必殺シリーズ総合34 飛び入りで勝負

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74ミステリ板住人 ◆C2eJJPwS7M
天下の松竹の表の顔が「男はつらいよ」だったとしたら、
裏の顔は、やはり必殺シリーズだったであろう。
しかし、必殺シリーズのレギュラーは、男はつらいよシリーズに縁が無かった人が多い。
前スレにも書かれているとおり、津坂匡章(秋野太作)氏が、
第1作「男はつらいよ」以下6本に出演しているのは異例とも言える。
他には、仕事人Wの広目屋の玉助こと梅津栄氏が、「寅次郎純情詩集」(76年)
「寅次郎かもめ歌」(80年)「旅と女と寅次郎」(84年)「寅次郎恋愛塾」(85年)
の4本に出演しているのが目を惹く。
コミカルな演技を得意とする秋野氏が、喜劇である男はつらいよシリーズでも活躍したのは
わかる気がするが、梅津氏は特撮ファンにもジャックの「怪獣使いと少年」でおなじみの
とおり、ファミリーピクチャー向きの容貌とは言い難いものがあるからだ。
それなりに軽いタッチの演技を見せていたのはさすがだ。