ひたすら意味もなく時代劇口調で書くスレ〜其之伍

各々方、新しい継ぎ板を立て申した。
存分に遊んで頂きたく願い奉る。

其之四　http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/kin/1150697133/

ツー

降誕祭は中止にてござ候

バテレンのどうでもよい風習に踊らされてなるものか

みにさんた、なる出で立ちの女も捨てがたいものがありまするぞ

七豪壱殿、されば　某に名案が御座る、生死の境を彷徨っている赤井殿に

みにさんたなるものを招いて床の周りを踊り回らせれば或いは彼岸に渡らんと

している御門之守を此方に引き戻せるかも？？？　まあ言うならば天の岩戸の

徳川版てわけで・・・

無礼者！！
そこへ直江兼続

　これこれ　長屋の衆　好いか皆お聞きよ！ご隠居が其之伍が建ったのが目出度いと

是を長屋で飲んでくれと　ほれッ！　こも被りを寄越して下さった。

さあ！　年忘れって事で　ぱーっと行こうじゃありませんか！！

浪人さんが居ないのは・・寂しい限りだねえ　熊公の神さんと駆け落ちしたが
今頃　何処の旅の空やら　然し　熊公も早速新しいのを見つけてきて・・・・
おまいさんも諦めが早いね　　　全く　さあさあ二人ともコッチえ来なってんだ！

うむ、流石は元奉行だ。赤井殿は持ち直したとの報せじゃぞ、さてと長屋に遊びに行くかのぅ？元奉行、その方は赤井殿に挨拶に行くがよい

　赤井御門之守が持ち直されましたか　　其れは重畳至極で御座りまするなあ

となると・・！？　中田殿も特赦と相成るよう願い方々挨拶に罷り越しまる。

然らば御免！！

　あー　おいッおいッ、こらこらッ、！！　怪しい奴じゃ　蜆売りなぞ来る所
でわ無いわい！　うろうろしてると　此の六尺棒で打ち据えるぞッ、用が有るなら

裏門から回れッ！

　だッだッ　黙りおろうッ！　蜆売りに身を窶しては居るが　あくまでも世を忍ぶ
仮の姿じゃッ　なんじゃ門番の癖に偉そうな　ふん　然し貴様も勤めであるからには
仕方あるまいな、元奉行が挨拶に参ったと・・　　　　　　　　　　早う取り次げィ！！
　

　えー下にィ〜下にィ〜　志村様のお通りじゃ　下に下にィ〜ッ

　へッ　隣屋敷から来るのに大袈裟な　又酔っ払って刀振り回すんだろう

桑原　桑原

　ふーー新しく板が立ったので息を吹き返したらしい。
こりゃ　中田ッ　其の方暫く謹慎しておれ！！一月の閉門を申しつくる。

何！志村候が参ったとな　良し御通し申せ、元奉行も参っただと　良し通すが良い

やらないか？

ふー元旦の朝か、二年越しに飲み明かしてしまったワイ

者共　馬を引けィ　初売りに参るぞ！　何か腰元の出物があるやもしれぬ！！

病み上がりで御危なう御座いますだと　ふん　恒例の買い物じゃッ　ええい　放せーッ

　構わん、知らん振りして殿を下屋敷に送り込むのじゃ！

正室御京の様が　殿の本復なさり次第　此方ェ寄越してくれる様にと

パタパタしてるのでな、うむ　火酢手利ー気味だからな

しかし直訴は御法度

Oh、赤井サマノ御屋敷ハココデスカ？

なんじゃあ？？変なのが参ったぞ、取り込み中じゃッ　かえらっしゃい！！

キモイよ

oh、御家老様モ良イ男ネ。ヤラナイカ？

曲者じゃ、皆の衆出会え、出会えー！

　あいや　御家老　！此処は拙者に御任せあれ、またぞろ出て参ったか！

わしじゃ、懐かしいのう　そちは長崎に戻ったのではないか？？？

Oh、蜆売リニ用ハアリマセーン。

南野陽子の天英院が可愛かった。あれって坊主にしたわけじゃなく髪を切っただけだよね？

潮を噴き上げにてござる。

わしが可愛がってやったのを忘れたか！蜆売りでは無い　元北町奉行であーる！！

アホ与力の讒言により奉行の席を追われたが・・汚名を濯がんと艱難辛苦の日が

続いてる訳だが　むにゃむにゃ。

何！　元奉行が赤井様の屋敷に出入りしておるとな！？　こりゃ笹野間違いない話か！

ふーむ？？誰か後ろ盾に付いて居るな、笹野ッ暫く監視の目弛めるでないぞ！！

は〜て？若しや七豪壱様か？いやいやそうではあるまい？？？？

　元奉行の復権願いが上奏されて参ったが・・・うんうん　どう取り扱ったものやら

願い状には小沢一郎之守やらが連署してるわ！福島瑞穂之守まで　うーん

南蛮船に焚き木やら燃油の提供を認めてくれるなら引き換えに認めてやらんでもないが

　それは成りますまい、聞けば蜆売りにまで身を落としてまで江戸市中を徘徊しておるとか

首座におかれましては無視が一番かと・・・とまれ上様のご意向次第でござろう

　あいや　暫く！　此処は細木屋のお婆にご託宣を仰ぐのが一番かなと・・

如何で御座るかな？

「・・それは」「良いお考えで御座る」　「何を仰せられるか」

喧喧愕愕　　　ワイワイ　ガヤガヤ　「しーつッ、！上様の御成りィ〜」

・・・・・・・　　　しーん

　「上様に於かれては・・エヘン　昨夜のお疲れが取れておらぬ！心して御発言あるべし！！」

　あーうーん、　よきにはからえ〜〜

上様のお成り〜！

　うーん、余が屋敷まで江戸城の声が聞こえるとは・・声の良く通る奴じゃ

老中部屋の採決が待ちどおしいで御座るな！然し御門之守殿　あまりの寒さ
故　手が茶碗から離れぬのでもう一杯　熱い所を注いでは呉れまいかの

御門之守・・・「これこれ　少し馴れ馴れしいぞよ」

　ワシの八卦によると元奉行は再び町奉行に帰り咲くと出て居るでな！　商家の皆の衆

就任祝いを準備なさると宜しいのう、少し重みのある菓子箱が宜しいかと

あーそれからな　元奉行は　此の頃痛く猜疑心が強いお方であるから並の手順では
お渡しするのが　ちと難しいのじゃ！　其処でワシの出番となる、一人当たり二両でどうで
御座るかな。

しかし直訴は御法度

　あー将軍家の命により、呼び出しに参った土佐鮑之守じゃ！元北町奉行蛸坂烏賊之進は
前え進まれい！　エヘン　其の方　徒に赤井御門守屋敷に寄留致し無為なる日々を過ごしておるのは
江戸の治安上大いなる損失であるのでよって復職を命ずるも也！！直ちに奉行所に立ち行き全権を
掌握し治安の責を負うべし　以上！！

くるしゅーない
ちこーよれ

　同心一「おいおいッ　あの奉行が又ぞろお戻りなさると言う噂があるが真か」

　同心二「らしゅう御座る」

　同心三「さあ、それよ　与力上がりの今の御奉行は何でも御厠屋奉行に左遷らしゅうござる」

はて…私めが聞いた話は、与力様は関所勤めになるとの事に御座いまするが？

　そちは何故か・・・！？　早耳じゃの　饂飩屋は何と言っておったかな

さぁ、何でも御伊勢参りに行くとかで、ここ最近は見ておりやせんが…。旦那、熱いのを一杯、如何で御座いやすか？

ふう〜〜ッ　矢張り冬は熱いのに限るて　このクソ寒いのに御伊勢参りか！？饂飩屋も熱海辺りの
温泉でも浸かってるんだろう、こちとら寒いのに夜回りとは情けない話じゃ！

　こら〜〜〜ッ　アホ奉行！！　何時まで奉行面しておるのじゃ！
貴様は見事左遷されたぞッ　どけどけッ　今日からワシが奉行様じゃ！！

「奉行復帰祝い金」の受付係りには是非とも某に御任せを！？

　奉行・「ピンはねはいかんぞよ！！　先ず貴様から出せッ」

列席の御一同様に申し上げる、此度　元奉行であられた蛸坂様には目出度く
復職なされた　就いては祝賀の意味合いも籠めて祝い金を差し上げたいと存ずるが
御同役一同の御意見など受け賜りたい。

ハツハツハハ、某などは既にお届けしとるわ！次期与力の件もあるのでな！

皆のを集めて良い子になろうとは・・ふふふ　片腹痛いわ！！ぬはぬはぬはァ

　ししし　仕舞った！！すばしこい奴め　誰かと思えば九斎傑之進か！

与力の座を狙ッとるのか、うーん　ならば　此方は吉原での接待漬けじゃ

Oh、接待ナラ私ニマカセルネ♪HAHAHA、マズハ同心ソノ壱ノ人ネ

わわッ　拙者はまにあって御座る！しッしッ　寄るでないｗ！！

HAHAHA、照レル事アリマセーン。連レ込ミ茶屋ガ近クニアルネ

　　う〜〜〜〜〜〜〜〜ん！！　ぷはーッ　好い湯だねえ、むーううう

江戸の湯屋とは大違いだね　こりゃ全く　箱根湯元の湯につかりゃあ　寿命が

延びるってもんだ　う〜〜〜ん　今度ァ　蕎麦屋の野郎を誘って来なくちゃならねえな

おっ、兄さんは江戸の人かね？

おうッ　こちとら江戸ッ子だい！！江戸っ子と睨んだお前ェさんも目が高ェや

しがねえ　担ぎ饂飩屋だがね！　小銭が溜まったんでちょいと箱根にお忍びさ

ハハハ　まあ　一杯ェどうだい。

へえへえ、こりゃすみませんなあ　う〜うううめえなあ、かく申す拙は旅回りの
絵師でして・・ふー江戸を離れて何年になりますか　思わず江戸弁が懐かしくて
お声を掛けた次第で　　ああこりゃどうも

おいッ！同心　此方ェ参れ　菓子箱の集まるのが少ないではないか！！
　これから貴様　奉加帳を持って大店を一軒毎に廻るのじゃ！　若し出し渋る
店があったなら取り潰すと脅かしてやれ　良いな直ぐ出かけるが良かろう！

この遠山桜、ちらせるもんならちらしてみろぃっ！！

風さそふ　花よりもなほ　われはまた・・・

近頃体の塩梅がよくねえらしく、ちょいとばかり走った後何やら急に差し込みが来ちまって、
やっぱりキセルのやりすぎではなかろうかと思っていやす。
キセルなんざやるもんじゃあねえな

そいつぁ違うな、おめぇさんは日頃から身体鍛えちゃいねぇだろ？

拙者は毎朝素振りを五百回と決めて木刀で致すが足りないかのう！

　おいおい　どうしたんだよ、旅回りの　・・・湯でのぼせて仕舞いやがった
兎に角温泉から引っ張りださにゃなるまいよ

なんだいなんだいおめえさん方
もうすぐ春が来るってのに雁首そろえてシミッタレた話なんざあしやがって

　おいおい、そりゃねえだろうよ　

こちとら　膝小僧抱いて震えてるのによゥ　春がこねえかと雁首延ばして終いにゃ

ろくろ首になっちまわあ

其処の町人！もう少し前に出て参らぬか、新身なれど　ちと　切れ味を試したいのじゃ

遠慮は要らぬぞ

まッ昼間から　人切り包丁なんぞ振り回しやがって　おいこらッ！　武士ェ　屁意次の投げ銭かわせるもんなら交してみやがれ！

　見物人「いよーッ！！待ってました　やれーッやれーッ」

　町娘　「きゃあああ〜、あれが明神下の銭形屁意地次　好い男だねえ・・・」

笑た。

わわッ　失敗ッたたた　勢い余って　こッこッこッ今月分のややや家賃まで
投げて仕舞った！！　　おおお　お静に怒鳴りつけらるな！

おーい　皆の衆　拾い集めてくれーーーッ

久方振りの江戸だなァ、あの蕎麦屋は達者してるのかな

お！いいとこにうどん屋があるな。熱いのくんな！
しかし、何んであんなとこに銭がいっぺえ落ちてたかねえ？
日頃の行いが良かったせいだね。へへっ。
月見おごっちまうかなえへへ。

おいらの投げた銭で月見食ってやがる、オイツ　饂飩屋ッ！！俺にも作ってくんねえ

　アー　アナタお金ナゲタ時点デ所有権放棄とナリマース、町の人ワルクナーイ

私ニワ　あんかけクダサーイ

おうみんな！屁意次の親分がうどんを振る舞ってくれるってえぜ！
有難えこっちゃねえかよ。さささ！みんな遠慮するなんざ江戸っ子のするこっちゃねえ。来ねえ来ねえこっち来ねえ！
太っ腹の親分にお礼申し上げて、好きなもん言いねえ言いねえ。
さすがに親分は江戸っ子の鑑だ！よ！ニッポンイチ！色男！女泣かせ！憎いよこの！

お有難う御座いやす！
あたしゃいつかこんな日が来ると信じて待ってたんでやすよ、親分。(泪泪泪)
あたしゃね、親分はただの岡っ引きじゃねえと前々から思ってたんですよ。ほんとですよ。
そのうち世のため人のため、でっけえ事をなさるお人だと信じてやしたよ。
ほんとに偉れえお人だ。(泪泪泪泪)
かかあにガキ四人、存分に喰わしてやりますよ。お有難う御座いやすお有難う御座いやす！
手前えらなにぼ〜っと突っ立ってやんだ！親分さんに御礼申上げろ！
立ったままじゃねえだろ！頭地べたへ擦りつけるんだよ！
頭さえ下げときゃ、何んでも喰い放題なんだから下げとけばいいあ？あいやいや。こっちの話でえへへ。
どーぞお構いなくえへへ。

おう、うどん屋。けぇってきやがったな、俺に、かけ一杯くれや、っうか、屁居痔の親分が泣きそうな顔してやがるんだが？

屁意次、気が利くな。我々もいま丁度、押し込みをお縄にして来たところでな。
腹が減っておったところなのだ。
どれ。遠慮なく馳走になるかな。
角の鰻屋から出前も取ったので、そっちの払いも宜しくな。
さあ喰うか！みんなも遠慮なくやってくれ！
屁意次親分の気持ちを無駄にしてはいかんからな。

さあさあ、ご用とお急ぎでない方は食べていってちょうだいよ。
この不景気な世の中にこんな奇特な方があったとは、お釈迦様でもご存知なかったね。
銭を投げて悪い奴等をひっ捕まえるだけじゃない！
貧しい町人のため世の中のため、その銭を今度は大盤振る舞いだよお立ち会い！
うどんでも蕎麦でもウナギでも、寿司に天ぷら食べ放題だ！
ご用とお急ぎでない方もお急ぎの方もさあ食べていってちょうだいよ。さあさあ！
あ、殿様！なんだい千石も一緒かい。
ねねね。食ってかない？

屁意次さんアナタ私ノ国ニごいしょシマセンカ、大統領ニモナレルお方デース

　ちえッ　こちとら夜逃げの算段でえ、　おい、お静ッ　亜米利加国とやらに行ってみるか

あの　饂飩屋のお陰でニッチもサッチもいかね絵からナ

今さらなにをお言いだよこの人は。
自分が好きでおあし振りまいてるくせして、うどん屋さんのせいもないもんだよ。
ほんとに外面だけはいいんだから。
あたしは御免ですよ、そんな訳の判らないとこ行くのは。
ただでさえ攘夷だ尊皇だってきな臭い世の中なんですから、
十手を預かるもんが異人と逃げたなんて噂たてられちゃ、
御先祖さまにあわす顔がありませんよ。

うん　そういやァ　全く　お静の言うのも尤もだな！　こうなったら笹野様に
お願いして　幾らか肩代わりして貰う他ねえやな！

ウドンと聞くと身震い出やがらァ　おッ誰でえ？　えッ！？三ノ輪の万七親分じゃあ
え？？　お静さんが気の毒だから缶派しにきただと　さては手前ぇ家のお静に気があるなッ！！　

　これこれッ！屁意次　三ノ輪の親分に失礼だろうが、こう云う時は有り難く
お受けして　御用でお返しするのが筋ってもんだぜ！

御奉行も痛く心配され　ほれッ！　懐中金を寄越されたぞ、有り難くお受けしろ
それから　之は笹野からじゃ　なああに貧者の一灯よ

　これ、中田よ　新しく腰元として我が屋敷に来た登米なるものを追い掛け回してるとは誠か！？

下屋敷　老女の勢から苦情が上がってきておるぞ、！！

北町ノ御奉行サーン　オリマスカー　コレ　アナタニ　プレゼントネ、

コルト・ピースメーカーデース　護身用ニお持ちナサーイ！

ワシじぁい！堪忍袋が切れない事を願いたい。

母上様、口惜しゅう御座います。
旦那様は私と言う妻が在りながら
どこぞの腰元風情を巣問う蚊ーしているとの噂が…
ヽ(`皿´)ノ ｷｰｯ

おのれ〜婿殿め
嫡子を作る才もないくせに腰元の尻を追回すとは
とんだ痴れ者、見込み違いであった。
許してたもれ、しの。
格なる上はこの婆の薙刀の露としてしまおうぞっ
婿殿、覚悟!

