必殺シリーズ総合38 悲恋を葬る紅い涙

テレビ埼玉「必殺仕事人」第１３話「矢で狙う標的は仕事人か？」を見た。
弓矢による謎の連続殺人というスリリングな出だし、
中盤までは「敵」の実態が見えない展開のため
全編を通してもサスペンスフルな仕上がりになった一編である。
尾中・松野の平均５０点コンビにしては、まずまずの出来栄え、
珍しく６０点クリアと評価してもいいのではないか。
しかしキッズの仕事人を殺せないのは、やはりテレビの限界かと思う。
東映映画なら間違い無くあぼーんである。
ラストは中村家のコントではなく、おとわと飲み明かすと言っておきながら、
キッズ仕事人に行く末に暗澹たる思いを抱いてか、ひとり闇に消えていく主水。
殺しを目撃する秀と美鈴。
仕事人初期の頃の秀は美鈴を可愛がっていたようだが、後期には関係性が薄い印象がある。
殺し屋という業を自覚し、いたいけな処女とは距離を置くことを自己に課したのだろうか。
番組スポンサーのひとつである東建コーポレーションのCMも藤田まこと。
リアルではこまめに働く主水という感あり（ｗ