>>879 あの3人のキャラ立ちとバランスの良さは時代劇に出てきた新選組の中でも屈指だと思う
「白虎隊か。いい名だ、しっかりやれ!」
あれ、カッコ良かったなぁ
あれより爽やかな土方を見た事がないw
>>881 史実かどうかは分からないけど土方は遊女にモテたそうで…。
近藤正臣の土方はなんか男が見ても色気があった。その一方で夏八木さんの近藤勇は男らしく荒々しさ満点の感じがしまして。夏八木さんはこれで初めて知ったんだよなぁ。
会津は最後まで俺たちを裏切らなかった…さらばだ!
白虎隊と五稜郭で土方とちか子が同じ台詞を言うシーンがあるけど
正臣・坂口だと戦火の中の淡い悲恋て感じなのに
団長・十朱だと殺伐としてドロドロしてたよなw
夏八木さんは五稜郭でも近藤勇だったけど
斬首される時の「夢のようだな歳さん、祇園の三味や太鼓が・・」
という台詞には白虎隊での正臣の顔しか浮かばなかった
十朱は独特の生々しさがあっていかんわな
まあどうしたって野村左兵衛や井上家が思い浮かぶ上に、最後には土方も去って行く白虎隊と
何もかも投げうって死に場所にまで追いかけてきた五稜郭とでは描き方も違うよね。
同じ台詞といえば、彰義隊が全滅した上野の山で
五稜郭では榎本と勝が対峙するけど
勝海舟では勝と山岡鉄舟になってるんだよな
しかも五稜郭で勝が言ったネガティブな台詞は山岡に言わせてる
裏表というか矛盾というか、そういうものを多く抱えた
勝という人を主役として脚色するのには
さすがの杉山氏も苦心してた感があったね
勝海舟で一番記憶に残ってるのは
堀内正美がもう一度咸臨丸に乗る事を夢見ながら死んで行くシーンだったな
本筋と関係ないシーンが一番泣けるというのが何とも
>>879 日テレ版見てから
「壬生の恋歌」見たんだが、夏八木さんが土方演じてるの見て
「え、近藤じゃないの?」と最初違和感を感じたんけど。
近藤勇の方が似合ってるよね。
「もう手遅れだ…すぐに終わる…」
「五稜郭」でも「勝海舟」でも、船越英一郎は上野の戦争に参加してたね
>>888 鈴藤勇次郎だね
あれを見て、堀内さん、本当に良い役者だなぁと思ったよ
時代劇だから史実と異なりはするんだけど、鈴木瑞穂さんのナレーションを聴くとついつい史実の様な感じになるんだよなぁ…。
そういえば勝海舟の頃はもう瑞穂ナレじゃなかったな
杉山脚本でもあれだけは何度見てもすっきりしないが
瑞穂ナレの説得力があれば少しは違ったのかも
そうか?
結構好きだよ勝海舟
白虎隊や五稜郭と比べるとアレだが
勝海舟には西郷は出て来るし見せ場もあるけど
榎本はほとんど出て来ない
青年時代に少し顔を見せるだけで
脱走艦隊や箱館戦争の榎本は全く出て来ない
過去の作品の主役で勝と深い関わりが描かれた二人なのに
あまりにも対照的な扱い
つまりはそこなんだろうな
勝を肯定的に描くには榎本は避けて通らなければならない
勝のためにどれだけの幕臣が苦しみ悩み死んで行ったかは
勝を主役にする以上は描けなかったという事
正和の存在というか演技がちょっと宇宙人的でなぁ
重いものを背負ってるという感じではなかった
それも海舟像としては一つの解釈だけどね
比較的お気楽な青年期と老年期を正和が演じて
大政奉還からの苦渋の日々は亮が演じてたというのも
そういう印象を強くさせてる理由かも
正直、亮の海舟の方がセリフ回しが落ち着いてて好きだった
898 :
名乗る程の者ではござらん:2014/07/12(土) 19:06:55.37 ID:sNySeW7I
女中に手を出すようなキャラには見えないよねw
いまだに、全編通して正和の海舟が観たかったと思うけど、少数派なのかな?
あのアクシデントが無ければ、亮が鉄舟だったんだよね
そしたら勝野洋は誰の役だったんだろ?
900ゲット!