　ひえッ　御危なうござりまする、しししのッ！何とか取り成してくれーッ

ヒラリッ　ヒョーイ　義母上殿ッ　あああ　危ない　よろけておりますぞ！

毎晩　閨房に覗きに来られるのでは　作るものも作れませぬ　ヒラリ

　出入りの藪井竹庵の見立てでは　どうやら居ー出ーとかに罹ってらしゅう御座る

これは驚きいったる次第かな。
中田家もめとるなぁ。
これはいい小遣い稼ぎになるかもしれねぇ。
だいいち三十俵二人扶持じゃあ吉原行く金も出せねぇしよ、酒手にも事欠く始末さ。
実入りのいい所にたかりもしなきゃあ割りに合わぬわ。

そういや、松蔵さんとこのおみっちゃん、祝言らしいよ
相手はなんと、乾物問屋の若旦那だってよ
おっかさん亡くしてから、病患っちまった松蔵さんを、甲斐甲斐しく
看てただろ？お初ばあさんに針子の仕事紹介してもらってさ、
そりゃあ一所懸命だったよ。
その後松蔵さんも死んじまってさ、長屋の連中はおみっちゃんが
不憫でならなかったんだが、ある日仕立てた着物を届けに行ったのが
あすこの問屋よ。
若旦那おみっちゃんを一目見てぽーっとなっちまって。

何でも旦那とおかみさん、最初はえらく反対したんだってよ。
だけど若旦那が死ぬだの何だの大騒ぎしてさ。

そのうちおみっちゃんの器量と気立てのよさを、旦那とおかみさんも
えらく気に入っちまって、で、祝言をあげましょって話だよ。

よかったなぁ、おみっちゃん…。

泣かせる話じゃねぇか…、世知辛い世の中でも良い話は有るんだねぇ

>>97
そこな同心…やらないか

>>100
生憎だが俺はこれから吉原の千代菊って女と逢うことになってんだ。
布団の上で相撲を取るんでな、お主の相手はできねぇんだよ。

俺なんかよりももっと若い役者を相手にしちゃあどうだい？

あたいおっかさんに会いたい…

　長屋のご一同！　大家さんからの言葉だよ！おみっちゃんの嫁入りについちゃあ

恥ずかしくねえように出しとくれって事だよ、其処で相談だが皆で完羽したらどうかと


おいおい、願人坊さん　こそこそと人の後ろに隠れるんじゃあないよ。

　話は判るが　あの因業大家もドーンと出すんだろうねェ

畜生め　出さなきゃ　土手ッ腹に出刃ぶちこむぞ！！あ〜俺！？俺は持ち合わせが無いッ！！

　話は判るが　あの因業大家もドーンと出すんだろうねェ

畜生め　出さなきゃ　土手ッ腹に出刃ぶちこむぞ！！あ〜俺！？俺は持ち合わせが無いッ！！

>>103
おまえさん、あたしはね、おまえさんがおみっちゃんの祝言のために
お酒をやめてるってこと、知っちまったんだよ

こないだまで棟梁と道草くってさ、あっこのそばやで一杯引っ掛けてたのに、
おみっちゃんの祝言のため、酒代を貯めるんだって。
ぜ〜んぶ棟梁から聞いちまったんだよ。
あたしゃ泣けたよ。さすがあたしが惚れぬいただけの男だよ。
あたしゃあの世に行ってもおまえさんについてくよ。
おまえさんって人は、この江戸中、いや日本中探したっていない、いい男だよ。

今日気分がいいから一本つけるからね、おまえさん。

　酒を断つのか！？　ふーむ　見上げたものじゃのう。
おみっちゃんが嫁ぐと・・・長屋の愛弗が居なくなり申す　常磐津の師匠では
ちょいと　年食ってるからなあ　まあ艶な所は認めるが大年増だしなあ

後は婆さんばかりだし　うううううう　淋しいのう

おみつちゃん…こいつぁ、俺からの餞別だ。二両を受け取ってくれ…幸せになりなよ…
グスン…、勘違いするな…泣いちゃいねぇよ

　やいやいッ　待ちねえってんだよ　蕎麦屋に先をこされちゃ　おいらの沽券に係わるってもんだ！
コイツは俺からの餞別だ　まあ　好いから取っときな　殆どは屁意次親分の投げ銭だから気にする事はねえやな




　

　饂飩屋！！　手前ェもしみったれな野郎だ、拾った銭で　でけえ面するんじゃねえよ！

未だそこら辺りにウロウロしやがると内の若ェもんが手前ェの脳天に鳶口ィ打ち込むぞ！！

　わッ　こりゃあ　堪らん　逃げるが勝ちだ　長屋の皆さん　お後が宜しいようで

　これこれ、登米よ　幾らかは御屋敷勤めに慣れてまいったかの、ん　何か

困り事があれば遠慮なく相談にまいるのじゃぞ　ん　何々ッ　勢様が中田様とは

口など利かぬ様にと　うーん　見てない様で見て居るのじゃな　あんな下らない者が

留守居役とは赤井様もどうかなされたとか　　うーんッ

久々に登場致した。長屋ではめでたき事があったみたいじゃが…、中田よ、そちらは何ぞ揉め事か？

　　へ　へ
　　の　の
　　　も
　　　へ

おお、これはこれは　七豪壱様　何故か拙者は赤井藩きっての巣等蚊〜等と有難くない

綽名を戴きましてな、我が家に戻れば義母上が何かと言えば直ぐに薙刀で成敗だと振り回す

有様で四面楚歌とは此の事でトホホホのホ

金五両二分三朱…。
銭一貫二百四十文…。

銭勘定って疲れる。

　あーこれこれ　其の方共！　面倒臭いからとて　懐に端金を入れるなどはもっての他であるぞ！！

　然し口喧しい奉行では有るが、なあに気にすることはあるまい。
役目柄注意するだけじゃ！ワシは見て見ない振りだからにゃ。

Oh、ソンナワルイヤツハ成敗スルネ!

>>118
仰せの通りでござりまする
今月の余りは金百二十両三分七朱、銭二貫文五十六文でござりました
お納めくださりませ

おお、帳面をこれえ　今月の余りは一金百拾九両一分と七朱、銭ニ貫文と五十六文であるな、之を奉行に上げて参れ
よしよし！　此の一両で飲みに参ろう！シーーッ　声が高いわ　さッ出かけるぞ！！

さあ、取り敢えずはニ三本付けて呉れ　おいッもたもたしないでどんどん酒を持って参れ
肴は何が有るかな、うん　蛸があるだと佳しッ　煮付けは何があるのじゃ！？
蕗と薇の甘煮か　うん　其れも持って参れ　おい　ぼけーっとしてないで酌をいたせ

へぇ、締めには蛸飯か、納豆汁を拵えやしょう…。

良しなに頼むぞ！美味ければ贔屓にしてつかわすぞ。

公金をくすねて夜毎飲酒に耽っておるものが奉行配下におると目安箱に投げ文が
あったとか・・・監督不行き届きでワシが罷免されるかも　うううう

　勘定奉行殿！　おお此処に居られたか　御用部屋迄　ご足労煩わしたい

詳しい事は判りもうさねど　老中のお歴々がお怒りの様子で御座る。

　御老中の皆々様　御召に依り勘定奉行　梵矢理阿和手留が参上致したで御座る。。

お帰りなさいませ　旦那様♪

「このぼんやり奴と」か散々に吊るし上げられたわ、それにしても与力と同心が
公儀の金を遣って遊興三昧とはうーん！！許し難いわ　明日は糾明せねばならぬ！！

これは御奉行様、何をそのように御立腹で？
…なるほど公金横領の件でござりますか。
あの件は、御老中方は忘れたと仰せになられました。
御城を退出なされる時に手土産を少しばかり送ったのでござります。
すると御老中方は奉行によしなに、と仰せでした。

ほうほう　してやったりじゃ！　それにつけても与力の馬鹿さ加減には呆れる！

何せ気が利かないのでは与力失格じゃ、銭亀　近々与力に発令してとらす！！

　夜分なれど御奉行に取り次いで頂きたい。　此の度の一件で与力が直にお目に掛かりたいとな、
おいッ　門番ッ　鼻から提灯出して寝てる奴があるかッ　早々に取り次げッ！！

　久方振りに覗いてみれば・・・勘定奉行所では何やら内紛が！？　然し
町方の出る幕では御座らん！　何処にもアホ与力は居るものだて。

然し、公金に手を出すとは・・・与力も太っ腹な奴じゃのう。

　中田は未だ伺候せぬか！？何いッ！！　座敷牢に入って居るとな、うーんッ

中田家の座敷牢は三太夫専用じゃな、まあ　個室だな、アハハハ
誰ぞある、おお細作の猪之又平が良いな、お婆にばれぬ様連れ出して参れ。

久々に登場いたしたが、何やら騒がしいのぉ？おや、中田家が何やら騒がしいが？

あーァ、あそこは何時もの事で　赤井家としても、用人が自宅軟禁状態では
当主としてはあちこちに付け届けもも侭成らぬで困惑してる次第で、・・・

　まま、取り敢えず一献酌み交わそう、おい酒肴の準備致す様に

うーむ、困ったのう…
お城からのお召しだと言うのに婿殿は
五月の病とかで奥座敷格子の間にて
引きこもっておるわい。
目もうつろでなにやらブツブツ言うばかり…
なになに? 婿の三太夫の代りに猪之又平殿で良いとな?
はて、なんの御用やら、如何したものか…

おお、又平が戻ったか、首尾は如何じゃ！？　「即答を許す」　「何何　座敷牢内で馬子唄なぞ唸っていたのか
ふーん、脳天気な奴め」

へましたそうだなぁ。　あぁいやいや、言い訳は聞かねぇ。
うちの掟は分かってんだろ。



って、全然時代劇口調じゃなかったでござる。

「御殿様、申し訳御座りませぬ、座敷牢の前にて中田とめ殿が薙刀を構えて
張り番してましたゆえ　とてもとても近寄る術も御座りませんでした！」

　「又平！こうなったらやむを得ぬ、座敷牢の真下迄隧道を掘って三太夫を救出致せ
金山衆に非常呼集を掛けい！！」　「ワシとて武門の意地があるわ」

　「殿　申し上げまする、隧道を掘り進めていた所土中より斯様なものが出土
致しまして・・・壺らしき物ですが御覧奉ります。」
赤井御門之守「うーむ！可也重いな、おッ　是は慶長小判ではないか！！数えて見よ」

拙僧の肉独鈷で極楽浄土に送ってしんぜましょう。

　うーむ手に余るのが蔓延って来ておるな人心を惑わせる輩は幕府体制を
揺るがす基じゃ！同心で心利きたる者を一人潜入させて内部から探らせようぞ！

　痔頭院京太郎・・貴様が潜入して逐一報告を上げて参れ！抜かるなよ！！

　ちえッ、鼻提灯で高鼾ときたか、もうし中田殿　中田殿　いい気なもんだ
お救いに参りました猪之又平で御座る・・・中田殿おーッ！！致し方あるまい
金山衆！隧道から運び出せ！

でわ　御免！それ両足もって穴に引きずり込め　シーツ　ずるずる

ほうほう、連れ戻したか、大儀であった　金山衆には褒美として各一人に付き慶長小判五枚を
取らせよう、「中田家のものでは？」　なあに家臣の物はワシの物じゃ。

お取込みのところ申し訳ありませんが、これは真っ赤な偽金。
金山彦神を祖とするわれら金山のもの、一目見れば真贋はおろか金の含有率まで判ります。
慶長小判金どころか、金さえ含まれてはおりません。
察するに、近頃世間を騒がす破戒僧の作ったものに相違ありません。
朝鮮通信使に紛れてご府内に入り込んだ朝鮮密教の怪僧があると、聞き及びます。
禍瘤徒の教えは切支丹よりも恐ろしいと申します。
寺社奉行とも内密に図り、早急に手を打たれるのがよろしかろうと。
金山のものは国中の金座銀座はおろか、けものさえ寄付かぬ深山幽谷にまで分けいり、あらゆる事物を見聞きして参ります。
われらの目に狂いはございません。

なんとォ〜こりゃ贋金と申すか、とすれば中田の先祖は贋金とも知らずに後生大事に土中の

隠匿して居った訳じゃ、さすれば手文庫を是に　ワシの機密費から褒美をだそう。

門番、「たたた　大変で御座います！！」
御門之守、「何じゃ！？騒々しい」
門番、「只今、中田様のお婆様が門前にて可愛い婿殿を赤井様が攫うとは何事、実力で奪還するまでとそりゃァ偉い剣幕で
　　　　出で立ちと見れば襷十字に頭には鉢金入りの鉢巻！それに手裏剣を五本程小脇に抱えたる薙刀！！
　　　　着物の裾を捲り上げて見れば真っ赤な長襦袢　それでもって薙刀を振回すもので哀れや通りかかった
　　　　野良犬が可哀想に首ちょんぱの有様で」
御門之守、「わしは知らんぞ！あの婆ァは苦手じゃ！急病ということで早く床を伸べるが良い」

　「何たる情けなさ　殿がその様な弱腰とは・・・かくなる上は殿に替わってわらわが成敗してくれましょうぞ！！
富田流子太刀の舞いを見せてやりましょうぞ！！　ええいッ　助太刀などいらぬわッ！！

江戸開府以来だわ、女同士の立会いたあ　どっちも負けんじゃねえぞ！！

　おいッ　どっちに応援するんでええ、決まってらあな、若い方だよ　若い方！

「わわわ、婆あが手裏剣を飛ばしたぞ！飛び道具とは卑怯ナリ」

何やら表が騒がしいではないか！？　何々？　うむ、赤井殿の奥方と留守居役中田の
義理の母御が斬り合いしてるとな、ふーん、仲裁に入ろうではないか、女同士が見苦しいわ

きぇぇぇぇい!
奥方様に恨みは御座りはせぬ
しばし、このばぁの話しをお聞き下さりませ.
婿殿をは拉致なさるとは
お殿様にはあまりの御所行…
三太夫殿は婿入りしてはや十年いまだ子をなして居りませぬ
能のない婿でござりまするが中井家にとっては
大事な婿、子無き故断絶になど至れば
ご先祖様に申し訳がたちませぬ。
せめてこれに控えし我が娘しのを
婿殿と一緒に城中にお留め置き願わしゅう。
しからば、懐妊するやも。
目出度く男子誕生の折は
後は婿殿を煮るなり焼くなり
お殿様の御気にめすままに…
身分をわきまえぬこのばぁの振舞い
ひらにご容赦を　へへー

　あー収まったようであるの、エヘン　しの女に申し遣わす！　聞く所によれば
そちは三太夫の寝室に夜毎常駐しておると聞くがどうじゃ？？首尾を見届ける積りかどうか
知らぬが母御に監視されての子作りは難しいであろうの。

　駕籠を飛ばして参りましたが怪我人も出ませんでしたので先ずは祝着至極かと
流石は殿の御威光は四海に轟くとはこのことで御座りまする

　酒肴の準備を致せ　竹庵にちと尋ねたき儀があるのでな
竹庵　んー言い難い事であるがワシは近頃・・・夜の方が元気がないので

何か良い薬は無い物か。

　酒肴の準備を致せ　竹庵にちと尋ねたき儀があるのでな
竹庵　んー言い難い事であるがワシは近頃・・・夜の方が元気がないので

何か良い薬は無い物か。

　へへーッ、直答致しまする、暫時お人払いの程を・・・・

　「竹庵先生は・・・留守ですかい！、いや留守ならしょうがないが・・ガキの野郎が熱出してるんで！！

　えー熊さんとやら弟子の某が診て進ぜようかな！？　ななッ　何いッ！！

お前さんじゃ頼りになんねえ、ううう　くくッ口惜しい！！

お前は薬箱持ちの分際で病人を診るには未だ十年早いわ

　先生　早くきてくんなせえ！！

うーん、こりゃ　わしが診ると頃　流行風邪じゃろう

糸脈で何が判る

山の氷はまだか
暑い暑い

ディオ 先生の実生活での実績
・高校時代安西ひろこ似の女＆大塚愛似の子と付き合っていたと嘘をつく
・スーパーのシフト交代連絡のためと偽り女性のメアド３つゲット
・MEGUMI似の加藤さんへの片思い→破局
・人妻川瀬さんとの出会いラブレター渡す→破局
・女子大生ゆいちゃんとのメールのやり取り（Hメールを送り返信されず）
・スーパーでお釣りを9000円間違える。客を万引き犯と間違えて脅す。女性店員にセクハラ→解雇
・派遣会社での部長からの洗脳（敬語でしかしゃべれなくなる）
・工場での若槻千夏似の女性との出会い猛アタック→玉砕ショックでミス連発＆解雇
・ライブドアブログを使っているという理由だけで堀江を「うちの社長」発言
・六本木ナンパ軍団に喧嘩を売るも周りを煽るだけで 本人遁走
・ジムでバイトを開始しカリスマトレーｊナーと言い張る。mixiで職業欄に企業役員と詐称し女を釣る
・ヤクザ（嘘）の友達を使って脅迫をするが反撃で警察に通報され謝罪
・通報された仕返しに弁護士に裁判の依頼をするが相手にされず
・mixi長身OFFで彼女の写メールを晒すと公言するが本人遁走
･様々なＯＦＦ会に出るも全てで（女がらみの）トラブルを起こし出禁にされる

