【辰ぁん】必殺 商売人【目玉】

このエントリーをはてなブックマークに追加
230ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
>必殺関係の本にものって
>たがある程度、社会経験のある大人むけのドラマとして作った作品で毎回二転、
>三転するストーリー展開がすごいと思う。
実物を見て、基本書の記述が誤っているのがわからないのだろうか?
先の展開が読める話ばかりで、この点は評価するに値しない。
おせい&新次に顕著なように、殺し屋が正義の味方キャラ化してゆく後の仕事人シリーズ
の先駆けをなす作品(駄作)と見るのが正しい。
主水シリーズは、通常、商売人までを前期とするようだが、前作の鉄の死と松の廃人化は、ハード路線の前期終了を意味するものであったと理解した方が妥当である。

「江戸プロフェッショナル 必殺商売人」第19話「親にないしょの片道切符」
「どですかでん」でおなじみ頭師佳孝が、海外に対する憧れゆえ悪人による陥穽に
はまってしまう若者(大店の総領息子)を好演した鎖国ネタという異色の一編。
北方へのロシア船来襲、「仕留人」前夜という風なエピである。
(すると、明らかに時系列がおかしいわけだが)
ストーリーは、主水と正八の掛け合いを主として進行してゆき、おせい&新次は完全に脇
である。ラストの締めも主水と正八が担当するが、BGMに前作「新仕置人」のBGM
「昼下りの中村家」でも流して欲しいようなマターリした気分のものであった。
「求めよ、さらば与えられん」、なぜかバイブルの言葉を復唱する尼にも笑える。