KL7zJhcg
ケーンはあの雪の中の小屋に帰りたいと思ってたんだね。一生通じて。 最後のローズバッドって言葉と落としたガラス玉。 子供時代に、無理矢理連れ出されてしまったあの家に、帰りたいという 思いは消えなかった。「お母さん」とつぶやいて死んだみたいなものだったんだ。
俺はレイジングブルのほうが上だと思う。
552 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/10/21(日) 15:37:29 ID:KL7zJhcg
知らないからわからない。ごめん
「市民ケーン」台本競売に 2007.11.1 13:06 米ニューヨークで競売にかけられる「市民ケーン」の台本最終稿。手書きで修 正されている(サザビーズ提供・共同) 競売大手サザビーズは10月31日 、米映画の鬼才、故オーソン・ウェルズが脚本、監督した映画「市民ケーン」 で用いた台本の最終稿を12月11日にニューヨークで競売にかけると発表し た。予想落札価格は最高で12万ドル(約1400万円)。 台本は表紙に「第2改訂最終稿」のスタンプがある156ページ。ウェルズ の助手による手書きの修正や削除の跡が多く残り、新たなシーンもいくつか追 加されているなど、貴重な資料とみられる。 サザビーズによると、「市民ケーン」の台本は決定稿に至るまで6本の草稿 があり、ウェルズが共同脚本のマンキーウィッツと推敲(すいこう)を重ねな がら脚本を完成させていった跡がうかがえるという。 「市民ケーン」は新聞王の人生と孤独を描いた傑作で、ウェルズが25歳で 制作、監督、脚本、主演を務め、1941年のアカデミー脚本賞を受賞した。 (共同)
リバイバル上映しないかなあ
555 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/06(火) 01:43:36 ID:RB2Zxv6p
Citizen Kaneをみて時は金なりかぁと思ったことはここだけの秘密
556 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/10(土) 19:51:30 ID:rLpkIhXa
市民ケーンは素晴らしい映画だと思うが、ストーリーに欠陥があるよな ローズバッドの秘密の部分はイマイチ落ちが見つから無かったんだと思う
557 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/10(土) 20:27:04 ID:ihoV64sg
>>556 当時のマスコミ王にケンカを売ったことを評価したい
今だったら、読売新聞のナベツネをネタにした「市民ナベツネ」という映画を作るようなもんだぞ
ハーストと揉めたトマス・インスが変死したりした後に、 二十代の若造が撮ったんだよな
トーマス・H・インスの変死の件については、今でもタブーっぽい雰囲気が残ってるんだよなぁ。 彼の業績の評価も遅れているので、ハリウッドの日本人に関する研究にも支障が出たりしている。
560 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/11(日) 01:45:14 ID:2ngKklbH
>>577 ハースト=NYジャーナルはあの当時は落ち目だった
その意味で体制側の映画ではある
過大評価の代名詞みたいな映画だよね、これ
いや、そう言いたがる奴が典型的に多い 市民ケーンを貶してみせるのが自称映画通の嗜みになってるぐらい
こんなもんが40年間もの間映画史上ベスト1を維持するとかw 普通に考えておかしいじゃん
50年間ベスト1だったか。いわば 絵画:モナリザ=音楽:第九=映画:市民ケーン ってことだろ? こんなもんが映画史上最高傑作なわけねーだろw
____ / \ / ─ ─ \ / ⌒ ⌒ \ ですよねー | (__人__) | \ ` ⌒´ /ヽ (ヽ、 / ̄) | | ``ー――‐''| ヽ、.| ゝ ノ ヽ ノ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
566 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/12(月) 19:30:29 ID:8R3YBXEX
>>564 絵画では昔美術専門家へのアンケートでベラスケスのラスメニーナスが一位になってる
音楽ではやっぱりそういうアンケートでビゼーの歌劇カルメンが一位になって
「マタイでもなくトリスタンでもなく、なせこんなものが・・・」って
フルトヴェングラーがエッセーでぼやいていた。
オールタイムベストテンで市民ケーンが首位を占めるようになるのは60年代以後だよ。
それ以前はポチョムキンとか黄金狂時代、自転車泥棒、グリードなんかが多かった
そりゃなんでも媒体によってはベスト1は違うだろ でも一般的にはモナリザ、第九。そこに意義となえても意味ない
568 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/12(月) 21:51:04 ID:0gZU+xVr
↑は間違いだらけだから、信用しないようにね
そんなに間違ってないんじゃないか?
