剣劇人の必殺批判は松坊主の一言に集約されている
「晴らせぬ恨みを晴らす、立派な大義名分でんなぁ」
自分達は悪だとかなんだ言いながらも、結局は大義名分をつくって正当化してる
剣劇人も世界観は必殺と共通だと思う。
結局悪い奴の一人勝ちの世の中は変わらないから、それに対するテロとしての道化芝居。
他のシリーズの「殺し」と同じ刹那的なもの。
あの世界観自体が「勧善懲悪」(この言葉もいい加減むずがゆい)な訳ではない。
>>403 当時のスタッフ談をTVで観てたけど
剣劇人は必殺シリーズが一旦終る事が決定して、最後だからスタッフが本来やりたかった事を
好きにやらせてもらいますと放映前に公言して、最後の打ち上げ花火として楽しんで作られたのよ。
最初から全話数も公表してね。
今だと全何話って公表するのはあたり前になっちゃったけど
バブル時代というのが一番の原因だしね
仕事人の「裏の裏のそのまた裏にはなにがあるのか?」
仕事人左門の娘・美鈴が狙う相手一味に誘拐されてしまうが
左門は「俺がこういう仕事についたときから家族がどうなるかはわかっていたことだ」と
娘のことは見捨てていいと言う。
同じく左門の娘は見捨てると言う主水に対し、秀が「おめぇそれでも人間か?」
主水「人間じゃねぇや、人間じゃねぇからこんな仕事をしてるんだ」
↑こんなやりとりをする主人公は勧善懲悪時代劇なんかじゃねえ
必殺では結果的にうまく事が収まったってなるのが多いが
主水らはけっこう被害者や仲間を見捨ててるよな。
もし正義の味方なら、どんな困難な場合でも助けようとするが
仕事人はそうはしないで見捨てる。
>>376 その仕事人の善人化にスタッフも悩んでいたのかもね
一般視聴者は仕事人達の(初期の殺し屋たちと比較した場合の)
ちょい悪程度の感じが気に入っていたのだろうけど
正直仕事人Wの時点で手詰まり状態だったのじゃないかな
だから仕切人ではストーリーのトンデモ化に走り、Xではそれを継続しつつ
メンバーを替えたりしたのでは?
それでもダメだから激闘編では原点回帰と銘打ってハード路線に
戻ろうとしたのだろうし
でもそれも一般視聴者には受け入れられなかったし
思えば剣劇人ってホント踏絵みたいな作品だな
後期ヲタでも剣劇人だけは嫌いという人もいるし
剣劇人は工藤夕貴が生理的に受け付けない
嫌いなキャラは一貫してる
工藤夕貴に順之助にスキゾー
ああいうギャーギャーうるさい野次馬的なノーテンキキャラが嫌い
剣劇人大好きですが!
>>412 むしろ固定概念にはまらない初期オタにうけた作品だ<剣劇人
必殺は初期作品のファンだが剣劇人は好きじゃない
むしろ金を取ることが形骸化した後期に対する皮肉だからな。>剣劇人
半端に悪ぶって実質正義の味方だったらこっちのほうがいいじゃん、みたいな。
>>417 >むしろ金を取ることが形骸化した後期に対する皮肉だからな。
そんな事を言うと、仕事人が金を受け取るのはあくまでも自分を戒めるため、とか
仕事人は正義の味方じゃない!と主張しまくっている仕事人ヲタが怒りますよw
まぁ殺し屋を善人にしすぎても、悪党にしすぎても一般視聴者にそっぽ向かれた
スタッフの最後っ屁だったのだろうな、剣劇人は。
前期すき、後期嫌い(特に仕切人)
だが、剣劇人は大好き
421 :
名乗る程の者ではござらん:2007/07/17(火) 21:46:00 ID:cFAzt2RP
>>419 あんたの言ってる事が形骸化って事じゃないのか
前にも書いたけど、前期的に後期をやったら
剣劇人って事なんじゃない?試みは買うし、嫌いじゃないが
傑作か、あるいは人に薦められるか、というと違う。
関西発でお笑いとかパロディやっちゃうと何かかたよるんだよね。
剣劇人はスリーメン&ベビー(スリーメン&リトルレディ)のパクリだ
「斬り抜ける」の近藤正臣はかっこよかった
P.S.元気です、俊平
後期ブームの頃の視聴者は、仕事人をある種の偽悪者として受け入れていたんじゃないの
偽悪者ってなんだよ?
後期を語る上で激闘編と剣劇人は避けては通れない作品だと思う
なぜあの時この作品をスタッフは制作しようと思ったのか?
考えると色々興味深い
>>427 根は善人なのに悪党のふりをしている人とか?
