【名作】必殺からくり人【名作】其の弐

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27ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
必殺からくり人富嶽百景殺し旅 第10話「隅田川関屋の里」
馬の疾走に始まるホワイトホースを巡る謎めいた物語であり、
舞台は相州流山という首都圏のわりにはローカル色が強く出たエピだ。
うさぎは勿論のこと、宇蔵や鈴平との会話を見ても、
やっと唐十郎がからくり人一行に馴染んで来たようである。
作品そのものの出来は、後期の非主水シリーズにあってもおかしくないような、
いかにも松野監督らしい特筆すべき点が皆無の凡作、この意味では単細胞な後期ファン
には最適かもしれぬ。
しかし、「新からくり人」の広重と同様に、たまには北斎(娘のお栄でもいい)を語り部
として起用する話があった方が興趣が盛り上がっただろうに残念、
第一話で見せた小沢栄太郎と吉田日出子の力演(怪演?)が全く生きて来ないのである。
「ワンコと幼女キター、キター!」と興奮状態の殺ヲタ、「もう死んでいいよ」としか
言いようがないものがある。