△▼全日本顔面選手権でのディオさんの雄姿△▼
> http://www.youtube.com/watch?v=QoupFd16Yxw
> の５：５４あたり参照！！！！！！

【突発格闘】リアルファイトORZ15【顔面電波】
http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/muscle/1203005127/

>>172殿　　　板違いで御座るよ　妄言流布を致す輩は斬り捨てて構わぬ！！

　まあまあ、そこら辺りは此の私に免じて

HAHAHA、ワタシニマカセルネ♪
ウホッ、イイ病人ネ。ヤラナイカ

わッ、町医者に姿を変えて出てきよったか、痴れ者めがッ　直ちに捕縛せよ！！

Oh、イキナリ縛ルトハ…。私ハSナンデ、ハヤクホドクネ

たのもーたのもー。

これ、犬め。うぬには用はない。
もそっと離れておれ。

いたい！
痛いではないか犬畜生めが！

わしはうぬのご主人に…
ご主人にぃ…

姫君！姫君！姫君！姫君ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん！！！
あぁああああ…ああ…あっあっー！あぁああああああ！！！姫君姫君姫君ぅううぁわぁああああ！！！
あぁクンカクンカ！クンカクンカ！スーハースーハー！スーハースーハー！かぐわしい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ！姫君の艶やかな黒い髪をクンカクンカしたいでござる！クンカクンカ！あぁあ！！
間違えた！モフモフしたいでござる！モフモフ！モフモフ！髪髪モフモフ！カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい！！
先日お見かけした姫君かわいかったでござるよぅ！！あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ！！ふぁぁあああんんっ！！
お父上の仕官先が決まって良かったね姫君！あぁあああああ！かわいい！姫君！かわいい！あっああぁああ！
嬉し…いやぁああああああ！！！にゃああああああああん！！ぎゃああああああああ！！

　「然し寝耳に水とは正しく此の事じゃ　老中首座が俄かにお辞めなさるとは・・・」
松平候　「わしの用人なぞは国許からの応対の為昨夜は一睡もしておれなかったようであるな」

四国阿波之守　「某などは総入れ札の日も近いと睨んで国許に廻状を二百程書いたので手が痺れておるで御座る」

766 名前：名無シネマさん 投稿日：2008/09/02(火) 09:48:14 ID:xBDNXvzy
山崎監督はクレしん原作の戦国時代もので、草薙とガッキーだって。上にもあるけどしんちゃん中学生らしい。


おのおのがた、一大事にござる！

『まあ、老中首座に誰がお坐りになろうとて我ら奉行職には関わりあるまいて』

勘定奉行　「そう申されてものう、ワシなどは危ないで御座るよ」

普請奉行　「大沢次郎之守殿にご機嫌伺いに行って参るので中座致す」

　「年番与力を呼べいッ、こらあッ　もたもた致すな！！」

同業のもんから聞いた話でございやすがね、蕎麦を食うのに音をたてちゃなんねぇって、ふざけた事をぬかす野郎がいるらしいんですよ、何でも下品だとか、品位がどいだとか…

某、還暦を過ぎて寺社奉行を務める者にござる。
19年の長きに渡って江戸南町奉行だったが、これまでの功にて上様より寺社奉行を仰せ付かったのでござる。
寺社奉行は三奉行の筆頭にして譜代大名が就く御役目にて某も大名かと思えば、１万石の不足分の4080石のみの足高にて、某は大名格なのでござる。
何と半端なことか。大名に準ずる格式とは……。
しかも同役は皆、壮年の働き盛りにて某は肩身が狭もうござる。

某が寺社奉行の御用部屋に入りし折、４名が談笑していた。
内の一人が「何用か？」と問うたゆえ、「某、此度寺社奉行を拝命つかまつりました大岡越前守忠相にござります」と申したら、
「左様か。されどここは奏者番の控えの間である。そちは寺社奉行なれど奏者番に非ず。入室は遠慮されよ」と申すではないか。
何たることか。二回りも年若き者に言われるとは……。
されど旗本あがりの大名格と将来、老中になるやもしれぬ方とでは立場が違うゆえに引き下がるより他は無かったのでござる。

そもそも寺社奉行は、20名ほどの壮年の譜代大名が就く、御公義の儀式・典礼を司る奏者番の内、才覚優れた４名が加役（兼任）するのであって、還暦の某が就く御役目ではござらんな。
通常ならば寺社奉行加役から大阪城代、京都所司代を経て老中に成るのであろうが、某に見込みは無し、しかも寺社奉行にさほど権限は無し、これなら町奉行のままで良かった……。
さて殿中で孤立した某の為に上様が格別に小部屋を御用意して下されたが、孤独にて寂しき限りでござる。

そうそう、ぼやきめさるな、還暦を過ぎたる由、普通ならば隠居されて可笑しくないお年じゃ


後世では窓際族とか申す、寺社を抜き打ちに臨時監察等行えば腐れ坊主共が慌てて菓子折り等包むは必定でござる。

ダメでござる・・・もう我慢の限界にて候・・・なんでござろうかこの糞掲示板・・・・
蘭学を学んでる其からすると馬鹿馬鹿しくて観ていられないでござる・・・
浪人や茶道の方々は楽しめるかも知れもうさねど、其には無理でござる・・・
かような訳で中座させていただきたく、この後は浪人や茶道の方々でお楽しみあれ、御免

　「まあまあ、そんな固い事仰らずに・・してお前さん、今夜の宿は有りますかな？」

「うーん、決めてない、というより当てがない、成程、そいつあ困ったねえ」

>>188
これは御側御用取次の加納遠江守殿、ご壮健で何よりでござりますな。
某は加納殿が羨ましく存じますぞ。
上様が松平源六君として紀州にあられた頃から御側近くに御仕え申し上げて、懐刀と呼ばれる貴殿こそ老中にふさわしからんと思いまする。
某などは強欲坊主相手に虚しくしているもので……。

　「うーむッ、くくく苦しいッ、さては南蛮国の毒米が混入されてるな！」
「これは御膳奉行と三笠屋の陰謀であるな」

「三笠屋？？？はて何処かで聞いたような屋号じゃわい」

「三笠屋やて、うちらそんなお名前聞いたこともおへん」

福田老中首座についで太田農水老中も辞任とは。
安倍前老中主座の時もそうでござったが老中首座殿が辞任される時必ず何故か
農水老中も辞任されるのはお決まりのようになっておるのう？

善人の連れ小便と申す事も御座ろう、えれき絵巻でみたが太田殿も未練がありありだったわ

そろそろ、うどん玉少し多めに作るかな、彼岸も過ぎた事だし夜分は涼しく成って来たからな

夏場は五目冷し饂飩があんまり出なくてカカアの湯文字まで七つ屋に入れて仕舞ったからまごまごすると流れてしまうよ

然し、こりゃあ、何んだい確かこいつは饂飩屋の女房の湯文字だが・・おっそろしく

汚ええなあ、流すにも流せねえな

あッ、そう言えば野郎の褌も入えってたが鼠色通り越して黒いんだから、やになっちゃうねえ

　ふんッ馬鹿ばかしいったらありゃしないよ、だから何時までもお前いさんはうだつが上がらないんだよ。

まあ、これも世の為人の為だあな、何時か日の差す事もあるってもんだ

日の本寺子屋師範寄合はお江戸の積じゃ、成敗いたす！

>>201
その方のせいでワシも瓦版屋や町人・百姓らから非難をあびておるではないか！
近じか合議評定院の入り札ある時期に何を心得ておるのじゃ！！

今日は晴れとりますな。
ちょいと大物の洗濯でもしましょうかね。

　幕府のエラーイ　ミナサーン　海上給油はドーナリマシタカ、提督が怒って

オリマースヨ　私の本国亜米利加タイへーンデース、海上給油ハバハバネ！！

麻生殿、次の老中首座はこの小沢一郎でござるわ。
もはやこの日の本の民、麻生殿より離れ、誰も支持してはおり申さん。
もう諦めなされ。

　「ぶっぶっ！！何を申されるかッ！畏れおおくも御所から親任を受けたこッこッこのワシに向かって何と言う口の利き方
　暫し待つのじゃ」

　亜米利加ガコケルト日本も大変デスヨ　金座・銀座カラ亜米利加支援してくださーい
デナイト黒船から廿ポンド砲を江戸にブチコミマース。

大和魂があるでごわす。
　欧米列国の脅しには乗り申さぬ！！！　今こそ攘夷じゃッ。
弐十ポンド砲の威力が何ほどのものじゃ、けけけッ毛唐めそこに直れーッ
首をチョンパしてくれようぞ

>>207
戯言は控えられよ
亜米利加国の住宅担保、利万兄弟社の影響を受けて、我が国の勘定方の内情は火の車でござる
公も民も苦しいのじゃ。かような状況の時に大砲で脅しをかけるとは許しがたい！
帰ってそなたの国の大統領なる者に申し伝えよ
とっとと職を辞すべしと、大統領の任に非ずと

×勘定組頭→○勘定吟味役

評定方掛の入り札には出ませぬ、・・・・いや、やはり出させていただき
まする、・・・いや、やはり出ませぬ。

多寡が街道老中の癖にしおって出るの出ないのと煩い奴じゃのう。
些か偏屈な所ある者と見て居ったが・・・確か妻女が朝鮮国外事係だったが其方は如何なされたかの

「とッとッ、殿にお取次ぎ申し上げまする、只今、御用溜りからの御使者として
　御使番千居泰作之守様が参られておりますが如何致しましょうか？」

　「何々？うーむ我が赤井家にも遂に日の差す時代が来たのじゃ、思えば
三千石の無役の侭で終わるのかと思うて居たが・・嬉しき事だのう」
　「さあて、持成すには先ずは羊羹でも準備致せ」

Oh、接待ナラ私ニ任セルネ

「三太夫　これえ、そろそろ涼しくなって参った、我藩の赤井炭も売り惜しみ
　の手配を致す様に致せ、よいな」

「へへーッ、殿の申されるまでも無く手配致して御座います、是からは月を追うたびに
一俵当たりニ割三割と上げて行く所存で御座いまして弐月辺りには五割高と致します」

「三太夫も悪るじゃのう、金蔵が満杯になるのが目に見えるようじゃ、ヌハハハハ」

　「こらこら、門番！！あまり邸内に町人ばらを入れるでないぞ菓子折り持参の炭問屋だけにせい！」

>>202 >>206
御老中首座様、一昨日の瓦版屋会見で仰っておられた3年後の年貢増徴は真に
御座りまするか？

弐百拾八殿　まあ首座が誰に成ろうとも年貢増徴は有り得るで御座ろうな、
然し其の方は何者じゃ・・・？　六十四州の民草達に金銀をばらまく話し合いが
有るのでこれにて御免

「ねね、ご隠居　あっしの考えなんですが、この所炭や油が妙に高くなりやして
　満足に冬を越せるかどうか心配えなんですよ。百姓共なら娘を売ることも出来やすが
　おいらのカカアじゃ売り物にならねえよ」そこえ筑波颪がびゅう・・・・

ニッポンノミナサーン！米帝藪譲二に変わり、余が次期米帝の汚罵魔デース。
余はニッポンよりもチャイナがgoodデスヨー！ノースコリアのことカッテニヤッテヨ。余はやれ候。グッバァイ!!

ハラキールィィィ

ご隠居さん毛等がなんか言ってますぜ、

旦那、巣鴨の出合茶屋がお縄になりやしたね。

はあぁぁ……。世も末じゃ…。
他になるものがいなかったとは云え、お上が、みぞゆうだのほしゅうだの言うておっては…。
はあぁぁ……。情けない情けない…。
世界にもまれな識字率を誇った国の、こともあろうにお上が、情けない。
太閤の朝鮮征伐もなかったようなことを言う役人も出てきては、何をかいわんやじゃ。
はあぁぁ……。

　ご隠居さん　所でお上が六拾四州津津浦までお宝をばらまくってぇ話は本当ですかい」
「何でも埋蔵金に頼るって話でやんすが　後で年貢を増額するんじゃ今もらわねえ方が良い様な気がするんですがね」・・・

>>224

うあっはっはっはっはっ、目の上のたんこぶであった茶屋が無くのうて、
我が桃色茶寮も安泰というものじゃ。

赤井のお殿様も、最近とんとお見限り
このわちきが、今やお茶挽きとは、ええい口惜しいでありんす
さてはお殿様、どこぞの小便臭い小娘と懇ろに…
きぃ！
今宵のお茶は、一層苦うありんすえ

「おお、待たせたのう、今宵は三太夫も登楼いたすでな、適当なのを見繕って宛がって遣ると良い」

やり手婆「御殿様も家来思いで御座います事」
「存分に今宵は金子を散財いたすぞ、とにあれ芸子衆を呼ぶが良い、吉原中の芸子を総揚げじゃ」

　「何？何と殿がお忍びで吉原え参ったと申すか？そりゃ真か・・キーッくくく口惜しいーッ」

「三太夫！殿を屋敷から出すでないぞ！よいか。
とにあれ、だの、芸子だの、恥ずかしゅうてならぬ。
屋敷うちで恥をかくならまだしも、吉原で赤井家の恥を下賎のものどもにさらすなど！
お上が無知をさらす世の中。気に病むことではないかもしれぬが、
殿の恥はお家の恥。末代までも嘲笑いものになるのは耐え難い屈辱。
三太夫！このこと肝に銘じよ！」

うぃぃーくしっ！…誰か噂したか？

中村さんっ！
あなたここで何やってんです？！
早く橋番にお戻りなさい！

からっ風の吹く橋の側などより番屋勤務を所望いたす

金を積めば誰でも遊べると云うところではありませんからな、吉原は。
今のように、或る一部のところに金が集まる世の中になると、
些か勘違いをされた方がいらっしゃるのも確かなこと。
しかし、煩わしいことは考えず馬鹿になって遊べるのもこの吉原。お楽しみくだされ。
そうそう。上方では芸子と申しますな。
とにかく、と、ともあれは意味が違います。島原は吉原などより歴史があり、格式も高い遊廓。
ひとつ間違えると店の敷居を跨ぐことさえ適いません。
混ぜると危険ですな。

よぅ来てくれなんした
嬉しゅうありんす

楼主の講釈も、ご挨拶のうち肴のうち
ささ、まずは一献

いえね
つい先だって、吉原で大暴れしていった無粋な大虎がおりなんしてなぁ…
何でも大火で大儲けした成金とか
おあしばらまいてやりたい放題の野暮天で、そりゃもう目もあてられない有様でありんした

遊びというのも、それはそれで奥の深いものでありんすのぇ
ささ、主さん、まずは一献

「うーむ、旨い酒じゃのう、下り物じゃな」

これーッ　だれぞ居らぬか　余は厠に立ちたい手を貸すが良かろう

　殿　御後架は是非とも御一人でお入りなさる方が宜しいのでは・・・
えッ　遠慮は要らぬと仰せられますか、トホホ　ではでは身共もお供致します。

「殿　何とゆう愚かしき事をなされます、三太夫も三太夫じゃ！！このたわけ者が」

四十七士ビスケイトなるものが売られておるそうな
購いたけれど、このようなものを口にするは
忠義の道にはずれるや否や

ttp://www.rakuten.co.jp/everfree/1770452/1776512/

昨夜は電気紙芝居で忠臣蔵を観覧したが田村殿の音声が悪う御座ったな、如何で御座る御同役

241>>殿
美味でございますぅぅぅ!!

