必殺シリーズ総合35 利用する奴される奴

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933ミステリ板住人 ◆C2eJJPwS7M
必殺シリーズでもおなじみのライター石森史郎著「シナリオへの道」(映人社・絶版)
を入手、読み始めたがまさに爆笑ものである。
奥付によると初版が昭和60年6月と記されているが、当時はこんな間抜けな本が
シナリオ入門書として出版されていたのかと思うと、なんだかしょーもない気がしない
でもない。
「序・破・急」の説明を初めとして、シナリオ作法を石森作品を実例に挙げて説明して
いるのだが、(自作が良いお手本ってのもなんだかなぁ)今読むとクサイ「ホン」に
しか見えず、しかも本人の自画自賛によるコメント付きのため、
笑うしかない状態になってしまうのだな。
他のライターの悪口言うのは見苦しいといった風なことを書きながら、
自分も本の中で他者への批判を繰り返していたりする点も印象が悪い。
そもそもこの人の「ホン」は、「青春デンデケデケデケ」くらいしか高評価出来るものは
ないけどね。
同じ必殺シリーズ関係のライターである国弘威雄先生の著書「私のシナリオ体験」(映人社)
も読んだが、本書とは異なり、妙な気負いを感じさせず、一流のライターの凄味が文章の端々
から伝わって来るものがあった。
自分は、ことさらに史郎を低く評価する者ではないが、やはり国弘先生と比較すると
横綱と前頭上位くらいの本質的な力量の差を感じてしまう。
これは、史郎のポン大の先輩であり、からくり人のメーンライター早坂暁先生と比較した
場合も同様なことが言えるかと思う。

このスレにいる殺ヲタは、試しに国弘作品「罪も憎んで人憎む」と
史郎作品「念じ技偽説法ざんげ斬り」を比較考察しながら見てみること。
「シナリオへの道」も1度は読んでおくこと。
「絶版で無いんですけんど」と言うものには、次の言葉を贈りたい。
「甘ったれるな!」と。
934名乗る程の者ではござらん:03/10/07 19:54 ID:???
>一流のライターの凄味
沖ファンが到底獲得し得ないものではあるね。
2ちゃんでコテハンに粘着するからだめになるのか、もはや救いようもなくだめだから見苦しいことを延々と続けているのかは定かでないが…。