まぁツンデレのことではないな
新仕置人第1話
主水を殺しに来た仕置人達を鉄らは返り討ちにし皆殺しにするが
鉄らは、虎の会で主水を競り落として殺しに来ただけの悪人ではない連中を殺した。
しかも虎の会の掟を裏切って。
>>429 子犬が母犬の仇を討ってほしいと依頼した
>>427 前期信者の連中が書いた
後期叩き本(もちろん非オフィシャル)に出てきた言葉。
偽悪者ねえ。
後期でも結局は足がついてしまえば指名手配されてたりしてた。
悪党のふりっていうか世の中においては事実犯罪者なんだけどな。
>>431が書いてるその前期信者連中にとっての後期仕事人ってのは
つまりはただのかっこつけで悪ぶってる不良中学生みたいなもんってことか。
その本書いた前期信者が理想とする前期的アウトローってのが、
それこそ「悪ぶってるけど本当はいい奴な不良」レベルなのだから恥ずかしいのだが。
作品ごとの微妙な世界観の違いを無視して、
仕掛人の音羽屋や仕事屋おせいまで偽善者呼ばわりしてたしw
仕事人は善意で他人の為に犯罪を犯す連中だから偽悪者
何しろ安い銭で(ry それも自分自身を戒めるため(ry
>>433 >「悪ぶってるけど本当はいい奴な不良」
俺には後期仕事人こそそういう連中に思えて仕方がなかったのだけど。
法の裏で人殺しして発覚したら手配書を張られてお尋ね者になって江戸から逃げる仕事人が
勧善懲悪だとどうして言う人がいるんだろう?
ちゃんと見てれば必殺は勧善懲悪時代劇とは違うのはわかるのに
437 :
釈迦厨:2007/07/19(木) 20:52:27 ID:???
いい奴だったのが挫折して悪に走ったが正しいんじゃないだろか?
体制=悪と思っている人には、反体制な仕事人が善に思えるんじゃなかろうか
まして初期の殺し屋たちに比べれば善人化した仕事人ですもの
仕事人自体は特に反体制なわけでもないだろ。
勧善懲悪の代表が、黄門や越前や暴れん坊で
あまりにも体制過ぎるだけでw
まあ、いわゆる武士道とかなんとか、江戸時代の体制が
幕府に都合よく作られた不条理だらけってことは明白なわけで。
水戸黄門や暴れん坊将軍みたいな、いわゆる体制型「勧善懲悪」時代劇は、
正義をふりかざす大義名分がある反面、自分も体制側だから、
不条理を生む体制のシステムを根本的に否定することはできない。
体制の悪を、体制を度外視して制裁するのは、必殺のような
アウトロー時代劇でしかやりにくい。
あるいは、刀舟先生みたいに非常識な強さで庶民派に徹するか。
てゆうか刀舟先生も、権力悪を好き放題に斬って罪にならないのかという点を
あえてスルーしてるだけで、実質アウトロー時代劇だよなw
まあ頼み両貰えば上は公方様から場末のチンピラまで全て仕留めるのが必殺。
なんだかんだいってチーム内での裏切りがご法度なのも必殺
はらせぬ怨みを晴らすという大層な大義名分を掲げてるのも必殺
遊び半分に世直しするのは剣劇人
正義の味方=みつかったら尊敬される
必殺=みつかったら、獄門なのでドキドキ物。
とりあえず、自分の子供に「主水みたいになれ!」とは言えんな。
「鉄みたいに生きろ!」とも言えん。
「田中様みたいにはなるなよ」とは言える
「あんた!勧善懲悪をどう思う?」 完
勧善懲悪じゃないと感情移入できないし放送できないとか
馬鹿な論理のやつを某スレで見た
448 :
名乗る程の者ではござらん:2007/12/09(日) 02:47:06 ID:Zc2P2MTV
ぜ
ん
こ
ん
を
ほ
ど
こ
す
ひ
451 :
名乗る程の者ではござらん:2008/04/04(金) 02:52:51 ID:iInAyuVu
age(^з^)/チュッ
452 :
名乗る程の者ではござらん:2008/04/06(日) 00:08:46 ID:AfnEn36Z
ニコ厨来るんじゃねえ
糞が
主水みたいに過ごしてたらかなり老け込んでしまった。関係ないとは思うんだけど
>>51と
>>83に禿同
よく考えたら「単に金が欲しい人殺し」だったら外道仕事人やリアル殺し屋みたいに
権力者側や金持ちの悪人を顧客にした方がよっぽど得になるしな
俺は単純に『必殺』は「狭義で言えば勧善懲悪などでは無い」が「広義で言えば勧善懲悪の部類に入る」
だと考えている