「オイツ！！怪しい虚無僧じゃ！天蓋を取って面ァ見せろ！！」

「世を忍ぶ拙僧を誰何するのは　八丁堀のお役人ですな」

HAHA、アカイサマ、厠ニハ私ガオトモスルネ

へええ、嬉しいじゃねえか
このすれっど、まだあったのけえ
こちとら野暮用で長えこと御無沙汰しちまったがよォ
また仲間に入れてやっとくれや
おーっとっとっと
うちの奴が呼んでやがる
どちらさんも、ちょいとごめんなすって

「おうおう、赤井様の御屋敷から挟み箱担ぎと槍持ちの仕事がへエッたんだが
誰か出向いて見ようってのはいねゑかい？　二人ばかり中間が逃げ出したらしい」

「へ〜何か訳ありなんでしょうねえ。あそこは給金も良いし　おおっぴらに博打も打てるし　こりゃ何かあるわ」

「虎穴にいらんずば虎子を得ずだ、おいッ行くのかゆかねえのか　二つに一つだ
とっとと返事しろい！！」

>>250
他に、良い仕事は無いですかい？

何故に庶民は生活に困っておるようだな。仕官の口も途絶えて、街には浪人が溢れかえっておるな。
口入れも、豊田屋や観音屋から人足を打ち切られて商いにならなくなったとは、此では年貢を収める商人も閑古鳥が鳴いているであろうか。

それと、栗済ますなる祭りとは何ぞや？もしや幕府御禁制に関わることではないだろうな？

「た　た　タツ　大変だーッ　親分んーッ　師走ですよ〜ッ」


銭形屁意次　「そうら　来やがった　騒々しいのが、お静　八も来た事だし茶でも入れてくれ」

「殿ッ　いくら年の瀬とはいえ御自ら　箒や塵取りを持って屋敷中をウロウロなされますな、特に女中達の厠の周りウロウロされるなどみっともない」

余の暇つぶしじゃ、だまらっしゃい。

助さん、格さん
姫始めは小屋閉めてやりなさい
…尻を大事にな

「まあ、何と言う妄言、三太夫此処に参れ、公儀に聞こえでもしたらお取潰しは必定じゃ、三太夫！！予ねて用意の
座敷牢に殿を押し込めるのじゃ」

「構えて他言は無用じゃぞ」

退屈じゃのう…いくら儂が隠居の身とはいえ、やはり西山荘は退屈じゃわい。
おお、そうじゃ。
越後のちりめん問屋の隠居、光右衛門に身をやつして赤井殿の領国に参ろうかの？
されど、赤井殿の正室…何と申したか…あの者には会いとう無いし…はて、如何すれば良いものか…。

「こりゃ、門番　隣屋敷の志村である、新年の御慶の為に参上致した、御門之守は在邸か？」

「早々に取り次がれよ」

門番　「隣の志村様が参られました、御通ししてよう御座いますか」

三太夫「あー待て待て　楓の方様にお伺いが先じゃ」

楓の方「何と、志村候が参られたと？取り敢えず御とうしいたすのじゃ」

　　　「三太夫、早う殿を座敷牢から釈放致すのじゃ」

三太夫「殿ッ、釈放で御座います、但し仮　仮ですよ」

赤井殿は江戸におったのか。
…そうじゃな、この時期は江戸在駐であった事を忘れておったわ
まぁ、よいか
わざわざ江戸であの鬼女の如き正室の顔を見るより、ここで学問に勤む方がましというものじゃ。

「赤井殿・・口さがない町雀の噂では御正室と江戸家老の策謀により幽閉の憂き目に遭って御らるるとか？」

「先ずは、端座して澄まして居られる所では・・噂に過ぎず祝着至極で御座るな　ハハハハハ」

おっちゃん、うんち漏らしちゃった！

あのように言うたが、漫遊の虫が頭をもたげてきたようじゃ。
松の内までは、此処でゆるりと過ごそうと思うたに、仕方あるまい。
儂は江戸へ行くぞ。
さぁ、助さん、格さん。旅に出ますぞ。
支度をしなさい、何？ 場所？
江戸じゃ。吉原へ行って高尾太夫へ会いに行くのじゃ。
…いや、何でもない。まだ決めておりませぬぞ

楓の方　「何ッ、西山荘で何やら動きがあると申すのか？そりゃ真か」

猪の又兵「　ははッ！配下の草の報せが御座りました故に・・何時もぶら下がって
　　　　　老公と道中しておるうっかり八兵衛なるものが水戸藩城下の居酒屋で今度の
　　　　　旅では何としてもお銀の湯浴みの一部始終を見届けると酔った挙句に騒いでいたそうで
　　　　　老公の出立は間違い無しとの判断を下したそうです。」

楓の方　「ふうむ、赤井藩の忍びは天下一じゃ、何時もなら構わぬが、殿があの通りでは
　　　　　どのような言いがかりをご老公から付けられぬとも限らぬわ・・・何か良い手立ては無いものか」

（江戸に向かう道中にて）
御隠居「江戸に着いたら何を致そうかの…」

助さん「まずは吉原ですな。御隠居は高尾太夫が御目当てと存じまする」

御隠居「ホッホッホ。バレましたか。さすがは助さんじゃ、女人好きなところは儂とよく似ておる。
…さて、格さんは湯島の陰間茶屋へ行くのですかな？」

格さん「ご、御隠居…拙者にそんな趣味はありませんよ。身震いいたしまする」

助さん「怪しいもんだなぁ…」

八兵衛「そういや、宿であっしの寝床に入ってきたのは誰でしたっけねぇ？ 親分がいなけりゃあ危なかったですよ」

格さん「八、あれは寝ぼけてただけだ！ 大袈裟に言うなよ」

助さん「いやいや、そうでもないぞ。旅先で八兵衛みたいな男を見る目付きが違っていたぞ。
格さんはぽっちゃりしたのが好みか？」

御隠居「それは怖いのう…儂の供はお断りじゃな」

格さん「御隠居まで悪ふざけが過ぎますぞ！」

御隠居「戯れじゃ。そうムキにならずとも格さんがムッツリなのは知っておりますぞ。まだ筆下ろしを致しておらぬだけでのう。
吉原へ着いたら美女でも抱いて一人前の男になればよいのじゃよ。さあ、歩きますぞ」

　猪の又兵　「第二報で御座ります、いよいよ江戸に向かって出立したそうで御座います」

　楓の方　　「必ず赤井藩上屋敷に参る訳でもないであろうが・・・これッ誰ぞ三太夫を
　　　　　　　呼んで参れ」

　老女浦嶋　「三太夫は志村様と殿の酒宴でへべれけになってヘソ踊りなぞ披露しておられますが・・・」

　楓の方　　「へッへッヘソ踊りとな、なんじゃそれは？　うーん　嘆かわしいのう」


　

浦嶋　「奥方様・・只今見て参りましたが・・もう呆れ果て言葉も御座いませぬ狂態の限りを尽くしてます」

楓の方「ヘソ踊り位なら狂態でもあるまい」

浦嶋　「そそそ　其れが裸踊りに発展して・・・粗末な物をぶらさげて　あれーこれ以上は申せませぬ」

楓の方「これ以上は申せぬと言いながらちゃんと言ってるではないか」

浦嶋　「興が乗ったのか御殿様まで御始めになる模様ですわ」

楓の方「ひえーつ　そりゃ誠の事であるかッ！！ウツウーン」

（江戸に着いてしばらく経った頃）
御隠居「やはり吉原の太夫との交わりは良いですな、儂は果報者じゃ」

助さん「御隠居にはかないませんなぁ…某も励みましたが」

御隠居「まだまだ若い者には負けられません、ところで格さんは男になりましたかな？」

格さん「は…お陰様にて…最初はすぐに昇天つかまつりましたが…」

御隠居「ホッホッホ。ところで八兵衛は一人旅籠に残って何をしておるのでしょうかな？」

助さん「どうせ八のことですから、大方食い気に走っているのでござりましょう」

御隠居「そうじゃ…赤井殿の上屋敷を訪れると致そうか。赤井殿もなかなかの美食家と聞く。
さぞかし良き夕餉を出してくれましょう。
まだ日は高いが、参りましょうか？ おお、その前に文を書かねば…。
…さて助さん、この文を赤井殿の上屋敷まで届けてくれませんか」

助さん「かしこまりました」

御隠居「格さんは八兵衛を呼びに行くのですぞ。
八兵衛は食い物に関しては恐ろしく勘が働きますからな」

格さん「では早速に…」

御隠居「…あの般若の如き正室楓の方にはあまり会いとうはないが、山海の珍味を食すには並の料亭より赤井殿の屋敷に限るでな…」

御門之守　「どんちゃん騒ぎを志村候としてる最中に文が届いたと・・・どおれ貸してみよ　
うむうむ・・何と差出人は梅里？？はて？あッあッ　・・水戸の御老公だッ」

志村候　　「ほほう、正しく正しくじゃ、吉原ですっきりして赤井殿の所でたらふく馳走になろうとの
　　　　　　心積りらしゅうござる、水戸の御老公とあれば粗末に出きないでござるな、うーい」

こんなところに来とうはなかった！

（赤井家上屋敷近く）
御隠居「これ八兵衛、涎を垂らすのではありませんぞ」

八兵衛「ついうっかり…もう楽しみで」

御隠居「町人は本来、大名屋敷の表には立ち入れぬのだから、儂の供の者としてせめて礼儀正しくな。」

八兵衛「へい…」

御隠居「…着きましたな。これ門番」

門番�@「何じゃ、お前は？ 偉そうに。名を名乗れ」
（格さんが水戸葵の印籠を見せる）
格さん「こちらにおわす御方を…」

御隠居「水戸の光圀が来たとお伝えあれ」

門番�@�A「では御老公様…ははーッ」（平伏する）

格さん「……」

御隠居「格さん、如何したのじゃ？」

格さん「いえ…何でもありませぬ」

門番�@「暫しお待ちを…」（門番�@、屋敷へと入る）

（赤井家上屋敷の応接間）
助さん「御隠居、先程から落ち着かぬようでありますが、如何致しました？」

格さん「御不浄に行きたいのでござりますか？」

御隠居「いや…赤井殿の正室、楓の方が来ると思うと、身震いするのですな」

格さん「はい？」

御隠居「どうもあの者は容姿淡麗ながら、儂には鬼女のように思える。
前世は唐、天竺の王を悩ませたる九尾の狐ではあるまいか…。あの美しさは陰性のような気が致しますのじゃ」

格さん「心配御無用と存じます。我らが付いておりますから」

助さん「八兵衛は頼りになりませぬが」

八兵衛「ちょっと助さん、それは言いっこ無しですよぉ」

助さん「お前はおとなしく食ってりゃあいいんだ」

八兵衛「御隠居〜」

御隠居「ホッホッホ…と笑うてみたものの、どうも気は晴れませんな…」

（八兵衛は大して心配もしておらず、呑気に御隠居の分まで茶菓子を食っている）

御門之守　「大膳係！　御老公並びに随伴の方々に差し上げる料理の目星はついたか？」

大膳役　　「はッ、是此の通りで御眼鏡に適いますか、何分にも俄かの事で一部分は仕出しで間に合わせる積りで深川の平清より取り寄せまする」

御門之守　「うーん、飲みすぎて目がチラチラしてよく読めないが、止むを得まい、わしの考えでは主彩は鹿肉の鉄板焼きなぞどうじゃ？」

大膳役　　「おお、それがめいんでっしゅで御座いますか、どうせ水戸辺りでは梅干位が関の山、さぞお喜びなさるでありましょう」

（水戸家上屋敷にて）
御隠居「本日はなかなか美味い物を食しましたな…」

格さん「はて…では何故かような表情をなされます？」

八兵衛「そうですよ、あっしはもう満足しましたよ。鹿肉は堪えられなかったなぁ」

助さん「お前は何を食っても一緒だろう」

八兵衛「何ですよ、助さん。あっしだって食い物の味は分かりますよ〜」

助さん「そうは見えないんだがな。いつもと同じだった」

格さん「もういいだろう。さて御隠居、如何しました？」

御隠居「膳の一部の物に何処ぞで食した事のある味がしたですな…。
あれは…確か柳沢出羽守の接待じゃったか…いかん、嫌な奴の顔を思い出してしもうた」

助さん「本当に御隠居は柳沢様がお嫌いなのでござりますな」

御隠居「向こうも儂を嫌っているじゃろう。…まぁ、味は良かったのだから文句はありませぬが」

格さん「左様で。それにしても赤井様の御正室、楓の方様は、御隠居の仰せの通りでした」

助さん「女好きの拙者も身震い致しました。見送り無用と仰せになられた御隠居の気持ちはよく分かります」

八兵衛「何を言うんですよ、あんな綺麗な人はいませんよ」

（水戸家上屋敷にて）
助さん「本気か？ 何と言う趣味をしとるんだ？ 化け猫のような奥方に惚れたのか？」
八兵衛「いくら助さんでも、そいつは駄目ですよ。あの方は弁天様です…」

御隠居「蓼喰う虫も何とやらですな」

八兵衛「御隠居までひどいですよ〜」

御隠居「されどあの楓の方には噂がありましてな、何でも役者買いをしておるそうですぞ」

八兵衛「あっしも買われたいなぁ…」

助さん「馬鹿か。俺みたいな容姿淡麗な役者を買うのだ。締まりの無い八兵衛なんぞ誰も買わんぞ」
格さん「おい助さん、どさくさに紛れて自分で言うなよ」

八兵衛「どうせあっしはもてませんよ」

御隠居「まぁ、諦めることじゃ。身分が違うし、人の妻ですぞ」

八兵衛「…そうですね。…あっしにはお銀がいるし」
御隠居「何か言いましたかな？」

八兵衛「いえ、こっちの事で…それより夜食が欲しくなりました」

助さん「あれだけ食っておいてまだ何か所望するのか？」

御隠居「まぁ、よいでしょう。いつもの八兵衛に戻りましたからな」

御門之守「いやあ、喜ばれてお帰りなされて、余は欣快至極じゃ、志村候殿　御貴殿は如何で御座るかな？？」

志村候　「鹿肉の鉄板焼きを某も伴食させてもらうたが　あれは絶品でしたな、然し向こうを張るわけでは無いが
　　　　　我が藩にも珍しい料理が御座る」

御門之守「ほほう、是は聞き捨て成らぬな、どの様なもので御座るか？」

志村候　「江戸屋敷では、御留め料理になっておりましてな、かつて一度賄い役が間違えて出した所、家中の侍共
　　　　　が食するや否や全員どっと吉原に繰り出して仕舞い藩務が停滞した苦い経験が御座る」

御門之守「ふーむ、強精食で御座るか、ふーん、そりゃあ御留め料理になる訳ですな」

三太夫　「奥方様、そろそろで御座いますな、殿に座敷牢にお移り戴く時刻がそろそろと」

楓の方　「ええいッ、わらわに指図致すのかや、お前こそ入ってるが良いわッ」

三太夫　「げッ、いいい　嫌で御座りまする」

楓の方　「浦嶋ッ腰元達を使って　三太夫をあれなる座敷牢え閉じ込めるが良いわ」

水戸の隠居「実は先日、赤井殿の上屋敷を訪ねたのでござる」

尾張の隠居「ほう…水戸から態々赤井殿の…。美食家の水戸殿らしいのう」

水戸の隠居「馳走になり申して満足であったが、赤井殿の正室には震えが来ましたな」

尾張の隠居「震えと申されるか？ 儂は会ったことは無いが、美形と聞き申したましたぞ？
実は醜女でござったか？」

水戸の隠居「さに非ず。確かに淡麗なる容姿なれど、美しさの中に妖気が漂っており申した」

尾張の隠居「妖気などとは水戸殿らしくもない。仮にも大名諸侯の奥方でござるぞ」

水戸の隠居「尾張殿も一度会われるがよろしかろうと存じますな。儂の言う事が分かりましょう」

尾張の隠居「いずれそうさせて頂くとして、よくは知らぬが赤井殿は肝の太い御仁と存ずる。
それほど怖い正室なら耐えられぬでござろう。遠ざけるのではあるまいか？」

水戸の隠居「あれは後の報復が恐ろしいのでござるな…」

尾張の隠居「成程…」

美形と聞き申しましたぞ

浦嶋　「ひひひッ、四人がかりで取り押さえに掛かりましたるところが抵抗が激しくとても敵いませぬ」

楓の方「其の方達、常日頃何の為に、楊心流の薙刀の鍛錬を致しておるのじゃ、情けない」

浦嶋　「抵抗と申しても・・それが・・それが・・・」

楓の方「何が其れがじゃ、委細申せ！」

浦嶋　「老女と申しても私めも未だ三十路、縛に付く振りして触りまくるので御座います、雪などは顔面を嘗め回され逃げ惑う始末

　　　　武術の鍛錬にはあり得ない技を使われると・・モジモジ」

楓の方「最後はわらわが出なくては行かぬと申すか、よいわッ、支度を！！」

「奥方様が出る程の事では御座りませぬ、御女中衆が手に余るようでしたら拙者が牢にぶち込んでやります」

格さん「朝にござりまする」

御隠居「…腹の調子が悪うて起きられませぬな…」

格さん「如何なされました？」

御隠居「…精をつけようと昨夜、刺身を食い過ぎたのが祟ったようじゃ。
…朝餉はいりませんぞ」

格さん「…八兵衛のように度が過ぎるゆえ、こうなられたのでござりまする」

御隠居「…声が大きいですぞ。お喋りな近習達に聞かれたらどうするのじゃ？
とにかく…伊達殿の上屋敷に参ろうと思うたに、今日は此処に居らねばなるまい…うぅ…」

格さん「御隠居。御典医殿をお連れ致しました」

御隠居「…大袈裟ですな。ただの食い過ぎですぞ。横になって居れば治るのじゃ」

典医「油断はなりませぬ。御老公様はその…御高齢ゆえに御命に関わるやもしれませぬ」

御隠居「儂を年寄扱いするのか？」

典医「…いえ、左様な訳ではありませぬが…とにかく失礼致しまする
（暫し診察する）
…これは驚きました。御年の割りに酷くはありませぬ。この薬湯を服用なされて、横になっていれば治りまする」

御隠居「年は余計じゃが、ほれ見なさい。鍛え方が違うのじゃ。……うわ、相変わらずお主の薬は苦いのう。
……効いてきたようですぞ。これなら伊達殿の屋敷に行けるようじゃな」

