【帝王】＿暴れん坊将軍�U＿【勇退】

暴れん坊日記
【6:51】起床。隣に女がいる。そういえば昨日は大奥で寝たんだっけ。
【7:16】朝食。財政破綻寸前で俺の朝食は一汁一菜、これが将軍の食い物か。
【8:24】「上様、たまにはきちんとまつりごとをしていただかないと・・・」
　　　　爺の言葉だ。うるせぇ、本当なら将軍になるわけがなかったのに。享保の改革なんてクソくらえ。
【9:49】「上様、目安箱にこんなに投書がありましたぞ」、一枚手に取ってみる。
　　　　「夫が浮気をしているようです。どうすればよろしいでしょうか？」
　　　　知るか、俺は将軍だぞ。みのもんたじゃない。
【10:18】城にいてもつまらない。今日も城下に出かけよう・・・
　　　　抜け道の中で部下の御庭番同士でちちくりあっている。おまえらそういう関係だったのか。
【11:04】とりあえず越前のところに行く。「上様申し訳ありません、ただいま仕事中でして・・・」
　　　　ハァ？毎週のように大事件が起こってるのにホント仕事してるのか？
【11:31】め組に行くことにする。火事がなければ奴らはただの暇人だ。
【12:25】栄五郎が出迎えた。「信さんよく来なさった、酒でも飲みましょう」
　　　　真っ昼間から酒かよ、どうしようもねぇクズだな。
【14:25】栄五郎は酔いつぶれた。邪魔者がいなくなったことだし、こいつの妹と一発やるか。
【14:29】妹の部屋に行くと小頭が股間を押さえて倒れていた。
　　　　どうやら先走っておそったら逆に金的を喰らったらしい。うだつの上がらない奴だ。
【16:41】御庭番がやってきた。「勘定奉行が不正をはたらいてるようです」
　　　　それより女の口からイカ臭いにおいがする。おまえら、あの後いつまでやっていたんだ？
【20:35】勘定奉行の屋敷に行く。何で将軍自ら乗り込んで行かなきゃならないんだ・・・
【20:40】「なにもんだ！貴様！」「世の顔見忘れたか」「はっ、う、上様！」
　　　　部下に顔を覚えられず、しかも不正まで起こされている。泣きたくなる瞬間だ。
【20:45】「成敗！」 自分の手を汚すのはいやだ、俺はやっぱり偽善者なのか・・・
【22:41】就寝。ああ、明日もつらい将軍生活が続く。
　　　　将軍なんてやめたい。紀州に帰ってみかん食べながらこたつで水戸黄門でも見ていたい。