必殺シリーズ総合56 とめて!たすけて!

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363ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
専属コテは逃げ出したようだが、昨日の「質草無用」。
もし松の殺しを目撃したおねこを始末しなかったのだとしたら、
(まあ、現実的には番組上無理なわけだが)、シリーズ的には「必殺仕置稼業」第1話の
子供殺しを回避するための苦肉のアイデアを否定することになるわけである。
この点からも、「おねこが何か知っている」と思わせる演出は、ミスディレクション
と見るのが正解。
アホな専属コテに限らず、大部分の殺ヲタがこのミスディレクションにひっかかって
しまっているのが、情け無いというか、おかしくはある。
今回のホンの担当ではないが、必殺シリーズを多く担当した石森史郎は、
脚本家修行時には、物語構成等を体得するため、数多のミステリ小説を濫読したとの
ことである。他にもミステリ読者のライターは多い。
これに対して、2ちゃんねる殺ヲタに関しては、読書習慣が無い者が多く、
ここに、創り手と観る方の歴然とした読解力の差が生じてしまい、
「質草無用」の例に見られるように、創り手の意図が正確に伝わらないということに
なってしまう次第。
殺ヲタに警告しておく、心して生きろと。


テレビ埼玉「新必殺仕置人」第22回「奸計無用」を見た。
冒頭は墓場のシーン、墓中からの早過ぎた埋葬の女救出という昨日に引き続き
怪談風の出だしだが、本筋は「新仕置人」における久々の旅ものだ。
舞台は静岡、偽小判鋳造を巡る一件である。
まず可も無く不可も無くといった出来か。