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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
「過去ありて候」
大吉に自身の墓石製作依頼が…ここには彼の暗い過去が絡んでいたのであった。
大吉暗殺計画とでも称すべき「ウルトラセブン」の「セブン暗殺計画」に相当するエピ
であり、あっさりしたラストにかえって余韻が深いものがある。
大吉がかっての元締惣兵衛を仕留めるにあたって縛りつけて身動き出来なくする
のは「十字架にかけられたセブン」を十分に意識したものである。
敵役に惣兵衛役に幻妖斉こと天津敏、殺し屋亥之吉役に若き日の石橋蓮司といったメンツ
の凄味・存在感も強力であり、(いわば彼らがガッツ星人の役割である)
これでお浜役が菱見百合子嬢であれば言う事無しだったのだが…
おみつ役で前番組「助け人走る」から連続出演していた佐野厚子嬢も今回をもって降板しているが、この役柄は「セブン暗殺計画(前編)」で殉職したカプセル怪獣ウィンダムに
相当するものである。実に見事な本歌取りと言わざるを得ないものがある。
(しかし、この知障のおみつ、第1話で半次、第2話で主水との関係を示唆するシーン
があるが、大吉の身をあんじて石屋を訪問したがために落命するという今回の展開を
見ると、彼氏とも関係していたのか?、つまりサセ子ちゃん?)
疵としては、撮影とオンエアが逆になってしまったのか、前話「切なくて候」で
半次の故郷府中へ同道している大吉が半次の出生地を問うシーンがあること。
連続したオンエアだけにこれはまずい。
本作を見た殺ヲタ兼特撮ヲタが「シュワッチング!!」とか奇声を上げながら、
夜の巷に飛び出さないかという一点のみが懸念されるところではある。
このような輩に対し私は言いたい、「お前はまいっちんぐマチコの出来損ないか」と・・