薩長は江戸の仇だ。
大政奉還後の幕府がどうにもならなくなってからの勝の行動は
主役としてまぁ納得のいくものではあったから
そこを正和が演じていたらどういう印象になっただろうというのはある
でも幕府をそこに追い込んだのもまた勝が一役買っている訳だし
何度見ても引っ掛かかるのは、勝の徳川への見切りがあまりに早すぎる事
咸臨丸で帰って来た時点でもう徳川は駄目だと言い出すけど
徳川にメリケンまで行かせてもらっておいてそれはどうなのかと
そこに納得のいく理由付けがもう少し欲しかったとは思う
902 :
名乗る程の者ではござらん:2014/07/13(日) 22:14:47.57 ID:0A0NrjLx
やせ我慢の連続と本人は語っていましたね
福沢諭吉になんやかんや批判されても、どうぞ御勝手にと突っぱねた
とくせんを見限ったことよりも、主君の助命のために自身が腹を切るでもなく生きながらえて、
爵位を賜った事自体はその通りだもんね
西郷頼母と似た境遇
その辺も含めて理屈が上手な人だったという印象はある
だから五稜郭で榎本に「あなたとの言葉遊びはもう終わりだ!」
と言われる津川雅彦の勝海舟に一番リアリティを感じる
早乙女貢には、いつもボロクソに書かれてたなあ、海舟
美学に殉じたがる男の多い日本人の中では
勝は特異な人だしなあ
他の杉山作品はみな義に生きた者のドラマだしな
あれが勝の徳川への義だと言っても、やはりそれは詭弁に見えてしまうし
義ではなく別の価値観で生きた人だと説明された方が納得がいく
まぁあの時代の宇宙人と言えば宇宙人だわな
五稜郭での海舟のセリフ
「いっときの情で、おおもとを見失うなよ」
を、忘れないようにしてる
幕府の事を考え、幕臣の事を考えた榎本
幕府の事は考えず、士族の事は考えた西郷
幕府の事も幕臣の事も考えなかった勝
いずれも国を思った行動には違いないが、道は違った
勝が胡散臭いのはさ、勝の評価って、
勝自身が後の世に書き残したもので決まってる部分があるじゃん
龍馬との関係なんて、死人に口無し、自作自演じゃないかと
何故か榎本については書き残さなかったという話が五稜郭に出て来るけど
あれは本当の自分を知られているから
下手に反論されるのが怖くて触れられなかったとも思える
行蔵は我に存す、毀誉は他人の主張、御勝手にどうぞ、だ
あの導入部は好きだけどな
「一時の情で大元を見失うなよ」
↓
「俺は大局に立って物を見てるんだ、抵抗してる幕臣は死ねばいいよ」
幕臣をそこまで追い込んだ原因の半分くらいはお前だろうよw
だから海舟は好きになれない
勝海舟の中で、それまでの杉山作品の主役像に
最も近い人は小栗忠順だね
さすがに小栗を主役にするのは難しかったと思うが
>>912 風間杜夫がやるからなおさら正統派っぽかったな。
海舟主役だから両者の確執は深刻にはしなかったが。
海舟は上役に諂って意見を曲げたりはせず(方便は使ったろうが)
何度もお役御免になっても、その度復職してる。
口だけじゃなく能力も確かだったのは間違いない。
まあ、本人の談話や著作でいいこと言い過ぎな点は生き残ったもん勝ちだよな。
海舟、海舟と
威張るな海舟
俺がいなけりゃ仏様
よさこい
あばよ
まぁ姑息な奴だよな勝って
殺されなかった運だけは大したものだが
ちょっと新感覚に作り過ぎた勝海舟の中で
小栗一族の虐殺シーンは、これぞ年末大型時代劇、だったな
ああいう官軍の鬼畜っぷりが出て来ないと
このシリーズを見た気がしないw
しかし斬首を失敗されるって、本当に地獄の苦しみだよね
官軍の非道なふるまいといえば、咸臨丸の場面も
「これで、咸臨丸は沈まずだ…なあ、鈴藤…」
うろ覚えだが
「ここにいる者たちは諸君らと戦い傷ついて
今は身体の自由の利かない者ばかりだ。
諸君らも武士なら、武士の情があるだろう。」
「賊軍に武士の情など無用じゃ。斬れ斬れー!w」
こういうのが時代劇的な悪のデフォルメではないと
実社会に出てつくづく良くわかった
いるいる、こういう多数派を傘にきたクズw
高松凌雲先生か
旅客機撃墜もそうだけど、非戦闘員への一方的な攻撃は、印象を悪くするね
義経も水夫や舵取りを狙い撃ちさせたけど、このシリーズでは取り上げられなかったかな
義経のそれはなー
非戦闘員とはいえ、このケースと一緒には出来ないだろ
戦闘エリア内で、俺たちを負かすために行動している人間
空き船に水夫が残っている状態なら攻撃する理由はないけれど
当時の慣習は別として、時代を超えて考えるならこれは攻撃すべき対象だと思う
騎馬隊の馬を狙う、複座式戦闘機の操縦手を狙う、戦車の手綱を持っている人間を狙う、軍艦の艦橋を狙う…
函館病院に薩州隊改めの札を貼った翌日にはもう薩摩の幹部が恭順を勧めに来てるんだよ
あの病院は旧幕時代の医学所から続いてるものだから、最初からそこを仲介にしようと思ってたんじゃなかろうか
下っ端が強硬で上は色々選択肢を模索してるというのも結構ある話だな
高龍寺分院の虐殺も
先に手を出したのは患者だったとか
放火も戦火による消失だなど諸説
死人に口はなく勝者の側の反論が伝わるのは
まさに勝てば官軍といったところ
まぁ函館戦争自体がなるべく無かった事にしようという扱いだったし
学校でも西南戦争は教えても函館戦争はろくに教えない
最初に五稜郭を占拠した時は脱走軍が負傷した官軍と一触即発の雰囲気に
なるけど、そこで長州の人間が嘘言って
「備後・福山藩」っていうしゃべり方が凄く空々しくて吹く
恭順を勧めるというのは要は降伏勧告であり
無差別攻撃を続ける事と特に矛盾しないでしょう
まぁ病院で負傷者を襲うのは何にせよクズだが
浅野内匠頭、松平容保、 木戸孝允、高松凌雲、小栗忠順
風間杜夫のキャラはブレないな
強いて言えば木戸だけちょっとアレだが
長州の麒麟児・桂小五郎どんも、今や駄馬ですな(にやり)
風間杜夫の木戸は、顔だけは本当にぴったりだったな
もうこんなに似てる役者は出ないんじゃないかってぐらい