必殺シリーズ総合56 とめて!たすけて!

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820ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
テレビ埼玉「新必殺仕置人」第32回「阿呆無用」を見た。
冒頭は、天保8年8月14日阿波踊りの晩のアユ密漁を巡る夜の惨劇、
そして物語は3年後の江戸におけるリベンジねたへと、
必殺シリーズにしては珍しく年代がはっきりした物語である。
タイトルバックまで仕置人の登場は無し、その後はヘビーな雰囲気かと思いきや、
しばらくは「新仕置人」らしい軽快なタッチで物語が展開してゆく、
(女買いたさに松の売上をサルベージせんとする鉄には笑えるものがある)
さらには、小島三児扮するガイシャが実はワルだったというドンデン返し、
間に正八と松が娘を見殺しにするという後味が悪いシーンはあるものの、
松による「走れメロス」ネタもあって、再びの阿波踊りの晩、今度は仕置である。
まずまず演出におけるチェンジ・オブ・ペースが巧くいっている作という感がある。
そして、もし本作をリメークすることがあるなら、娘役はあややのような気がする。