500 :
ミステリ板住人:
>>499 最近のマターリムードな鬼平だね。
鬼平犯科帖も原作の初期や先代松本幸四郎のTVシリーズは、
ハードボイルドタッチで緊迫感漂う作品が多かった。
時代が軟弱化・幼児化し、
ハードな作品を視聴者が受け止められなくなって来てるのかな?
501 :
名乗る程の者ではござらん:02/12/03 12:20 ID:H6ZkvioH
>500
>ハードな作品を視聴者が受け止められなくなって来てるのかな?
これはその通りだと思うよ。
「暴れん坊将軍」なんて最早、学芸会レベルだもん。
この間「大江戸捜査網」見てて、吉原の「中引け」とか「大引け」
「居残り」とか出てたんだけど、そういう昔ながらの風習(って言うのか?)
も最近じゃ理解されないからどんどん薄い話になるんじゃないのかな。
ここらで一発、北方謙三の「日向景一郎」とかをドドーンとTVでやって欲しいね。
あ、笹沢佐保だったら「地獄の辰」とか。でも演じられる役者がいないか・・・
502 :
ミステリ板住人:02/12/03 12:42 ID:0NTl0PJO
「大江戸捜査網」も初期(嵯川哲郎が出てる頃)は結構重厚なムードだったような。
江戸風俗のようなものが忘れられて来て理解されにくくなった来たのは、
落語も同様だね。
「その当時の吉原ってとこじゃあ・・」という具合に名ナレーションで
カバーする方法はありえる。
紋次郎における芥川氏の時代風俗に関するナレーションは、
番組の魅力のひとつとさえなっていたと思う。
誰が悪いわけでなく、時代の流れだからソフト化の方向は仕方無いのかな。
厳しい現実を時代劇の中まで見たくないというか。
北方謙三は、本は結構売れているのに、原作不足に悩んでいるはずのテレビ局は、
どこもあまり手を出さない。やはり時代のニーズから見るとハード過ぎるんでは?
地獄の辰もリメークするなら、原作どおりハードに映像化して欲しいけど・・
「そいつは無理ってもんでござんす」かね。