典医「なりませぬ。外出などはもっての他にござりまする。
今日はお控えくださりませ」

御隠居「…冗談ですぞ。…されど寝て居るだけというのは、退屈でなりませぬな」

江戸家老「留守居役の報告によれば、水戸の御老公が近近、我藩上屋敷に参られる趣の由で
　　　　　当家としても、御持成し準備あって然るべきかと存知まする」

伊達候　「うーむ、赤井殿の屋敷で飲食されたとか、伊達六拾二万石の名誉が懸かっておる遺漏無きように取り計らえ、然し
　　　　　食い意地の張ったご隠居だわい、然し紺屋高尾を成敗した弱みが此方にもあるわけで・・
　　　　　うー悩ましいのう、おおそうじゃ、陸奥の魔味と言われる海鞘を差し上げよ」

江戸家老「飯物は一目ぼれに致しましょう、銀しゃりのばりばりをだしましょう」

「これ、三太夫は居らぬか？三太夫は居らぬか？・・ふむふむ、何々、余の代わりに
　座敷牢に入って居ると申すか。忠臣篤き者じゃ　感心　感心　楓にも困ったものじゃ
　表向きの役目として在府の諸藩の動向を余の代わりに集めて参るのが役目なのに・・・
　直ちに解き放つように致せ！中田のお婆が乗り込んで来る前に・・・・・・」
　

奉行　「こう寒くては堪らぬ、素振りでも致すか、筆頭与力は同心溜りで火鉢に
　
　　　　齧り付いてる同心が居たら中庭に連れ出せ、一人百回　いや三百回素振りの稽古じゃ」

ぶるっ…さぶいのぅ。
むこ殿！火鉢の炭が切れ掛かってますぞ。
早う御城に上がって赤井炭を持って来てたもれ！
なになに？御城の座敷牢に引篭もりじゃとな？
腰元の美代と一緒じゃと？？
あの巨体の、丸太の美代かぇ？
むこ殿も酔狂な…
此処はこのおばばの出番じゃな。
しの！薙刀をこれへ。

筆頭与力「皆の者ッ！！中田のお婆が赤井藩上屋敷に乱入しようとしている趣きじゃ
　
　　　　　素振りの稽古は後にして、駆けつけるのじゃ！！急げや急げッ！！」


三ノ輪の万七　「銭形の　こりゃ俺達の手におえねえよ、火事と喧嘩は江戸の華とはよく言ったもんだ

　　　　　　　こう野次馬が多くちゃ、怪我人でも出たら大変だ。」

銭形屁意次　「おっつけ奉行所から人出もあろうから、それまでの辛抱だ」

奉行　「ぐうたら同心共では心許無い、町火消しを総動員致せッ！！半鐘を連打するのじゃ！」

筆頭与力　「えッ、私めがで御座いますか？？？めッめッ滅相も無い、そればっかりはお許しを」ペコペコ

奉行　　　「他に誰がいると申すのじゃッ、江戸開府以来数多の町奉行が在任したが、奉行自ら火の見櫓で半鐘を打った等前例がないわッ！！」

かいも〜ん、開門じゃ！
婿殿、婿殿ぉ〜。
さっさと出で来なされ！
おっおお！？この揺れは何じゃ？
大地が揺れておる。
地震じゃぁ、地震じゃ、御門が倒れるぅぅ。
おたすけを〜〜。

これこれ、美代動くでなぃ！
オヌシがばたばたすると床が揺れるでないか。
地団駄踏むでないわ！
なになに、飯をのどに詰まらせた、だと？
ええぃ！　たわけが！！
いい加減にせい、震度５並にお屋敷が揺れて居るぞ。

Oh、赤井サマノ城ニ潜入デキソウデ〜ス

　「わわわッ、中田のお婆が突入を図って居るだと、　門前はと見れば雲霞の如く押し寄せた

　　野次馬の大群・・・・目がクラクラして参った、全員手槍をもって槍襖を　おおおお」

「御奉行が火の見櫓から転げ落ちなされたッ　はははッ早く順庵を連れて参れッ！！

　赤井家の事など、どうでも良いわッ！全員で兎に角御奉行を奉行所え、こここッ

　こらあーッ、どさくさに紛れて奉行に蹴りを入れてる同心も居るではないかッ」

　

HAHAHA、御奉行様ガオチテマース、サッソク連レテ帰ッテ楽シムネ、ツイデニ新与力殿モ捕マエマース

あッ、これ　　何を致すか！！ワシが奉行を背負って奉行所に戻るのか、ぐああああ

重くて堪らん腰骨がみりみりと・・・・

同心　「与力殿、常日頃から奉行殿とは一心同体、ワシの言葉は奉行の言葉じゃと

　　　　我々をこき使って居るではありませんか」。

>>299
この期に及んで、何たる醜態…、やはり七豪壱様の眼力は確実であったか…

　　　「矢張り、与力の器量はかかる危急の際に現れますなあ」
　　　「忍殿　北町奉行所としての大失態が南に聞こえでもしたら存亡に淵に立たされますので
　　　　　此の事は是非是非御内聞に願いまする。」

　　　「いえいえ、只とは申しませぬ、切り餅二つ差し上げまする」


　忍　「　そちは苦労人じゃのう、あい判ったぞ」

「ふむふむ、南に知られぬよう大失態を賂で取り繕うとは・・・此の笹野がしかと見届けたわ

　笹野が見ていたとはお釈迦様でもご存知あるめぇ」

寿夏無同心　「しし、仕舞ったァ　のう笹野殿、物は相談で御座るが十両程御座るが差し上げるゆえ

　　　　　　　此処は見ざる聞かざるって事で手をうって呉れまいか」。

笹野同心　　「おうおう、善いとも、手先の目明しにも此の頃は手元不如意で


　　　　　　余り渡してないので、干天の慈雨で御座るて」
　　　　　　

・・「　さあさ、お立会いの皆の衆ッ！！好いかい！この瓦版は江戸開闢以来の大事件が載ってるよよー

　　先ず大きく別けて赤井藩上屋敷門前の女同士の果し合いに　南と北の同心同士の癒着と

　　おーっと、今　人だかりから離れる奴がいたら、そいつは掏りだよ、誰でも善いから

　　捕まえて番所に突き出しておくれ」。

済みませんが瓦版一枚、儂にも売ってくださらんか？
…ほほう、これは
赤井殿も気の毒としか言いようがありませんな…
しかしその戦い、いかなる事になるか…ちと気になりますなぁ

赤井殿の家中の婦女子は何ゆえあのように気性が激しいのか…
赤井殿も中田とか申す者も大変ですな…
やはり正室は持たぬに限りますのう
儂みたいに

・・「さあッ、参られよ、婿可愛さに年寄りの分際で此の赤井家に刃向うとは

　　此の不忠者ッ！！大殿に代わって妾わが相手致しますぞえ、楊心流薙刀術

　　を使うまでも無い、金属ばっとで充分じゃ！！」シュツ　シュッ　ビュウビュウ

「斬り合いなんぞより、取っ組み合いやれーッ！！若しかしたら拝めるかもな

「おいおいッ、鼻血をだしてるよ！此の人は」　わーッわーッと凄い騒ぎ

御隠居「八兵衛、何をそんなに興奮しておるのですか？」

八兵衛「だって御隠居、赤井の殿様の奥方様が、あんなに肌を露にしてるんですよ？ もうたまんねぇや」

御隠居「物好きとしか言い様がありませんな…じゃがこれは幕閣の耳にも届くでしょう…赤井殿は本当に気の毒じゃ」

八兵衛「あっしには奥方様が裸にされる方が気の毒ですよ」

御隠居「先程と申した事が違いますぞ…一体どっちなのじゃ？」

八兵衛「そりゃあ拝める方が…」

御隠居「今日は食い気より色気と見えますな…さて、これから昼餉にするかのう…いや、何でもありません、ちと用事でな。八兵衛は好きなだけ見物するがよかろう？」

「ちょっくら、御免なされ、へえ、お前さんがた、何を騒いでるだか？？」

熊公　「おいおいッ、臭いのが・・んーんッ！何いッ練馬から赤井様の肥汲みに来ただと

　　　　このおーッ、臭えーんだよッ、それどこじゃ無えーんだよ、べら棒め！」

・・「くわーッ、おいらを馬鹿にするとは何事だべ！！隣の志村様で汲み取った奴を

　　　お前ぇさん方に打つ掛けてやんなきゃ、俺ァの腹が納さまりつがねえだッ、！！」

権作　「わわわッ、ややや　止めろッーッ、肥柄杓なんぞふりまわすなーッ」

　　　

「上様ーッ、此度の上野寛永寺の御参拝は御成り道おば換えられる様、願わしたく・・先触れの者の報せでは

赤井家の門前にて只ならぬ騒ぎがあるとか・・」


将軍　「苦しゅうない、何の騒ぎじゃ？、申してみよ？？」

道中奉行　「はーはッ、何でも赤井家の御内室と江戸家老の義母が果し合いと申し

　　　　　組んずほぐれつの掴み合いを致して居るとか、其れを取り囲む野次馬！

　　　　　下肥え汲みの百姓が人糞振りかけて居るという騒ぎで御座います」

　　　　　

　将軍　「此方の方が面白そうじゃ、坊主共の読経なぞより余程ましじゃ、此の儘進むが好い」

　　　　「余が審判・並びに見届け役を致して遣わす、此の儘駕籠を進めよ」


道中奉行・・・「はははーッ、御意の向きしかと、出発あああーッ」

「うーん、懐かしい匂い、然し乍強烈なる匂いと言うか臭いのう、奉行あの匂いは何じゃ？即答せよ」

阿相　・・「あいや、暫くお待ち下されませ！取次ぎ役である水野越中守、そこもとが答えて遣わせ」

阿相・『南と北は一体全体何をしとる、全く怪しからぬことじゃ、職務放棄としか考えられぬわ！』

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

用人　「ななな、何と言う騒ぎじゃ、其れに臭い匂い、むー強烈じゃの」

門番　「折角、我が志村藩邸から汲み取った下肥えをあの百姓めが撒き散らしてる模様で御座います、それよりも

　　　将軍様御一行が御成り道を換えて此方に向かっております！！」

用人　「げッ、そりゃ誠かッ、門を堅く閉ざして皆の者ーッ物音一つ立てるで無いぞ！」

八兵衛「御隠居、嫌な臭いがしますねぇ」

御隠居「全くじゃ。特に昼餉の後には嗅ぎとうない臭いですな」

八兵衛「あのお百姓さんが下肥えを撒き散らしてるみてぇですよ」

御隠居「何を考えてるんですかな？ …許せません、八兵衛参りますぞ。文句を言わねばなりますまい！」

八兵衛「やめた方がいいですよ、下肥えなんぞ引っ掛けられて帰ったら、中山様に何言われるか分かったもんじゃないですよ」

御隠居「…うむ。備前も兵庫に劣らず煩いですからな、まぁ、ならば暫く様子を見ることに致そうか」

八兵衛「御隠居も物好きですねぇ」

御隠居「何か言いましたか？ 八兵衛」

八兵衛「いや、何でもありませんよ」

奉行　「うーむ、是は収拾を早く付けないとワシの落ち度＞＞＞免職となるは必定じゃ」

　　　「　早くあの百姓を取り押さえるのじゃ！！」

奉行　　「ひえーつ、上様の駕籠が見えてきた、わわわわ！！」

御隠居「あの駕籠は…上様の御駕籠じゃ、このままでは百姓達は手打ちにされますぞ
そればかりか百姓達の監督不行き届きとして罰を受ける者も出るであろう…八兵衛、すぐにあの下肥えをかぶるのじゃ！」

八兵衛「何言ってるんですか？ 冗談は無しにしてくださいよ」

御隠居「騒ぎになれば上様の御駕籠は進路を変えますぞ」

八兵衛「あっしを犠牲にしねぇでくださいよー。御隠居が将軍様に申し上げればいいじゃないですか」

御隠居「いや…儂が出るまでもないと思いますぞ。騒ぎを見物しておる者達に気を遣わせますからな」

八兵衛「何言ってるんですよ。お願いしますよ、早く将軍様の所へ」

御隠居「…今日は具合が悪いからと登城を控えたのじゃ…顔を合わせるのは…」

八兵衛「御隠居〜」

「一体全体　北は何をしとるのじゃ！！、是は南だけでは手に負えんわ、早く出動するように・・・んーんッもう駄目だ

上様の駕籠が下りた。」


南筆頭与力・「北の御奉行は、火の見櫓から転落し腰椎損傷で深手を負いましたる由

　　　　　　　今頃は、布団の上で呻吟されて居られる事と・・ふァふァふァ、間に合いそうも

　　　　　　　御座いませぬな」。

「風向きが此方に代わってモロに匂いが筑波颪が運んで来るわ、目がピリピリ致すわ」

　　　　　　　

「上様の御成りであーる、静まれーいッ！！静まれーいッ！！」

　「ひゃあああ、公方様だあああ、畏まれ畏まれ」。

　「にににッ、逃げろーッ、供の侍ぇ達に斬られちゃてえへんだ」。

　「畏まれたって、お前ぇ、地面は糞だらけじゃねえか」

　「チエッ、もう少しで拝めるってのにィ、とんだ所にィ北村ァ大膳だああな」

　「何を芝居がかってんだよ、ワッ、ニ三人斬られたらしいぞ」

「峰打ちじゃ、心配致すな」

無礼者ォォッ！町人風情が調子に乗りおってッ！構わん斬り捨てィッ！

ザシュッ　ブチゥッ

野次馬「うぎゃぁぁぁぁッ」

御隠居「待てッ！ 止めを刺すことは相ならん！ …誰ぞ医者を！」

町人「合点だッ！」（駆けて行く）

御隠居「お主、酔っておるな？ 上様の御供の者が仕事中に酔うとは、沙汰の限りじゃ。これでは先日、辞職した勘定奉行の中川某と同じではないか。
八兵衛、懲らしめてやりなさい」

八兵衛 「無茶言わないでくだせぇよ！ あっしにできる訳ねぇでしょう…ちょっと借りますよ！」（水戸葵の印籠を手にしている）
御隠居「これ、余計なことを…！」

八兵衛「刀を引きやがれ！ こちらにおわすは前副将軍、水戸中納言様だぞ！」

（駕籠から出ていた将軍以外、全員控える）

御隠居「あー、…仕方あるまい。八兵衛、まずは上様に挨拶致しますぞ（…登城の件は如何、言い訳致そうか…）」

八兵衛「屋敷へ戻ったら中山様、国元では山野辺様から小言を喰らいますねぇ」

御隠居「…これ、頭が痛うなることを言うてはなりませんぞ」

町人「あ、暴れ馬だーーー！」

侍従１「むぅ？」

黒毛の暴れ馬「ヒヒィィィィン!!!」

侍従２「う、上様のお駕籠を目掛けておるぞ！大変じゃコレは」

御隠居「これはいかん！ 供の衆、楯となりて上様をお守り致すのじゃ！」

供侍1「そんな殺生な！ 水戸様、あの様な馬相手に無茶を仰せとは酷すぎまする！」

御隠居「ならば如何致すのじゃ！ …そうじゃ、八兵衛。今も赤井殿の正室は外にて争うておるじゃろう。ここに連れてきなさい」

供侍達「楓の方様を？」
八兵衛「奥方様をですかい？」

御隠居「うむ。正室の力で暴れ馬を鎮めるのじゃ。今、馬を殺さずして止められるのは楓の方しかおりませんぞ。印籠は手にありますな、急ぎなさい」

八兵衛「へ、へい！」（駆け出す）

供侍3「水戸様、いくら武芸に秀でた楓の方様とて、あの様な馬相手に平気なのでござりますか？」

御隠居「…今はあの者を信ずるしかあるまい。馬も般若には勝てぬでしょう」

供侍達「…？」

お主ら、酒はないかのう、酒は・・ウイ〜ッ。

>>328
旦那、飲み過ぎで御座いやすよ。しっかりしなせぇ

「おおお、あそこの白髪の老爺は確か水戸の・・・・？老公！　大日本史の編纂に取り組んでいる筈」
・・・何で此の辺りをウロウロしておられるのか？　ふむ、生涯かかっても出来ぬ訳じゃ」

