必殺シリーズ総合57 偽善大往生

このエントリーをはてなブックマークに追加
311ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
テレビ埼玉「新必殺仕置人」第41回(最終回)「解散無用」を見た。
松の奈落での狙撃、続く捕縛という最終回らしいスリリングな出だし、
全体を通して見れば、BGM流用という事だけではなく、
この番組が「必殺仕置人」の後日談だったのだと再認識出来得るハードで見応えある
仕上がりではあるが、下記のような多くの疑問点が目に付く最終回でもある。
(1)松とおていがデキていたという設定は、番組後半では、おていの出番が
少なかったこともあり、何の伏線も無く、やはり無理有り過ぎである。
(2)番組のメイド枠とはいえ、虎があっさりと殺されてしまうのも、
番組前半で見せた虎の殺しの腕前を思うと、不自然かつ物足りないものがある。
(3)エンタメとしては、鉄&松最後の殺しを見せることを優先したのはわかるが、
生ける屍と化した松を形式的に殺しに参加させること、火傷で灰化(?)したような
手による鉄の仕置、いずれも、あまりにも無理有り過ぎである。
(松の腕前もあって狙撃による仕置が成功して来たと考えると、松の意思が働かない今回のケースは、過去の松の仕置を否定するものだと見られてしまう恐れもあるやに思う)
ここは自然な展開は、主水の剣法による皆殺しであろう。
せめて主水がターゲットの動きを止め、鉄や松(?)の仕置アシストをする形が妥当で
ある。
312名乗る程の者ではござらん:2005/06/27(月) 21:02:06 ID:???
>>311
今更な解説ありがとうございます。
明日から『商売人』ですね。
過去の書き込みからして
先生は初見でしょ?
切れ味鋭い講義に期待しています。
313ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :2005/06/27(月) 21:19:15 ID:zcOIIUzV
妙な固定観念に囚われず、普通に見れば下記のような感想になるという例。
この論考には、ほぼ同意である。
ttp://members.jcom.home.ne.jp/n-bellty/text-shioki21.html
314名乗る程の者ではござらん:2005/06/27(月) 22:21:58 ID:???
トラは死神も失い心ここにあらずで
信頼していた腹心にもスキができてしまって刺されたわけだ。
315名乗る程の者ではござらん:2005/06/27(月) 22:37:38 ID:GlhnkmZd
たしかに「新必殺仕置人」=必殺シリーズの最高傑作というフィルターを外し
ピュアな視点で見直せば>>311のような感想になるわな。
この人については賛否両論あるようだが、山田とか「とらの会」とかの呪縛にとらわれず
今までにない切り口で「解散無用」を論評する姿勢は評価に値すると思う。
316名乗る程の者ではござらん:2005/06/27(月) 23:04:05 ID:???
とりえず他の最終回と比べて良いということです。