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ミステリ板住人 ◆C2eJJPwS7M :
必殺シリーズ後期の最大の欠陥、この殺スレではいまだに正面から語られたことは
ないけど、「殺人のエンタメ化」これに尽きる。
仕事屋稼業あたりは、職業的殺人に対する躊躇や恐怖を描いた作品であったわけだけど、
これ以後、主水ものが必殺シリーズの中心になるにつれ、殺人の娯楽化が増して
行くことになる。
いかなる理由があっても(関西風に表現すれば、どんなに銭になろうとも)
殺人をゲームのように描くエンタメは許されないことである。
道徳的な批判は、免れないところである。
この辺が、殺陣は描いても、その本質では、最後まで深奥な人間ドラマに徹した
木枯し紋次郎とは異なるところかと思う。
ドラマ板に必殺スレがある頃から、殺ヲタが様々なトラブルをひきおこしているのも
上記したような後期作品の悪い影響が端的に現れているのだと思う。