「良いか、一同の者、無視じゃ、無視じゃ、ハハハ」

八兵衛、儂が許して遣わす
あの者を懲らしめてやりなさい
政を担う天下の老中首座にふさわしからず、その所業・愚策、げに許し難し
この国の民は嘆いておるわ

「しししッ、シマツタァ！！、年寄りは気が短くていかんなあ、先が短いからかな

足元覚束無いくせに耳だけは達者だわ、自分は手を下さないで供の者が打ち掛かって

参ったなら、奉行所は手を繰り出して暴行教唆罪であの爺ィをばひっ捕らえよ！！。

良いかッ、ご老公と思わずに町家の只の隠居と思って事に当たれ。」

「わわわ、あの眼光の鋭さに捕り方が脅えて掛かれませぬ、流石は天下の副将軍、いよーッ」

「ぷッ、浮かれてる場合でないわい、笹野同心！！此処の現場処理を良しなになッ

暴れ馬の方にワシは向かう・・・・」パカパカパカ「はいよーッ」パカパカ

うひょおーてえへんだあ！暴れ馬の他に奉行まで馬に乗ってやってきやがったァ

口取りが後ろから追いかけてくるとは・・・・危なえー皆なァヨケローッ！！

暴れてるのは馬の方でなく将軍様じゃ。

　女房　　「おまいさん、何か臭いよ、うーやだやだ」

八ッあん　「てやんでぇ、御亭主様のお帰りにその挨拶はねえだろうが、べらぼうめ」

八の女房　「どっかで溜め池にでも落ッこったんじゃないかい？・・おやァお時さんじゃないかい」


掏りのお時「何か、赤井様の門前で偉そうなお侍様からこれを掏りとったんだけどさ」


寺子屋の主人「あーワシに貸してみなさい、字なら任せおれ、おお、ふむふむ

　　　　　　　第二次補正予算案(原案）とあるな、ここ此れは機密文書だッ、お時さんとやら

　　　　　　　悪い事は言わぬ、直ぐ江戸を離れ上方に逃げなされ。」

八ッあん「お師匠さん、て　事は何か不味い事に・・・？」

寺子屋の師匠　「うわーッ、悪いものを見てしまった、此れなる書付は目安箱にでも放り込んで置こう

　　　　　　　所で八ッあん、臭うんじゃがな」

八ッあん　「おう、それよ、赤井様の門前で下肥えぶっ掛けられた」

八ッあん「目ん玉がシミシミすらあな」

御隠居「ふむ…やはり楓の方は妖怪やもしれませんな、あの暴れ馬を鎮めるなど人の致す事に非ずや」

八兵衛「また奥方様の悪口をおっしゃって…、さあ、あっし達も引き上げやしょうか」

御隠居「そうはいきませんぞ。儂はこれから上様に無断で登城を休んだ弁解を致さねばならんのじゃ」

八兵衛「それは気が重いことでござんすね」

御隠居「上様ならまだよいが、兵庫の小言を喰らうのが疲れますな」

八兵衛「やめて下せぇよ、胃の腑が痛くなっちまいますよ」

御隠居「…それは儂もじゃ、なれど何故、兵庫が江戸に来ておるのか…かような時に限って…」

八兵衛「御隠居の普段の行いが悪いからですよ」

御隠居「何ぞ申しましたかな？」

八兵衛「…いえ、何も」

「所で、八ッあん、赤井様の門前での決闘は、如何であったかな、いきなり得物を捨てて組討ち

と、成ったそうだが？果たして結果や如何、何か見えませんでしたかな？？」

八ッあん「いえね、あっしも其処ん所が楽しみだったんですが、いきなり目の前に黄色い奴がざばーっと

　　　　キヤガッテ肝腎の所が見えず仕舞で、大勢で揉み合ってる内に供侍に

　　　　斬られる奴が居るは、暴れ馬が突っかけてくるは、散々の目に会いやした。」

「嫌だよう、先生ッ、見えたのかと聞く先生、鼻息荒くなってさァ、子ィ曰くと教えてるときと全然別人だねえ。」

タイトル　「江戸のことば」
著者　　　岡本綺堂
出版社　河出書房新社 河出文庫
価格　　　861円税込
発売日　　2003年6月5日発売


タイトル　「時代小説用語辞典」
著者　　　歴史群像編集部
出版社　学習研究社 単行本
価格　　　1680円税込
発売日　　2005年3月発売


タイトル　「ちょっと使ってみたくなる「江戸ことば」100選」
著者　　　中江 克己
出版社　青春出版社 青春新書インテリジェンス
価格　　　767円税込
発売日　　2006年2月発売

タイトル　「生かしておきたい江戸ことば450語」
著者　　　澤田一矢
出版社　幻冬舎 幻冬舎文庫
価格　　　480円税込
発売日　　2007年7月発売


タイトル　「日常生活で使ってみたい「侍」の日本語―武士の言葉を現代に応用した実戦会話術」
著者　　　市川スガノ
出版社　日本文芸社　新書
価格　　　720円税込
発売日　　2008年5月発売


タイトル　「武士語でござる」
著者　　　八幡 和郎
出版社　ベストセラーズ 新書
価格　　　819円税込
発売日　　2008年5月24日発売

タイトル　「武士語で候。」
著者　　　もんじろう運営委員会
出版社　総合法令出版 新書
価格　　　830円税込
発売日　　2008年8月25日発売


タイトル　「使ってみたい武士の日本語」
著者　　　野火迅
出版社　文藝春秋　文春文庫
価格　　　500円税込
発売日　　2008年9月10日発売


タイトル　「The武士語」
著者　　　もんじろう (編集), 山本 博文 (監修)
出版社　中経出版 文庫
価格　　　530円税込
発売日　　2008年9月26日発売


タイトル　「使ってみねぇ　本場の江戸語」
著者　　　野火迅
出版社　文藝春秋　文春文庫
価格　　　580円税込
発売日　　2009年4月10日発売予定

>343〜345殿　宣伝ご苦労でござる。

おもさげながんす

「殿、暫くで御座りまする、かく申す中田め、やっと幽閉の間よりお解き放ちになりました。」

御門乃守「もう、暫く入れて置いても良かったのじゃが、居なければ居ないで不便である」

「殿、出所祝いにぱァーッと、吉原にでも繰り出しますか？」

御門乃守　「うーむ、然し乍　のう楓がまたぞろ騒ぐでのう、まあ、そちが支払いを持つのであれば、話はまたべつじゃ」

おぅおぅ、婿殿。やっとお出に成られましたか。
良かったのう、しの。
なれど吉原へなどと、とんでもない!
しの、寝所のしたくを早う!!
婿殿! よいですな、この薙刀をご覧あれ
よもや厭とは言わせませんぞ!

母上様、直裁な…
しのは恥かしゅうて赤面して御座ります。

「これ、誰ぞある、浦島を呼んで参れ、・・・・・・・・おお、浦島よ、近う寄れ

呼んだのは他でもない、中田めが大殿を出所祝いとか申して又、悪所に誘い出すやも

知れぬ、心利きたる者に指図致してお止めするよう申し付けるのじゃぞ！！」

三太夫「しッ、殿、お静かに・・・そおーッと抜け出しましょう」ソロソロ

御門乃守「言われるまでもないわ、然し、鼠賊の如き振る舞いは出来ぬ！」
　　　　　ズカズカ
腰元お蘭「背を丸めて忍び出てゆく二人は正しく大殿と中田殿！浦島様ァ〜

　　　　　皆様ァ〜殿が殿が出て行かれますぞー！！」

三太夫「ししし、しまったァ！南無三宝とは此のことじゃ、ああ、お蘭、騒ぐでないぞと

　　　　殿が申しておる、判らんのか」

　　　

「お殿様、嘆かわしく存じまする、こりゃ！三太夫！！殿を唆して吉原なぞえ、誘い出すとは

赤井家御法度の第八条の二項の教唆の罪に当たるゆえ、女中共、総がかりで身柄を拘束せよ！！

何、構わぬ、楓様のご命令じゃッ、捕縛いたせ〜ッ」

　「ほほう、三太夫は座敷牢に又、逆戻りか・・一同の者大儀である」

「一同にお集まり戴いたのは、他でも御座らぬ、近頃の江戸家老の中田様は正しく君側の奸

殿を誑かして、藩の公金を湯水の如く費消しておられる。此の儘では近い内に公儀の知る所となり

御取り潰しになるやも知れぬ、何ぞ良き手だては御座らぬかと・・・」

乙・・「断固斬るべし！！」

丙・・「此の事を、国許の家老殿につぶさに報告してから下知を受けて動いては」


丁・・「軽挙妄動と取られて我々が処分受けるのではのう・・困る」


乙・・「何をぐだぐだと、天誅以外御座らぬ！斬るべし！！！」

「奥方様、何やら家中の若侍達の間で、不穏な動きが・・見られるような」


楓の方「・・ん？、それより、中田に閉門を申し付けるよう殿に進言致せ、座敷牢に閉じ込めるのは、いと、

　　　　やすき事なれど、中田のお婆めが、またぞろ殴りこみ来るやもしれぬ、あんな騒ぎは

　　　　もう、願い下げじゃ」

　　　　

「しかし、主家の奥方様で御座いますゆえ、何れは決着を付けねばなりますまいのう」

申し上げまする。
ただ今、水戸中納言様の御使いと申される方が参りましてござります。
ただ身なりは町人態で、体格も小柄で武家の御方とは思えませぬ。
如何致しまするか？

HAHAHA♪ワタシニ任セルネ

「ふーむ、中納言様の使いとな、ついこの間、我が上屋敷に於いて持成したばかりであるが・・・

取り合えず通してみよ」。

「内の婿殿が、座敷牢に又、入れられただと！　うーッ、奥方楓様の差し金であろう

許せぬッ！！！」　奥歯キリキリ

「はははッ、果たし状じゃ」　サラサラ。

「ほう、果たし状とな、構わぬうち捨てておくのじゃ。無視無視、但し警備はもそっと厳重にな」

　「あ〜、其処の御婆、門前を先程からウロウロと目障りである。」


　「直ちに立ち去るが良かろう、立ち去らぬとあれば、此の六尺棒で打ちのめすぞ！！」

「あ〜これこれ、門番　隣の志村じゃが、赤井氏殿には御在宅でござるかな？」

「あ〜、志村様がおいでで御座います。」

取次ぎ役　「しばしまたれい、奥に伺うまで、お待ち頂け」

　「うう〜む、暫し待てとか、どうじゃ、門番、相変わらず御門之守殿は楓殿の

　尻に敷かれてるのか、どうじゃ？？」


門番　　「さあ、奥向きの事はさっぱり判りませんで、へい」


志村候　「いやいや、隠す事の程のものでもあるまい、え　どうじゃ」

　「これは　志村殿では御座らぬか、兎に角中に入られよ」


志村候　「いやあ、門前まで出迎えとは汗顔の至りでござる」

Oh、赤井様ト志村様ガ居マース、ヤラナイカ？

赤井御門之守　「奉行所の主だった面々を毒牙に掛けたトムじゃな、者共出会え〜ッ

　　　　　　　　構わん、斬れッ、斬り捨てーい！！」


志村候　「ひゃああああ、ワシにはその気はないぞ、しッしッ、あっちに行けと申すに」　

ムゥ…多勢ニ無勢ネ…。トリアエズ、今回ハ逃ゲルネ

「此処に、紅毛人ガ来マセデーシタ。ワタシサガシニキタデース。ワタシ、黒船ノ

アドミラルの次ノエライ人ネ」

御門之守　「？？？、あどみらるとな？征夷大将軍の事かな？・・・兎に角其処の異人

　　　　　一献参ろう」


スミス　　「大名パーテイにインビテーションネ、オーケーオーケー」

Oh、志村様安心シテクダサーイ。ワタシ、ノンケデモ大丈夫ネ。ダカラ、トテモ楽シミネ

これ、そこなる異人、志村様に対して無礼であろう。
今すぐ立ち去れい、さもなくば刀にかけても追い返すぞ。

>>375
Oh!？アナタハ私ト、勝負シマスカ？私、トテモ強イネ、カカッテキナサーイ

ア〜〜志村のダンナ、ゴジマンノ腰元サーン、ドウシマシタ、イナイトワタシ

メランコリーネ。

志村候　「うーむ、旦那呼ばわりされたのは、へその緒切って始めてじゃ」

赤井御門之守　｢余も、めりけん語でも習熟致すとするかな、何でも覚えておいて

　　　　　　　損は御座らん」

ОＨ・・ソレスバラシイ、デモ、最初ハ　テイチャアーイリマース、コチラデ師匠イイマスネ

志村候　「女人の師匠が良いであるな、学ぶ気力も出よう、ウワハハ〜」

いいいえ、殿、それは為りませぬぞ、彼の国の女性など・・ぶッ、とんでもない！

志村様が習われたら宜しかろうに

>>378
Oh、コレハマタ、キュートナ御婦人デ〜ス。心配イリマセーン、彼女達ノ貞操ハ鉄ゴトク固イ、ティチャー達ネ

侍甲「おい、皆聞いたか、異人が此処に住み着く様であるぞ」

侍乙「誠で御座るか？奥で殿や志村様と酒食を共にしている何れの方なのかな」

侍丙「ううううーむ、許しがたき事じゃ、尊王攘夷じゃ斬るべしッ」

侍丁「待て待て、斬奸状をしたためるによって、話はそれからじゃ、」


侍甲「お主達は直ぐ天誅だの、尊皇攘夷だのと直ぐそれじゃ・来るのがぶろんどとかの女性らしいぞ」

侍丙「ききき、金髪〜ぅ、いやあ、女を切る刀は持ち合わせておらぬわ、左様か殿もお好きじゃのう」

侍丁「斬奸状より、付け文の文句を考えずば為るまいの、のう御同役」

はて、異人とは何を食すのか？ まさか我らと等しく米や、味噌、魚介という訳ではあるまい？
それにあの体格じゃ、さぞや食うのであろうなぁ…
昨今の不況のおりにどれだけ金がかかるか気掛かりでならぬわ。

｢奥方様、お女中衆の噂によれば、御門之守様が異人のていちゃあとか申す金髪のぶろんどを

お屋敷に御呼びされるとか、其れは誠に御座りまするか」


楓の方「そちは幽閉の身、左様な事！要らぬ口出しじゃ」

三太夫「ははッ、なれど御家の末永き安泰を願う家臣の一人として看過出来かねますゆえ・・三太夫の心中お察しくされますよう」

楓の方「何のかのと申して、此処より出たいだけであろう、大人しく座禅でも組んで居るが良いわ」

三太夫「此の異人引き込みについて公儀に聞こえでもしたら由々しき大事で御座いますぞ」

楓の方「ううう、」

ふあははは、諸大名も争ってめりけん語を習熟せんと門前に殺到致すで月謝は高くしないとナ

御門之守　「いやいや、まあ、其処が狙い目でもあるのだがな」

なになに?めりけん語の指南じゃとな。
喝っ!　めりけん語など所詮出稼ぎ浪人の子孫の言葉じゃ。
えげれす語じゃ。えげれす語!
この婆ぁが密かに手習いせし、くいーんずいんぐりっしゅを
伝授してくれようぞ。
まずは、寺小屋じゃな。
しの、いんふぉめーしょんの張り紙を作る故、
筆と紙をこれへ…

「お方様、中田三太夫様のお婆様が何やら大殿様の向こうをお張りなされて異国語の

　塾をお開きになされる模様にて御座います」。

楓の方　「ふふふ、面白い、あの猿面婆がのう、何かに付けて張り合う心算と見える」

浦島　「ぶろーんどには敵う訳が有りませぬ、あ、そうそう、飛脚元締めの西川なる

　　　　老人から内々に入塾したいと密かに申し入れが、・・」毎回菓子折り持参で参ると

　　「他には、居らぬのか」

浦島「えーと、ああ、そうそう、公儀御殿医頭の加美添様の用人が先程

　　参られまして、お殿さと何やら用談されて居られました、ちらちらと

　　小耳に挟んだ所では、阿蘭陀語がどうの、西班牙語がどうのとか」

語学教育ナラマカセルネ、先ズハ門番ノ人達ネ

「何を申すか、ぷろーんどの時間外補習を我々は、お願い申す積りじゃ、貴様じゃ何を教えられるか判ったもんでないを

>>388
HAHAHA、遠慮シテハイケマセーン。サァ、大人シクスルネ…

わわわッ、だじげで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ

門番甲!!しっかり致せ、富夢は追っ払ったぞ!