たとえば「バラのつぼみ」のアイディアはウェルズじゃなくて、脚本家のマンキウィツが出したんだよ 資料として挙げられてる関連本にもそう書いてある(もちろん、ウェルズ自身もそう言ってる) たぶん、このHP、ろくに資料も読まずに書いてるんだろうね
愛人だったマリオン・デイビスの映画、特にMGMのミュージカルを見てみたい んだけど全然DVDになってないね。マリオン・デイビスはミュージカルの歴史 の本を読むと、ハーストの売り出そうとする方向が間違っていただけで、 コメディエンヌとしてはわりと良い女優ってことになってる。
573 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/14(水) 20:20:57 ID:11vKjPQ9
過大評価ではない! 当然の1位。永遠に一位!!!
574 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/14(水) 20:31:58 ID:V/7HboZM
>>567 モナ理佐とか大工はむしろ風と共に去りぬにあたると思う
専門家受けかつポピュラーということで、 フェルメールとバッハのゴールドベルグあたりがそれっぽい
ヴェラスケスのラス・メニーナスの方がいいか
11月1日、子供時代のケーンを演じたソニー・バップ死去
578 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/18(日) 01:26:32 ID:Tv20UBkG
SIGHT&SOUNDやキネ旬やAFIが 私たちが間違っておりました と、頭を下げる日が、早く来るといいね
またか ぶっちゃけ2ちゃんでこの映画貶すのは、 別種の権威に従っているようなものだ
580 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/18(日) 15:12:19 ID:VTSEufvl
そいつに万一感動できた作品があったとしても、 なんかを貶す時点でその作品は そいつにとってあんまり役に立ってなかったんだなぁと思うよ。
今日はじめて観た。「バラのつぼみ」ネタは知っていたので セリフやカメラワーク、編集などを注意して観た。 いやー豪華絢爛な作品だなぁと思った。映画史上ベスト1かどうかは別にして。
582 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/22(木) 00:29:11 ID:WCrZFZzC
この糞映画はよくてビゼーのカルメン程度だな。あるいはヴェルディの椿姫とかw
583 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/22(木) 00:30:40 ID:WCrZFZzC
>>581 どこがどう豪華絢爛なのか具体的に教えてもらえないか?
584 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/22(木) 00:33:01 ID:WCrZFZzC
何故ベートーベン様の偉大なシンフォニィとこの糞映画を同列に扱えるのか理解に苦しむね 映画ヲタは気違いか馬鹿なんだろうか
あんな釘箱をぶちまけたような音楽を引き合いに出されても困るが。
>ビゼーのカルメン程度だな。あるいはヴェルディの椿姫とか カルメンやラ・トラヴィアータなら、オペラの大傑作だよ
587 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/24(土) 16:35:41 ID:a9vRU5Ag
せっかくベートーベンの良さがわかっても 嫌いな映画を糞呼ばわりする程度の釣り師にしかならない人もいれば ひとかどの真っ当なおっさんになる人もいるわけだね。 オレはどちらかといえば後者になりたいよ。
ベートーベンか…… 時計じかけのオレンジの主役みてーな芸術観だな
589 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/11/29(木) 23:23:53 ID:x/dRReEt
弁当→便
>>574 風と共に去りぬはそんな評価受けてないよ
人気作なだけで
第三の男のほうがずっと好き
592 :
無名画座@リバイバル上映中 :2007/12/29(土) 22:45:30 ID:J8kU42EW
公開された時代と監督の年齢を考えれば群を抜いて素晴らしい映画だと思うが、ストーリーには欠陥があるよな ローズバッドのオチはハッキリ言って無理矢理な印象をうける
593 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/01/14(月) 18:13:16 ID:2F+t93ER
無学なので,教えてください 1)ケーンの臨終の言葉は,なぜ「ママ」ではなかったのでしょう? 2)おそらく幼少のケーンが,後見人に要求したと思われるクリスマスプレゼントは,なぜ「そり」だったのでしょう?
594 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/01/20(日) 21:35:08 ID:7D8XnxxT
>>593 そりに「ローズバド(ばらのつぼみ)」って書いてあったじゃん
ヒント : マリオン・デイビス
596 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/01/31(木) 20:23:28 ID:erY1885c
うーん初めて観たけど これはつまり「愛は金では手に入れることは出来なかった」ってことなのか? 俺、大学生だがホリエモン連想しちまった。 パズルの足りないピース=薔薇のつぼみ=愛ってこと?
自分も今日レンタルして初めて見たー。面白かった。 最後の文字見て、あーなるほどなーと思いますた。 そりを すてるなんて とんでもない!
598 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/01/31(木) 21:34:36 ID:QoFuNMtw
600ケーン
601 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/02/06(水) 18:17:29 ID:WPpVFTgf
この映画で言いたいことなんて特にねーよ 中身すっかすかだからなw
クラシックの最高傑作と一般的によく言われるのって 第九よりもマタイじゃないの?
