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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
ここで講義を再開しましょう。
「一筆啓上魔性が見えた」
オープニングは初期らしい血糊飛び散る壮烈なジェノサイドシーン、
現場を通りかかった市松が、文字どおり死人から依頼を受ける形で物語が
スタート。
畜生働きの盗賊ネタ、悪女の登場等、鬼平犯科帳を想起させるような話でもあり、
市松と悪女の関係は仕掛人梅安風、かなり池波ワールドを意識した創りとなっている
おなじみ岸田森氏、日活の体当たり女優中川梨絵嬢とゲストスターは申し分無い濃さ
ながら、ややテンポが悪い演出が惜しまれる。
つまり、安倍ちゃんが池波ワールドを意識したあまりか、
この「ホン」は「見せる」より「読む」に適した世界になってしまっているのである。
僕がディレクションしていたら、即答で「NO」だったかも。