「これは、これは、七豪壱様、危ない所をお救い頂き・・危なく尻子玉を抜かれる所でした」。

「何々、七豪壱殿が参られた？　お通し致せ、幸い志村候も居られるでな」

「これこれ、酒肴の準備なぞ致せ」

赤井殿に志村殿、誠にお久しゅう御座いまする。

「ほほう、是は又、珍客で御座るな、いや何、御紹介致そう、同席の紅毛

碧眼のここなる御仁は、えーとめりけん国のぺロリィ・アードミラルの・・うーん

舌を噛みそうじゃわい、此方で申す、側用人みたいなお方で御座る。」

「遥々、万里の波濤を超えて、この秋津島に来られたそうじゃ」

「ええい、口惜しやッ、ギリギリギリ、婆ァのいーんぐりッしゅ、じゃ、駄目だと申されるか」


しの女「お母上様、何と申しても御年の差がありまする、若いのには敵いませぬ」


とめ「ええいーッ、何たる雑言、我が娘とて容赦せぬわ，それえ直れッ、打ち据えてやるわ」

　「こりゃ、中田三太夫ッ、楓様の特別のお情けでもって、そちを解き放つ！

　只、解き放ちのの条件として上屋敷の動向をつぶさに楓様に報告すべし、との事じゃ

　どうじゃッ」。


三太夫「ははッ、有難き扱い、畏まりて御意向に副うべく励む所存で・・・」


浦島　「・ならば座敷牢より、直ちに出でませい」

「ははッ、有難き幸せに・・・浦島殿、今や赤井家は存亡の危機にさらされて居りまする、

御門之守様の通詞と称しての金髪女を抱え込まれた由！公儀の知るところと為れば重き処置

が下される事は、必定！！　かかる折に難局を乗り越える手腕を発揮出来るのは

それがし、以外に御座らんて、お任せあれ」

「こりゃ、三太夫何をする積りじゃ」

三太夫　「これなる炭団砲にて、黒船の旗艦ぽうはたーん号とぺろり提督共々
　　　　　焼き討ちに致す所存で御座る、殿ッーッ、お止め下さるな！！」

「そんな物を発射致せば、何処に飛んでゆくか判らぬぞ、ほっとけ」

三太夫　「御留め下さるな、尊王攘夷で御座る！」

御門之守「永の幽閉で、ちとキ印しの兆候が出てるな」

「赤井殿、折角の日米親善に水を差さんとする、中田なる留守居役にも、困ったものですな」

御門之守「うう〜〜ん、後ろに正妻である楓が控えてるので召し放ちも出来ぬので困惑致しておる有様で御座る」

「おいッ、塀越しに屋敷内を覗き込んでる奴、大方盗人の類であろう、番屋迄連行致す。」

「逃げ出さないよう、平次ッ縄を打てどうも胡乱な奴じゃ」

町人・・「いえいえ、怪しいもんじゃ御座いません」

平次・「四の五云わずに大人しくしろい！！」

平次・「所で、笹野様　今公儀では、総入れ札の時期で揉めてる様ですね」

同心・「我等、町方にはどうでも良い事じゃ、所詮は末端であるからなあ、江戸の人心の安定が勤めじゃ」

平次・「んーん、偉いッ其れでこそ笹野様、其の御言葉なんぞ中々言えるもんじゃあありませぬ」

同心・「そう持ち上げるでない、こそばゆいわ、未だ日は高いが一杯やるか」

平次・「八の野郎も相伴させて好いんですかい」

同心・「構わぬ、小腹も空いて来てるのは八も同じだろう」

八五郎・「うなぎなんぞ、ようがすねえ」

「これこれ、此処は赤井様上屋敷の御門前であーる、町方は良いのう、うなぎがどうの、

一杯どうのと、気楽な事だ、とにあれ門前である！静粛に！」

「甲よ、飲み食いの話しながら邸内を覗ってるんだよ、気がつかねえのか」

甲　「ア、なあるほどね」

乙　「町奉行から内々に御指示を受けて来てるのさ」


甲　「すると、暗くなったら屋敷内に忍び込むかも・・？」

乙　「今夜の賭場は控えた方が良いか、みすみす踏み込まれるより」

甲　「今夜は、今迄の負けを取り返す積りだったが・・」

「平次よ、お前ぇの顔が利くうなぎ屋でいっぺえ行こうじゃねえか」

平次「ちえッ、俺らに勘定持たせる気だな、ぶつぶつ」

「あ、何か云ったか」

平次「いえいえ、なーんにも」

HAHAHAHA
同心サント、親分サーンオ待チシテマシータ。イッパイ楽シムネ

「わわッ、出たあッ、貴様は確かポウハターン号の水夫と見たり、脱走罪でた・た・逮捕致す」

「それッ、平次と八五郎とで縄を打てい、抜かるでないぞッ」

「

「何やら、門前が騒がしいな、？これ、誰ぞある、見てまいれ」

八五郎サーン八、ワタシノ好ミネ。連レテ帰リマース

「俺らの可愛い子分を何処え連れて・・其れより投げ銭だァ〜それッ」

「あんまり気合かけて投げるなよ、うなぎ屋の払いに足りなくなったら、どうするんでえ」

「大川に追い詰めたぞ、此処は橋蔵風に、覚悟しやがれってんだ」ぴゅッ

町娘達「きゃーッ、平次さーんッ、素敵ねえ」ガヤガヤ

トリアエズ、逃ゲルネ。八五郎サンハ返シマース

「取り敢えず男を上げたのは平次だけと言う訳か」

清吉「親分の役回りは引き立て役でござんす」

万七「何いィ！もう一度云って見ろ！！」

究極の破格の安さ！詐欺か！？と疑いたくなる安さ

ソニー　VAIO TypeL VGC-LV72JGBが新品で税送料込みで20,000円
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「未だ、めりけん語の師匠は見えないか？、蘭学なぞより斬新な響きが致すわい」

志村候「それそれ、それで御座るよ、気になって帰るに帰られんわ」

　　　「所で、召抱え料は、幾らの心積りであるかの？」

「百石位で良かろうと考えて居るのじゃが・・・」

「楓の方様、三太夫様より書状が」

楓の方「どれ、見せるが良い、・・・・ふむ、ふむ・・あの愚か者は、黒船に炭団砲を打ち込むと書いて寄越したわ」

浦島　「そりゃ天下の一大事で御座りましょう、江戸が火の海に・・・」

楓の方「直ぐに人を遣わし、水を掛け捲れば良い」

こうも、雨続きだと気分が滅入っていけねぇな…。どれ、赤井様の御屋敷の近くに店だすか

さて各々方、いよいよ御公儀衆議院は解散され、来る八月参拾日に入り札が行われる由でござるが
此度の入り札は麻生殿か鳩山殿かどちらが老中首座に相応しいか選ぶ入り札になりそうでござる。
自民譜代維持か外様民主が譜代になりて鳩山殿が老中首座になるか、方々どちらに入れるかは自由
でござるがくれぐれも棄権なされぬようにな。

おう、蕎麦屋懐かしいなあ、俺だよ　俺だよ、三ノ輪の万七様だあな、
一体全体、此処に店を出すについて挨拶がネエのはどうゆう訳なんだ、あーん

同心「やいッ、万七！！強請りタカリの真似なんぞするんじゃねえ！！」

これはこれは、万七親分…。挨拶が遅れて申し訳御座いやせん、こいつぁ、挨拶代わりの一本で御座いやす

いえね、七豪壱の旦那に頼まれやして…。こまけぇ内容は、あっしの口から言えねぇ事なんで御察ししてくだせぇよ。旦那、向こう三月程、旦那限定で酒と天麩羅蕎麦を半額に致しますんで。これで勘弁してくれやせんか？

何と、タダにしろなんざ、また御戯れを…、銭形の親分の向こうを張る、万七親分とも有ろう御方がセコい事を言いなさる。親分の名が泣きますぜ

>>423
合点でい。
高速街道、無銭化などと外様は言ってるけどほんとにそんなことできるのかねえと
おいら思っちまうけどよう。

総入れ札の結果では、我等道中奉行は肩身の狭い思いを生涯味わうやも知れず
根苦巣庫一門を挙げて蛙躁首座の再度の天下取りを支援せねばなるまいぞ！！

「とは、申しても世の流れと言うものも無視出来かねると察しますが・・」

奉行「そこでだ、一族の道中茶屋等の蓄えし千両箱だけは、死守したいものよ」

与力「御尤もで御座います。それがしも隠居したなら道中茶屋の元締めに天下る心積りで御座います

「千両箱も、一個や二個どころでは無いので何千とですからなあ」

奉行「しッ！！、声が高い、壁に耳ありと申すぞ」

「若し元締めが駄目であれば、料金所の元締めでも良いでござります」

奉行「うむ、考えて置くと致す」

「まにふえすと」などと申すお上からの約束事が高札場にて貼り出されたでござる。

拙者にとっては始めての江戸だが・・・・うーむ我藩の江戸上屋敷の在処がどの辺りやら

とーんと見当がつき申さぬ、はてさて・？？？

其れに付けても大した人出じゃのう、頭がくらくら致す

そこなる御武家様、江戸には悪い輩が居る故に御気をつけて下さいまし。
手前でございますか？
越後の、いや純朴そうな貴方様に嘘はつけますまい。
…西山の隠居でございますよ。
(ちらっと水戸葵の印籠を見せる)

「え〜〜〜と、え〜〜、うおわッ！！！わわッ、こここッ、これは、ははーッ
　一間あまり飛び退いたパット平伏するや額を地面擦り付けんばかり、顔面はと見れば
　真っ青なり！

　

「おい、見ねえ、あのお侍ぇ、何をへえつくばってんだろ？」

留松「うんうん、何かあの爺はどこぞの大店の隠居風だが、心持ち反り返ってやがるな」

熊「下克上も極まれりだね、お侍なんか何時も威張ってるもんだが・・」

留　「やーい、さんぴーん、どうした　どうした」

熊　「おいッ、やめろ！留、こっちを睨んだぞ」

　「こここのおーーッ、貴人に対して礼を尽くしてるのに嘲笑するとは許せん、それえ直れッ！！手討ちに致してくれる」

熊＆留「うひゃあああ、逃げろ逃げろ」

まあまあ御武家様、事情を知らぬ町人たちの事とて、この隠居の顔に免じて許してやって下され
それより手前と盃を傾けましょうぞ？
まだ少し日が高うございますが、如何でございますか？
見ず知らずの某に何故、と申されるか？
…いや御武家様の風貌が高松の我が子に似ておりますのでな…
年は取りたくないものですな…

おっ？御隠居さん、どうしたんでぇ、若い御武家様を捕まえて、御得意の説教ですかい？

いえいえ、そういう訳ではございませんよ
この御武家様と酒を酌み交わしたいと思いましてな
しかしこの御方は御主君の上屋敷を探して居られるのですが、見つからないそうで…

今日中に着任しないと拙者は腹を召さねばならぬ、痛いのは仕方ないが
国許の妻子を想うと泣けて参ってなァ。ウウウウ　ハラリ落とす一滴

八五郎　「親分！見ものですねえ、斬るか斬らないか」

平次　　「馬鹿野郎！手前ぇはそんな冷てえ野郎とは今日の今日まで知らなかったぜ」

八五郎　「あッ、すいません、つい言葉の綾で・・へい」

平次　「何が言葉の綾だい、恥ずかしくねーのかい！」

良い覚悟ですな、御存分に為されませ
御武家様の骨は手前が拾って差し上げましょう
…いやいや、そんな戯言を申している暇はありませんでしたな
それより上屋敷は何処にあるのでございますか？
何より貴方様の御主君の御名は何と申されるので？

・・あああ赤井御門之守様で、そもそも、赤井様は清和源氏の流れを汲んで
今に至ってる由にそれがし幼時のおり今は無き父から聞かされた覚えが御座る。

「何でも、在府の大名方の間でも、奥方様の尻に敷かれて息も絶え絶えだと
　かで、可也諸侯に揶揄されてるとか、国許の噂で御座います、

まぁまぁ、御武家様も落ち着いて飲みなせぇ。おや、酒は苦手とみえる…。

「いやいや、国許では僅かの扶持でもって、赤貧洗うが如しで、正月元旦に一口飲むだけで御座った」

「

何と赤井様の御家中とは、奇遇でございますな…
(蕎麦屋の御主人が近くにいないのを確かめて侍モードへと変わる御隠居)
赤井殿とは親しくさせてもらいましてな…馳走になった事もあるのじゃ
もっともあの勝気な正室は、儂の苦手と致す処であるのだが…
とにかくそなたは腹を召す必要は無いぞ
この隠居が話を付けて遣わす故に、安堵致せ。ささ、もそっと盃を傾けられよ

そなたは赤貧洗う如しと申すが、その差料は見事な物と見える
武士とはかくありたい物じゃな
…いかん御亭主に怪訝な顔をされておるわ
…ささ、御武家様もっと御飲みなされませ

「こわいかに、変わり身だけは、早ぅ御座るな、おっとっと、口からお出迎えで御座る、くいッ！
ぷーう、旨い酒じゃ身共の胃の腑は余りの旨さに、のたうって御座る」

御隠居さん…いやさ、御老公、御存分になされよ。
ある御方の命により赤井様の役邸警護に ついております故に、詳細は語られませぬが

「てッ、なんだい、蕎麦屋の野郎め！調子の良い事、抜かしやがってぇ」
「やいッ！蕎麦屋ッ素性を詳らかしゃがれってんだ！こちとらだって、なりこそ饂飩屋だが
　勘定奉行吟味改役の御支配下で此処に網張ってるんだ！！どうだッ驚いたか！」

「うーむ、万七ちょいと動くな、様子を窺うのじゃ、蕎麦屋と饂飩屋から目ぇ放すんじゃねえぞ」

七豪壱様配下の、密偵よ

同心「こりゃどうも、町方の出番じゃ、無さそうだぜ、おい平次、あれを見ろ」
平次「あれは赤井様の所に居なさるめりけん語の師匠とかで・・へい」
「八をここを張らせて、おい平次あの金髪じゃ、付ける目標はあの異人女だ」
八五郎「親〜分、お静姐さんに言いつけますよッ、ちえッ行っちゃった」

「勘定方から、七豪壱様の配下から皆、赤井様の所に出張ってるのは、うん何かあるにちげえねえ」

各々方、野分の襲来で御座る。
戸板の補強はいかがかな？
水、食料はいかに？

あー、これこれ、そこな者、肉屋に逝って
小六っ懸を購ってくるように…

江戸で名高い北島屋に、いってめぇりやす。

えッ、刃無勝もですかい、？

駿府の方で大鯰が昨日七つ半頃暴れたらしいが、元服前の子供で良かったわい。

おうおう、そのことよ。
何でも名古屋に行く高速街道が崩れちまったんだってよ。
盆の国民大移動の前だつーのにテイ変だよなぁ。
せっかく街道代が千円になったつーのに
とおれねぇんじゃなぁ

なんでも、普請方が徹夜で直して通れる様に
なったつーことらしいで。
こちトラ、街道が閉まっちまうと仕事になんねぇ。
まっ、取り合えずはよかった。
でもよう、盆は大渋滞かぁ。走れねぇ。休みだな。
おれっちは立体長屋でふて寝でもするかなぁ。
動くと腹がへってまうからなぁ…

今、立ち戻った。奥、先程道中奉行は御邸で腹を召されたぞ。ん〜道路崩壊の
責任を取られてな、仕方あるまいな、何せ東海道だからなあ。

　して、御方様には、此れより如何遊ばす所存にて・・・・矢張り東海道え？

与力・取り敢えず復旧にワシが差配をせねば成るまい、旅装の支度じゃ

たんとお働きなさいませ、無事のお戻りお待ちもうしあげまする。

与力・ま、監督だけじゃからの、気は楽じゃ。

番頭さんや、あたしゃ困ってんだよ、此の頃とんと大きな火事が無いからねえ、
大量の素戸っ区抱えて、一発大きな奴あれば材木が捌けるんだが・・・・


番頭　御主人、いっそ私が、あちこち火を点けましょうか？？


ぶるるる、未だ三尺高い所には、縛られたくないよ！お前何てこと言うんだい。

こうやって、物貰いして歩くのが一番楽であるな、喜捨を願い奉る〜〜〜

町方同心・「おいッ、其処の虚無僧！！胡乱な奴め　・・天蓋をとれ！改める」

やべっ！カカーとババーだ!!

よいよい　祝着至極

婿殿抜きで食べる鰻は・・・ほーんーと美味しいねえ

おっ、そこの虚無僧の旦那。こいつぁ、俺の奢りだ蕎麦と酒でユックリして行ってくんな。なぁに、心配なんざいらねぇよ

こやつ、怪しい…

ゴキゴキゴキ

何やらご禁制の丸薬で頭がイカれちまった女謡曲師とそのヒモ、
船宿に女をほったらかして逃げたチンピラ役者の話で瓦版屋が賑やかざんすが
わつちはそろそろ飽きたでありんす…

揚巻の姐さん、まぁ一杯やっておくんなさい、まぁ、あっし等の世代にゃ件の女歌謡士は天女のごとき御方で御座いやしたが…、人ってなぁ落ちるときゃ、とことん落ちるもんで御座いやすな

おい、おい、蕎麦屋ッ、脇から口を出して、今は取調べ中なのが判らんかい、兎に角、虚無僧天蓋を取れ。

　同心「万七ッ、何をぼんやりしておるか！！」

　万七「清吉、お前えがやれ、万七様は蕎麦を食うのが先だ」

　清吉「はいはい、やりゃあ好いんでしょう。」十手をチラつかせる。

　同心「清吉ッ、それッ、かかれーッ」

>>472
男と女の床入りに、明後日を前借りするもんじゃあありんせん…
ましてや唐ものなど、わつちは怖くて
ここやまとの国には、肥後芋茎というものがありんす
旦那も一度、お試しなんせ

大番頭「旦那様、朝鮮人参を少し値上げして売りとう御座いますが・・」

権座衛門「少しでなく、毎日一割ずつ値を上げなさい、悪い風邪が秋にかけて流行るからね」

大番頭「旦那様、私等にとっては福の風で、・・・」

権座衛門「馬鹿だね、お前ェさんは嬉しそうな顔、するんじゃないよ」

大番頭「印振る園座の御陰で、又、土蔵の千両箱がうず高く、へへへ」

権座衛門「所でお前、使用人の分際で此の頃、ちと遊びが過ぎるんじゃあ無いかい」

大番頭「げッ、いえ〜そのう〜〜〜、」

権座衛門「いいから、懐の巾着をお出しッ！！内は白鼠を飼うほど余裕は無いんだからね」

権座衛門「ええい、貸しなさいッ！・・・・こここ、これはァ南僚やら小粒がざくざくと」

大番頭「そそ・・・それは、そのう〜〜〜」

権座衛門「縄付きを出したら暖簾に瑕がつくし、はあてどうしたものやら？」

そんな事よりも、拙者の逸物を見て下され、こいつをどう思う？

権座衛門「・・ふーこれは、これは！何ともお見事な、若しお武家様、親譲りで御座いますか？」


　　　　

