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ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :
テレビ埼玉「必殺仕舞人」第一話「恨みが呼んでる佐渡おけさ」を見た。
時代区分にこだわれば80年代を代表する非主水ものだが、
「所詮70年代のからくり人(旅編)のまがいものに過ぎない」というのが定評ではある。
しかし本作を見て、京マチ子萌えな2ちゃんねらーが激増したとの話もある。
仕掛人のBGM使用、第一回は工藤栄一のメガホン等、まだ80年代初頭(81年)の
作品ということもあってか、70年代テーストを色濃く残しているのは前期シリーズ
からのファンにも嬉しいところだ。
原泉の安寿様、敵役の戸浦六宏の与力等もばっちり決まっている。
今、面白い時代劇やミステリドラマが出来ないのは、こういう人たちが鬼籍に
入ってしまったことも大きく影響している。
お約束であるクライマックスの殺しのシーンは、京山(京マチ子)と晋松(高橋悦史)が、共通の仇である与力を共同作業的仕置にかけるハンディキャップマッチだが、
後期主水シリーズのような無理した派手さが無く、第一話としては良いのではないか
と思う。