三匹が斬る!

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411名乗る程の者ではござらん
259 名前:じゃじゃ馬ならし 前編 5/9[sage] 投稿日:2010/09/28(火) 00:08:06 ID:Q70NESdwO
「あ……!な、何をっ」
「おぬしは、かわいいな」
「な!きっ、貴様、ふざけてんのかっ」
「ふざけてはおらん。おぬしは豪快で真っ直ぐな、実に気持ちの良い男だが、なぜか時折無性に、かわいらしく思う時もある。今夜はますます、強くそう思った」
「やっぱりふざけてる。離せ、殿様。もう蛇など、おらんのだろう!」
真之介は兵四郎を引きはがそうと肩を押して身をよじった。
厚みのある身体に体重をかけてのしかかる兵四郎は、笑いながらもがく腕を押さえた。

「いいや、いるぞ。下手に動けば、噛まれるぞ。ほれ、そこに……」
「う、うわっ……う、うんんっ!」
焦って叫んだ口を、兵四郎は自分の唇で塞いだ。
いきなり吸われて舌を深く絡められ、真之介の頭は咄嗟に拒むことも忘れて混乱した。
慣れた調子で口内を暴かれ、たちまち真之介は呼吸を荒くした。
巧みに快感を引き出され、いつの間にか自らも舌を絡めていた。
兵四郎は唇を貪りなが真慎之介の右腕を左手で押さえ、伸ばした右手を袴の紐にかけ器用に解いた。

真之介は長く呼吸を奪われてぼうっとなっていたが、袴をするりと下ろされるとさすがに慌て、強く兵四郎に抗議した。

「おいっ!待て、殿様!お、俺はそっちの気は、ないぞっ」
「安心しろ、俺にもない」
「だ、だったらなんで、俺の袴なんか剥ぎ取るんだっ!女の腰巻きでも、引っぺがして来い!」
「うん。だがな、今はおぬしの袴を剥がしたい気分なんだ。許せ」
「……許せるかぁ!!あ、うわ、よ、よせっ……あ、ば、馬鹿!」