うむ
いつもクレジットを書いているが、連名にすることで豪華さが出たと感じる
sage進行でいいね
変な荒らしも来ないでほしいし
第37話はここからスタートか
>浜に頭を突っ込んだふんどし姿の光圀があった。
さてどうするかw
おい爺さん。なーに頭につっこんでんだ?まさかあんたお熊婆さんが言ってた祟りかい?(きみ:赤木春恵)おかあさん変な爺に絡んじゃ駄目ですよ(さつき:和泉ピン子)
ねえちゃん、あんな所に和人のおばさんがいるよ(アイヌの少年コスケ:梅地徳彦)なんですって!此処はアイヌのモノ、懲らしめてやりましょ(コスケの姉サオリ:九条亜希子)
なんだっていうのさ、相手はたかが小娘とガキだ、さつき、返り討ちにしておしまい(きみ)そんなかわいそうですよ(さつき)あんた姑に逆らう気かい?あんたがやらなきゃこのわたしが(きみ)
その時、きみの顔に風に吹かれて飛んできた光圀のふんどしが被さった(芥川)くくくっさー(きみ)おかあさん(笑いを堪えるさつき)
これはふんどしじゃないか、この私の顔にこんなモノをよくも〜(鬼の形相のきみ)ギャー(さつき、コスケ、サオリ)
この爺さんのふんどしだね、やい爺ィ出ておいで(光圀を引き摺りだそうと足を引っ張るきみ)バフッ!(光圀の放屁の音)くくくっさ〜(きみ)
光圀の放った屁の直撃を受けたきみは痙攣をしたまま倒れ込んだ(芥川)カッカカカカ!これで少しは懲りただろう、娘さんこの婆さんを連れてお帰りなさい(光圀)は〜い(さつき)
おじいさんありがとう!(コスケ、サオリ)んっお前さん達は・・・その着物はアイヌの人たちかな?(光圀)はい(サオリ)
おじいちゃんはどうして真っ裸なの?(コスケ)カっカカカカ、これはなんだ、まぁおじいちゃんはイタズラが好きでのう(光圀)でもおじいさん、それじゃ風邪を引くわ、私たちの家に立ち寄ってください、助けてくれたお礼もしなくては(サオリ)
こうして光圀は一行たちと離れ離れになったまま、コスケ、サオリらのアイヌの集落コタンを訪問することとなった(芥川)
あの爺め、覚えておいで、こここの恨みは・・・(五月に抱きかかえられるきみ)
じゃあ座らせてもらうぞ。(米俵に座る光圀)爺さん、握り飯くう・・・何やってんだ!!(サオリ)母ちゃんこいつはお熊婆が言ってた祟りじゃ!追い出すぞ!(コスケ)
おいおいコスケ、お姉ちゃんをつかまえて母ちゃんはないだろう、ようこそ我がコタンへ、娘の話をよると危ないところを助けてくれたとか、どうかゆっくりして下され(酋長カシン:徳大寺伸)
ご隠居!ご無事でしたか!でっまた全裸ですか?(助三郎)おやお知り合いですか?(カシン)全裸ですが私の主人なのです(助三郎)それはそれは、しかし着るモノがなくてはなぁサオリ私の一張羅を出しなさい(カシン)
主人とは助さん、お前さんはワシを見捨てて逃亡したのではないのか(光圀)とんでもない八兵衛の奴に嵌められたのです(助さん)また八兵衛めか、あの男あそこまで根性の腐った奴とは思わなんだ、もはや生かしてはおけぬなー(光圀)
そして、光國は確実に勃起していた。(芥川)
アイヌの酋長の一張羅を着た光圀にハッとする面々 ご隠居ー(助さん)なにか威厳を感じますなー(カシン)天から降ってきた助さんのご主人さまだとすると、もしかしてこのお爺ちゃん神様かも(コスケ)うーん(サオリ)
その頃八兵衛はというと・・・ 光圀の居る紋別に程近い室蘭に有った。
室蘭は松前藩の知行地である場所が置かれて周辺の拠点地であった。その当時、蝦夷地では米はまだ収穫できなかったために幕府によって蝦夷島主と認められた松前家は無高の交代寄合の旗本扱いであり、その後に大名に格上げされた1万石とは格に過ぎなかった。
そこで松前家ではアイヌに対する交易権を独占的に幕府から認められ、家臣に対する知行も蝦夷地に商場(あきないば)である場所を割り当ててその収益を当てていた(芥川)
ココ室蘭の松前藩陣屋では・・・(芥川)光圀候は何処に雲隠れしおったのだ!(蠣崎舎人:藤巻潤)御家老、伊達家の面々の準備も整い間もなく上陸する模様です(三隅新八郎:村井国夫)
グズグズはしておれん、一刻も早く見つけ出して始末をし金鉱も我らの手に(蠣崎)そこでこの者で御座いますが光圀候の一行に加わってた八兵衛と申す者で、この者の話をお聞き下さい(新八郎)
へっへへへ、この度は松前様の御用で十手取縄を預かる事となりました、すっとびの八兵衛ってケチな野郎でございます(うっかり改めすっとびの八兵衛)本当にケチそうな者だな(蠣崎)