>>480
やらないか

権座衛門「四百八十様、貴方様には、此れがお似合いかと・・・へえへえ、陰萎丸と申して飲めばたちまちぐんにゃりと」

取り敢えず飛脚屋元締めの召し放ちを致さねばなるまい。

ぶぶぶッ無礼なッ！！ワシをなな何と心得る、ももも元締めの座は死んでも明け渡さぬわ

>>483
鳩山新御老中首座様でございやすか？
先般の入り札で長い外様生活から初めて譜代へなられおめでとうございやす。
とにかく、あっしら町方の生活を少しでも良い物にしておくんなさいませ、
御老中首座様、期待してやすぜ！

うううう、お役御免の上意が、何時来るかと、枕を高くして寝る事も適わず

>>485
相分かった。その方らの意思、確かに頂戴致した。
>>486
御役御免は時間の問題。左様心得よ。

ううーん、くぅぅー重ね重ね憎ッきは、若年寄りの鶴井藩三万石、藩主の史頭香之守殿じゃ

大勢、我に利あらずかああ、ショボーン。

いいや、待て待て、良い考えが浮かんだぞよ、配下の飛脚共を全て動員して目安箱に
留任嘆願書を投げ込ませると言うのはどうじゃ？

今、何時じゃ？
へえ、昼九つに間も無くの頃合いかと

そろそろ、袷の季節だない、おい寅よ、手前ぇ何時まで浴衣掛けなんだよ。

寅・・「七つ屋から出してこねえと、朝晩が涼しくてよ、江戸っ子だい」

熊・・「貧乏たらしくて、何が江戸っ子だい」

>>489
やいやいやい、てめえこの野郎！！
俺っちら庶民は貧しいながらも一生懸命生きてるのによう、てめぇばかり
私腹を肥やしやがって！！
江戸っ子ばかりじゃねえ、日の本中の諸国・諸藩の民らも皆怒ってんだよ！

うはははッ、ゲホゲホ、ふううーむーッ、寄るな寄るなァーッ！！

悪りい風邪引いちまった、げほほほのげほげほ、

皆が、風邪引きで、子供達もあらかた来ないので、臨時休みの札でも張り出すので御座る

これは、聊か値が張りますなあ、狸練座と申す南蛮渡来のお薬でな、効き目だけは保証しますぞ

俸禄が又切り下げじゃ、家族が食べる分を削っても馬に食べさせないと

長男　「お父上、朝餉は未だですか」

次男　「お母上、聊かひもじく成ったのですが」

母御　「馬が先です、堪えなさい」

飼い馬　「ヒヒーン、ヒヒーン」

おう、雨が降って参った、此の商家の軒先で雨宿りと致すか・・・

「ひたすら意味なく書くスレ」ではなく「会話するスレ」にした方がよかろう

aAPRsStg殿が立てたものであるからによって、このまま壱千まで参られよ。

次回は評定所にて三奉行相計って上様の御裁可を待つのが宜しいのでは・・？

無念じゃ。
某、遂に公儀よりお役御免を申し付けられた、無念じゃ。

目安箱え留任嘆願書を大量に投げ込んだと、承って居たが、然し飛脚屋の番頭・手代共も情けない奴ばかりじゃの

これからは、通行手形が要らねって本当のこってすかい。

無知蒙昧の輩が道中手形も持たずに関所をまかり通るとは許せぬ。

見せしめに磔の刑に二三人してしまえ。

「へい、へい、済みませんが、ちょいと此れで良しなに・・」

役人「・・ん？、右の袂が急に重くなった、ふむふむ、エヘン貴様は宜しい、通り抜け許す」

Oh、私モ通シテクダサーイ

>>503殿
まだ先の話でございますぞ、旅の方。
それにのぅ、通行手形がなくなれば便利になるだけでなく舟などを営んでおる
者達も商売にならなくなり、年老いた者ら、交通弱者と世間では言われる者たち
にとっては決して恵まれたこととは言えぬ面もあるのじゃ。
お上は「通行手形不要化」「童褒美」「百姓の勘定面での補償」などを公儀御政道改革の
目玉に挙げておるが果て必ずしも良きものかどうか。
おっと、これは失礼致した。少々じじぃが喋りすぎてしもうた。
では達者でのう、若いの。

>>507
へー、今のお江戸の御政道は、えらいややこしいことになっとりまんねんな
まぁわしら上方の人間には縁の無い話でおま

五百八は　そう思うか

磔の刑は取り止めじゃ、どうもあの爺の顔が天下の副将軍に似て居るわ

「おいおい、其処の鳥追い姿の女、ちと顔上げい、わッ、反っ歯にギョロ目うーむ

通って良いぞ、昼餉が不味くなりそうじゃ、」

「あー次ッ、これは又、水も滴る若衆姿、生国と姓名は、？入呈視ーだから停められる謂われは無いだと、

上方は大阪の京本と申すか、ふむ、池面じゃのう、通れ」

関所役人も役目を頑張っておるのう、大儀である。
某は今日航空中からくり駕籠の件や羽田、成田の空中宿場の件で忙しい故に陸路の
高速街道無料化の件までどうも手を中々付けられぬ。
その上無料化は一部町人らの反対もあると聞くし我が幕閣らのまとめた磨弐笛須都と町人らの間でやや亀裂もあるようじゃ。
されど先般の衆議評定入札の時「磨弐笛須都」に書いた以上はせねばならぬと御老中首座様も
言われておられるし外様自民からは批判されるはで頭が痛いわ。

>>513
御奉行、それ以上は上様の故人上納金の話にまで触れねばならなくなりますぞ
程々に成されませ…

道中奉行所も大変だろうが、ひかふき公司も大変なようだな

我らは辞めれば元の貧乏暮らしに戻るだけだが、ひかふきの隠居達は

永年下げ渡し金があるとか、なんとか

>>514
如何にも。その方の言うこと誠に理にかのうておる。
道中奉行は少し口を慎むがよい。

調役の一同の者、本日は此れまでと致す、大木戸を閉めよ。


其の方達袂が大分下がって居るようだな、大分見逃し料を溜め込んでるな、
有るだけ此処に出されよ、？？？なんじゃ？？鐚銭ばかりでないか、明日からは
一分出したもの以外は通す事罷り成らぬ、相判ったか。

上席殿、拙者に亜居出亜が有りますが、是非お聞きどけ願わしく・・

「何じゃ、申してみよ」

関所前にえすえーを設けられては、・如何と・・出す食事は通常の
倍の値段でなあに待ち草臥れた旅人達が争って食する事間違い御座らぬ
但し厠は無料としても、茶代・食事代でガッポガッポと・・

「えすえーとは何じゃ」
左ー備素江利亜のことで御座りまする。

「そりゃ又面白き案じゃ、店長はワシの家内が良いかな、共働きと致そう」

「開設の際は是非にそれがしの奥を補佐係に、下役の妻女全てを給仕に使えば手間賃が只になります。」

上席「お主も悪よのう、ふふふ」

>>519-520
控えよ
上様より仕分けの御役目を仰せつかって参った、心して聞くがよい

廃止じゃ!!

「そッそッ、それは誠に御座りますか、ははは廃止とは、余りにも酷でござる。

聞くところに拠れば御目付殿は勘定奉行主計掛の意で選ばれしお方とか」

「入り鉄砲・出女の看視は何方がなさいますので？ははあ、天下りが参る訳でなる程」

それはそうと各々方、御老中首座のお唱えになる「友愛」と言うのは一体どういった
意味でござるか。どうも、某には不思議な念仏のように聞こえてならぬのだが。

>>523
何とそのほう、今の今まで知らずにおったと申すか
ゴホン、さすれば、この儂が教えてしんぜよう

何でもユーアイ、とはの、メリケンの言葉で、そなたとそれがし、と言う意味での
即ち、御老中と御内儀、お二人は人もうらやむ良きめおと…
と、このように読み取る寸法じゃ

されど…あの御内儀は大層変わり者との評判じゃが…さて

儂の｢公儀絵双紙茶屋｣は廃止せんでくれ。

ふふふむふむ、其の方は後の黙阿彌と呼ばれる者では無いか、今は何の世過ぎで賄いを致して居るのじゃ

芝居小屋で座付き待遇で脚本などを少々書いております。

>>525
尾羽打ち枯らしたこのご時世に
公儀絵双紙なんぞに情けをかけるほど
わしは酔狂ではない

野州無宿、通りすがりの旅ガラス…

不躾ながらちぃと物をたずねやすが、この巣列度には、いってぇ何人くれぇ住人さんが居なさるんで？
見たところ、二人、いや三人…はたまた、独り…
随分とお寂しい巣列度じゃござんせんか

いやいや、こいつは失礼、あっしには関わりのry

「おい、其処の三度傘、ちょいと待ちねえ、吟味してくれるわ、野州無宿は、其の方の名は何と申す」

「ちぇつ、お役人が居たとは。ぶるぶる・・物言えば唇寒しとはこのこったい」

「痛くねえ腹を探られるのも業腹だ、此処は尻に帆かけてスタコラサッサ」

>>531
人相風体、あっしと瓜二つ
おまけに、役人嫌いまで同じとくれば、さても面妖な…

それはそれ、ここは逃げるが得策
御免なすって

>>532
「そ、そ、その口に咥えてるしゃもじは何なんでえ、えッ只の癖ってもんで、うわおッ

おおお前が噂の飯次郎かああ」

>>533
お控えなすって
早速のお控えありがとさんにござんす
２ちゃん巣列度借り受けましての御仁義、失礼さんにござんす
これよりあげやす言葉の後先、間違ぇやしたら御免なすって…

と、関八州の役人がそこまで追って来るとなりゃ、渡世の仁義もろくに切れやしねぇ

如何にも、手前は人呼んで飯次郎…そう言うお前様は、何処のどちらさんでござんしょう？

「住み慣れた江戸を離れて早五年、しがねえ旅がらすでござんす、
八州様が追ってなさるは、此のあっしでしょう、

名乗るほどの者じゃああ、ござんせん。

急ぎ旅の凶状持ちゆえ是にて失礼つかまりやす。
飯次郎の兄い、何処か旅の空の下でお会いすることもありやしょう。

御免なすって・・」

当スレはきっと天領か旗本領の飛び地であろうな
でなければこうまで渡世人が巾を利かせておることもなかろうて

オツ、こりゃぁ、染め抜いた紋所に大吉と・・・？恐れながら・花山の旦那では・・

如何にも左様だが、おい！おからを食わせる店は知らんか

ふむ、自演でごぜぇやすか…
やはりこの巣列度には、お一方しかいらっしゃらぬようで
時代劇板渡世も、随分と寂しくなったもんでございやすね


いやいや、要らぬ詮索でござんした
あっしには、関わりのねぇことでござんす
御免なすって…


♪どーこかでーだーれかがーきっーとまってー♪

「何やら、さえずりの声が聞こえる。♪どーこかで・・・♪とか

師走を向かえ長閑な事であるのう、聊か自棄のやんぱち風に聞こえるが」

師走　支払い　すす払い　はすっぱ女の素っ裸
どのスレもさしすせそしか見当たらぬお寒い時世に相成ったのお

「殿、暮れも押し詰まりました、甚だ拙いですが、一句詠みましたれば
座興まで・・鮟鱇の湯気暖かき師走かな・・如何なもので、ははッ」

御門之守「ふむ、余にしてみれば、そちの考えが手に取るように判る
　　　　　鍋で一杯飲りたいとの願望がその様な句になったのであろう」

三太夫「御賢察、恐れ入りまして御座りまする」

御門之守「わしも、一句浮かんだぞよ・・雪隠や濡れし袴で殿の前・・左様
　　　　　三太夫！お前の事じゃ、この馬鹿者が！下りおろう」

御前様、三太夫如きを御相手に雑俳のお稽古ですか！ー偶には志村様の所でも参りなされませ
無聊を託って御出でですよ。

ーうむ、勝手に何時も押しかけて参ってたらふく飲まれるからな、偶には此方から
　参ると致すかー

楓の方ー何でも噂によると、吝い御殿様らしく、居留守を使うとの事で・・

ー何、裏口から参ろうぞ、居留守もへったくれもあるまい。

待て待て、何奴！！胡乱な奴め、ここッこれは赤井様、何故に裏口から？？？

黙れ、下衆ども。
わしは今や帝をも上回る権力じゃ、ファハハハハハッ。

殿、満つれば欠くるが世の慣わしで御座いまするぞ！
心して政り事に当られませ。

首座「うーるしゃいッ、かれこれ申すな」

志「・おお、赤井殿よう参られた。雪合戦など、如何じゃ？」

御門之守「上屋敷の者共全員で対抗いたす、其れでよいならば」

志「全員総動員で参るか、遅れをとっては武門の恥！！志村家　家中の者ッ
　　遅れを取るでないぞ、下知の合図は法螺貝を鳴らせ〜〜ッ」


ブオーッ　　ブオーッ。

法螺貝の音…

市井のド真ん中で、お武家様同士さても大仰なお戯れですかい

何処もかしこも景気の悪いこの年の瀬に、何とも呑気なお話でごぜぇやすね…

いやいや、野州無宿、通りすがりの旅ガラス
あっしは関わりのねぇことでござんす
御免なすって…

やーい、待て待て、確か貴様は、焼津の半次だな、

花山なる素浪人を探して江戸に入り込んだな！！

捕縛してくれるわ。


町方同心「おーっといけねえよ、この江戸市中は町奉行所が仕切ってるんですぜい」

そんな詰らぬ縄張り意識を振り回す暇があったら捕縛の手伝いをしたらどうじゃ

金にならん事で疲れておられん、

八州取締役　「ふん、八丁堀もたるんでるな、御奉行殿も大変だな、半次待てーいッ」

ブッ!!(しゃもじが突き立つ)

八州のお役人様、とんだ人ちげぇをなすっておいでで
あっしは半次なんて名前じゃあござんせん
猫やら蜘蛛やらが苦手な御仁らとは一切関わりのないこと
あっしには関わりのねぇことでござんす…

ではあっしはこれで、御免なすって

♪どーこかでーだーれかがーきっーとまぁってーいてーくれるー♪

仕舞った〜半次では無かったか、しゃもじで叩かれで髷が乱れてしまった。

然しあの唄は・・・紋次郎のてーまでは御座らぬか、うーん、判らなくなった

なれねえ事するから、見ねえ頭に瘤が出てやがらァ、然し杓文字の飯次郎とか
中々見事な技だったなあ。

何とッ、拙者を愚弄致すか、くーッ　手は見せんぞ！！。

八丁堀と八州がァ〜〜てーへんだ。

てーへんだ、てーへんだ。
御老中首座様が鳩かふえとか言う武魯具やついつたーとかいう町人参加型の
高札場を新春と共にお作りになられたとか。

>>伍百伍拾八殿
メリケンとはぎくしゃくするし、清には首根っこ捉まれてるし、御老中首座自身の
金の件もあるし、公儀に最初は期待した町方からも不満の声、多数。
町方の不満を静める為にもとりあえずその高札場で茶を濁そうってわけかねえ。

>>559
無礼者。その方のような者にはそれがしの唱える「友愛」など分からぬであろう。

兎にも角にも、今年の夏の陣で勝利する事が大事じゃッ！！

者共、総力戦を覚悟なされよ。　働きのめでたき者は老中入れ替えの時に

褒章として老中列座に加わる事になるであろう。

勘定奉行「んーんッ、ワシはもう疲れた、隠居届けを出して来る。」

公儀諸侯溜り部屋「ガヤガヤ、ヒソヒソ」

老中首座「むー、やむを得まいのう、後任はえーと？？」

野州無宿、通りすがりの旅ガラス

巷じゃ年も明けたようで、おめでてぇことでござんすね

あっしには関わりのねぇこって、
関わりのねぇことでござんすが…
こたびの悪世巣規制とやらには、ほとほと参りやした
二ちゃんねるまでが、あっしのような無宿人には住みづらくなっちまったようで
このまま流れ流れて、さてもさても一体何処に流れつくんでやしょうねぇ
おっと、あっしとしたことが愚痴なんぞを垂れるとは
年のせいか少々焼きがまわって来たようでござんす


御免なすって

拙者、伊藤マスノスケにござる。
弱きを助け、強きをくじく、人呼んでキングサーモン。

　こりゃ、三太夫ちと側に寄れ、瓦版によると江打野殿が老中に上がられたそうじゃ

取り潰しに仕分けの辣腕を奮うそうじゃ。菓子箱に幾らか入れてお祝いに行って参れ。

科奈打のばんくーばーなる地で開かれておる世界五輪武術大会では我が邦も
すぴいどすけいとなる物で銀の褒美と銅の褒美を頂戴したそうじゃ。
今大会でもいずれ近きうちに金の褒美も我が邦から何者かが必ずや貰えることじゃろう。

晩食う婆がなんだって？そんな呑気なこと言っちゃおらんないよ！
こちとら黒船の騒ぎで商い止めくらっておまんまの食い上げさ
猿若町やら吉原だって閑古鳥が泣いてらぁ
俺っちも留吉の口利きで明日っから品川で人足よ
お上が台場に砲台をこしらえるんだってさ

開国シテクダサイヨ〜、ネェ〜イイデショ〜ヘルモンジャナシ〜