どちらも金だして買うようなもんじゃない どうせ買うんなら米ワーナー盤
スレチだが オーソンウェルズが稚児趣味って有名じゃない? 稚児趣味とショタコンとは何が違うの?
606 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/03/15(土) 19:36:20 ID:59mJpKBp
古典的映画への挑戦とか意味不明だしw
608 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/03/18(火) 04:27:22 ID:4A62X2Fg
>>602 順位なんて付けようがない。どちらも偉大過ぎて
というかベートーベンやバッハが作った作品はどれも文句のつけようがないほど偉大な傑作だよ
何が何に劣るとかはない、特にバッハの場合は
モーツァルトもそう。ミケランジェロもクレーもマンもゲーテもシェイクスピアもそうだ
だだウェルズは違うけどなw
奴の作品には何も感じない
どこがどう優れてるのかすら分からない
偉大な芸術家達とこいつを比べること自体馬鹿馬鹿しく感じる
あくまで俺の意見だが
609 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/03/20(木) 00:51:08 ID:Wuwvz85I
「モナリザ」が最も好きだと言う絵画ファンを聞いたことは無いのと一緒の映画。 ハリウッド・サークル認定に感性まで合わせることはないって。
610 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/03/20(木) 03:23:24 ID:Kjm+pwbR
芸術家はその芸術の歴史において、通常次の3タイプに区別できるので 違うタイプの芸術家同士で比べる事はもともと無理があるな。 A ある時代様式の出発点に位置して、表現様式の拡大のために 新しい技法を生み出した者。 B ある時代様式の円熟期に生を受け、その表現様式の枠内で その枠内の表現を達成するための技法を自在に使いこなした者 C ある時代様式の繁栄の頂点の時代に生き、その枠内での表現の 可能性を汲み尽くした者 作曲家で例に取ると、モンテヴェルディやベートーヴェンがA、 メンデルスゾーンやショパンはB、パレストリーナやラッソ、ワーグナーはC という風に一応言われてる。映画ならエイゼンシュタインやグリフィスがA シュトロハイム、ルノワールがB、フェリーニ、ベルイマンなんかがCかな? ウェルズもどれかに分類するとすればAなんだろうな
そりはキズかなかった、ジェニファーはどうよ
バッハが分類不能になりそうだな
613 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/07/01(火) 06:15:47 ID:VRl2JTSC
500円ので一番画質がマシなのはどれ?
水野晴郎のやつ もう亡くなったから売らないかもしれないけど
615 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/07/03(木) 20:26:48 ID:+a4/J+4s
コンビニ行ったら宝島社の映画月刊誌のDVD付録が市民ケーン何だけど、 アメリカマスター使用なのかな? どうよ。 800円だから迷ってる。
616 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/07/03(木) 22:11:35 ID:zJjZwSqO
アメリカマスターだなんておいしい話があるものかな
ヲーナーのマスター以外は全部ゴミじゃないかな
618 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/07/04(金) 08:44:54 ID:OHfJIYpW
>>610 そういう考え方って、要するに結果論。
自然科学じゃないんだからね、こういう芸能は。
620 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/07/05(土) 10:59:14 ID:JlX4liIf
宝島の雑誌昨日買ってきた。 凄い画質で吃驚、水野晴郎の500円盤は今朝ゴミに捨てたよ。
本当に綺麗だった 字幕が消せないのはワーナー版への配慮?
これはとんでもないことになったな。 まさか雑誌の付録が過去最高の「日本語字幕付き市民ケーン」になろうとは。 私は日本初公開版ケーンを劇場で観た年寄りだが、この映画は日本でも「呪われた映画」 の1本と言ってよい経歴を持つ。ATGによる初公開が1966年というのも遅すぎるし、字幕 は名手、清水俊二氏によるものだったが、焼付け技術の劣悪さで判読が極めて難しく、 字幕を読もうとしているうちに次のシーンに移行している有様。それはコスミック版ケーン で現在確認できる。つまり劇場で観た層でも満足のいくケーンを観れたわけではない。 IVCから出たDVDも画質が劣悪で高額で販売した神経を疑う。IVCは名作詐欺商法とも いえることを繰り返してきた団体だが、この映画にした仕打ちを私は決して忘れない。 今回のDVDは、高解像のモニターで観ない限り十分に満足のいく画質だ。今までのDVDでつぶれ ていた暗部も鮮明に見える。ややジャギーがきついのが難点だが許容範囲だろう。 宝島社には本当に感謝している。長年の胸のつかえがとれた思いだ。ありがとう。
>>622 いい年してそこまで映画マニアなら北米版も買っとけよ
字幕をゆっくり翻訳すれば対応できるのに
とはいえこれ、 半年後でもいいから宝島社の廉価シリーズに入れるべきだな チャプターが不便なのもまあ仕方ない
名作と呼ばれて、ランキングに常に上位で、 唯一俺が理解できない映画。どの辺が面白いのかな?
