必殺シリーズ総合44 主水、バースになる

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751ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2
必殺からくり人血風編第2話「非道にたてつく紅い刃」を見た。
今も活躍する浅香光代嬢の力演(女郎役)に尽きるかのような一編。
言い換えればそれしか見所が無い作とも言える。
間諜でもあるという土左の二面性と必殺技(銃撃)が明らかになる回であり、
落語「品川心中」ネタ等もあってそれなりに工夫されているが、
工藤栄一監督作品にしては演出のテンポが悪く、見ていてだれる部分がある。
752ミステリ板住人 ◆0FE6khB7i2 :04/06/29 19:30 ID:pf6cGvkG
必殺からくり人血風編第3話「怒りが火を吹く紅い銃口」を見た。
いよいよこの回あたりから土左の間諜としての顔がクローズアップされて来る。
しかし、内容は神代辰巳脚本・工藤栄一監督作品という映画並み(というか映画以上か)
のコンビにしては、緊迫感も無く、不自然過ぎる展開が目立つ駄作である。
工藤作品の魅力である陰翳を強調した演出が抑え気味なのも寂しいものがある。
そもそも武士相手の集団闘争には、中村主水がいないからくり人血風編チームは
不向きである。今日の仕事も土左の飛び道具によるアシストが無ければ成功の確率は
皆無に近い。仕事にゴーサインを出したリーダーであるおりくの神経が疑われるほどだ。
これは「ホン」の責めに帰すべき点であろうかと思う。
芥川隆行のナレーションは「木枯し紋次郎」や「必殺仕置人」等と比較して、
軽快なタッチである。これは史実が絡んで来るため、作品の雰囲気が
重苦しくなり過ぎないようにという演出上の配慮だろうか。
この設定で普通に撮れば、番組全体の雰囲気は仕置人の「罪も憎んで人憎む」
のような作になったかと思う。
しかし、総合スレ、からくり人スレ、実況スレ等のすべてのスレで、
血風編に関しては盛り上がっていないのは残念だ。
オンエアが夏休みだったらと惜しまれる。