あっしもあの爺にはどれだけいたぶられた事か、この十手に掛けて必ずあの爺めを地獄の底へ突き落してみせますぜ(八兵衛)これまで共に道中をしていたのは強みになるかと(新八郎)うむ励め!(蠣崎)
あれが水戸のご老公様の命を狙ってる輩か(猿の四次:松山英太郎)狙うよ(お林:森マリア)
だれだ天井裏に潜んでおるのは!(新八郎)降りてきやがれ!(八兵衛)チッばれちまったか(猿の四次)私たちが潜んでいるのを見破るとはあの侍タダ者ではないね、降りるとしましょうか(お林)
御用だぁ!(八兵衛)待て待て、こ奴等とてタダ者では有るまい。盗賊か?ならば倉を狙うだろうに、すると?どの道ハナシを聞かれた以上生かしてはおけんな、いや逃げようとしたらこの新八郎にたちまち真二つにされるぞ(蠣崎)
逃がさないぞ。おいやれ!(蠣崎一味の配下の忍、大玄才:浜田晃)くっそ、やられたか(四次)あんた六十四系逃げるにしかずよ。逃げましょう(お林)
ぷっ頭、そういうなら三十六系逃げるにしかずですよねww?(子分:松山照夫)確かになww馬鹿な奴らだwwあははははww(大玄才)
その時、新八郎が抜刀したかと思うと次の瞬間その刃は元の鞘に納まっていた、居合である〜 あれっ髷がひいいい〜(子分)ああっ岩松!(お林)これじゃとても逃げられねえ(四次)
ははははっ!だから言わぬ事ではない、その方らの取る道はワシ等に手を貸すか、この新八郎の刀の錆になるかのどちらかだ、もし手を貸すのならタダとは言わん、無論値千金じゃ悪くはない話だと思うがのう(蠣崎)
遠く蝦夷地までやって来たんだ、たんまり弾んでくれるんなら悪い話じゃねえな(四次)ふ〜んだ(お林)
へへへへっその話、この私も乗らしていただこうかね(きみ)なんだ地元のババアの出る幕なぞないわ(蠣崎)あんた等の探している爺さんの居所を知っていてもかね?(きみ)なに!(一同)
やめないかキミ!(キミの亭主・幸吉:佐藤英夫)何を言うんだい!だから父ちゃんはいつまでたってもうだつが上がらないんだよ〜こんな北の果てでいつまでもくすぶっていられるもんかい!(キミ)
お義母さん、お義父さんの言うとおりですよ(サツキ)かあちゃん(さつきの亭主・勇造:角野卓造)
えーい親子喧嘩はやめぬか!ソレよりばばあ、今言った事はまことか!すぐさまあないしてもらおうか(蠣崎)なんて口のきき方だい、まるっきりタダって道理はないだろう、あんた達の話は聞かせてもらったよ、ここは一つ100も出して貰おうか(キミ)
え?出してもらおうかい(キミの娘で勇造の妹、お久:沢田雅美)どうすんだい!(お久と同じく、お那:東てる美)
わたしはねぇ、こんなしみったれた土地に見切りをつけて、江戸って所へ行ってみたいだよ。そこで食いもん屋でも始めて・・・とにかく金がいるんだよ〜 出すのか出さないのか!どっちなんだい!(キミ)
ご家老、その必要はないかと(新八郎)どういう事じゃ(蠣崎)この者は某が若党として召し抱えた周平と申します、申し上げるのじゃ(新八郎)
あれっオマエは家をオン出た使用人の周ちゃんじゃないか(キミ)えーと、結論から申しますとご家老がお探しの爺さんは今はアイヌのコタンで良い気になっています、ハイ(周吉)なんと、でかしたぞ(蠣崎)
ではお約束のとおり私めを士分にお取立てしていただくの件は(周吉)ご家老(新八郎)うむ、そちはこれより松前藩士として50石遣わすぞ、名も田島周平と名乗るが良い(蠣崎)有りがたき幸せ(田島周平:岡本信人)
周平、よくも裏切ったね!(キミ、幸吉)私もあんなうだつの上がらない家でこきを使われる方はナイと思いまして、ねえサツキ(田島周平)あいあい、私もホトホト愛想を尽かしたよ、ねえ周ちゃん・・・じゃない旦那さま(サツキ)おまえ・・・(勇造)
ご家老、このクソババア一家の利用価値は無くなりましたなあ、それどころか我らの内情を知り過ぎたわけで(新八郎)斬り捨てィ!(蠣崎)斬っちゃえ斬っちゃえ(田締周平・サツキ)ひええい(キミたち)
さつき、この俺まで裏切るのか(勇造)なに言っているんだい!自分の嫁が姑にいびられても何一つ助けなかったくせに。新八郎さまこの人から斬って下さい!(サツキ)うむ(新八郎)
うわぁ〜〜(勇造)ギャー(キミ・幸吉)あれっあと女二人が居なくなったぞ、探せ!(新八郎)えーい、それよりも爺の始末が先じゃ者ども続け!周平案内せい(蠣崎)へへ(周平)
おいらが岡っ引きなのにアイツはいきなり武士に取立てかよイイよな〜(すっとび八兵衛)
普段から悪知恵の働くお久とお那はいち早く姿を消し難を逃れたが、サツキ、周平の裏切りによりキミ、幸吉、勇造はあっさり斬り捨てられたのであった(芥川)