>>615 レスに論理の飛躍があるので関係者っぽい匂いがするが情報サンクス。
高校の時以来ずっと観てきたが、この映画のパンフォーカスがやっと
堪能できた。(僅か580円で)
たまにこのスレ覗いてて良かった。
>>616 は撤回する。
じゃあ字幕が消せない仕様はツッコミを怖れてのものだな 発売も危ういか
パンフォーカスだけじゃなく普通に合成シーンも多いよ 「ローズバッド」誰も聞いてないのに、コメディだな。
>>620-622 ぅわぁ………そんなオマケが……知らなかった。490円で今日買ったばかりorz
まだ開けてない。画質悪いんだぁ………
観た。 つまんなかった。ポニョのほうがマシ。
ポニョと比べるなよw
息子を母親から引き離して東部に預ける理由付けが薄弱すぎるよね。 主な動機が父親の暴力なようなことを母親が言っているけど 家から父が出てきたとき息子は父の所へ行こうとしたし、 お客を鉄板つきの橇の滑走面でどつくのは 当時の米国では十分鞭打ちに価する振る舞いじゃないか。 また息子が田舎に置くにはもったいない神童だってなら 幼い子供を両親とくに母親から引き離す理由になるかも知れないが 実際は‥‥‥ねえ? だけど白黒とはいえ主役の特殊メイクはすごいよね。
あと主役の新聞社での腹心がなんで二人ともユダヤ人みたいな名前なんだ。 (BernsteinとJedediah) ニューヨークならむしろ自然なのかな。
お前馬鹿だろ? ケーンがガキの頃は19世紀だぜ
だから?
だから?
637 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/10/09(木) 23:46:23 ID:42jBzuEu
テレビ版日本語吹替ってあるの?
638 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/11/03(月) 02:44:28 ID:/upUMGDw
3年ぶりくらいに見た その間色々な優れた映画を見たにも関わらず なおいっそう凄い映画と思い知らされた 出だし5分間でもう凄い
冒頭から引き込まれるよねぇ。 オーソン・ウェルズのセンスがバリバリに効いている。 画面構成とか神業ですわ。
オーソンウェルズを過大評価する人って 古臭い固定観念しか持って無い老害ばかりだよな
オーソンウェルズを過小評価する人って 「古臭い固定観念」って言っとけば全てを否定できると勘違いしてるゆとりばかりだよな
固定観念持ったオヤジだったら、 ウェルズのカメオ出演の節操のなさを嫌うだろw
オーソンウェルズを過小評価する人を批判する人って 「「古臭い固定観念」って言っとけば全てを否定できると勘違いしてる」 という思考停止の常套句しか言えないよな
でも過小評価するのはどうかと思うぜ
645 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/12/27(土) 11:03:40 ID:gzbCrDqf
オーソン・ウェルズなんて 火星人襲来騒ぎと家出のドリッピーくらいしか評価できるもんは無いわ
646 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/12/28(日) 17:53:18 ID:VKL7itWK
確かに古いものをやたら高く価値する傾向はよくないよな はっきりいってこの映画、全く面白くない。ストーリー全体がありきたりで、形式ばり過ぎている 『薔薇のつぼみ』の謎も『時間の配列』の仕方も『カメラワーク』もさして効果的だと思えない 見終わって何かこう、考えさせられるようなそういうものすらない
647 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/12/28(日) 18:12:18 ID:rCEEJbob
アンバーソン観たら 本当にこの人は凄いと思った。 うますぎて鼻に付くぐらい。
648 :
無名画座@リバイバル上映中 :2008/12/29(月) 04:11:49 ID:8/Q5YPaL
>>620 この映画がすごい ! 2008年 08月号
amazonnでみつけて注文しといたよ!
愉しみだぁ〜
自分もDVDもってたけど、画質悪いなぁと不満だった。
dtsデジタルイメージが修復した輸入盤をみた いままでみてた国内盤とは、まるで別の映画なのでびっくりした
オーソン・ウエルズとロッド・サーリングが長生きしていたらアメリカ映画が こんなCGてんこ盛りの薄っぺらなものにはなっていなかっただろう。
逆逆 もっとCGが画期的に使われていたはず ケーンの合成とかけっこうすごいぜ
>>647 アンバーソンはずっと見たいと思ってるんだけど、
きちんとリマスターした正規版のDVDがまだ出てないんだよね。
リマスターした綺麗な絵で見たい!