他スレで 【十手 (じって) 】 の房の話が出ていたから……
町奉行 ・ 町与力や町方同心 【赤房】の十手 (恩賞で【紫房】の十手の場合も)
勘定奉行 ・ 勘定吟味役や代官など 【紺房】の十手
八州廻り (関東取締出役)-勘定奉行配下- 【紫房】または【紺房】の十手
寺社奉行 ・ 吟味物調方や大検使など 【白房】の十手
目明し・岡っ引き 【房なし】の十手
十手の部位
【棒身】 長い部分
【鉤(かぎ)】 刀などを受ける短い部分
【柄】 握り手の部分
十手の長さ
一般の見廻りには、30cmほどのものを携帯
捕縛する時には、60〜100cmほどの【長十手】を使用
※ 「御用だ!御用だ!」ってときは、本来ならこの長十手を持っていたはず
十手術として、いくつかの流派あり
【一角流十手術】 捕縄術を中心とする流派
福岡藩においては、主に下級武士が学ぶ捕手術である「男業」のひとつとして伝えられる
【当理流】 宮本武蔵の父が起こしたとされる流派
一刀剣法、二刀剣法(二刀流)、實手術(十手術)、小太刀術、手裏剣術等を伝える総合武術
【駒川改心流】 中太刀の他、實手、小太刀、薙刀、両刀、三ツ道具、八重鎖鎌等を含む総合武術 などなど